宇宙パラレルワールドの超しくみ サアラ

自分がこの世界に来た目的は何か

霊的な探求とは、この物理的な次元に転生した自分の意味と目的を解明することから始まる。そのためには、今まで以上に霊的な視点から自分の現実を見つめ、あなたを取り巻く自然界をよく観察し、その中に入って自然を感じることだ。そしてその上に成り立つ人間社会の中で、あなたは何を実現しなければならなかったのかを思い出さなければならない。

   この社会には、分離した状態を経験するために、多くの異なった価値感や概念を持った人々が、多くの分かち合いを必要としている。あなたは今までどのくらい、抵抗なくすべてを分かち合って生きてきただろうか。これから大きく変化せずにはいない社会の中で、私たちは現実的な行動と実践と、行動することで実現化させていく霊性をしっかり学び習得しなければならない。なぜならすでに崩壊寸前の腐敗した社会を変えるのは、ほかでもない私たち一人一人の意識の変化と実行力なのだ。

   自分の感覚を研ぎ澄ませて、常に足の裏に大地とのつながりを感じ、宇宙とのつながりを感じながら現実を直視し、あなたの思い描く理想を実現するために多くの人々と分かち合うことが、この次元を卒業するためのあなたの最後の課題である。

   同時にあなたは、自分自身の肉体をマスターしなければならない。

   今まであなた方は自分の肉体に不都合が生じれば、何かといえば直ぐに病院へ行き、自分の肉体のメンテナンスを医師に任せてきた。痛みが起きると、その苦痛はあなたに警笛を鳴らして危険を知らせる。その苦痛を医師に訴えても、あなたの魂の叫びは彼らには理解してもらえない。そこで自分の身体に意識の焦点を合わせ、じっと耳を澄ませると、今あなたの身体に何が起きていて、何を必要としているかを明確に知らせてくれるのだ。そしてこれも物理的次元の学びである。

   これからは、今までの医学では解明されたことのない「肉体の変容」が始まる。

   その時あなたにどんな苦痛があっても、すべてにおいて霊的に覚醒している医師でない限り、相談して解決できることではないことを覚えておく必要がある。人間の肉体には、未だ眠ったままで使われたことのない驚くべき能力が潜んでいる。その能力が今、目覚める準備を始めているのだ。

   今地球は、宇宙に向けて大きく門戸を開放するときが近づいている。

   それは多くの人々にとってはショックなことであるに違いない。だとしても、地球をこれ以上孤立させておくわけにはいかないのである。これから始まる宇宙における大きなイベントには、宇宙全体が協力し合わなければ、到底通過することができない場面も待ち受けている。そのような状況で宇宙の友人たちは、宇宙の「宝物」である地球を決して一人ぼっちで置き去りにするようなことはしない。彼らは、地球を解放するタイミングを上手く作るように積極的に活動している。

   私たちが彼らの活動に協力するために必要なことは、心を大きく広げることである。

   それには物事への執着を惜しみなく解放し、すべての社会意識にある善悪や優劣などの古い概念を手放し、決して自分や他人を批判したりせず、すべての生命を敬い、すべてを愛するということを、もう一度積極的に知ろうとすることである。宇宙からのサポートはこの星に多くの新しい知恵をもたらし、この地球社会に大きな変化を促さずにはおかない。その時、過去に捉われて執着を手放すことができなければ、必然的に多くの恐怖と不安と葛藤の中に取り残されることになる。そうならないように、すべてを自然の流れに委ねるように努め、自分自身の内なる深い意識と向き合い、生活という現実を変えることを学ぶことである。

   現在の地球は混沌とした状態にあるが、やがてそれは完全に分かれていくことことになる。それは異なった次元のタイムラインを形成する瞬間が同時に存在して、それがある程度影響し合いながらここに存在している状態であり、それぞれのタイムライン上で生きる人々がその中で共存しているからである。しかし早ければ今年の2012年12月に、地球を含む宇宙は、一度セントラルと呼ばれる強烈なフィールドに吸い込まれた後に、再び別次元に現れるだろう。このときに、自分の行なった選択がそれぞれの明確な現実となって現れることになる。

   この地球を離れていく人々がたくさんいるだろう。

   一方で新しい地球にフォーカスし続けた創造的な人々が、進化して変容した肉体をまとってそこに存在し続けるだろう。さて、あなたの選択はどちらのタイムラインなのか。すでに諦めて、自分に今さらできることはないと思うのはまだ早すぎる。なぜなら多くのチャンスが与えられるのはこれからなのだ。しかしチャンスは待っているだけでは手に入れることはできないので、自分から積極的に取りに行く姿勢が必要である。

   こうした意味からも「タイムライン」という概念は、今年のキーワードになる。

   この概念をより深く理解し、さらに実践的に使いこなしていくことで、私たちの意識やその投影である現実は大きく変化することができる。

   うわべだけの「スピリチュアル」、「霊性」が、人の意識に影響を与える時代はもう終わった。それらは現実逃避の一つの手段として、あるいは現実が思い通りにいかないことを正当化する手段としての役割を担い、多くの人々があたかも救われた、あるいは癒されたかのような錯覚を起こすリスクもあった。これらの霊的な展開が人類を救えるわけでもなく、意識革命を起こせるわけでもないことに、すでに多くの人々は気づき始めている。

   すでに論じる時代や考える時代は終わり、地球は今、実践する段階に入っている。私たちはたとえどんな状況にあろうと、物理的肉体を持って、この現実という物理的現象を体験する次元を選んだ以上は、現実にトライしなければならない。そこから離れて空想の世界に生きてはならないのだ。

憎しみと復讐の神 エホバの改心

   地球はこれまで多くの地球外存在たちから色濃く影響を受けてきた。その中のある存在たちがエホバでありヤーヴェであり、リリトであった。リリトについては削除されている可能性が高いが、旧約聖書の「イザヤ書」や、ユダヤ教のタルムードには登場する。そして世界中にこのリリト、あるいはリリスの名にちなんだ名前が残されており、それはリリー、リリペット、リレット、ルル、日本では百合子あるいはユリという名前がそうである。これは本来母系を通して継承される特別な血統を持つ女性につけられた名前であり、シュメール神話にも登場する。

   エホバとヤーヴェは同一神とみられているがそうではない。

   彼らは猛烈なライバル意識を持って、地球における支配権をめぐって競い合ってきた仲である。この件に関しては、多くのキリスト教信者たちの反感をや異議が起きるのは至極当然なことである。しかし私たちは今、「宗教とは何か」ということについて深く考える必要性に迫られている時期にいる。なぜなら「すべての宗教」は至高の神が作ったわけではなく、それを作り出したのは人間でしかないのである。それは人間の目に見えないものに対する恐怖心が、そのような存在に対する畏れのゆえに作り出した妄想の産物であるといえる。

   いずれにしても、人は宗教によって一時的に精神的危機から救われたとしても、それが根底にある問題の解決策を与えてくれるわけではない。宗教上ではエホバやヤーヴェは全知全能の絶対神であって、リリトはそのエホバに背く「夜の妖怪」や「闇の魔女」「悪魔の化身」などと言われている存在である。しかしここで彼らを宗教と切り離して考えると、エホバもリリトも宇宙に存在する単なる地球外生命である。つまり彼らも私たちと同様に宇宙という「空」が持つ多くの可能性に挑み、自らの進化を推し進めている存在であることに変わりはない。

   何よりも、ここで私がこのを話をするのは、エホバ自身からの希望と要請があるからだ。エホバとヤーヴェは地球の支配権をめぐって対立してきたが、ヤーヴェはまず最初にユダヤ教の基となる教えを通して人々を洗脳し、当時のチグリス、ユーフラテス川沿いの肥沃で栄えていた多くの都市を支配しようとした。後からエホバは、そのヤーヴェの民を次々とキリスト教に改宗させて、世界中を支配しようとした。エホバの尋常でない野心にとって宗教的な支配は単なる一つの側面に過ぎず、彼はその後金融の仕組みを作り、エネルギーや食糧、医療などを一つに集中させることで管理し、支配していった。

   彼の力は当然日本にも及んだ。

   古くは平城京の時代から始まり、当時日本には土着民族と純粋なユダヤ民族が共生する社会であったが、一神教へ向けた洗脳はうまく進まなかった。そこでエホバは日本にあった神道を利用することを考えた。当時の神道の神官たちは皆それなりに霊力を備えた審神者(さにわ)であり、そのうちの天皇家に近い人々を選び、本人にもわからないように洗脳が行なわれた。洗脳は、神々の中に「天照」(アマテラス)という称号が作られ、それを絶対神的な概念に近いものとして祭ることで行なわれた。

   このようにしてエホバは中央集権的な権力を築きあげたが、それに気づいて対抗する霊力の強い人々や、日本を守ろうとするロゴスたちの影響があった。その後エホバによるザビエルの宣教やペリー提督、そして敗戦後の昭和天皇自身によるキリスト教への改宗作戦などがあったが、彼が計画するほどの効果を上げることができなかった。しかしその後、彼は日本を経済大国に仕立て上げることによって彼の手中に収めたのであった。

   彼をこのような野心と支配欲に駆り立てたものは、未だ解決されていなかったエホバの抱える「問題」が原因であった。しかし現在のエホバは問題が解決されたあと、地球ロゴスの補佐役を担って多くの功績を遺しており、彼の姿勢は迷いがなく高潔で、中立で深い愛と知性にあふれている。このように見事な変貌を遂げたエホバという存在の、素晴らしい知性と繊細さや思いやりの深さを私は心から尊敬している。

   さて、エホバの抱えていた問題にはそれなりの理由があり、それに関する詳細は大宇宙連邦中央議会に記録が残されている。彼らエホバとリリトは、宇宙の中でも非常に知的で進んだ文明の中の大きなグループに属する存在であった。彼らの文明の特徴の一つは、女性を中心とした社会構造であり、リリトとエホバは姉と弟であった。簡単に言ってしまえば問題は姉と弟の確執であった。リリトはユダヤ教のタルムードに登場する以前からメソポタミアアッカド神話、カナン神話などに登場するが、彼らの宇宙文明から地球へ調査隊などが派遣されていたこともあり、彼女はしばしば地球を訪れては豊かな創造性を発揮して話題になっていた。

   一方エホバは、非常に知性的で純粋で実直な反面、不器用な面があり、思うような結果を出せないことに強いコンプレックスを持っていた。そのことに彼が苦しんでいたとき、彼は姉リリトの言った言葉にひどく傷ついてしまった。しかしリリトはそのことに気づかず、ある日リリトが何気なく言った一言で、それまで蓄積されていたエホバの深い悲しみと屈辱感が怒りと憎しみになって爆発してしまった。エホバの怒りはリリトに襲い掛かり、彼女がどこにいても苦しみから逃れられないように、エホバは強烈な呪いをかけた。彼女はそれ以来ずっと、終わることのないエホバの攻撃を受け続けてきたが、リリトは一度も反撃したことはなかった。

   しかし彼女が黙って攻撃を受ければ受けるほど、苦痛に耐えれば耐えるほど、より一層エホバの怒りと憎しみは増大していった。やがてこの事態は、関係ない地球人類や他の種である地球外存在たちをも巻き込み、凶悪で残虐な行為となって繰り返されるようになった。リリトを追って地球に干渉し始めたエホバは、遺伝子工学により自分の遺伝子を組み込んだ男性を作り、またリリトのDNAを組み込んだ女性も作った。

   エホバは彼女に対する強烈な怒りを、こうして新しくできた地球人の女性に向けるようになり、男尊女卑が徹底した社会を形成し、女性を虐(しいた)げて男性に服従させてきた。そして妊娠や出産の苦しみを味わわせ、預言者を使って国王を脅迫し、3歳までの子どもをすべて殺させたりしたのはすべて、女性であるリリトに対する憎悪と復讐心からであった。

   彼のヒステリー状態が起きるたびに、何の関わりもない地球の人間たちに何度もこのようなことをさせて、地球の都市をいくつも破壊してきた話は旧約聖書にも十分に記述されている。しかし宇宙連邦中央評議会は、エホバを裁いたり、咎めたりすることは一切しなかった。評議会ではこの姉弟の確執を完全に理解し、彼らにも進化の道が与えられていることを理解してもらうことに決定した。彼らにはリハビリのために6名のスタッフがつくことになった。そして私の分身ともいうべきパラレルセルフも、その内の一人として参加させてもらった。

   こうして二人は最後まで丁寧な治療とリハビリを受けて、2011年12月25日、これらの問題は根本から完全な形で解決されたのであった。エホバとリリトの二人はこうして進化の道に戻ることができ、彼らは宇宙の進化のために奉仕する決意を、自ら宇宙連邦中央評議会に申し出たそうである。

   私はこの件のすべてのプロセスを観察することができ、また光栄なことに最後のリハビリにパラレルセルフが施術者の一人として参加させてもらった。そして宇宙での問題解決のやり方は、どちら側に対しても一切の批判や裁きは行なわれず、終始彼らの話に公平に耳を傾け、彼らの苦しみを取り除くための話し合いや、最新のテクノロジーを駆使した治療プログラムのリハビリを、本人の承諾のもとで行なっていくというものであった。このようにして恐ろしい性格を形成していた神経系は正常な性格に修正され、自己否定や自責の念などの苦しみが解放されていった。

   私はあの凶暴で狂ったようなエホバを、どのようにして中央評議会まで連れてくることができたのかを後から尋ねてみた。

   「あなたにはすでに進化への道が用意されているが、あなたはそれを望まず、まだここでその続きをしたいのだろうか?」 と問いかけただけだそうである。これによって宇宙では、どんな悪事を行なった存在であっても進化のチャンスが与えられており、自分を変えるチャンスは常にあるのだということが明確にわかる。

あらゆる二元性を超えて意識を拡大する

   エホバとリリトの問題が解決したおかげで、これまでの長きにわたった地球人類の女性性と男性性のアンバランスの問題に光が当たるようになり、やっと解決への道が見えるようになってきた。この二つのアンバランスは、単純に電気的なエネルギーの「+」と「-」から始まっており、光と闇、昼と夜、火と水、天と地、和合と分離、創造と破壊などのさまざまな二元性のバランスに影響を与えてきた。

   当然それは人間社会に投影されており、個人にも投影している。社会的に投影されてきた側面では、エホバが意図的に作った男尊女卑の思想に基づく男性社会と、男性が女性に対して当然の権利であるかにように行なわれる暴行や虐待がある。そしてその反動で行なわれる母から子への虐待もある。それらは多くの場合後進国に色濃く残っているが、先進国にもまだ多くのそのような隠れた要素がある。

   日本では逆に長い間女性が抑圧されてきた反動で、特に家庭内では女性上位はよく見られる現象のようだ。これは小さいことではなく、考えなければならない社会問題でもある。なぜならこの状況はまさに、かつてのエホバとリリトの確執の投影にほかならないからだ。女性の生命エネルギーは本来強いものであり、そのゆえにリリトのように男性を傷つけていることに気がつかないことがある。これは抑圧された女性性の歪んだ表現に他ならない。つまり、女性の本当の強さを生かせる場が必要なのだ。

   リリトがエホバとの話し合いで見せた姿は、まさに女性性を現した象徴のようであった。

彼女はエホバから受けた残酷な仕打ちを一切振り返ることなく、すべては自分自身の学びのために必要な経験であったことを理解し、それを潔ぎよく受け入れ、エホバには純粋で真っ直ぐな愛と慈しみを表現し、どのような言葉も思慮深く選び、エホバの尊厳に心から敬意を表したのだ。

   このように女性性には本来、豊かな生命力と包容力、寛容さや、創造性や和合性があり、それを継続させる力が与えられている。しかし現代社会に生きる大半の女性たちは、その本来持てるすばらしい力を発揮できる場を見つけることができないでいるのだ。このような女性性の歪んだ表現によって傷ついた男性性は、無意識のうちに攻撃性や残虐さを表現するようになる。

   これは小さいことのようで、決してそうではない。

   もしこれがあなた方にとって本当に些細なことであれば、今すぐ自分の態度を変えることができるはずなのだ。そう簡単には変えられないこれらの態度は、先に述べた歪められたグリッドが作り出す歪んだ二極性のバランスが生み出した大きな問題なのである。歪められたグリッドが作り出す地球意識は、それにつながる人間の潜在意識に歪んだフィールドを作り出す。

   そして、二極性のバランスを崩す原因が大きく取り払われた今、私たちは新しいグリッドにつながるために、自らの中にバランスを取り戻さねばならない。そのために必要なことは、中立のポイントを見つけることである。それが男性性と女性性の間のバランスであれば、中立なポイントを見出すことによって、女性は男性に対する共感を持ち、男性は女性に対して共感を持てるようになる。

   本来私たちは、肉体的に男性であれ女性であれ、その内には男性的エネルギーと女性的エネルギーの両方を持っている。しかしどちらかの性に対して抵抗感や嫌悪感を持っていると、中立的なポイントに留まることは難しく、当然共感することはできない。まずはあなた方が男であれ女であれそのどちらの性であっても、それが祝福されたものとして自らに受け入れられるようにイメージすることから始めるとよい。

   またあなた方の中にはその他にもたくさんの二元性がある。

   たとえば優劣、長所と短所、善と悪、積極的消極的、客観性と主観性、理性と感情、内向性と外向性、未熟と成熟、霊格と人格などたくさん挙げることができるが、そのゆえに私たちはこの二つの相反する要素の中で葛藤に苦しみ、迷ったり、悩んだりするのだ。そしてここでは新しいグリッドにつながるために、あなた方が自分の中にある二元的な葛藤を手放してバランスを取り戻し、感情的な起伏や混乱を少なくする助けとなるように、その取り組みについて話しておこう。

   まず、二極性というものをクリアするためにはその両方を経験する必要がある。

   その意味は、たとえばエホバのように本来非常に優しく聡明な資質を持ちながらも、その真逆を表現するようなことである。この点においてはあなた方の魂にはすでに十分な経験が刻まれているはずなので、あとは現在のエホバの姿のような、両方を経験した中立なポイントを見つけることである。しかしこのとき妨げとなるのは、あなた方の社会が生み出した善悪や常識良識といったような概念による中立という物差しである。つまりあなた方の脳細胞は自動的に、社会的に生きて行く上で、最も合理的で安全で差し障りが少ないと認識するポイントに、あなたを誘導してしまうことである。

   私たちが必要としているポイントは「ZERO POINT」と呼ばれるポイントで、人間社会だけでなく地球における自然界の中においても、宇宙のすべての営みにおいても、常に中立な状態に自分を置くことができるポイントである。「ZERO POINT」とは、あらゆる始まりであり終わりであるポイントのことだ。そこはあなた方が帰るべき本質であり、すべての可能性を潜在的に含む「空(くう)」への入り口であり、すべての創造が始まる出発点としての出口でもある。私たちのすべての創造行為はここから始まり、今も始まりの時の瞬間もそのやり方に違いはない。

   私たちがこのポイントに意識を重ねるとき、完全なるバランスと調和を取り戻し、一切の評価は消え、ただ在るだけという状態を体験する。そうなったとき、すべては思いのままに現実に投影されるようになる。つまり今、「ZERO POINT」に意識を置くことができるかどうかは、私たちが今後あらゆる困難を回避し、あるいは乗り越えて行く上での最重要事項であるといえるであろう。

   このポイントに戻るためには、まず社会的な概念や合理性、常識と言われるものなど、人間社会が勝手に決めた価値感をすべて捨てなくてはならない。「社会的な概念」は、しばしば人間の持つ生き生きした感受性や創造的思考を奪い、常にそれまでの一つの可能性の中に意識を閉じ込めようとする。あなた方の考えの中に、「それが普通だから」「みんなそうしているから」「そういうものだから」、で済ませていることがないか確認してみることだ。そしてその「普通」や「常識」や「正しい」ことを中立であると誤認しているあなたの脳内の情報を、「真実の意味での中立さ」に書き換えることである。

