百匹目の猿現象  宮崎県串間市幸島棲息する猿の一頭がイモを洗って食べるようになり、同行動を取る猿の数が閾値(ワトソンは仮に100匹としている)を超えたときその行動が群れ全体に広がり、さらに場所を隔てた大分県高崎山の猿の群れでも突然この行動が見られるようになったというストーリーであった。このように「ある行動、考えなどが、ある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する」という、実際には存在しない現象を指す。

シェルドレイクの仮説   イギリスの元ケンブリッジ大学フェロー、生物学者のルパート・シェルドレイクがえた仮説である。形態形成場仮説、モルフォジェネティク・フィールド仮説とも言う。この仮説は以下のような内容からなる。あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。形態のみならず、行動パターンも共鳴する。これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。