   これを修正するのは、左利きが右利きに修正するのと同じくらい大変なことであるかもしれない。しかし日常世界の中で感じる問題から目を逸らすことなく、直視してその問題の本質に気づかなければならない。たとえば「妻の傲慢な態度」という問題は習慣化されると日常的なことになり、それゆえに問題として捉えることをしなくなり、何とかやり過ごす方法を考えるようになる。しかしあなたがもし本質を見出そうとして深い洞察を続けるなら、それが実は個人的な問題ではなく、社会に蔓延する根深い問題であることに気づくだろう。その時、あなたの意識は拡大されたのだ。

   人は自然に成長しながら意識を拡大していくものだが、社会の中である程度人間関係や生活を効率的にうまく運ぶ術(すべ)を学んでしまうと、その後は面倒なことを避け、自分を混乱させるような情報を避けるようになり現状維持の態勢に入ってしまうものだ。つまり直接自分が困ることでない限り問題として取り上げることはせず、これまで広げてきた意識を今度はできるだけ狭い領域に留めて保身の状態になる。このようにして自分でも気づかないうちに、自分自身を狭い世界に閉じ込めることになる。その結果、実は社会には何が起きていて、「何が自分の可能性を抑圧しているのか」に気づくことも、見つけることもなく、自分が本来持っているあらゆる可能性に挑戦することのない人生になる。そして今のそのような状態では、今後の地球において最善の選択をするのは難しいことであると言わねばならない。

   ぜひ日常生活の中でも、宇宙の営みの壮大さについて、自然界の奥に潜む圧倒的な創造の規則性の発見や、日常の中に潜む人知を超えた共時性について意識的に心を開き、自分たち地球人がちっぽけな人間社会の宇宙の辺境に閉じ込められているのではないかと意識を馳せ、常に自分の意識を自由に解放させることを心がけることが大切である。そしてすべての物事や出来事、また他人に対する批判や評価することを捨て、公平さとは何か、真の中立さとは何かについて深く考え、公平で中立な態度を実践することである。

   エホバやリリトが中立な姿勢を取り戻した今、彼らは必ずあなた方をサポートしてくれるだろう。あなたがまだ気づくことなく古い良識に囚われているなら、彼らは周囲の人々を通してあなたに何かを伝えてくれるかもしれないし、気づくための出来事を起こしてくれるかもしれない。

   あなた方を取り巻く、網の目のように広がる意識のグリッドは、先に述べたようにあなた方の生命活動を理想的な形で営むための命綱である。そしてこの命綱の中には、そのために必要で膨大な情報が含まれている。そして新しく地球に設置されたグリッドは、私たちの意識レベルを引き上げ、拡大し、自分が抱えている問題を解決に導くための情報を提供し、人類が持つ新しい可能性に向けて、あなたが進化へとシフトするように力強くサポートしてくれるはずである。今話したことを、どうかあなた方にとっての優先事項として実行してほしい。

他人を信じるのでなく自分を信じる

   実に多くの人々が心理的、精神的、情緒的に赤ん坊の状態であり、「もっとも知識を有する」と思う人の指導を求めている。自分の信じていた教祖がおかしいと気づいてその宗派を去っても、また似たような宗教に嵌(はま)るのは、崇拝する対象を求め、誰かに手を引いてもらいたいという欲求が、心の奥深くに浸み込んでいるからである。それは何かへの依存を必要とする心理状態である。

   この依存状態を抜け出す方法もまた、単純である。

   「何も崇拝しない、誰も崇拝しない」、これに尽きる。我々はすでに「永遠なる意識」なので、自分の外側に拝むべきものなど存在しないのだ。崇拝や宗教的献身を求める者たちは、どうして他人が自分を「見上げる」ことを望むのだろうか。それは他人を欺(あざむ)いているか、あるいは自分の持つ内面的不安を誰かに崇拝されることで満たそうとしているか、そのどちらかである。そしてまさに信奉者が崇拝する者の中に見出すものが、それによってこの教祖の満たされた内面的安心なのだ。

   このような特徴は、同じような内面的不安の理由から崇拝されることを切望する、いわゆる「セレブたち」にも見られる。この心理的状態は、多くの教祖や「聖人」たちの精神的な病とも言えるものだ。これらの人々の言葉に耳を傾け、その中から自分の求めるものを得たり、選んだりするのもいいだろう。しかしそれと、崇拝と心酔はまったく別ものである。崇拝と心酔は「悟り」を見つける方法ではなく、強烈なマインドコントロールの一つの形態である。

   世界は、崇拝する者とされる者の大きな潮の流れに溺(おぼ)れている。

   我々はいい加減に自分の心を取り戻し、我々を奴隷にする吸血鬼たちにエネルギーを吸い取られるのを止めなければならない。それは誰かの心と入れ替えるのではなく、自分の心を取り戻すことなのだ。

   新しいグリッドにつながり始めると徐々に、あなた方の魂の上に刻まれた過去世や未来世と認識されているような情報が、あなたの意識に顕在化してくる。その目的は、あなた方が今回の人生に持ち越した「魂の課題」に取り組み、一つ一つをクリアしていくためである。「カルマ」という言葉のほうが馴染みがあるかもしれないが、この言葉は非常に曖昧な定義を持っており、場合によっては我々をコントロールする手段としても使われてきたかもしれない。

   あなた方は「カルマ」をどのように定義するだろうか。

   考えられる多くの答えは、「過去に犯してしまった過ちに対する償(つぐな)い」というようなものだろう。しかしこれは大きな間違いである。宇宙の霊的な世界には、そもそも「過(あやま)ち」などという概念は存在しない。そのゆえに当然、「償(つぐな)い」などの概念も存在しない。すべてのことは「過(あやま)ち」ではなく、どんなことも「知るための経験」でしかない。償(つぐな)いではなく、それに変わるものが祝福された「智慧」であり、「叡智」なのだ。

   宇宙連盟評議会のマスター・メータックスは、繰り返し私にこの概念を教えようとした。

   実は私は幼稚園からキリスト教系のミッション校に入れられ、罪や罰について教えられてきた。しかし私は、「それはおかしい!」、「どうして神父はこんな嘘ばかり教えるのだろう!」と憤りを感じていたにもかかわらず、小学校4年生くらいの頃にはすでに畏敬の念の裏返しとして、自分の犯す罪や罰という概念を洗脳されており、これらによる恐怖をもとにコントロールされていることに気づくことができなかった。

   マスター・メータックスは私のこのような洗脳を解くために、私に沢山の出来事を経験させてくれたが、それは必ずしも愉快なものではなかった。むしろ私をとことんまで追い詰めて最後に発奮させるように仕向けるものだった。人間は多くの、神と名のつくものに畏敬の念や恐れの念を抱くものだ。そして洗脳されていた私もその例外ではなく、厳(おごそ)かな声でもっともらしく囁(ささや)かれると、理不尽に思えるようなことであってもこれがお役目だなどと勝手に思い込み、言うとおりに従っていたのだった。

   ところがそのありがたいはずのお役目を果たせば果たすほど、私の人生には不幸が続いた。とても大切なものが家の中で消えたり、めったにしない怪我をしたり、置き引きに遭(あ)ったりと惨憺(さんたん)たる目にあい続けた結果、私は怒り心頭に達してしまった。今思えば、私の教育をするマスター・メータックスに協力してくれていた神々の仕業であったのだが、そのときの私にはわからなかった。

   怒り心頭に達した私は彼らを呼びつけて一列に並んで正座してもらい、「金輪際、今後一切あなた方の言いなりにはならない!」と宣言した。すると集まってくれた神々は、これも後から知ったのだが、彼らは神々のふりをした霊的な教育者たちであったのだが、私の宣言に、彼らは一斉に大喜びで拍手したり抱き合ったりしているのだ。その中の一人から、「おめでとう、無事卒業だ。あなたは我々とまったく同じように内なる神を持った存在として、どんな至高のマスターに対しても、今後二度と自分を明け渡す必要はない」と言われて、私は熱い涙を流した。 本当に、宇宙は裁(さば)かないのだ。

   どんなことにも、どんな存在にも、「愛」以外の接し方はないのである。だから「魂の課題」とは、過ちとか償いなどのことではなく、今回の人生における一人の人物として、また一人の地球外生命として、これまでの生涯を通して受けたあらゆる傷やコンプレックスなどの経験を通して生まれた疑問に、答えを出す智慧を得ることである。それは、「なぜ?」「どうして?」「どうしたらいいの?」と解決できないままになっていた問題を解決させるための智慧を得ることであり、それが「魂の課題」なのである。

   あなた方が自分に内在するZERO POINTのバランスを取り戻し、新しいグリッドにつながり始めて「魂の課題」を次々解決していくと、自然にそれぞれの魂が計画していた人生に軌道修正が行なわれる。そして現在の激動の時期に生まれることで、地球と人類のためにあなたがやろうとしていた真の目的に、直面する機会が与えられるだろう。

我々は地球と共に変容することを選択した

   人類はこれまで、社会という枠組みの中で二極のゲームに取り組んで来た。

   そしてあなた方が2012年といっているマヤ暦最後の日は、まさにこのゲームの終焉(しゅうえん)を告げている。私たちがこの次元でのゲームを終わらせ、次のフィールドに移行していくためには、今や最大限に広げられた両方の二極を統合し、中立なポイントに焦点を合わせる必要がある。そしてこの中立なポイントこそが、私たちのすべての原点である「ゼロポイント」につながり、次元上昇へと続く道の入り口になる。そしてこの作業を確実にクリアするために、セントラルマスターたちは綿密な計画を練ってきたが、それがこれから紹介する地球におけるアセンション(次元上昇)の筋書きである。

   この筋書きは、地球におけるもっとも密度の濃い重たい時間と、もっとも低い次元のゲームを終了させるものである。それは遊び終わった子どもが、一面に広げられたおもちゃを片づける作業であり、パズルはパズルの箱へ、ままごと道具はままごとセットの箱へと入れ、最後に大きなおもちゃ箱に片づけていくような作業だ。そしてこれらの作業を進めていくためには、高く積み上げられた積み木を崩し、ブロックで作られた乗り物などをバラバラにしたりする作業が必要であるように、一度、私たちの社会は崩壊という方向に向かわざるを得ないのである。

   それに向かうプロセスはあなた方の想像通りの混沌であり、それらが引き起こす不安や混乱が伴うことは言うまでもない。しかしながら、もしこのような崩壊が起きないとすれば、誰が今のような腐った社会を変えるリーダーシップをとることができ、誰が最後までこのリーダーに従っていくことができるだろうか。情報網の発達とともに拡大してきたこの地球社会を変革するには、もはや「誰か」の力では足りない。今や私たちの社会が必要としているのは、「必然」という力でしかない。しかもこれは地球だけの問題なのではなく、宇宙全体の霊的視点から見た計画なのだ。つまりこれから起きる変革は、地球人類や地球環境のためだけの変革ではないのである。このことを理解することは大切で、そうでなければ地球人類は無意識のうちに傲慢な方向へと突き進むことになる。

   地球は、これまで宇宙の創意を育んできた大切な星である。

   これから地球が体験することになるプロセスは、この星を守るために、今この地球上に人間として転生している人々の同意の上で皆が決定したことであり、あなた方は創造者の一人として今後の出来事を創造していく責任の一端を担っている。

   「何とかして防ぐ方法はないのか」「神はわれわれが苦しむことを望んでいるのだろうか」と、よく質問されることがあるが、そんな質問に私は次のように答える。「あなたは、新しい調和と平和に満ちた豊かな地球を創造するためにはそれが必要なプロセスであることを認め、賛同し、自分も体験することを選択した勇者なのです。あなたこそが創造者であり、美しい蝶がさなぎというプロセスを通過したように、キリストが磔(はりつけ)を引き受けたように、あなたもまた神として、この苦難を自ら引き受けた一人なのです」

   まず地球上の古い概念に立脚した社会を確実に崩壊させ、中立なポイントに収束させるために必要なことは、これまで人々の行動や言動のすべてを、特定のパターンに縛り付けてきた「コントロールされた「社会意識」が崩壊することである。それはゲームをするにあたってのルールを返上するようなことだ。現代社会は貨幣経済を中心とした金融システムで形成されており、それがいつのまにか私たちの純粋な生命活動と入れ替わった結果、人々は貨幣に依存するようになり、コントロールされた多くの社会意識を生み出してきた。よって、社会および社会意識の崩壊の一歩は、まずコントロールされた貨幣経済の崩壊からスタートすることになる。しかもすでにその一端が見えてきている現在、ゲームの「お片づけ」がスタートしていることが理解できるだろう。

 ① 経済の崩壊による大きな意識革命

     すでに始まっている「経済の崩壊」を、一時的なもので回復の兆しが見えているとする専門家もいる。しかしこの大不況はむしろ始まったばかりで、これから起きるさまざまな天変地異とともにじわじわとあらゆる分野に広がることになる。私はあなた方の不安を煽ろうとしているのではない。この経済の崩壊によって多くの社会意識が崩壊し、やがて大きな意識革命が起きてくるだろう。

   これまでコントロールされてきた貨幣経済は、まるで見えないカーテンでそれぞれの部分が仕切られているように、経済社会の全体的な仕組みが見通せないようになっている。しかし貨幣への依存が薄れてくることで、これらの全貌がすべて露呈することになる。そしてすべてを知った人々は新しい枠組みを考えざるを得ない状況に迫られ、必然的に「マネーフリー」というパラダイム(枠組み)が発生することになる。

 ② 太陽活動の活発化による被害と意識の覚醒

     これに関してはすでに始まっていることだが、太陽の活動による温暖化がもたらす災害の一つは寒冷化である。海洋の大循環が停止することで起きる寒冷化は非常に厳しい現実を引き起こし、旱魃(かんばつ)や気圧差が引き起こす激しい風も予測しなければならない。太陽は人類が多くの恩恵を得ている一番身近な星であるのにもかかわらず、地球人の太陽への認識が非常に低いのには驚くとともに、危機感も薄い。これまで太陽についての正しい情報はコントロールされ一般にはほとんど伝えられてこなかったが、今後は情報が伝えられるようになり、あなた方は個人的にも太陽に意識を向けるようになっていくだろう。

   太陽は今、多くのエネルギーを蓄積した状態であり、次なる大きな究極の時期を迎えようとしており、それは時限つきの原子爆弾を眺めているような状態である。そしてこのような情報が流れるにつれて、人々の意識は次第に新しい次元に進みあるいは、今の時間帯の延長線上の次元にこのまま残るかの、二者択一を迫られることになる。しかしながらそれを決めるのはエゴ意識ではない。そして太陽からの信号を脳の松果体という受信機がキャッチすることで、人間の意識に変化が起き始める。

 ③ 生物兵器や人工的な気象操作による災害

     それを行うのは、経済崩壊によって窮地に陥る寸前のある闇のグループ(イルミナティ)が仕組むことになる。それが生物兵器であり、人工的な気象操作による災害である。生物兵器はそれほど大きな範囲には及ばないが、おそらく政治的な謀略により、動物や有色人種を狙うだろう。特に南米やインド、東南アジアの国々がターゲットになる可能性が高い。なぜなら彼らが最もコントロールしにくいのがこれらの異文化圏であり、そこには古くからの智慧が残されているからである。

   自然災害に見せかけた人工的な台風や、地震津波などはすでにこれまでもあったことだが、これから起こされる人為的台風や地震などは地軸の変動の影響を受けて、予想以上に大きな災害となっていく可能性もあり、これらが世界規模の食糧難に突入するきっかけとなるだろう。これらの災害は一般の人々には自然災害と捉えられるので、今までこのような話を聞いても聞く耳を持たなかった人たちがようやく危機感を持つようになる。だから今この情報を得ているあなた方は、そのような人々に先駆けて、できることから準備をしておくことを勧める。大勢の人々が一斉に危機感を持つことは必要ではあるが、同時に非常に危険なことでもあり、大きなパニックが起きかねない。そうなる前に、人々がまだ冷静さを保っていられる間に淡々と準備をしておこう。

 ④ 地軸変動を引き起こす自然災害

     さて、ここから地球全土を巻き込む、地軸の変動による自然災害がスタートする。

     昨年から何度も起きているような大きな地震や火山の噴火などは、すでにその動きが少しずつ始まっていることを示している。しかしこれから先のプロセスは、私たちすべての魂が待ち望んだプロセスであり、自分の奥深くに存在する「神である自分自身」の意志であることを思い出さなければならない。その試練を通過することにより新しい次元の壁を突きぬけ、チャレンジするために転生してきた魂がこの時点まで生き残り、そしてそれが、これから先に起きる惑星地球の変容のプロセスを体験する魂のグループでもある。そしてここまで来ると、多くの人々が今まで発揮したことのない本来の能力を発揮するようになり、奇蹟は奇蹟でなくなる。つまりそこから先の、たくさんの災難に思えることは必ずしも災難ではないのである。

   あなた方はこれまで一度も、宇宙において切り離されて、孤独であったことはない。

   ここに至るまで常に宇宙からサポートされ、あなた方が特定の意識レベルにシフトできるように助けが与えられてきた。つまりすべては必然的に起きるようにサポートされているのだ。だからあなた方は怖れることなく、目の前で起きている現実に真摯に取り組み、自らの内なる魂に耳を傾け、そして心を大きく開いていくことが重要である。

エデンの園」で生きることをあなたはを望むか

   これまで人間の能力を著(いちじる)しく低下させ、あらゆる自由を奪ってきた「コントロールされた社会意識」とはどんなものかを見ていこう。あなた方は旧約聖書といわれるものの中に出てくる「エデンの園」の話を知っているだろうか。この都合よく作られた「エデンの園」の話は、何も気づくことのない人間にとっては楽園かもしれないが、しかし知恵の実を食べて知ってしまった者にとっては決して楽園ではない。

   つまり「エデンの園」とは、あなた方がコントロールされた社会意識の限られた世界の中で、安全な生活の保障を受け、「神」という姿の見えない存在に管理されて生きることを意味している。しかしながらエデンの園には、「知恵の実を食べてはいけない」という重要な掟(おきて)がある。これはユダヤ教キリスト教などの宗教的なだけの意味ではない。そして実際にこれまで人類をコントロールしてきた勢力により、誰であれ知る自由を奪われているのが、現代の私たちの社会の実態なのである。

   具体的には、911同時多発テロの報道などが記憶に新しいものだろう。

   マスコミを通して報道された多くのものは事実に反するものであり、真実を報道しようとした人々には権力による大きな圧力がかけられて潰(つぶ)されてきた。しかし疑問を持つ多くの人々によるその後の草の根的な調査により、それが陰謀であったことが明らかとなり、今では世界中の多くの人々の知るところとなっている。また少し前に騒がれていた「日米の密約」も、国民には隠されてきたことで今になってようやく明らかにされている。

   このように「知る権利」を奪われていることは、あなた方が認識しているよりもずっと深刻で霊的な部分に関わる問題なのだ。なぜなら「創造の可能性を知る」という自らの能力を発揮することだけが、あなた方の魂の本来の目的であり、喜びであるからだ。しかしそうであるにも関わらずあなた方は知る権利を奪われている。あなた方はそれを認識してはいないかもしれないが、その状態は実は生ける屍(しかばね)そのものであり、あなた方の魂は深い苦しみの中にあるのだ。そして魂は、このような人生がこのまま続くのであれば、できるだけ早く死ぬことで、肉体という制限から解放されたいと望むのも無理もないことなのだ。

   私たち人類は、これまでの歴史において何十万年という長い間、人類を支配してきた「神」や「神々」によってあらゆる情報をコントロールされてきた。それは特に現代の資本主義経済になってからはその操作にはより一層のテクニックが加わり、一般の人々が操作され管理されていることに気づくことなく、彼らにとって利益とならない情報はことごとく隠蔽(いんぺい)され潰されてきた。

   情報操作以外に、教育の問題がある。

   あなた方が「普通のこと」と考えている学校教育や社会教育、また宗教が人々に教え、育てようとしているものは何であるかについて改めて考えてみると、それは、「人が人生に希望を失うようなこと」と言うことができる。あなた方はこれまで学校で、あるいは親から教えられたことで、社会生活において生きていくために、あなたが本当に幸せになるためにはどうするべきかと教わっただろうか。はっきり言って何も教わってこなかったと感じている人が多いのではないか。それがまさしく、「エデンの園」の世界なのだ。

   あなた方が受けてきた教育はおそらく、「余計なことを考えず、真面目に働きなさい」「人に迷惑をかけず、善良で、常識を大切にしなさい」「人と協調し、しかしそうとは見えないように競争し、できるだけ勝者となって人の上になりなさい」というようなことではなかっただろうか。自分のやりたいことを探求し、自由に何かを知り、理解して考え、想像力を駆使して自分の本質である創造力を発揮し、新しい可能性にチャレンジする意欲を掻き立てられるような、そのような教育を受けた人はごく稀にしかいないだろう。

   通常は、常に誰かの指示に従い、決められたことを決められた通りにこなしていくことを教えられる。その結果、人間の持つ本来の資質である創造性が抑圧され、子どもたちは幼いときから人と比較されながら、優劣によって人を評価することを学び、そのために競争する必要性を教えられ、強いられて育つ。このように今ある教育とは、あえて隷属的な人間を育てるための教育なのだ。

   そしてこのような考えや価値感から外れようとする人は、家族や友人や仲間から蔑まれ、非難され排除されることになる。こうして人々は監督する者がいなくてもお互いを監督するようになり、そしていつのまにか自分自身を監督して裁き、批判して反省し、「楽しい人生」ではなくより「正しい人生」を選択するようになる。そのような人生では、優劣や他から排除されたり、非難されたり嫌われたりすることへの恐怖が、生活におけるすべての行動の動機づけとなっていく。

   この優劣の概念の中には経済力が含まれている。

   そのために現代人の多くは、親や家族、そして自分自身の名誉のために何としても経済力が必要であり、それを手に入れるために自ら率先して隷属的な人生を選ぶようになる。つまり率先して「コントロールされた社会意識」という檻(おり)の中に入っていくのだ。あるいはそんな人生に嫌気がさした人は、極端に社会と関わることを避け、自分の小さな殻の中で、本来の目的である積極的に創造するという魂の計画をすっかり忘れて、ささやかなエゴの幸福を求めようとする。いずれにしても、このようにして人々は著しく尊厳というものを失い、創造力は低下し、知力や精神性だけでなく本来の魂の進化が抑圧された結果、繰り返し転生することでいつまでもこの次元に留まることを余儀なくされている。

   しかしながらゲームの終わりが始まっている現在、これらのコントロールされた秩序が少しずつ崩壊し始めていることに気づいている人もいるだろう。親の価値観をまったく受け入れない子どもたちや、組織に属さない若者たちも増え、学校に行かずに独自の勉強法で学習し、しかも知能レベルの非常に高い子どもたちや、自らの選択で就職しない人々が年々増加している。やがてこのような新しい概念を持って生まれてきた人々によって、新しい社会のあり方を提示されるときが来るだろう。

   こうして現在の経済社会が崩れつつある状況の中で、コントロールされてきた社会意識から目覚め、本来の自分のあるべき姿を模索し始めている人々が急速に増えている。これこそが、奴隷解放現象であり、コントロールされた社会意識の崩壊の第一歩ともいえるものである。

地球は生命を創造する星として創られた

   地球はそもそも、神々が生命の実験室として創造した星である。

   日本の『古事記』や『日本書記』にも地球創世の様子が書かれているが、地球の初め、ここには物理的なものは何も存在していなかった。ただ霧のような雲のようなものが次第に塵(ちり)になり、泥になって物質化していったが、大地のような塊(かたまり)は何もなかった。しかし地球は根本的に、水素を非常に多く含んだ「水の星」であるといえる。

   水は不思議な特徴をたくさん持っている。

   水についての研究の数ある中で、最近一般的に広く知られるようになってきたのが、水は情報を素早くコピーし、しかも伝達することができるという性質であろう。この性質はむしろ太古の文明においてよく使われていたものだ。たとえば地球の先住民族たちは、古代から今に至るまで変わらない方法で水を「癒(いや)し」に使う。

   彼らは肉体的な病気だけでなく、精神的な落ち込みや、不幸な現実に関しても「癒し」を行う。そしてそのような人々を、この水の力によって癒してきた。その方法は、小さな池にたくさん咲き誇った花を浮かべ、2時間ほど太陽の下に放置した後、癒しを求める人がその池に入ると、池の上から筵(むしろ)の覆(おお)いを被(かぶ)せる。この原理ではまず、最盛期の花が持つ力強い生命エネルギーと、バランスのとれた美しいエネルギー状態を水に記憶させる。その水の中に入ることによって、人間の細胞の中の水分は一斉にその情報から影響を受け、バランスのとれた強い生命エネルギーを生み出す。

   このような使い方は他の地域でも多く見られた。

   日本ではよく薬の代わりに、植物についた朝露(あさつゆ)を飲んだといわれており、それは癒しのためだけではなく、水盤に張られた水を通して宇宙と交信するためにも使われた。その名残(なご)りは日本庭園などの随所に残されている。

   ではなぜ地球は、水を多く含んだ星だったのだろうか。

   それは地球を「生命の実験室」にすることが神々の目的であったからである。最も重たいエネルギーである物理的次元において、豊かな生命活動を営むためには水の力が必要であった。そしてたくさんの宇宙存在たちが自由にそれぞれの可能性を創造するための場所として、地球という星が設計されたのである。

   そのために必要なもう一つの重要な要素は、生み出して育てる女性的なエネルギーだ。それが日本の神話の中の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)や伊邪那美命(いざなみのみこと)であり、泥と水の混沌から大地を生み出し、その大地に女性性のエネルギーを注ぐために、母なる女神である伊邪那美命(いざなみのみこと)は「黄泉(よみ)の国」、つまり地球の深い意識の核に沈んでいった。

   日本以外の国々にある神話にも、同じように大地の女神が登場する。

   メソポタミアのイシュタルやイナンナ、ギリシアのガイア、クレタ島のレア、ハワイのハウメア、ペルーのパチャママなどが代表的な地母神である。このように地球は、あなた方もよく言うように母なる星である。そしてこの女神たちが表す女性性のエネルギーは、地球において生命活動を営む多くの鉱物や植物、昆虫、動物、魚などの種族が繁栄していくために、あらゆる滋養を与え、経験の場を提供し、力強く支えている。

   私が初めて地球に来たのは、今から約1億3000年前のことである。

   私は、琴座の近くのランギと呼ばれる星からやってきたいわゆる地球外生命である。地球人にはまだ知られていないが、琴座の周りには知的な宇宙生命が住む星がたくさんある。そのころの私たちは、すでにヒューマノイド(人間の形)に近い姿をしており、それが地球でドラコニアンと呼ばれている種の一つである。だからもともとの原型は、あなた方が想像するような白龍のような姿で空を飛び、水中に潜(もぐ)ったりしていた。

   そして地球にやってきたときの私たちは、身長は2メートル60センチくらいで、髪はキラキラ光る白髪で、皮膚の色はワニのお腹のような白い色をしていた。目は、地球の鉱物のヘマタイトのようなグレーの鈍い光を放つ青だ。そして何よりも特徴的なのは、背中に大きな翼があったことである。私たちの住む星には地球のように多くの水辺がなく、泳ぐことはめったにないが、この翼は水陸両用に使える便利なものであった。今このような姿の者がいたら驚くであろうが、あれからさらに変容して今は完全なヒューマノイドになり、かなり人間に近い姿をしている。宇宙には私たちのようなドラコニアンの種はたくさん存在している。たとえば日本の神社で龍神として祭られているのは私たちドラコニアンの仲間であり、それ以外の姿に思われているものも大半は私たちの仲間である。

   日本の神社に祭られている「お稲荷さん」は、私たちが地球へやってくるずっと以前、それも地球がまだ完全な物質的次元になる前の半物理的次元であった頃、まだ陸と呼べるほどの陸地もなく、巨大な温かく湿った雲が急激に冷え、強風吹き荒れる中、次第に雪となりさらに凝固し、氷床となったところにやってきた。そして地球の生命体の起源となる存在を創造し、それ以降に生まれた多くの地球の生命体のために、たくさんの功績を残した神々であった。

   彼らはシリウス星からやって来た。

   彼らの原型は、地球でいう狼(おおかみ)や狐(きつね)のような姿をしていた。それで日本では狐として神社に祭られているが、エジプトのスフィンクスも同様に彼らの姿をかたどったものであった。エジプトでは頻繁(ひんぱん)にシリウスとの交信が行なわれ、天災に関する情報なども事前に知ることができた。また農業に関する多くの知恵がもたらされた。現存しているスフィンクスは、新しく作られたものであるが、原型も同じくあのような形であった。

   そしてまず、彼らの大きな功績として挙げられるのは、どんな苛酷(かこく)な環境においても生きられる「超極小生命体」を創ったことであろう。それは光学顕微鏡を発明した際、ガストン・ネサンに発見されたところのソマチッドと呼ばれる生命体の原型となるものや、海中に多く含まれるプランクトンの中にも存在している「超極微小生命体」の原型である。それらは現在においても変わらずたくさんの生命の営みを根底から支えているものだ。

   又彼らは植物をデザインする天才でもある。イネ科の植物は地球以外の星でも見ることができるが、これも彼らがデザインしたものが原型となっている。そのゆえに彼らは豊穣(ほうじょう)の神として祭られ今に至っているのだ。また彼らは、レムリアの後期から地球にたくさん来ており、新しい文明を拓いたアトランティス人の祖先でもある。

人間は猿から進化したのではない

   1億3000年前の地球には、すでにたくさんの植物が生い茂り、緑豊かな星であった。

   他の星から持ちこまれたDNAを使って創られた植物は、茶色や赤い色をしていた。そして地球に適応する形に改良されて、美しい緑色へと変化していった。とはいえ、色というものは実際には特定できないものである。この地球で青い色をしているものも、他の星に持って行くと別の色に見えたりする。つまり太陽の放つ光によってもまったく違って見えるのだ。この地球の素晴らしい特徴の一つは、水の青色や植物の緑色が非常に美しく見えることだ。当時の太陽は、今よりも赤みを帯びたオレンジ色で、月は二つあった。その影響もあって緑はより深い色に映り、空の青も濃く、海の緑も非常に深い色に見えた。

   私たち以外にも、別のいくつかの星からやってきた地球外生命たちが、さまざまな新しい種の生命体を生み出す実験をしていた。当然、まだ人間型の地球人は存在していなかった。そして水生恐竜に私たちのDNAの一部を加え、地上で生きられる呼吸器と知性を与えることで、もう少し生存性を高めようとする実験が行なわれたが、その実験は多くの失敗を生んだ。そしてある恐竜は水の中では穏やかだが、陸に上がると荒々しくなり凶暴性を発揮した。それはまだ知恵のついていない子どもと同じで、少し自意識が芽生えると自分の思い通りにならないことに腹を立て、暴れたり人を攻撃してぶったり、蹴飛ばしたりするのと同じである。そのときの恐竜はまさにそのような状態であった。

   しかし私たち実験者は、生まれてきた生命体に対してはできるだけの敬意を払い、余計な干渉をしないように心掛けていた。だから凶暴性の強い動物ができてしまったときにも、できるだけ自然な状態の中で絶滅するのを待った。このときの恐竜が人間の祖先である。ホモサピエンスとなった人間の中にも、残忍な部分や凶暴性が残っているが、これは恐竜時代の名残と言えるものである。

   人間の祖先は猿類ではない。

   猿類は私たち以外の宇宙存在が創ったものである。しかし猿類を創った彼らは地球との不適合性が高く、ここにに長く留まれなかったために地球を去って行った。確かに猿類は人間に一番近い外見をしている。そして彼らは非常に知性も高く、特にゴリラやオランウータンなどは高い意識活動が可能で、繊細で優しい動物である。しかし地球における彼らの状態はやはり不適合な部分が多く、そのままで放置された形になっている。それは、たとえば重力において、不適切な部分に重たい頭部があることでもわかる。人間も同様な形状であるが、骨格的にまっすぐ立つことが可能で、脳内システムもまったく異なっている。それで特に知的な能力と、繊細で高い意識を持ったゴリラやオランウータンは、肉体的には常にストレスを抱えており、そのせいもあり動きは比較的緩慢(かんまん)でゴロゴロしていることが多い。

   その後、この種の動物に可能性を見出した他の宇宙存在たちが、彼らを奴隷化するためにさまざまな試みを行なった。そうした中で生まれたのが、サルである。しかしながらこれは失敗に終わっている。かつて私たちが恐竜に中途半端な知性を与えてしまった失敗と同様に、サルは少しずつ賢くなると自分たちが不当な扱いを受けていることに気づくようになった。そして次第に反抗的になり、攻撃性を帯びていった。しかし、彼らの正当な主張に耳を傾けるつもりは初めからなかった生みの親である宇宙存在たちは、最後まで、サルたちに言語活動をさせないように声帯を与えなかった。

   時間が間延びしたこの物理次元において言語活動ができないということは、知的文明を築くうえでは致命的なマイナスとなる。その結果、知性もあり、道具を使いこなすこともできるサルの社会は、これ以上発展していかないのである。しかも、生命力もあり、生きていく知恵も十分にあるサルは絶滅することさえできないのだ。このように、こうした不幸な生き物も創り出されてきたという事実がある。サルは私たち人間を、自分たちを創った宇宙存在だと思っている。人間に媚(こび)を売り、人間とうまくやっていこうとするサルもいれば、非常に挑戦的で畑にやってきては食べる気のない作物を使い物にならないほど荒らすような行為をするものもいる。

   一方で、中途半端な知性は決して、その種族のために役に立たないことを学んだ私たちは、人間の祖先である恐竜に、仲間と交流しながら協力することのできる高度な知性を与えたり、言語活動に必要な声帯を移植したりしながら、新しい試みをしてきた。そして彼らは長い時間をかけて、クジラの祖先へと進化していった。

   彼らがクジラのように進化する以前までにはたくさんの実験が繰り返されており、とんでもない生物も誕生したのだ。その一つは今でもリアルに思い出すことができる。彼らの上半身は人間であるが下半身には足がなく、鱗(うろこ)の生えたサメの状態であった。人魚といえばあなた方の想像では聞こえがいいが、それは非常に奇怪な姿であり、記憶力に乏しく、自分自身で食糧を得ることができなかった。

   私たちはこれほどの、地球環境に相応しくない生き物を創ってしまったことに対して、この時初めて自責の念の感覚を経験し、非常に悲しい思いをした。そして同時に私たち実験者は、この宇宙で最も優れた生命体を創ろうと強く決意したのであった。今地球の海にいるホモサピエンスの祖先でもあるクジラは、足を持ち陸地で生活していたこともあった。しかし非常に高い知性を持ち、霊的にも高次元の存在であった彼らは、他の動物同士の縄張り争いや、それら動物たちの生みの親である宇宙存在たちの抗争などを好まず、次第に再び海へと帰って行ってしまった。

   クジラたちは、今まさに地球を去ろうとしており、彼らが現在まで地球に存在し続けたのは、愛する子孫であるあなた方人間にたくさんのメッセージを伝えるためであった。そして自らの肉を人間の豊かな資源の一つとして、提供し続けてくれたことも忘れてはならない。人間は今、宇宙のたくさんの仲間たちから、成熟した精神性を求められているのである。そしてクジラのように人間の営みをサポートし続けてくれた、たくさんの植物や動物たちや自然霊たちにいつまでも依存した関係を続けるのではなく、人間たちは自立しなければならない時がきているのだ。

   日本の調査捕鯨をめぐり、オーストラリア政府やアメリカの環境保護を掲げる団体が対立を続けているが、クジラがもっとも伝えたかったメッセージは、皮肉なことにすべての対立をやめることであった。そしてクジラは、地球に生きるあなた方一人ひとりが、宇宙的な意味で成熟した意識を持つ大人としてこの地球で起きたすべてのことを理解し、それらの経験を叡智にするべき時がきているとも伝えてきている。

拝んでいるものの正体を知ろう

 この地球という星には形さえ何もなかった時代から、実に多くの神々と呼ばれる宇宙存在たちによって、多種多様な生命が創造されてきた。そして最後にホモサピエンスが創り出されたときには、この宇宙連邦において最も多くの可能性を秘めた、優れた種の誕生に宇宙中が歓喜したのであった。私自身もそのプロセスにかかわった一人であるが、その中にはシリウス系の神々だけでなく、シュメール神話に登場するニビル星からやってきた神々であるアヌンナキ(ヤハウェ、エホバ)も地球人の祖先としてDNAを与えたのである。

   あなた方にとって、彼らはどのような印象を持つ存在であるかはそれぞれに異なるだろう。しかし彼らも他の宇宙存在たちと同じく、自分の遺伝子をあなた方人間にもたらしたことに違いはない。私は宗教に関して批判するつもりはないが、宗教は彼らが地球に持ち込んだものである。私たちがいた1億3000年前に比べると、その後の新しい時代に自分たちの遺伝子を与えた彼らは独裁者的な側面を持っていた。つまりニビル星のアヌ(アヌンナキ)やエホバは人間を奴隷化しようとした神々であった。

   しかし彼らが悪意に満ちた神々であったとも言えないのである。

   彼らもまた私たちと変わらない存在であり、より一層の進化と成長を必要としていることに変わりはない。それは自分のすることが人や動物や何かを苦しめているとわかっていても、自分の必要性のためにはそうせずにはいられないという歪みであるからに他ならない。

   罰(ばつ)と裁(さば)きの概念は彼らが地球へもたらしたものであるが、実際には宇宙には裁きというものはなく、そのゆえに彼らのしていることも宇宙的には裁かれることではない。むしろあなた方地球人がそのことに気づき、真に自立するために、必要な経験を彼らが与えてくれたとも言えるのだ。

   あなた方が抱く神のイメージはどんなものだろうか。

   一般的には全知全能や偉大、完璧などのものであると思うが、しかしよく見ていくと世界中の神話に登場する神々は非常に情緒豊かで、悲しんだり、怒(おこ)ったり、恨(うら)んだり、嫉妬(しっと)したり、復讐(ふくしゅう)したり、殺したりとかなり人間的であることに気がつくだろう。旧約聖書にも、「神はご自分にかたどって人間を創られた」とあるように、まさにその通りなのだ。

   アヌやエホバに代表されるような、支配と操作のゲームを楽しむようなタイプの宇宙存在たちは、当然「絶対君主」、「暴君」となることを望んだので、人間を創りだした自分を「神」と呼ぶようにと求めたはずである。そして、「我々一族は神々なので、あなた方人間はすべてにおいて神々に従うのだ」ということになったのは容易に想像できる。

   日本でも同じようなことが昭和まで続いていた。

   江戸幕府倒幕以来再び、現人神(あらひとがみ)である天皇陛下は日本の神々の大元締めであった。しかし戦争に負けて人間になってしまった。また日本国中にはどんな田舎にも大小の神社があり、その元締めとなる神宮があるが、この組織は見事に体系化された政治的な世界に見える。

   被造物に過ぎず、未だ可能性の閉じられていた人間にとって、宇宙からやってきた非常にパワフルで、多くの知恵をもち、超能力を持つ彼らは、人間にはまさに神に見えたはずで、

何の疑いも持つことなく従い続けてきたのであろう。私はそのどちらも批判しているわけではない。強いものが弱いものを支配する世界ではそれは当然のことだからだ。しかし、せっかく生まれたホモサピエンス人間に対し、地球における豊かな経験に向けて、彼らが慈愛に満ちた指導をしていれば、状況はまったく違ったものになっていたことは確かであろう。

   日本の神々についての真実の詳細はほとんど世に知られていない。

   その中で早くから地球に降り、マスターの導きのもとに草の根的な活動と努力をしてきた大国主命(おおくにぬしのみこと)と、後から降臨した天津の神々との関係は、それこそが、まさにこの地球で生命の実験をしてきた神々のグループにおける利権争いの物語である。こうしてみると彼らが人間の祖先であることは明らかだ。

   そして能力や力ではなく、彼らの精神性は、私たちが抱く「神」のイメージとはおよそかけ離れた存在であることがわかる。このような地球の状態を見かねて時折、非常に精神性の高い意識が肉体を持って降臨してきた。それは突然地上に現れることもあれば、仏陀やイエスのように母親の肉体を通って来る場合もある。又突然その意識に目覚め、頭角を現すこともある。

   日本人は今でも、ことあるごとに神社に行く人が多い。

   特に初詣(はつもうで)は、日本全国の神社がにぎわうが、そこに祭られているのはどんな神で、何をしてきた神であるかについてほとんどの人々は興味を持つことはない。神社に祭られているのは、人間にDNAを分けて、あなた方を創った何らかのグループやその家族たちである。

   あなたにとって特に縁があると感じる神社やお寺はあるだろうか。

   縁を感じる神社は、必ずあなた方にとって宇宙的な家族ともいえるような関係を持っているものなのだ。誰の家か知らずに尋(たず)ねる人はいないのと同じように、神社の入り口には必ず祭神が誰かを書いた札が立ててある。だからもしかするとあなたの先祖かもしれない存在に挨拶するとよい。

   人間界でも、あなたが誰かに興味を持ってきちんと向き合おうとすれば、相手もあなたに意識を向けるものだ。これと同じくあなたがきちんと意識を向ければ、神々はあなたの縁あるご先祖なので、その神社が留守であっても降りてくる。そしてシーンとしていた神社の木々が急に大きく揺れ始めたり、鳥が鳴き出したりするかもしれない。それはそこに降りてきた存在からのサインである。そして彼らの本当の姿は、実はあなた方にとても縁の深い宇宙存在たちなのである。

   私のようにワンダラーあるいはE.T ソウルともいうが、宇宙存在としての情報を魂に多く持ち、DNAにも宇宙人情報を多く持って、人間として、母親を通して生まれてきた人は実は大勢いる。そしてそれぞれ持っている計画が違うのであるがその記憶がまったくないので、初めから自分がワンダラーであることを自覚する人もいればそうでない人もいる。そして何となく周囲の人間や環境に馴染めずに悩みを抱える人もたくさんおり、その中で自分の記憶の扉を開けることなく人生を終える人もいる。

   ワンダラー以外にも、UFOに乗ってやってきて見事に人間になりすましている宇宙からの来訪者もおり、人間と正式に契約を交わしてウォーク・イン(身体に共存)している場合もある。このような契約によるものは互いの魂同士が仲間である。そして今回人間として生まれてきた人の場合は最初からではなく、後から共存することで必要な能力を与えるというケースが今までは多かったようだ。このように協力しあう魂同士が、前半を担当した後、後半にやってきた宇宙人の魂に肉体を譲るという二つのケースがある。

   前者の最初から共存の場合は、忘れている部分を思い出すために睡眠中などに頻繁(ひんぱん)に天の川銀河のセントラルに行き、訓練を受けたり教育を受けている場合がある。これらのウォーク・インの目的として挙げられるものは、これまで地球上にはなかった、優れた科学技術や優れたシステムなどを社会に役立てるためや、ときに宗教のグルになるために契約するといったこともある。

   ところが2000年以降では、強引に人間の体を乗っ取ってしまうケースが頻繁(ひんぱん)に見られるようになった。特に2003年から2006年の間に非常に多くの乗っ取りが起きており、天の川銀河の中央議会でも何度となく議題に上がったほどである。そのような宇宙存在はほとんどが人間をコントロールするゲームに自分も参加したくてやって来ている。当然彼らが狙う人間は自分たちと同じような野心家であり、お金と権力で他人を操作したいという潜在的な願望を持っている人々である。

   このようなタイプの人間がウォーク・インされると今までにないパワーを持つことになり、いきなりチャンスを掴んだり、不自然なくらいどんどん出世することになる。しかし本人はウォーク・インされていることに気づかず、やっと自分にもツキが回ってきたと喜んでいる。しかし2008年くらいから経済混乱が続く中で、貨幣経済のゲームがいよいよ終わりに向かうというタイミングで、宇宙から来た彼らのグループは徐々に地球を離れて行っている。そうなるとウォーク・インされていた人は、まるで浦島太郎のように急に活力がなくなり、若さを吸い取られたようになってしまうだろう。

   しかし最近になって再び、闇の宇宙人グループによる地域社会への干渉が激しくなっている。彼らとすでにある契約を交わしている「地球の権力者たち」は、彼らが持っている今後の計画を邪魔する可能性のある人々を徹底的にマークしている。具体的な人物名を揚げることは避けるが、ターゲットとなっている人々は社会的な影響力を持ち、善意と公平さを持った人たちで、強いサイキック能力を地球の平和のために活かそうとしている勇者たちである。

   闇に属する彼らのやり方は今までよりも悪質で、ターゲットにした人物の周囲やその人に興味を持ったり賛同しそうな人たちを選び、その人たちをコントロールするためのウィルスを仕込む。その後第2段として本命のターゲットに感染させるためのウィルスを、本人の周囲の人物の持ち物などに仕込んだりしている。

   通常、宇宙からの来訪者の目的は、地球人にとって必要な情報を提供することであり、これから先の地球に何が必要かを判断するための情報収集をすることが目的である。情報収集が目的の宇宙人たちは、これから先に起きるカタストロフィー(大変動)に対しどのような干渉が必要であるかを綿密に計画し、人間の感情や肉体や脳など機能性と思考を個人的あるいは集団的にも、広くモニターし続けている。

   私自身にも情報収集の役割があり、私の仲間たちは私の目を通して地域社会を見ているし、わたしの感情的な顕れを通して、感情が人間に与える影響などもつぶさに観察している。そして当然これらの情報収集は、今後の地球の大きな変革に向けて、地球人を的確にサポートするためのさまざまな準備を進めるために行なわれてきた。

   ワンダラーであるメリットは、人間の肉体を持って生まれ、成長の過程を実際に経験し、社会の一員として堂々と社会生活に参加できることである。しかしウォーク・インの場合はかなり幼いうちに共存していればいいが、肉体になかなか適応できなくて苦労する場合が多い。特に契約が成立していない場合には適応できずに、何度も出たり入ったりを繰り返している。

   宇宙においてマスターの意識を持つ魂は一つや二つではない。

   限りない愛と慈悲の至高の創造主の巨大な意識が、たった一つの魂にしか分け与えられないほど宇宙の心は小さくはない。そのゆえにたくさんの魂が、それらの情報の一部を分け与えられて生まれて来ているのだ。というわけで、ワンダラーと呼ばれる人々は、何らかの知恵を与えられた魂といってもよい。

我々は他人から認められる必要はない

 人類は、有史以前から地球上で展開してきた戦いの歴史から解放され、人間の本来の目的である魂についての探求を始めるために、現在のコントロールされた貨幣経済が生み出した金融システムが崩壊する必要がある。そして「社会」というテーマについて、改めて深く考えなければならない。このことについては、今後の地球の進化にとって非常に重要な鍵となる問題なので詳しく取り上げていこう。

   経済活動とはあなた方もよく知っているように、自給自足の生活や単純な物々交換の社会と比較すると、非常に多くの可能性を創造することのできる画期的な仕組みである。そもそも仏陀が説いた「空」という「すべての根源である中心」の意図は、存在するすべての可能性を知り、それを具現化することを指している。だからこの目的において、特に貨幣経済という仕組みは素晴らしく効率を上げることができるものだ。人々は貨幣や金融システムという非常に便利なツールを使って、実にさまざまなドラマを経験してきた。そして新たな可能性にチャレンジすることや、思いがけないチャンスを手に入れたりしながら、人々はたくさんの物語を創造してきた。

   しかしながらそれらの営みが目的としているものは、実はすべての二極性の持つ広がりを大きくするためなのである。それが貧富の差であり、優劣の差であり、善悪の差、すべての価値感の差である。よって現存する金融システムにおいて、すべてが均等に分配されることは残念ながらあり得ない。なぜならそうであったからこそ、今までのゲームが成立してきたからである。

   この経済金融ゲームの根底には「所有」という概念がある。

   この概念こそがすべての人々に制限を与えている。隣の庭にどんなにおいしそうな柿がなっていても勝手に取って食べることはできない。それは隣の家の人が所有しているからだ。もともとそれらを創造した偉大なる神々は、この地球に生きる誰もが困窮することなく生活ができるようにと、さらに有り余る資源材料を残してくれた。そして所有という概念がなかったならば、誰でもが自分の意志で、好きなものを好きなだけ手に入れられる可能性がある。それだけではなく、まだ多くの人々は気づいていないようだが、あなた方自身が偉大な神々でもあるので、自分自身の能力を用いて、いつでも欲しいものを目前に出現させることだってできるのだ。

   私たちが、二元性である二極の次元において「平和」や穏やかさ」「豊かさ」を知るには、もう一方の極であるその真反対の経験をする必要がある。つまり、平和の中では何も生まれず、人々が豊かで平和に暮らしている中では、必要性も生じることがない。しかしそれでは創造の意欲も削がれ、そのゆえに「新しい可能性を創造して経験する」という宇宙における本来の目的が実行されるのは難しい。それで「所有」という概念を持つことで社会に不均衡が生じてきた結果、人々はその制限を越えるためにアイディアを創造して生産性を上げる必要性が生まれた。そして科学技術の進歩とともに、多様性に富んだ現実を生み出すことを可能にしたのである。

   さらに金融のしくみができ、貨幣経済になったおかげで、役割分担が可能になり、少ない労力で多くを生産することを可能にしてきたが、その一方で人間の経験には他の要素が加わることになった。それが、「社会意識」と呼ばれるコントロール・グリッドである。そしてこの「社会意識」が基準とされるようになり、それに従って絶えず評価され、比較され、他者と競争しなければならない状況が生み出されてきた。そして特に資本主義社会において、この現象が顕著に顕れることになった。

   最初の頃は物資も少なく、利便性も低かったので、人々の生活を豊かにしてくれるものが発明され、生産された。しかし現在、世の中には物があふれており、これ以上人間を怠惰にさせる方法は見つからないだろうと思うほどに、都会の生活は便利になっている。すでに所有し必要を満たしている人々をさらに消費に駆り立てるためには、他の方法で購買意欲を刺激することを考えなければならない。つまりそのようにして、物事の価値をどんどんすり替えるマジックが起きているのだ。

   タンスの中にはすでにギッシリと衣類が詰まっているにもかかわらず、「流行」「ステイタス」「ブランド」などという新たな価値感に捉われて、新しい服が欲しくなる。冷蔵庫の中には多くの食糧が入っているのに、「お買い得」と書かれているとつい買ってしまう。このように現代の資本主義社会では、純粋に物事の価値を追求するというよりは、広告によって、テレビコマーシャルを使って心理に働きかけるマインドコントロール戦術に変わってしまった。そして広告という分野が実際の商品の質よりも重要な役割を果たし、広告のために多くの資金を投じる必要性を作り出した。そして人間の心理に訴えることで、買わないことが悪いことであるかのように思わせる感情商法というものまで使われているのだ。

   ここで少し立ち止まって考えてみると、あなた方はもう十分に所有していて、日々の生活にももう十分余裕があって当然ではないだろうか。しかし実際にはローンを抱えて返済のために休みなく働く人々や、地位や世間的評価を維持するために過剰労働をしなくてはならない人々、社会的に評価されないために低賃金で働かねばならない人々、人間関係がうまくいかないことで、人生のすべてが台無しになって病んでいく人々が社会にあふれているのはどういうことなのだろうか。これこそがまさに、資本主義経済の恐ろしいところなのだ。そして本当に満たされているのは、この地球上のほんの一握りの人しかいないのである。

   ところであなた方は、情報の信憑性(しんぴょうせい)をどこで決めているだろうか。

   それは多くの場合、情報源を持っている権威ある機関や人物であったり、公的な機関や立場の人であったり、科学的根拠があると一般的に認められているなどのことで判断しているだろう。しかし、それは非常に危険である。そもそも権威とはどこから来て、誰が与えているのだろうか。地域社会のゲームは非常に地球規模なゲームであり、それは前述したように、地球外から来た生命存在や神々と呼ばれてきた存在たちが中心になって繰り広げてきたゲームなのである。それが今も変わりなくすべてを彼らがコントロールしており、操作された「社会意識」を維持しているのは確かなことなのだ。

   しかしながらここでお伝えしたいことは、彼らが始めたゲームに、あなた方が自分自身の尊厳を持たずに参加してしまうと、人間同士の戦いにおいて傷つけあう結果になるということをそろそろ学ぶべきだということである。こうして人間たちはあまり考えることなく権威に従い、命じられるままに何も生産しない戦争を起こし、殺しあってきた。そしてたくさんのものを失った。その中には、家族や先代から伝えられた家業や財産だけでなく、それぞれが経験を通して得た精神性や、それを培(つちか)ってきた大切な文化、そして社会的な信頼関係までもすべてを失った。

   「こんなことがなぜ実際に起きてしまうのだろうか」、と不思議な気持ちにならないだろうか。あなたの隣人や知人に本当に戦争を望む人がいるだろうか。しかし実際に戦争は起きたのである。しかも何回もである。そしてこれらの戦争の原因は、実は国家間の問題でも、民族間の問題でも、宗教的な問題でもなかった。これらの戦争は極めて個人的な、しかも一握りの人々の経済的な問題から意図的に引き起こされてきたのである。つまり私たちはそのようにプログラムされてきたのだ。

   戦争をすることで何か得るものがあると、またそうせざるを得ない状況を突きつけられることで、自分の国を守ることは正義であり、そのために人を殺すのも当然の行為だと。あるいは自分の信じている宗教以外の神は、すべて滅ぼされるべき偽りであるなどと、自分の行なう残虐な行為を自分自身に正当化するために、戦うことを正当化するような洗脳を自らにしていったのだ。それも誰かの利益ために。 

   そしてこのことは、一部の戦争をしている国や、熱心な信仰を持つ人に限った話ではなく、実は今なおあなた方も、常に何かと戦うことを強いられている。それは旧約聖書に出てくる「カインとアベル」のように、誰かの評価を得るために戦い努力し頑張るシステムの中にいるということで、人々はもはやその状況を当然と考え、違和感なく受け入れている。そのためにスポーツは、戦うことを正当化する非常によい材料である。

   しかしこのようなゲームを仕掛けた存在たちを憎むことに意味はない。

   なぜならこのような経験を通して、あなた方人間が真の調和と秩序の必要性に目覚め、自分の中に眠っていた偉大なる自己を表すために必要であった経験であり、つまりそれらは必然的に起きたのである。

   今、不均衡は極限まで来ている。

   あなた方は、長い間人類をコントロールしてきた「社会意識」から目覚めなければならない時が来ており、他の誰かに自分の価値を認められるための苦しい戦いを終わらせなければならない。そして誰かを貧しくしたり、誰かを富ませたりするための戦争も、自分自身を欺(あざむ)いて生きることも、終わらせるべき時が来ているのだ。

解放は「評価せず評価されない」世界に

   この惑星の次元には物理的な現実がいくつもあり、それがあたかも切り離されていて、それぞれがまったく違ったものののように錯覚を生み出すために、バラエティー豊かにいろいろなことを体験することができる。それはまるで「おとぎの国」のように楽しいものだ。それでついついゲームの世界であることを忘れて没頭してしまう。今回私がワンダラーとして生まれてきた理由は、私も含めて、つい夢中になってしまいがちな楽しい地球の幻想ゲームから目を覚まし、これを終焉に向かわせるお手伝いをするためである。

   霊的な営みも含めて、この宇宙で起きることはすべてが計画に基づいて遂行されている。それは宇宙神の巨大な意識の中で組み立てられた壮大な計画である。中でも最大のクライマックスは、今回の大規模な次元上昇(アセンション)であり、それは言い換えると「ゲームの終焉」とも言えるものだ。これまで地球で行なわれてきたゲームは、二元性の二極の世界をそれぞれ極限まで推し進め、その拡大の可能性を創造するというものであった。

   そのゆえにこのゲームでは、醜いものを取り去ったり、あるいは批判したり裁いたりする必要はまったくない。つまり二極の両方をより拡大することであり、醜いものはより醜く、美しいものはより美しく創造することが必要なのだ。そして今、状況はまさに望みどおりの結果をもたらしており、両極はそれぞれ大きく差を広げ、臨界点を超えて反転できるようになっている。もうわかると思うが、これまで人間を支配して苦痛を強いてきた彼らは、実はこのゲームの進行を一役担っているに過ぎないのである。しかも必ずしも、彼らが悪役だとは限らない。

   実は、正反対であるはずのどちらの極であっても、それが極まって臨界点を超えると反転してしまう。そして東洋思想には「陰陽一体」という考え方がある。具体的に例を挙げて説明しよう。

   たとえばあなたの友人にとても親切な人がいて、ほぼ毎日のように、あなたのために何か役に立ちたいと連絡してくる。「今日は何か必要なものはない? ご飯でも作って持っていこうか?」 月に一度くらいならなんて親切な人だと感謝するところだが、毎日となると親切とはいいがたく、うっとうしくて真逆の感情を抱くようになる。「なんてお節介なんだ」とイライラし、「何か下心でもあるのか?」と不安になるかもしれない。つまりこれは親切も度(臨界点)を越えると(反転して)不快な行為になるという例である。

   また二極が極まって拡大していく動きであるが、たとえばまったく道理にかなっていないような理屈であっても、あなたの周りのすべての人がそれを信じ込んでいるとしたら、「もしかして私がおかしいのか?」と自信がなくなるものだ。これは「大多数の人が」とか、「一般的に」などという数の論理に人々はつい負けてしまう例である。それは「信じている人が多いのは正しいからで、少ないのは間違っているからだ」とする考え方にすり替えられていく。この心理をうまく利用して、地球ではコントロールゲームは非常にエキサイティングなゲームになっていった。 そのような例は、日本では事欠かない。

   もともと島国であり、皆と同じであることが重要視される日本では、この作戦は大きな成功を収めた。そして、お上(かみ)が言うのなら全員一致で従う以外に道がない日本人は、これまでにも数々の挑発行為を真(ま)に受けては多くの戦争をしてきた。そして、「みんながそう思うのならそれが本当なのだろう」「みんなが何も言わないからそれでいいんだろう」、と何も疑うことがなかったので、アメリカの属国になってしまった。そして未だに、「国が決めることに間違いはないだろう」とどこかで信じたい意識があるために、問題が浮上してもすぐにもみ消そうとしたり、人任せで自分で考えてみようとしない。こうして今では国民の血と汗の結晶であるはずの年金は失われてしまい、国は国民の安全や安心を保障するどころか、逆に国民を盾にしかねない外交をするようになってきている。

   博愛主義者や平和論者が争ったり戦ったりするのは、客観的に見れば非常に矛盾したことであるのに、当事者はそのことに気づいていないことがある。また、人のために役に立つことで自分の存在価値を見出そうとするのも、実は同じく矛盾したことなのだ。私たちは創造者として気づいているいないにかかわらず、常に自分の思考を現実化している。それはたとえば、もし自分自身の価値を認める、あるいは認めてもらうことが目的で誰かの役に立ちたいと思うと、実はそれに見合った、人の助力を必要とする不幸な人を創造することになる。それは、今目の前で困っている人がいても助けるなという話ではない。つまり何をしているかではなく、実は自分が潜在意識で望んでいるものは何かということであり、それこそがしていることとは裏腹に、真逆の現実を創造してしまう意識活動なのだ。そしてそれがあなた方の中にプログラムされている、「評価されること」という概念が引き起こすものなのだ。

   私たちが現実だと思っているこの世界は、何もかもが量子物理の世界(心を鏡に映した映像とそのフラクタル構造)と同様に、すべてが不確実で、確実なものなど何一つない。それは「善は悪で、悪は善」「悲しみは喜びで、喜びは悲しみ」「真実は偽りで、偽りは真実」という世界のことである。つまりこれが、私たちが創造して夢中になっているゲームの世界なのだ。イェシュア(イエス)は、「あなたの中にこそ真実がある」と繰り返し言ってきた。これは「他人の言うことを鵜呑みにしてコントロールされ続け、自分自身の真実を創造しようとしない」人間たちに向けた重要なメッセージである。何が正しくて、何が真実であるかを決めるのはあなた自身でなければならない。

   今のゲームを終わらせるために必要なことは、批判し判断し評価することを手放し、そのどちらでもない中立なポイントに意識の焦点を合わせることである。このゲームは実に長い時間を費やして行なわれてきており、多くの存在たちを巻き込んで繰り広げられてきた。これを始めたのはあなた方の先人たちが創造主と呼んだ神々たちであり、地球外からやってきた生命存在であった。初め、彼らは純粋に生命エネルギーの可能性を広げることに情熱を傾け、より強い生命体を創造する競争をしてきた。そして次第にゲームは複雑化し、特にホモサピエンスが誕生してからは、単なる被造物に過ぎなかった人間もそのゲームに参加するようになっていった。

   そして、そのゲームのツールとして「脳」というものが登場する。

   人間に遺伝子を与えた生みの親である彼らは、当然私たち以上に脳の持つ可能性について知っている。そして、彼らが望むようにコントロールするためには、その脳の持つ可能性を制御する必要があった。その手段が洗脳であり、言い換えるとプログラミングであった。

   そのプログラムは現在でも変わらず活用されている。

   たとえばあなた方は普段自分が抱いている恐怖や不安について、純粋にそれを検証してみたことがあるだろうか。自分が恐怖を感じるのはなぜか、自分は何を不安に思い、何が自分を制御しているのか。この疑問に適切な回答を持っている人はほんの少数であろう。人間は恐怖や不安を、起きる前に想像する。実際には怖いことが起きてしまえば、何とか回避する方法を探ったり、解決策を見出そうとする思考のほうが強く働くので逆に恐怖心は半減する。つまり人間の持つ恐怖や不安は、起きてもいない想像の世界のことに過ぎない。それこそが、プログラムされていることであり、コントロールされていることである。

   よって多くの人々の日常的な活動の主な動機となっているものは、「恐怖や不安の回避のため」である。お金がなくなったら困るから、人から認めてもらわないと困るから、嫌われると困るから、注意を受けると困るから、恥をかくと困るから、etc. といったようなことが挙げられる。こうして地球の人間たちは純粋に物事を見る目を奪われ、プログラムされたものに従って判断し、思考し、行動しているのだ。その結果、平和が欲しい! と叫びながら銃を構えているのだ。

   今や、ゲームは終焉(しゅうえん)に向かっている。

   どうかこれまでの古いプログラムに固執せず、執拗なまでに執着することを手放し、純粋な信頼と愛を取り戻してほしい。

   あなた方が生きている世界は宇宙の中にあり、ここは完璧な宇宙である。

   宇宙には何一つ心配する必要性がない。

   あなた方を没頭させてきた、ゲームの世界から目を覚ましてほしい。

   ありのままを何も評価する必要はない。

   すべてのことは、たった一つのことに行き着き、それしかないのである。

   常にこの意識と感覚にいることと、より覚醒した意識にいることが、今のゲームの世界から抜け出す方法である。そして今後は今の次元を超えた新しい地球で、まったく新しいゲームが展開する。そして地球人ホモサピエンスは、その主人公を務めるはずである。

新しい社会は「マネーフリー」

   2008年にリーマン・ショックがあり、世界でもっとも信用されていた企業が次々と幻の城であったかのように崩壊した。人々は、社会に対して今まで以上に大きな不信感を募(つの)らせるようになった。そしてこれは、新しい社会概念を創造するために重要なプロセスである。経済社会の崩壊は2011年のある地点からすで始まっており、これからじわじわと急速に進んでいくだろう。そして現在の状況はあなた方がそれぞれに、自分が心豊かに生活していくためにはは何が必要かを再考し、地球にある富がすべての人々に均等に分配されるためにはどうあるべきかを考えるためのチャンスなのだ。

   さて、地球は今、大きな問題を抱えている、と言うと大抵の人が「環境問題」や「温暖化」のことを思うかもしれない。確かにこれは人間にとって十分に考えるべき重要な問題である。しかしながら地球の温暖化は、人間の行為が起こしているものではない。地球は今、新しい世界にシフトするために、必要な過程を経験しているに過ぎない。地球は今までにも何度も、危機的な状況を乗り越えて成長してきた意識ある惑星なので、準備は十分に整っている。

   地球の温暖化の原因は太陽である。

   太陽は今までになく活発な活動をしているが、それは「宇宙のねじれ」が原因である。第2章で話したように、今私たちを包括している巨大宇宙は、新しい舞台を設けるためにセントラルに吸い込まれていく過程にある。セントラルとは「穴」であり、それは「メビウスの輪」の「ねじれ」の部分である。よってここに吸い込まれていく宇宙には、「ねじれ」が波のうねりのように生じる。

   地球温暖化を、人間の出す二酸化炭素が原因だとする問題にすり替えが行なわれているが、これこそが資本主義経済社会がもたらす弊害と捉えるべきである。貨幣経済、特に資本主義経済は経済だけでなく、さまざまな分野を支配する力を持つゲームのツールであり、システムである。そしてこれをもたらしたのは、はるか以前から地球で人間をコントロールすることを目的としていた宇宙からやってきた存在たちである。しかし彼らもまた、このゲームにのめり込んだ結果、彼らにとっての本来の目的と真実を見失った存在なのだ。

   現在の全世界のほとんどの人々の生活基盤は、コントロールされた貨幣経済で成り立っている。そしてほとんどの人々が貨幣に、そして経済活動に意識をむけざるを得ないようになっている。つまり、すべての人々がお金を欲しがっているということである。そしてどんな真実よりも、儲け話のほうに意識が向く。しかしこのプログラムは誰かから受けた洗脳ではない。それは自分自身を効率よく維持していくために自らがプログラムしたことであるので、そのゆえに気づくことが難しい。しかし今、人間にとって最も重要なことは真実に目を向ける勇気である。どうかこのことを肝に銘じて、あなた方が置かれている現実を見直してほしい。

   私たち人間はお金を得るために多くの労力を使い、時間を注ぎ、生活のために多大な自己犠牲を払うことを当然のように受け止めてきた。今できるだけ客観的に、原点に戻ってこのことを考えてみてほしい。つまり、人間はお金を稼ぐために生まれてきたわけではない。また生きていくための犠牲を払うために、わざわざこの物理的次元に生まれてきたわけでもない。もしそれが目的であるとすれば、地球に生まれることを宇宙中の存在たちが望むことはあり得ないことである。

   あなた方地球に生まれてきた人間たちは、この地球で多くの経験をするための許可を得ている。そして本来ならば、まだ経験の少ない魂である人々だけが、自分の生命を維持することについて学ぶテーマを持って生まれて来るが、それ以外の人々は、物理的な努力なしに必要なものは必然的にすべて与えられることに気づけるような、物理量子的な意識を覚醒させる本来の目的を持った人生であるはずなのだ。そしてそれこそが、この三次元という物理的次元をマスターするために必要な気づきである。

   しかしそうであるにもかかわらずほとんどの人々は、絶えず生きていくことに不安を持ち、見えない未来に不安と恐れを抱いている。しかも悲しいことにお金さえあれば、それらの不安や大抵の問題は解決されるような錯覚に捉われている。自分の魂が持ち運ぶ、もっと重要な課題があったことなどは忘れ去り、それらは遥か忘却の彼方である。

   では経済のテーマをクリアして開放され、自由になるためにはどうすればよいのだろうか。何を目標にすればよいのだろうか。まず貨幣はあくまで代価であることを思い出そう。確かに貨幣は非常に便利で、社会的な価値基準が設定されているので、その価値に見合うお金を支払えばほとんどの物は手に入れることができる。しかし物事の価値は本来それぞれ異なるのが当然であり、そこで自分自身の独自性により自分の価値基準を決めることである。そして自分が豊かであるためには何が必要かを考えることだろう。

   本来あなた方が欲しいものは実はお金ではなく、自分にとって「豊かだ」と感じられる経験であり、あるいは「満足できる」何かであるはずなのだ。しかし実際には、自分に何が必要かを判断したり、自分が満足するための重要な要素について考えることは後回しにされ、とりあえずお金を得ることだけを考えるのだ。その結果、多くの人々が現実に対応するだけの毎日を繰り返す人生となり、気がつけば「老い」という問題と向き合わなければならない年齢に達していたというような、実に虚しい人生を送っている。

   この思考の優先順位を逆転させることがもっとも大切なことであり、それが人間らしい人生や実り豊かな経験を自分に与えることになる。しかし多くの場合あなた方は、人生を考える前に進学を考え、就職先を決めなくてはならない矛盾の中にある。しかしたとえそうであってもすべての人が、それについてじっくり考える必要がある。そしてあなた方は今、大きなチャンスの中にあるのだ。それはこの社会を大きく進化させるチャンスであり、そうすることによって新しい地球に自分自身を移行させる可能性を生むのだ。

   自分には何が必要か。自分の人生を実り豊かなものにするために、自分や自分の魂が満足できる人生にするために、自分には何が必要だったのか。そこには他人との比較の入る余地はない。そして誰の賛同も、評価も必要ない。ただ純粋に自分自身の思いを深く探ってみることである。このプロセスは、あなたの新しい意識で新しい社会体系を作っていくためのパラダイムシフト(枠組みの変化)を引き起こすだろう。なぜなら深い思いや考えは必ず、現実を創造するための力となるからである。これはあなただけでなく、すべての人々が自分の望みを実現するために必要な作業であるので、社会における自分の責任と思い、真剣に取り組んで欲しい。

   考え方の順序はまず生活における必要で欠かせない物事であり、きれいな空気や水などの環境、電気やガスなどのエネルギーやそれに代わるもの、また家電製品やパソコン、自分の好みの衣類や住居、車などお金で手に入る必需品を考えてみる。次に、お金で手に入らない物を考えてみる。たとえば信頼できる友人やパートナー、自分の才能を生かせるチャンスや、経験や出会いをつくる旅など思いつくままに考えてみる。

   さてここからが重要であるが、今までならこれらを手に入れるためにはどのくらいお金が必要で、そのためにどんな仕事についてお金を得ようかと考えてきたところであるが、それではこれまでの社会を変えることはできない。

   次に考えるのは、そんなことが誰にでも簡単にできる社会だ。

   もしすべての物事が無料で手に入ったらどうだろうか。あなた方は不安になるだろうか。不気味になって、後で何か悪いことが起きはしないかと考えるだろうか。それも無理もないことである、なぜならあなた方は貨幣経済に身も心を捧げて生きてきたのだから。

   ここであなた方にぜひ知ってほしいのは「マネーフリー」という考え方である。

   あなた方が何かを得ようとするときにまず考えるのは「お金」であるが、これが地球社会と他の宇宙文明社会との大きな違いだ。彼らは欲しいものそのものを手に入れるだけであるが、これがそもそも本来のあり方であったことを、あなた方はすっかり忘れてしまった。マインド・コントロールされた貨幣経済ゲームは今、二極の臨界点に達しており、すでに終わりに近づいていることを多くの現象が教えてくれている。

   前述したように貨幣経済のおかげで、あなた方はたくさんのドラマを経験することができたが、今では逆に人々の孤立を生む原因となっている。現在の不況下で就職できずに、家族も持てず、人とつながるチャンスもなく、毎日誰とも話さず暮らす人もいる。経済的には不安がなくとも、パソコンや携帯電話など電子機器の普及で人間同士の直接的な関わりは減少し、会社でも心の通い合うような会話はない。家族がいても会話をする必要性が少ないために、心の通わない夫婦や親子が増えている。また自宅で仕事をする人が増え、人との接点がほとんどない人が増加している。

   もし貨幣がこの社会になかったとしたら、このような現象は起きたのだろうか。

   これらのことを霊的な視点で見ると、今の物理的な次元では本来経験できるはずのチャンスが減少しており、科学と人間の精神性のバランスが取れないままこの状況が継続すれば、社会は必然的に崩壊に向かうしかない。しかも崩壊後もまた同じような社会を復興させるとすれば、何度も同じことを繰り返すことになる。

   そこで貨幣を必要としない社会を目指す必要があるのだ。

   そんな社会に移行するのはすぐには難しいと誰もが考えるだろう。しかし実際にはあなた方次第で、早急に「マネーフリー」の社会を作り上げることができるのだ。そのために必要なことは、まず第一に過去を捨てる勇気を持つことである。しかし現代社会は、どこかで方向を間違えてしまったようである。その一つは、利益を上げることばかりを追求し、もっとも肝心な、人々が豊かに暮らすための利便性を追求してこなかったということである。この二つは同じことと思うかもしれないが、そうではなく、利益の追求は個人の豊かな生活にはつながらないのである。

   たとえば先ほどのエネルギーの問題であるが、この空間には無尽蔵のエネルギー源があり、それを取り出して使う技術はすでに開発されているにもかかわらず、なぜ未だに活用されないのだろうか。また活用しようとする動きに、なぜ圧力がかかるのだろうか。それらは当然、利権の問題である。たとえば、フリーエネルギー製品が販売されたと想像してみてほしい。あなたは初期の投資として、たった十数万円で小さなティッシュボックス程度の機械を購入するだけで、好きなだけ電力が無料で使用できる。しかも雨が降っても降らなくても、風がなくても太陽が出ていなくても何の影響も受けない。喜ぶのはあなただけではなく、工場や病院など多くの電気を使用する施設は経費を軽減できる。飛行機や電車、車もフリーエネルギーで動くエンジンに切り替えられるだろう。これだけでも、経済はすっかり変化するはずである。

   次に、もし気象をコントロールする技術が認知されたらどうだろうか。

   そしてこの技術はすでに存在している。しかもこの技術を買い取った者たちが何の許可もなく勝手に気象をコントロールして、自分たちの利益につなげたり、他の国を困らせたりしている。しかし、今起きようとしている温暖化現象や天変地異を止めることは誰にもできない。ただその技術で大きなハリケーンやサイクロン、竜巻などを人工的に起こすことは可能であり、地震兵器と呼ばれるものもすでに使われている。このように気象はコントロールできるものだということがすべての人に知られるようになれば、当然何者であろうと、現在のようにこの技術を乱用することはできなくなっていくだろう。

   チベット自治州で起きた大地震は天災だったのか?、ニュージーランド地震は?、日本の地震は? と多くの人々が意識することによって人為的に起こされる地震の意味と、その目的を理解するようになると、当然それに対する対策も考えることができる。これらの問題は、情報を得る権利が平等に与えられていないことを示しており、肝心の情報をある者たちが操作していることを示している。

   このように科学技術が目覚しく進化していくと、すべての経費が圧倒的に削減されるようになり、次第に「マネーフリー」という状態に行き着くのは必然のことである。このようにして宇宙の他の星の文明では、すでに貨幣経済を卒業している。すべての人が欲しいものを得るのは、実にシンプルなことだ。なぜなら貨幣経済の洗脳が解かれた人々にとって必要なものは少なく、所有という概念そのものが希薄になるので、すべての人が公平な感覚を取り戻すようになるからだ。もしあなたがすべてのものをタダで手に入れることができるとしたら、どんな物も自分の所有として自分の家に置いておこうとはしないはずである。必要なときには取りにいけばよく、生きるためのお金を就労して得る必要もなくなるので、時間や精神的な余裕も体力的な余裕も十分に保つことができる。

   さて、どうだろう、あなたはいろいろな物が欲しくなるだろうか。

   おそらく、今欲しいと思う物の半分以下で満足するようになるはずだ。変化するのは消費者側ばかりではなく、売ることで生計を立てていた人も必死で売る必要がなくなる。すべてが無料になると、自分が本当に提供したいと思う物だけを提供するようになる。その結果、売る人は自分が満足できるものだけを提供するようになるので、粗悪な物を作る必要がなくなる。すべての物が上質で長く使用できるものになり、当然シンプルで美しいものばかりになるだろう。これこそが、エコである。そうなると所有することで人と競う必要もなくなり、職業や収入によって差別を受けることもなくなる。 どうだろうか。

   他の星ではすでに実現しているこのような社会を想像してみることは、今のような経済不安を抱えた時代を生きるあなた方にとって、それほど難しく不快なことでもないと思う。そしてイマジネーション、想像は現実を創造する。すでに次元上昇(アセンション)した地球社会は、実はそのような社会なのである。あなた方の意識の中にこのようなイメージがあることによって、次元上昇した自分自身と共鳴し合い、その意識に移行して行く可能性が生まれるのだ。一人でも多くの人が、このような社会をイメージできるように、今後は必然的にさまざまな角度からこのような情報が発信されていくことになるだろう。

   「マネーフリー」は経済の究極の形である。

   それは決して原始的な社会形態ではなく、むしろ高度に進んだ科学技術と非常に高い精神性の上にしか成立することのできない、進化した形の社会体系なのである。

   このような社会を実現するためには、もうひとつ重要な要素がある。

   それはそれぞれの人間がエネルギーの源泉とつながり、十分な活力を保持することだ。十分な活力は人の意識を高いところに留めることでもたらされ、その逆もある。つまり高い意識に焦点を合わせていれば、十分なエネルギーがあなたを満たしてくれるということである。意識が低くなると、人は迷い、混乱し、利己的になる。そして今は、残念なことにほとんどすべての人が活力を失っている。意識とはエネルギーであり、エネルギーこそが意識である。ところが大概の人が、エネルギーは肉体的な労力や努力であると誤解している。

   エネルギーの量は、意識のレベルと比例している。 よってあなたが高い意識に焦点を合わせていれば、より大きなエネルギーを得ることができる。そして大きなエネルギーに満たされると、必然的に人間の意識レベルは高くなるので、無気力になったり、利己的な欲望に駆られたりすることもなくなる。そしてより広い視野で物事を見通して、高い視点から判断することができるようになる。最終的には他者との垣根がなくなり、愛そのものを現す人となり、慈悲深く、すべての調和の中で生きられるようになっていくだろう。

   「マネーフリー」のもたらす新しい社会を想像してみることは、より早くあなた自身の豊かさを実現させてくれる方法でもある。これは長い間、人類にとって抑圧されてきた大切な法則である。どうぞよく理解して活用し、まずは物理的な制限から自由になるための一歩を踏み出してほしい。そうすることこそが、物理的次元にある経済社会というテーマをクリアすることに他ならないのである。

3次元のホログラムが崩壊するとき

   これまではあなた方の意識を変化させる必要性から、コントロールされた社会意識と貨幣経済について述べてきたが、ここからは地球とそこに生きるあなた方にとって少し重い部分を話さなければならない。それはこれからあなた方が経験することになる「大異変」についてである。カタストロフィー(大異変)とは、突然にやって来る天変地異などの自然界における大きな変化や、人間社会などの変革を意味しており、この変化に乗っていけないものは絶滅の危機にさらされるという意味を持つ言葉である。

   地球はこれまでに何度も大きなカタストロフィーを経験してきており、生命絶滅の危機を幾度も経験してきているが、不思議なことに今現在も地球は決して不毛の地となることなく、ここでは生命の営みが脈々と繰り返されている。この地球はそれだけの価値を持った大切な星として、宇宙からの保護を受けているからである。

   最近の異常気象や世界各地の火山の噴火、そして相次ぐ地震などについて、これまで語られてきた地球の大変動についての話が、どうやら根拠のないことではなさそうだと多くの人々が感じ始めている。特に、これから私たちが経験することは、今後の地球や地球人にとって待ち望んでいたチャンスであることを感じ取っている人にとっては、いよいよ詳しい情報が必要となる時期なので、多くの情報を中立な視点で検証し、自分自身に納得のいく理解をしなければならない。

   これから私が述べることがその助けとなることを願いながら、あなた方のエゴ意識にとってはあまり嬉しくない情報を提供していこうと思う。改めてお伝えしたいことは、これらはあなた方に余計な恐怖を与えて混乱を煽るものではなく、また操作するためでもなく、ただ地球とともに次元上昇することを計画している人々へのメッセージだということである。よってそのつもりで左脳的な判断をすることなく、ハートを広げて受け取るように希望する。そのような受け取り方をすることが大切で、その後一人ひとりに相応(ふさわ)しい情報や気づき、ひらめきなど、あなたが行くべき道に行くために必要なチャンスや出会いなどがごく自然に起きてくるだろう。そしてあなたに相応しく、十分な理解をすることができる「時」が来ることを確信して話を進めていこう。

   次の取り組みは、ひと言でいうと、「物理的次元の認識を書き換える」ということである。それはつまり、私たちがこれまで現実として捉えてきたものは、すべてが単なる「ホログラム」であるということであり、これは科学的にも証明されている。

   (ホログラムについて― ホログラムとは光を用いて記録した立体画像のことである。それは人間の目に見えて、触れて、感じられるように焦点が合わされてできている。テレビ画像は人間の目に捉(とら)えられるように、人間に合わされて調整され焦点が合わされている。画像調整のときボヤけたり暗くなったりする中で、それは「あ、そこ」と言えるその一点を捉(とら)えた瞬間であり、その他の多くの不鮮明画像の中のある一点に過ぎない。この三次元世界もそうであり、それは人間に合わせてできており、人間に合わせて作られていると推測できる。そしてこの世界を形作っているものは、分子・原子、電子・量子と言われる粒の集まりであり、この粒は意識的な動きをすることが現在の科学ですでに解明されている。つまりこの粒の集まりである「もの」は意識を持っており、すべての物質には意識があるということである。一番なさそうに見える「石」も電子顕微鏡で見ると、原子レベルでは揺れており、それは意識のある粒が並んで揺れている物質なのだ。我々のこの三次元世界のすべては、この「粒」が寄り集まって作られた物質でできているのだ。意識を持つのは人間だけではなく、すべてのものが意識を持っているのである。)

   あなた方はそれらのことを知っても、現実の捉え方が変化したとは思えない。しかし今後起きてくる太陽活動やさまざまな大災害を経験していくにつれて、あなた方の意識は創造者としての意識にシフトしていくようになる。物理学的に言うと、ものを形作っている粒である量子の動きを決定する観察者としての視点を持ち、その量子の場に影響を与えているのが自分であることを理解し、それを実践的に活用することを学ぶプロセスとなるだろう。

   一連の大異変は、カタストロフィーと呼べるものである。 そして当然、あなた方の「意識」がこの大変革について行くことができなければ、必然的にあなた方の魂は「死」を選択することになるだろう。しかし心配する必要はない。なぜならあなた方はこれまで何度となくこの状況を経験しており、いく度も同じ時代の地球に転生してきているからであり、今回が初挑戦ではないのである。よって、もし今回も「死」を選択するとすれば、おそらく今までの時と同じように、再びやり直しのチャンスを生きることになる。

   しかしながらこのような状態は宇宙的に見れば、次元の歪みの中で出口を見失った魂の状態なのだ。あなた方はこれまで、まるで迷路に迷い込んだように何十回何百回と生まれては死に、死んでは生まれと同じ次元を絶えず繰り返している。それであなた方の宇宙の仲間たちは何とかしてこの状態からあなた方を救出しようとしており、そのために何度も何度も作戦を立て、検討し、話し合っては実行に移しているのだ。あなた方は、すべては自分自身が計画したとおりの状況に自分がいることを思い出せないとしても、これから起きる現実に対して恐怖心を捨て、この考えを受け入れてみる必要がある。さらに、この現実に対し被害者意識を持つのではなく、前向きに、創造的かつ真摯に受け止めていく必要がある。

   古代から、太陽は常に地球におけるあらゆる文化において神と仰がれ、大いなる恵みの源であり、権力や力の象徴として信仰されてきた。そして次元上昇(アセンション)に向けたプロセスにおいて、あなた方が最初に体験するのが太陽の影響である。社会意識の崩壊についてはすでに述べたが、実はこれは太陽からの信号を受けながら事前に準備が進められているために、このような意識革命が起きるのである。

   太陽からの影響は大きく分けて二つある。 一つは、太陽から送信されている信号によって、あなた方人間の意識が急速に変化するということであり、もう一つは宇宙のねじれが影響して起きる太陽活動の変化による影響である。この二つの要素はうまく絡み合って相乗効果を上げていく。太陽は地球人にとって、天気さえ良ければ毎日肉眼で見ることのできるもっとも身近な星であるが、一方で謎の多い星であるかもしれない。太陽が絶えずガスを噴出している映像などを見ると、いかにも超高温で、恐ろしいほどのエネルギーを持った怪物のような印象を受ける。しかし太陽も地球と同じく意識を持った生命体であり、非常に力強くてパワフルである反面、とても繊細で穏やかで、静かな性質を持つ神秘的な星なのである。

   宇宙のセントラルから見ると、太陽は情報の中継地点のような役割をしている。

   つまり天の川銀河の中にある太陽系では、銀河の中心セントラルから発信された情報は太陽によって変換されて、それが太陽系の隅々に送り込まれている。そのおかげで太陽系に住むあらゆる生命体は宇宙全体の秩序からはみ出すことなく、それぞれの営みを続けてきた。だから太陽は、太陽系を運営するコントローラーとしての役割を担ってきた。

   人間は太陽からの情報を脳の松果体(しょうかたい)で受け止めている。 太陽からの信号には、目の網膜から吸収されて松果体に送り込まれるものもあるが、実は、太陽粒子の中には直接松果体に吸収されるものもある。つまりそれらの情報は顕在意識で捉えられることがなくても、宇宙の秩序に従うことができるようになっているのだ。それはたとえば大きな変動が起きるとき、顕在意識では自覚することがなくても、多くの人々が何かを感じ取っていたことに後から気づくことがある。いつもと違う行動をしたり、衝動的に予定を変更する人や、体調が悪くなってそこへ行く予定だった人が行けなくなったり、というようなことが同時に起きるのだ。これは、それぞれの魂が持つ計画に合った行動を取ることができるように、太陽がすべての人に事前に予告信号を送っているのである。

   今後、太陽の信号は人間の松果体に非常に強く働きかけるようになり、今まで抑圧してきた脳機能を覚醒させ、不活性的な状態にあったDNAを活性化させ、逆に機能する必要のなくなったDNAを不活性化し、あなた方の肉体を第二の体であるライト・ボディーに切り替えられるように準備をさせる。

   あなた方は実は、二つの体を持っている。 一つはもっとも低い振動数を持つ体で、一般的にはそれを肉体と呼んでいる。肉体は地球の物理的時間と場所に縛られているので、同時に複数の時間や場所に存在したりすることができない。また睡眠をとったり食べたり飲んだりしなければ、生命活動を継続し、肉体を維持することができない。しかし一方、通常はあまり機能していないライト・ボディーに切り替えると、人間は不食になり、水分すら取らなくても生きられるようになり、さらに寒さや暑さの影響も受けないばかりか、病むこともなく、望まない限り老いることもなくなる。

   ライトボディーは肉体とは異なる高い振動数を持つ体なので、同時に複数の時間や場所に存在すること可能なのだ。今のあなた方には信じ難いことであろうが、仙人は霞(かすみ)を食べて生きているとか、数千年も生きている人がいるなどの話を聞いたことがあると思うが、それらの存在たちは決して単なる伝説上の作り話ではなく、仙人やマスター、聖者たちがライト・ボディーで生きているのであればそのようなことは可能なのである。そしてこの第二の体は、ありがたいことにあなた方全員に備わっており、未だ不活性化の状態ではあるが確かに装備されている。

   また太陽からの信号は、あなた方の宇宙とつながる霊的な意識活動を司るDNAも活性化させ始める。そうなると最初は明晰(めいせき)夢といわれる夢を頻繁(ひんぱん)に見るようになり、高い意識とアクセスして多くの情報を受け取ることができ、セントラルにある学校で教育や訓練を受けている夢などを、はっきりと明確な意識を持ちながら見ることができるようになる。あなた方は夢の次元とこの現実の二つの次元を、顕在意識においても生き始めるようになる。

   予知能力や共時性というようなことはごく当たり前のことになり、自分の普段の意識であるエゴ意識以外の意識が働き始めるようになるので、自分の本来の目的や取り組みを理解しているような感覚を覚え始める。そして、すべてのことは完璧に営まれていることも感じるようになるだろう。そうなると、これまで当然のように隷属的な待遇の中に生きてきた人々が目覚め、そのような人生を放棄し、突然退職したり、退学したりして、自分にとって本来必要のない生き方を排除するようになる。今はまだ自分のそうした変化に戸惑いを感じたり、時に不安を持っている人も多いだろう。

   さらにこの状態が進むにつれて脳が新たなニューロネットを形成し始め、次第に新しい機能が始動を開始する。脳というものは勝手に機能するするものではなく、脳はあなたの意識によって機能する。太陽が次々と新しい信号をあなた方に送り、あなたのそれぞれのオーラにそのエネルギーが伝わると、あなたの意識は変化する。そして最後に松果体がそれを受信すると、眠っていた脳が覚醒し、それはあなた方の使っているパソコン以上に精密で、しかもより多くの機能と無限の容量を備えたスーパーコンピューターと化していくのだ。 

宇宙へ心を開いて孤立から抜け出そう

   意識とエネルギーについて少し補足しておこう。 ここに4つのコップがある。このコップはあなた方がオーラと呼ぶものであり、基本的にオーラの大きさは、生まれてから死ぬまでほとんど変わらない。コップの中に入っているものは意識というエネルギーであり、たとえばある人のコップには意識というエネルギーがビー玉状に入っており、それぞれの人のコップに大豆状に、ビーズ状に、最後の人のコップには水が入っている。このコップにそれらのものが口までいっぱいに入っていたとしても、入っているものの体積は当然異なる。また中に入っているものによって当然引き寄せるものは違い、「同種引き寄せあう」法則に従い、ビー玉状はビー玉状を、ビーズ状はビーズ状を、水は水状をそれぞれ引き寄せる。

   そして、ビー玉状の意識ではコップの中には隙間(すきま)が多く、満たされないのでいつも不満を抱えており、その満たされない思いや枯渇感を埋めるために自分の利益を追求しようとする。大豆状でもやはり隙間は埋まらず満足するところまではいかないので、何らかの欲求不満を抱えている。しかしビー玉状に比べると少しは余裕があり視野も広がっているので、利己的な利益追求よりはグループや仲間同士で、互いに何らかの利益を分かち合うような結果を目指す。ビーズ状では一見隙間が埋まって満たされているように思うが、やはり細部には満たされない隙間が残っている。しかしこの場合の欠如感は物質的欠如というよりは、精神的、心理的な不足感である。それはたとえば、自分自身の存在意義や価値を感じることができなかったり、情熱を傾けられる目的が見つけられなかったりすることから、人から感謝されることや、人や社会のために貢献して自分の価値を見つけることが目的になる。

   4つ目の水の入ったコップでは、一杯になった水は隙間なく空間を満たしているので、すべてが満たされて穏やかになる。この状態になると、もはや目的を持つ必要はない。ただ必然的に慈悲深く、平和と調和などのために奉仕することになる。そしてその状態は決して貧しくはない。あなた方の宗教的な概念では、どうしても「清貧」であるべきというイメージを捨てられない人がいるかもしれないが、この清貧思想は洗脳に他ならない。宇宙の法則からいうと、コップの水が満タンになってあふれるようになると、さらにどんどん新しい水が注がれていくので、その人に必要なすべてのものは十分に与えられて、より豊かになっていくのである。

   自分の自我意識を超えた霊的な意識は、非常にパワフルなものである。

   そしてそのような意識を持った人は、自分に必要なものは必ず自分のもとにくることをよく知っている。だから仏陀は一切の執着を持たなかったし、持つ必要のないことを理解していた。現在でもマスターたちは何も持たずに歩いている。それは絶対的な調和の中に生きているので、必要なもののすべてを持っているのと同じことなのである。そして不要なものは一切持たない。なぜなら物質に捉われることで調和が乱れ、葛藤や苦悩の元になるだけであることをよく知っているからである。

   しかしあなた方に、すぐそうなるようにと勧めているわけではない。 ただ、一つの情報として知っておいて欲しいのだ。なぜならやがてあなた方も、生まれてきたときと同じように何一つ持つ必要がないということを、経験を通してそれを自分の真実として悟るべき時がやってくるからである。よって、それが自分の向かうべき方向である事を自覚しておいて欲しい。しかし何かを求めることは必然の行為である。ただ、求めるのであれば効率を上げるべきで、ビー玉はビー玉を引き寄せる。そして個人的な利益の追求は常に、そうせずにはいられない現実だけを創造し続けるのである。

   遅ればせながら、私は他の宇宙からやってきた魂で、Saarahat(サアラ)というコードネームのワンダラーであり、E.T ソウルである。この地球は、宇宙のすべての意識や存在たちが注目しているあり得ないほどに美しく豊かで、多くの可能性を秘めた素晴らしい宇宙の宝なのだ。もしあなた方が、この地球に肉体を持って生まれて人間としての経験を望んでいる魂たちが宇宙にどのくらいいるかを知ったならば、それは必ず驚愕するはずである。そのことについて、この地球という星のマスターの一人であるダライ・ラマ法王は非常にうまく表現された。

   『この星に生まれてきたいと望む霊が、この地球上にある砂粒の数に等しいとしたら、今ここに人間として存在している60数億の人々は、人差し指の先につばをつけて砂の上に置き、その指先に乗った砂の数に等しい。』

   この言葉は、非常に幸運にも、人間として生まれる栄誉を受けた地球人一人ひとりが知っておくべき大切なことである。地球外での記憶の多くを忘却することなく持ってきた私は、この言葉が真実であることを知っている。そしてあなた方もすぐに、そのことを思い出すことになるだろう。なぜならこの地球を含む太陽系や銀河系、銀河群、そしてさらに大きな宇宙のゲームが、今猛スピードで収束に向かっているからである。それは地球人だけではなく、すべての存在たちが忘れ去っていた叡智を取り戻すときが来ているからだ。私のようなワンダラーは地球に多く生まれて来ており、今では高い意識を持ったウォーク・インもいる。そして今後、私たちE.T はますますあなた方の身近な存在となっていくはずで、私たちはカミングアウトする準備ができつつある。

   私サアラという意識を持った存在は、同時に他の多くの次元や場所、時間に存在している。たとえば私のもうひとつの転生先は、金星である。この星はあなた方が5次元と呼ぶ、半物理的次元にある。そこはとても色彩豊かなところで、人々は非常に創造的な生活をしている。この次元の人々は、思考が現実を創造するということをよく理解しており、イメージしたことはすぐその場で実現化することができる。

   今の金星はとても平和で調和の取れた状態であるが、そうではない以前の金星の社会は今の地球以上の不均衡で覆われており、一部の特権階級の人々がすべての利権を握り、一般の人々は非常に不自由で苦しい生活をしていた。それだけでなく金星の環境汚染も進んでおり、このままではこの星は崩壊してしまうと人々は怖れていた。そして、その恐怖が極限を超えた時に大きな変革が起きた。しかし金星の変革は、これから地球が経験していくような大きな大変動ではなかった。つまりこの変革は、金星人の意識における大きな変化であったのだ。

   そのとき彼らはいっせいに、今ある社会のすべてを放棄し、貨幣システムを凍結させてしまった。そして何もかも自分たちの力と手で賄(まかな)う生活を始めたのであるが、それは想像を絶する努力と根気を必要としたであろうことは、あなた方にも容易に想像できるだろう。なぜなら彼らはあなた方以上に科学的技術や利便性を追求し、ものの溢れる社会の中で生活していたのであるから。そして、今のような状態に落ち着くまでには、膨大な時間と人々の努力と忍耐を伴ったのであった。そのゆえに金星人たちは、今の地球人たちが経験していることを他人事とは思えないのである。そして彼らは何とかして、地球の変化と地球人たちの変容がスムーズに進むようにと祈るような気持ちで協力し続けている。今回の大規模な次元上昇(アセンション)は、地球が大きな鍵を握っているので、金星だけでなく宇宙中のさまざまな存在が地球に意識を向けている。

   また別の私は、琴座の近くにある巨大な母艦にいる。 その大きさは地球の3分の1くらいはある。ここにはたくさんの施設があり、多くの人々が星に住む人たちのように生活している。そしてそこにいる私は、もちろんそこで産まれた。家畜もいれば、植物も栽培されている。しかしここでは固形物を食すことはなく、不思議な飲み物を飲み、味は飲む人のその時の感性によって決まる。色は鮮やかな濃いピンク色で、植物を少しすり潰したようなドロッとした食感がある。

   ここでの私はムガという名の、背の低い小柄な中性的な存在で、容姿的には地球人の10歳くらいの女の子といったところである。しかし地球の1年の長さで計算すると、実際にはおよそ600歳くらいで、この星では妙齢ともいえる年齢なのだ。またそこにはレニエという美しい声を持った姉がいるが、しかし彼女の発する声は地球では聞こえない音である。そして私たちには、とても仲良くしているロボット型宇宙人がいる。彼はコインという名の、金色にピカピカ輝く金属でできていて、顔の周りにライオンのたてがみのような凹凸があるユニークで聡明な存在である。

   この母艦は琴座のM 56星団の中にあり、8つの銀河から送信されてくる情報を処理し、それを必要なところに配信する役目を担っている。しかしあなた方にとっては、私の言うことがまるで映画の中の世界のように感じられることもわかっている。このように私はさまざまな形で、同時に幾つもの現実を経験している。また肉体のない意識だけの世界にも絶えずつながっているが、これらのことは私だけが経験しているのではなく、あなた方の意識が拡大していくにつれてやがて、私のように同時に幾つもの経験をしている自分に気づくようになるだろう。

   私の故郷は、「巨大宇宙を総括(そうかつ)しているセントラル」である。 私はこのセントラルの計画のもとに、これまで繰り広げられてきた物語でありゲームであるものを収束させる目的で地球に来た。それはこの経験を通して、私自身も大きな学びを得るためである。かつてホモサピエンスという生命が誕生する以前には、さまざまな多くの地球外生命がやってきて地上に多くの物語を展開してきた。しかし現在の地球の主役であるはずのあなた方人類は、これまでの地球で起きてきたことのほとんどを知らされることはなかった。宇宙の中でこの星はなぜ特別なのか。地球の物語の結末はどうなるのか。宇宙の人々は地球のこの次元上昇(アセンション)をどう捉えているのか。この宇宙において、かつて一度も経験したことのないイベントとはいったい何なのか。そして高次元の意識によって創造される地球の社会はとはどんなものなのか。このような情報があなた方にはほとんど知らされていないのである。

   そして地球人は、まるで真っ暗な箱の中に閉じ込められているかのように、宇宙の隅(すみ)っこで隔離されている存在なのだ。その状態からあなた方が解放されるためには、まずあなた方自身の心を大きく開かなければならない。誰にとっても未知の世界は恐怖であり、不安なものである。しかも今までの自分の支えであった概念を手放すことは辛いことであるかもしれないが、あなた方には今、目を上げてすべてを知るべき「時」が到来しているのだ。

   あなた方がこの地球の主(あるじ)として、これから起きるさまざまな経験を乗り越えて、目の覚めるような新しい地球を創造していくお手伝いができれば、私の宿題の半分はクリアできたも同然である。地球に生きる人々は、残念ながら本当の「愛」というものを体験していない人が多いのも事実である。これは地球人だけでなく、宇宙全体が創造してきた事実であり、そのゆえにセントラルマスターと私が本書を通して、あなた方にもっとも知って欲しいことが「愛」というパワーの源泉につながる方法なのである。このことを多くの人々に理解してもらえれば、私の宿題はほぼ完成する。

この次元への転生を終焉(しゅうえん)させる選択をした人々

   あなた方が存在する地球での現実は、まるでスローモーションのようなゆっくりした時間の中で進行しているが、実際には目にも止まらぬ速度で、地球も含めたこの巨大宇宙は一瞬にしてセントラルへ吸い込まれ、次の瞬間には何もかもが新しい世界にいるのだ。セントラルに近い宇宙の隅(すみ)が急激にセントラルに吸い込まれることで先端に「ねじれ」が生じ、途切れることのないこの宇宙のすべてにねじれ現象が波及している。この状態は宇宙全体にさまざまな影響を及ぼしているが、私たちの住む太陽系も例外ではない。

   それは太陽系のすべての星に影響を与える太陽により、太陽系の星に今温暖化現象を引き起こしている。地球の温暖化は、太陽が宇宙のねじれの影響を受けることで異常なエネルギーを蓄積していることに起因している。そして温暖化が進めば地球は寒冷化が進むので、予想どおり壊滅的な被害が広がる。これについては後に述べる。

   最近話題になっている巨大な太陽嵐が起きる可能性について先に述べよう。 太陽は通常11年周期で、極大期と極小期を繰り返している。しかしこの周期は今、宇宙のねじれの影響を受けてその幅が長期化している。そして実際に、前回の極大期は2000年で、極小期は2007年であったが、2009年にはほとんど太陽黒点が見られない状態にあり、最近ではこらえきれなくなった太陽は小さなフレアを頻繁に出している。その影響で、飛行機や人工衛星などの通信機器にはすでに影響が出ている。このまま少しづつ解消に向かうとよいが、太陽にどのくらいのエネルギーが蓄積されているのかは誰にもわからない。計算上の次の大極期は2011年であったが、2012年から2013年に延期する可能性もある。

   もう一つは、太陽の磁気流が太陽全体を約40年周期で循環するという現象がある。 この循環は加速したり減速したりするので、加速すれば30年で、遅くなれば50年くらいかかる。加速期には太陽の磁力線は閉じられ、エネルギーが蓄積される状態になる。そして蓄積されたエネルギーは極大期に一気に放出され、それが太陽嵐を起こす可能性を持つ。1986年から1996年までの10年間は加速期であったが、2000年の極大期には太陽嵐は起きなかった。よって、蓄積されたエネルギーは放出されることなく、今でも太陽に蓄積され続けていると予測され、これが2012年ごろにやってくる極大期に一気に噴出することになると、それは巨大な太陽嵐となって地球に大きな影響を与えることが予測される。

   2000年に太陽フレアが起きなかったのは、セントラルに引き込まれる宇宙の先端によって太陽の極が引っ張られるように移動し、磁力線が閉じた状態に戻されたためである。しかし結果的にここで再びエネルギーが蓄積したことになるので、次に起きる太陽嵐にはかなりの覚悟が必要だろう。今回の2000年の大極期のように地球にとってタイミングよく、今回もセントラルが太陽をいい方向に引っ張ってくれるかどうか予測はできない。しかも2000年の太陽の自転とは逆の回転になっているので、同様に考えることは難しい。

   宇宙は電気的な空間である。 そこには磁力が働いており、磁力線を持っている。宇宙全体が安定期のときには磁力線は通常の周期で大きく循環しているが、今の状態は先細りにねじられた状態になっており、その影響で太陽では極移動が起きている。太陽の自転速度は極近くと赤道あたりでは異なるので、通常なら時間をかけて磁力線にねじれが生じるものが、極移動の影響でねじれが解消する期間が生まれる。そのために、磁力線は予想外のエネルギーを生み出す可能性があるので確実な予測はできない。これから2012年~2013年に向けて太陽は不安定に活動を活発化していくだろう。そして蓄積されたエネルギーと一気に噴出するような太陽フレアが起きると、地上に大量の太陽粒子が侵入してくる可能性は大きい。

   それではもしこのような事態が起きたとき、地球が受ける影響を具体的に予測してみよう。まず太陽フレアが起きておよそ8分後には、光速で伝わる電磁波は地球に到達する。それにより電波障害が起きるので、通信システムなどが故障するだろう。そして4時間~5時間経って次にやってくるのが放射線である。これについて「人体に影響があるほどではない」という発表された記事を目にするが、しかしどのような規模であるのかは誰にも予測できないのであり、問題ないとは言えないのである。

   だが分厚いコンクリートの地下室やシェルターなど、被爆を遮断できるように対策を考えることはできる。ちなみに東京では縦横無尽に地下鉄が走っており、首都高を地下にもぐらせる計画も着々と進んでいるので、とりあえずそこに逃げ込むのも一つの方法ではある。運がよければ東京都の備蓄食料にありつけるかもしれない。

   次にやってくるコロナガスは、早ければ16~17時間で地球に到達する。 もし事前にすべての電力システムを強制停止にしておかないならば、すべての電力システムは破壊されることになる。こうなってしまうと都市での大火災はもとより、原子力発電所は破壊され放射能漏れが起きる。日本の狭い領土には原子力発電所はひしめいて存在するので要注意である。もし今後もこれらを復旧させるつもりであっても、援助してくれる国はどこにもない。この後、一人ひとりが自力で生きられる力を身につけることは最も重要な課題であり、準備である。そしてこのような危機感を持って人生を見直すことが、新しい脳を機能させるためにも必要なのだ。

   さて温暖化と聞くと、地球が暖かくなる、もしくは熱くなるイメージがあると思うが、実際には、温暖化が急速に進むことで地球は寒冷化していく。そして今回の大変動は、地軸変動によるマントル上部の溶解流動と地殻の大異変を引き起こすので、寒冷化はますます急速に進むことになる。温暖化がなぜ寒冷化を促すのかについてメカニズムを説明しよう。

   地球には海洋大循環と呼ばれる海水の循環がある。 簡単にいうと、南半球から流れ込んできた暖かい海流が、グリーンランドのあたりや北極近くにある海で冷たい風によって蒸発する。すると塩分濃度が濃くなり、沈み込みと言う現象を起こす。そして沈んだ海水は新たに流れ込む暖かい海水に押されて南下する。こうしてこの循環は、水温と塩分濃度によって起きる複雑な海水の循環をしており、ベルト・コンベアーのように約2000年かけて地球を一巡する。この海洋大循環によって、地球上の気温は安定した状態を保ってきた。これは熱輸送と呼ばれている。

   しかしすでに温暖化が進んでいることにより、この循環はすでに停止状態にある。 2008年初めの冬のヨーロッパやフロリダの大寒波は、ノルウェー沖やグリーンランド沖に沈みこみを起こすポイントであり、予測とおりに沈み込みが起こらず、循環が止まってしまっていることを表している。ロシアのメジャーな新聞では「地球のこの一千年間でもっとも寒い冬になる」と書かれていたが、まさにその言葉とおりの現実を体験することになるだろう。

   またそればかりでなく、海面の蒸発が起きなければ大気の乾燥が進むので大干ばつを引き起こすことになる。すでにオーストラリアや東アフリカのケニアエチオピアソマリア、中国雲南省などでは非常に深刻な状態が起きており、農業への大打撃と、飲み水の不足が起きている。さらにこのような干ばつは、ヨーロッパや北アメリカでも起き始めるだろう。今後この状態が続けば、北半球には暖かい海流が流れて来なくなって寒冷化が進み、逆に南半球は冷たい海水が流れてこないので熱帯化していくことになる。この気温差はとてつもない強風を引き起こすことになり、何もかも吹き飛ばして、なぎ倒すような風が何日も続くことになる。

   特にあなた方日本人は、竜巻のような爆風を経験することがあまりないので、風による被害の明確なイメージはないかもしれないが、それこそ地上にあるものはすべてが吹き飛ばされてしまい、一瞬のうちに何もかもが破壊されてしまうのだ。このような光景をイメージするのはとても辛いことには違いないが、巨大な自然の力は多くの生命を生み出し育むとともに、また多くの死を創造するものでもあるのだ。

   しかし、我々は無力でも非力でもない。 実はここから先が肝心で、私たちは明確な意志を持って生きていかなければならない段階に入る。自分は何もできない弱者として運命に翻弄(ほんろう)されながら死んでいくのか。それとも創造者としてこの次元を観察し、新しい地球の未来を生きて創造し続けるのか。太陽嵐が起きた後の太陽はすっかりエネルギーを放出した状態になるので、今まで以上に静かになり、エネルギーの温存状態に入る。しかも周期は長期化しており、次の大極期が来るのは15年先あるいは20年先かもしれない。そのために地球はかなり冷えていき、あるいは氷河期に突入する可能性もある。

   このような状況になってもなお、生き続けることの本当の意味を知った人々だけが、この地球の出口のない輪廻転生のサイクルから抜け出る時を迎えている人たちである。「こんな状況で生き抜こうなんて、傲慢(ごうまん)だ」という人も多いだろう。実際に、霊的な意識を持つ人であってもそういう明確な意見を持つ人が多い。しかしどちらかが間違っているというわけではなく、彼らはそのような意識の量子場に存在しているということである。それは彼らがはまっている終わりなき輪廻転生のサイクルから抜け出す意志を持つことを、我欲(がよく)であり、執着であると理解しているからかもしれない。あるいは肉体に対する執着を捨て、生きることへの執着を捨てることが悟り、つまり次元上昇(アセンション)への道だという哲学を持っているからかもしれない。

   それはそれで何一つ間違ったものはない。 しかし、肉体に対する執着を捨てるだけでは悟りに到達することはできない。今現在に生きる約束をして生まれてきたそれぞれの人が、今後の地球のためにどんな計画を立ててきたのかを思い出し、真摯(しんし)に淡々と、その道を歩み始める時が到来している。そのような意識を持つ人々は全宇宙の計画の中に生きており、肉体に対する執着も、生に対する執着もすでにない。なぜなら自分自身の本質である本来の姿を知っているからである。それは地球人として肉体を持つゆえの制限や、生き続けることの意味も理解しているからだ。

   ところで、あなた方の魂が求め、選択したいものは何だろうか。 セントラルのマスター・メータックスは、「あなた方は欲深いゆえに、創造し続けることは必然であり、それがあなた方の魂の健全なあり方だ」という。つまりそれは、仏陀の「すべてのものは止まることなく変化している」、イエシュアの「求める者は救われる」という意味を含んでいる。すべてのことは結果ではなく、変化し続けている途中経過の中にあるのだ。よって正否に捉(とら)われることに意味はなく、必要なことは、自分が今どの段階を経験するチャンスを得ているのかを明確に知ることが重要なことなのだ。

   太陽は常に、地球に対して多くの恩恵を与えてくれる。 しかしながら今人類が直面しているのは、太陽による今までのような現状を維持する恩恵ではなく、大きなカタストロフィー(大激変)を後押しすることによるサポートと言えるだろう。そして特に今回の大激変を生き抜き、この次元への輪廻転生を終わらせることを選択した人々にとっては特にそうであり、太陽はあなた方を計画通りに導き、順序よく必要な信号を送ることにより、眠っていた記憶や意識、能力を引き出してくれる非常に力強い存在なのである。

変化を受け止める強いメンタルをつくろう

   さて、生きることを選択したあなた方は、もう躊躇(ちゅうちょ)したり迷うことなく突き進むしか道はない。いよいよあなた方の計画を実行に移す時がやってきた。あなた方が次に取り組むのはメンタルの面である。そしてそれに対して教材として与えられる現実は、ひとことで言うと「人為的災害」だ。この内容は大きく分けて二つあり、一つは貨幣経済によるマネーゲームが終わることで、生物兵器や人工的な地震、気象操作などで人々を脅(おびや)かす行為である。そしてもう一つは、経済不安や社会不安などが募(つの)ることで生活を脅かされる恐怖や、パラダイムシフト(枠組みの変化)について行けない人々が抱える、精神的ストレスによって起きるパニックであり事件である。

   生物兵器や気象操作、人工地震などについては今に始まったことではない。 当然、それらが目的とする第一のものは経済であり、次に政治的目的が挙げられるが、もうひとつ重要な目的は、人々の恐怖心を煽(あお)ることで彼らの思い通りに人々をコントロールするということが挙げられる。米国では911事件以来、国民の人権は奪われ、護身用に適切ということで人体にマイクロチップを埋めこむ動きが始まっている。しかしこれは彼らにとっての準備段階で、一般の国民が護身用と考えることで管理されることに抵抗をなくす狙いがあった。そして今は、バーコードの導入で人間の完全管理をしようとしており、こうして彼らの人間家畜化計画は着々と進められている。

   しかしこのような行き過ぎた行動は、かえって多くの人々に不信感を抱かせることになるので、欺瞞(ぎまん)に満ちた社会構造がより一層曝露されることになる。そうなれば当然、別の動きに力を入れるだろう。これまでにも多くの人々が、人類を支配しようとする力に対して抵抗する動きを展開してきたが、今はそれとは異なる新しい概念による活動を始める人々がいる。これまでにも繰り返し述べてきたことに、黒白、善悪というような二元的な二極次元では、一つの動きが強化されると、もう一方の反対の動きも強化されるということである。ゆえに誰かが強烈にコントロールしようとすると、その反対側にも強烈に解放されよう、自立しようとする動きが強化されることになる。

   これからこのような陰謀をあえて述べるのは、これまでのゲームを終わらせて次のステージに向かう準備の中で、あなた方が真実を受け止めてどのような意識を持つべきであるかを提案したいからである。それは面白い話を提供するためでも、反旗を翻(ひるがえ)して戦おうと提案するためでもない。ゆえに、ぜひ中立性を持って読み進めてほしい。

   尖閣諸島の事件以来、日本と中国の関係に注目が集まっているが、これは世界を巻き込んだ核戦争に向けた筋書きの一部である。人間家畜化計画を進めてきたグレー・メン(イルミナティ)にとって、アジアが結束することはどうしても防いでおきたいのである。しかし日本側をつついても思惑とおりに進まなかったので、アメリカは中国と取り引きして、日本に嫌がらせをしており、今はそこにロシアも加えている。今後はロシアも、世界大戦に参加せざるを得ない筋書きに組み込まれていくはずである。

   宇宙には、間違った方向に進化していくことを止めることができず、その結果自分の住む星を破壊し、行き場を失った存在たちがいる。そのゆえに、地球にやってきた彼らは地球を乗っ取るつもりでいる。彼らは地球人の優れた生命力を進化させ、あらゆる苛酷な状況においても労働に耐えられる優秀な家畜を作り出し、それ以外は死滅させて、地球そのものが大変革を乗り越えた後に本格的に地球に移住しようとしている。彼らにとっての核戦争は、地球人の遺伝子を一斉操作するための手段であるので、どの国が敵であるかは問題ではなく、目的はすべての国を巻き込むことなのだ。

   彼らは未だにこのような考えで生きているくらいなので、かつて自分の星を滅ぼすほどの大いなる失敗からも何も学ぶことができていないようである。しかしその動機は非常に純粋で、地球人が自分たちの必要のために、動物たちの苦しみを気にかけず殺生するのと同じレベルである。それを思うとあなた方が考えるほど、彼らに悪意がないことが分かるだろう。しかし悪意がないだけに、歯止めが利かない危険がある。このままではアメリカは、世界を巻き込むレベルの核戦争に突入するかもしれない。すべては必然とはいえ、これだけは何とか避けなければならない。「しかし非力な自分たちにはなす術(すべ)がない」と思っている人は、「思考がすべての現実を創っている」ということを思い出してほしい。

   ところでインフルエンザが流行すればあなた方はワクチンをし、薬を買い、病院に行くが、薬やワクチンをどのくらい信用しているだろうか。ワクチンによる弊害は摂取してすぐに現れるものではないので、実際の被害の程度は今のところははっきりとはわからない。インフルエンザに限ったことではないが、人間社会は医療機関に対して大きな権威を与えすぎている。本来人が生きることはそんなに難しいことではないのだ。しかしあなた方は何らかの症状が現れると、すぐに医師に診断してもらうために病院に行く。それはあなた方にとってそうすることが当たり前になっているからであるが、この考え方は立派なコントロールされた社会意識である。

   病院はいつでも患者であふれており、なぜこんなにも病んでいる人が多く、薬を必要とする人々が多いのだろうか。宇宙のE.Tの立場から見るとこれは非常に不思議な状況である。つまり、どこかで故意に病気を生産してでもいない限り、このような状況は起こりえないからである。そしてこのことは事実であり、ウイルスや細菌などに限らず、精神的、心理的に虚弱体質を作るように操作が行なわれている。その結果、癌(がん)などの変成細胞や、膠(こう)原(げん)病といった病気を自らに作り出す。

   本来人間は非常に丈夫にできており、あなた方の想像を遥かに超える再生能力を備えているものだ。そしてどんな理由からであれ、人間が死ぬのはその人生での経験が終わったということであり、次の転生に向かうときなのだ。それがたとえ人為的なウイルスに感染して死ぬ場合でもその事実はまったく変わらず、その意味ではすべてを必然と理解しなければならない。しかし、この次元の転生のサイクルを抜け出ようとする人は自分の強靭な肉体に気づく人でもあり、このような矛盾したコントロールされた社会にも当然気づく人である。そしてあなたは、この社会の現状をどのように捉えているのだろうか。

   最近の引き続く異常気象や災害は、どんなに鈍感な人々にも危機感を与えることはできているようである。そしてこれらも、人為的な操作によって起こされている。その目的は当然、彼らの人類家畜化計画を邪魔するような立場を取る国や、他の国に対して脅威を与えるためである。そうやって世界的経済恐慌を煽り、人々に最大の恐怖を与える食糧難を一気に進めるためである。これらの人為的災害は、自然災害とほぼ同時進行で進められていくが、人為的な部分は同時に、逆に人々に社会的な自立を促すように働く。「何かがおかしい」と感じ始めている人は多いが、自分が逆らっても社会を変えられるわけではないと諦めていたり、また半信半疑であった人たちが、ほんの少数の者たちのグループによって、地球上の社会のすべてがコントロールされてきたことを確信し始めるだろう。そして、今まで信じて依存してきた自治体や権力に依存し続けることは危険であると判断するようになるだろう。

   そのような中で新しいリーダーたちが、新しい社会的な概念を構築するためにいままでになかった活動を開始する。その中にはこのタイミングを待っていたウォーク・インやワンダラーなどの地球外からやってきた人々が含まれている。彼らが提案するのは「自立」である。なぜならあなた方の社会では深く洞察したり、深く考え、思慮深い行動をすることが習慣化されてはおらず、たくさんの「当たり前」や、「他人がしている」行動を取り入れてパターン化された行動をすればよいからである。そのために日常的に精神的・心理的レーニングをするチャンスが少なく、その結果、予想外の出来事への対応に弱く、何かが起きる前から圧倒されてしまい、思考能力は停止し、精神的な重圧だけを感じて、いわゆるパニックになる。そして、誰かに依存しようとするのだ。このようにあなた方は、不安や恐怖を見せられるたびに心理的パニックに陥り、特に権力に対して強い依存状態に陥(おとしい)れられてきた。 

   しかし今あなた方は、この危機感の中で自分のことは自分で守らなければと思うようになり、自立のため精神的な強さを要求されていることに気づいている人も多いだろう。そのように感じて、強い意志力を持って意識を上昇させる人もいるが、一方そうした人々のパラダイムシフト(枠組みの変化)についていくことができず、自分の恐怖心に挫け、暴力的になったり、逆に鬱(うつ)状態に陥(おちい)っていく人々が増えるだろう。

   たとえば地球温暖化は宇宙全体の問題であることや、金融システムの作り出す社会的不均衡について、またすでに世界中で起きている地震や、アイスランドエイヤフィヤトラヨークトルの噴火の原因は地球の地軸変動にあること、よって今後も続々と火山の噴火が起きることなどを話すと、急に不機嫌になって「何を根拠にそんなでたらめを言うのだ」と怒り始める人や、すべてに対してやる気が失せ、鬱々(うつうつ)として日々を過ごすようになってしまう人などは多くいる。このような人々は、誰も望んでいない想定外の出来事を受け入れることができないのでこのような反応をするが、しかしこういった人々の中にも意識がどんどん変化し、積極的に今後の地球を考え始める人が出てくるだろう。

   新しいリーダーたちは、あなた方が自分自身について深く知り、自分の可能性について知る手段を提示するだろう。そしてこれから先の地球環境を受け止めることにより、それを、自分の可能性を最大限引き出すために必要なメンタルトレーニングの機会として捉え、一つ一つの危機的状況を乗り越えていくための、実践的な方法と理論を提示するだろう。

精神に異常をきたす人と覚醒する人

   あなた方も気づいているように、地軸変動自体は数年前から始まっているが、地上で私たちが知覚できる現象としては2010年から本格的に始まっている。地球の地軸はセントラルに向けて引き寄せられるように傾いており、これは全宇宙に流れる磁力線の方向が変化していることを意味している。そして上のごとく下も然りで、地球を含む天の川銀河だけでなくたくさんの銀河が同じような状態にあり、多くの星や多くの太陽が異常な活動を起こし、星の軌道が変化している。よって温暖化や地殻変動などが起きているのは地球だけではないのである。

   宗教家や霊的な指導者、あるいは情報の発信者たちの中には、これから地球に起きる大惨事は人類の責任であるとか、人類の罪の代償として受け入れなくてはならないというようなことを言う人がいるが、決してそうではない。ただ単に古いゲームが終了するべき時が到来し、すべてを一度「空(くう)」というフィールドに戻す時が来ただけなのである。

   まだ大きな報道はないようだが、今富士山の火山活動は非常に活発化していて緊迫した状況にある。富士山は1707年12月16日の「宝永噴火」以来、300年間もまるで死火山か休火山のように静かに眠り続けてきた。しかしそれはあくまでも地表から見た富士山の状態でしかない。富士山は十万年もの間断続的に噴火が起きており、地下ではマントルから絶えずマグマ溜まりに新たなマグマが供給されてきたと考えるのが自然である。そして2000年頃から急速に富士山の低周波地震が増え、火山活動が活発化していることがわかって以来、あわてて科学的な調査が進められているが、複雑なプレート構造にある富士山のマグマの状態は実態をつかむのが難しいようだ。そして当然、巨大な火山が噴火する前には何らかの予兆現象が起きるはずで、その予兆現象でさえすでに大きな災害を巻き起こす可能性がある。

   ちなみに宝永噴火の前の宝永地震では、2万人以上の死者が出たと記録されている。また今活動が活発化しているのは、単なる火山活動の自然なプロセスというものではなく、すでに述べたように地殻変動に伴うマントル層の動きに起因するものである。よってもし、巨大な富士山が噴火すれば、連鎖的に次々と日本列島の火山が噴火する可能性も予測しなければならない。そうなると地下水は干上がり、空一面を火山灰が覆い、太陽光は遮断され、地面や川に降った火山灰によって二次、三次的被害が続くことになり、当然、農作物にも大きな影響が出る。

   先日、お米の生産者協会から年賀状を受け取り、私は身が凍るような思いをした。その内容はロシアを初めとする12ヶ国がすでに、自国民の食糧確保のために食糧の輸出を止めているというものであった。輸入で成り立っている日本が食糧を輸入できなくなると、食糧自給率が40%を下回る日本ではおよそ8000万人分の食料が不足することになる。しかしこれは天変地異による大災害が起きなかった場合のことであり、富士山だけでなく今後地球規模でどこに起きるかわからない状況で、もしそうなればいっそう深刻な食糧難となり、多くの人が飢えに苦しむことになる。最悪の予測をすれば、地球はおそらく何年間も太陽の当らない世界となり、強風と干ばつと長雨、そして火山がもたらす毒性の高いガスや放射能などにまみれて、生命の危機的状況になるだろう。

   このようなことをダイレクトに伝えるのは心苦しいことである。 しかし何度も述べているように、これらのことは私たちと宇宙のすべてが同意の上で計画したことであり、新しい地球を創造するために必要な筋書きなのである。そしてこれを経験するのは地球だけではない。何よりもあなた方に思い出してほしいことは、この非情なほどの状況を乗り越える能力が、あなた方には十分に備わっているということなのだ。

   大艱難(だいかんなん)の中で精神に異常をきたす人々と、霊的に目覚める人々の二極化が起きる! さて、これらの状況は次々やってくるが、まず自分自身のメンタルを管理することについてもう少し詳しく説明しておく必要があるだろう。

   太陽光が遮断されることは、人間のさまざまな機能に影響を与えることになる。 太陽が人間の脳の松果体に影響を与えていることは述べたが、松果体はすべてのDNAに指示を与えるいわば司令官のような役割をしている。またそれ以外にも、松果体は人間の精神状態にとって重要な役割を持っているので、それを機能させるためには、太陽光や太陽からの信号が必要である。

   あなた方がよく知っているメラトニンセロトニンという神経伝達ホルモンは松果体が分泌しており、それらのホルモンは太陽や電磁波の影響によって左右されている。それは概日リズムと呼ばれているもので、目の網膜から太陽光が順調に吸収されることでセロトニンが分泌される。そしてこのセロトニンは俗に癒しホルモンなどとも呼ばれているが、それは人間を覚醒させ、行動を促し、過剰に分泌された興奮ホルモンやドーパミン、また不安ホルモン、ノルアドレナリンなどを抑制し、情緒を安定させる効果を持っている。つまり、このセロトニンが分泌されなければ人はより攻撃的になり、恐怖心や不安感がより強くなり、さらに思考力や集中力、認知力などが低下し、適切な判断力や行動力を失うことになる。

   また網膜から日光が吸収されなくなると通常はメラトニンが分泌されるが、メラトニンセロトニンが原料であり、セロトニンは体内では生成することのできない必須アミノ酸の一つであるトリプトファンとビタミンB6によって合成される。ということは、太陽光が届かないうえに食糧難となると、通常の状態ではセロトニンメラトニンも分泌されないということである。また人間の免疫力や筋肉の働き、骨の生成と関わり、インスリンの分泌の調整をしているビタミンDは食品からも摂取できるが、太陽の紫外線B波を皮膚から吸収することで体内で生成される。しかし太陽光も食料もなければビタミンDの欠乏に陥る。

   さて、食糧難になり、戦時中の日本人のように食べるものが不足して栄養失調の状態になると低血糖になり、グルカゴンが過剰分泌され、また攻撃性ホルモンのアドレナリンや不安ホルモンのノルアドレナリンが過剰分泌されるので、精神が著しく不安定になる。今はまだそれほど深刻な状況ではないにしても、経済的なダメージやすでに始まっている異常気象の変化などにより、不安感を抱いている人々が増えている。この先状況が深刻化して食料が手に入らないという状況になれば、人々の精神は正常ではなくなる事態を予測しておく必要がある。そして、そのような状況下でも正気を失うことなく、今の次元を移行していけるだけのあらゆる準備を始めておかねばならない「時」に来ている。

   これらの自然災害の影響を少しまとめておこう。

  •  各地で起きる地震は経済的な崩壊を招き、復興のめどが立たないままに不衛生な環境の中で、人々は不安やストレスから暴動行為などを起こし、治安が極端に悪化する。
  •  多くの火山の噴火は津波地震を起こし、空中の火山灰が太陽光を遮断することで人や物の輸送は途絶え、再起の見込みのない経済的ダメージを与えるとともに、地表は寒冷化し、農作物そのほかの生態系にも大きな影響を与え、深刻な食糧難となる。
  •  細菌やウイルスの蔓延に対し抵抗力が低下した人々は感染し、栄養失調から病気が多発し、ホルモンバランスが崩れ、極端なストレスを受けることで精神が衰弱し、正気を失う人が急増する。
  •  しかしその反面、それぞれの段階で着々と準備を進め、意識の新しい領域に進んでいく人々は、魂の仲間を互いに引き寄せ合い、すでに準備しておいた安全な場所に、すでに存在している新しい地球とアクセスし始めるだろう。

   これから後、あなた方一人ひとりは何を選択すべきかを明確にし、それにしたがって準備していかなければならない。ここで、あなた方に忠告しておく。あなた方はこれまで大勢に依存する習慣がついている。つまり、あなた方のこれまでの生き方は、多くの人々が選ぶものを選び、多くの人々がとる行動こそ間違いないとして選択し、他人の考え方に依存することで生きてきた。しかしこの習慣化されたパターンを打ち破らない限り、あなたが次のゲームの舞台の上で、すべての人が豊かで健康でそれぞれが満足し、幸せに満ち溢れた世界を創造し、体験することはできない。

   これからやってくる暗黒の世界からあなたを救い上げてくれるのは、あなた自身の魂である。あなたの周りのすべての人は、このような話を受け入れてくれないかもしれず、家族にはあきれられ、あなたの精神状態を疑うかもしれない。しかしもう躊躇している暇はない。すぐにすべての人が今後の天変地異は当らない予言でも、おとぎ話でもないことに気づくだろう。でも、すべてはそれからでは遅すぎる。少なくとも、この本に出会うことになったあなた方は、それに備えて準備をしておくべき人々だと言える。

   さて、ここまできて今後の地球の状況を知ると、とても生き抜くことは不可能だと誰もが考えるだろう。そして前に述べたように、そのような状況下で生きようとすることは傲慢だと考える人もいるだろうが、それも一つの選択である。しかし多くのマスターたちは、今まで地球が経験してきたどんなカタストロフィーの中でも、自分の意識を途絶えさせることなくここに存在し続けてきた。そしてあなた方もまた、マスターたちと同じ能力を備えている。ただその能力は長い間抑圧され続けてきたので使われたことがない。そして今まさに、それを目覚めさせるチャンスが来ているのだ。

   では具体的にホモサピエンスという人類は、どのような機能を持っているのだろうか。

   それらの知識は密教道教、あるいは神秘主義と呼ばれるような教えや思想の中で説かれてきたが、これらの真実を弾圧しようとする政治的な力はこれまでのどの時代にも存在してきた。そしてそのような情報や知識があなた方に届くことはなく、そういう能力はカルト集団の教祖が使うと考えたり、黒魔術的なイメージや、あるいは特別な能力を持った人だけが苛酷な修行で身につける力だと考えてきた。そして、そのように考えるのが当然で自然であるとして、意識的な操作が行なわれてきた。

   しかし、事実は違うのである。 つまり、ホモサピエンスという形で脳を持っているならば、誰であってもマスターレベルに到達することが可能なのだ。ただ、今のあなた方は、あらゆるコントロールされた社会意識の洗脳を受けているので、そのようなあなた方にとっては非常に難しいと感じるのも当然である。たとえば「現実」というものが、あなた方にとっては何より重要な要素であろう。つまり、幸も不幸も「成りゆき次第」ということで、起きてくる出来事に翻弄されることを指す。しかし、まさにこれこそがコントロールされた社会意識が生み出すものであり、私たち地球外存在のE.Tから見ると幻覚症状に悩まされている状態なのである。

   人々は希望どおりの企業に就職できたら嬉しいと感じる。

   しかしその企業の勤務内容が予想以上に厳しいとつらいと感じたり、憤ったり、悲しんだり、がっかりしたり、落ち込んだり、憂鬱になったりと、瞬間、瞬間を絶え間なく会社内の出来事に反応する。またすでに述べたように、人間は生きるためにそれほどの努力は必要ないということを理論的に理解したとしても、「そうなのか!」、とすぐさま仕事を辞め、現実的に働かずに生き始める人はほとんどいない。

   あなた方が具体的だと考えて捉えている「現実」は、実は単なる幻なのだ。

   わかりやすく言うとテレビゲームである。子どもたちはゲームに夢中になると、母親が呼ぶ声も聞こえなくなり、ついにテレビの電源を切られて、「いい加減にしなさい、食事だよ」などと言われ、しばし呆然としてからようやく頭の中が自分の置かれている状況に切り替わる。これはあなた方が現実という「幻のゲーム」に夢中になっている姿と同じだ。そして残念ながら、テレビゲームに夢中になったまま人生を終え、引き続き転生のサイクルを繰り返すことになり、何度も何度も母である魂が声をかけても気づかないのである。

   そういわれても何のことだかわからず、わかっているようで理解できていない人々が非常に多いのである。これは「現実」というものがすべてであるという「洗脳プログラム」に基づいているからであり、この一番低い周波数帯域の量子場に没頭してここに意識がつながれているからだ。つまり、ゲームに夢中になっている子供が、ゲーム上のキャラクターになりきっている状態である。そしてあなたの意識がこのような量子場に生きている限り、人間の本来の能力が発揮されることはまったくあり得ない。なぜなら意識とはエネルギーであり、そのエネルギーが脳を機能させているからである。

すべてを「必然」と受け止めて生きよう

   あなた方が現実だと思っているものが、実はコントロールされた社会意識が作り出す幻想ゲームだということを仮に理解したとして、それではどうやってその世界から抜け出せばよいかということが、あなた方の次なる最大の難関であろう。この問題の解決方法は、自分自身と思っていることの範囲の中で何も望まないことである。たとえば、お金が必要だ、優良企業に就職したい、結婚したい、素敵な恋愛がしたい、安定した生活をしたいなどの、誰もが普通に望んでいることや、あるいはさまざまな野心や野望などのことであるが、それらをひとまず置くことである。

   まず、「すべては必然」という概念の中に、自分の自我意識やエゴ意識を深く沈めてみるとよい。そして、あなたのところに来たすべての話には必ず「イエス」「はい、いいです」という答えを出す。このとき重要なことは「徹底する」ことだ。つまりあなたのエゴ意識が何かを判断する必要はなく、成功することも、失敗することも自分自身に許可することを指している。だがこれは難しいところで、誰でも失敗をすることは辛(つら)いと感じるので、できるだけそれは避けようとして生きている。しかしその中で、勝ち目のない戦いに自ら参加する人はよほどの人であると言える。

   そしてこの「よほど」こそが、あなたを一気に新しい量子場へと引き上げてくれるのである。あなたが、自分の内に宿る神の霊に完全にすべてを委(ゆだ)ねることができれば、それによって起き始めるどんな奇跡ももはや奇跡ではなくなり、それらはあなたにとって当たり前のことであり、あなたは神の国に生き始めるのだ。

   私はこの物理的次元に人間としての肉体を持っている。 その初めには、人間として生きるための訓練をしてきたのだが、少しづつ人間の世界に慣れるにつれてさまざまな欲求が芽生えてきた。その欲求は満たしても満たしても新たに欲求が芽生え、それは恐ろしいほどで欲求というものは尽きることがないことに気づいた。そしてようやく、私は思い出した。私は自分の貪欲さを満たし、それに振り回されるゲームをしにきたわけではないことを。そして、自分自身に誓った。「私は今この瞬間からすべての瞬間において、自分の内に宿る神の霊である意識のままに生きる」と。そしてやがて私の人生は180度転回することになった。私の内なる神の霊である意識は、私のエゴ意識にとってはまったく意外なことを望んでいたのだ。魂の意志に従って生きる結果、それらが引き起こすどのような現実を経験することになっても、不思議なことに自分のエゴ意識には違和感や不自然さはなく、むしろ非常に自然な感覚と必然という中にいる静かな安らぎが感じられたのだ。

   今、生きることに夢中になっている人は、より早く自分自身のエゴを静めて休息させ、あなたの内なる魂の目覚めを促してほしい。適切にことを進める迅速さは、今はとても大切なことである。まず、あなたに起きてくることはすべてが必然であると捉えることである。しかしこれまでの長い間、あなたの意識の中ではエゴ意識がすべての陣頭指揮をとってあなたの人生を創造してきた。自分は創造したわけではなく、成り行きでそうなっただけ、という人がいるかもしれないが間違いなく、あなた方の意識が自分の現実を創造しているのだ。

   そのうちに、あなた方の意識の焦点を合わせる力によって、意識が現実に投影して実現されるまでの時間が短縮されるようになる。それは別に期待しているわけではなく、何となく望んだことがすぐ実現化するのだ。疑いを持たずに思考することで焦点が合わせやすくなるが、その逆に、一般的にあなた方の思考は自分の希望することを疑ったり否定しながら現実を創造しているために、自分の望まない現実が実現化されやすい。そして先に述べた「すべては必然で、自分には神の霊が宿っている」という考え方に切り替えても、実際には望まない状況が続いたりする。そして自分に神の霊などないのではないかと不安になり、すべてが疑わしくなってくる。しかしそれは単純に、過去の思考が実現化されているためで、あなたのやり方が間違っているわけでもなく、私が嘘つきなわけでもない。

   むしろそこからが重要なことで、自分の内に存在する「神の意識」との信頼関係を築くためにあなたの強い意志が必要になってくる。「信じるものは岩をも動かす」の理屈であり、何が起きてもあなたの取り組みを諦(あきら)めることなく、そして何が起きて来ても疑ったりしないことである。「思考は現実を創造する」ので、疑った時点で振り出しに戻ることになる。上手くいっているときに継続するのは簡単だが、何度やっても思うような結果が出ないにもかかわらず、同じやり方を貫くのは非常に難しいことであるのは十分理解できる。だからこそ私たちはメンタルトレーニングをしなければならないのである。

   心理的・感情的・精神的なメンタルトレーニングをしなければならない事項をまとめておこう。

   〇 何が起きても、その現実に惑わされることなく、それを受け止める力を養う。

   〇 自分に対し、また現実に対する不安、疑念、恐怖などの感情を克服する力と知恵を得る。

   〇 自分の魂の目的を明確にする。

   〇 目的に向かうために、何に取り組むべきかを考えるための冷静さや客観性を養う。

   以上、主な部分を箇条書きにしてみたが、この「幻想ゲーム」から抜け出るためにはこのプロセスを通過する必要がある。そして繰り返して言いたいことは、「諦めほど無益なことはない」ということで、これはあなた方がおかし易い大きなミスポイントでもある。

   さて、あなた方が一番低い周波数の世界を抜け出ると、自分がたくさんの概念に縛られていたことに気づくだろう。その一つは、実は人間は食べなくても生きられるということである。人間の体の大きさや消化器の大きさ、消化システムについて考えてみると、現代人の多くが食べ過ぎることで病気を引き起こしていることがわかる。胃は人間の臓器の中ではそんなに大きなものではなく、肝臓に比べるとずっと小さく、たとえ半分になっても人間は生きていられるし、最悪全部摘出しても食べるという不便の支障は出てくるが、生きることそのものには問題はない。

  では神秘的な臓器ともいえる腸についてであるが、腸の長さは身長よりもはるかに長く、大体7~9メートルあり、この腸には脳と同じ神経細胞ニューロネットがある。消化作用として胃で溶かされた食物を腸壁から吸収するが、腸壁には樹状突起といわれるものがあり、腸の壁は非常に大きな面積を持っていることはあなた方も知っているだろう。その腸の壁を全部広げてまっすぐにピーンと伸ばしたとすれば、それはテニスコート一面ほどの広さになる。こんなに吸収面が広いのは多く食べて吸収するためだろう、と考えるのは早とちりである。

   それは同じように、広げて伸ばしたら大きく広がる形状を持つ脳と同じである。

   なぜこのような形状を持っているかというと、腸は脳よりも先にできた原始的な「脳」だからである。そして頭部にある大脳や中脳、小脳と同じように、腸にも十二指腸や小腸、大腸に分かれていて、厳密にいうとそれぞれが異なった次元へ働きかけることが可能なのだ。このように非常に繊細で精密に作られている。そして人間にとっての腸は、実は第二の脳であり、量子的神経伝達をする機能を備えている。ところが、現代人の腸壁には汚物がべったり張り付いている悲惨な状態である。

   これから起きる宇宙での一大イベントに向けて、地球自身の意識やエネルギーが大きく変化していく。それに伴いそこに生きる人間の意識にも変化が起き、あなた方のつながれる量子場は次第に周波数の高い領域になっていく。それに対応して、これまで使われてこなかった脳を使うようになり、今までは分泌されなかった新たなホルモンや脳内化学物質が分泌され始める。そうなると、これまでとは異なる質のエネルギーが地球やあなた方の肉体やオーラを循環するようになり、出力も高くなってくる。そして腸は、本来の用途で使われ始めることになる。しかし今のままでは、あなた方の腸はとてもそのような機能を果たすことはできない。

   現在世界中には、すでに食べないで生きる不食の段階に入る人々が出てきている。

   人間は本来食べることを通して食物のエネルギーを取り込んでいるが、この場合のエネルギーは熱量ではなく、いわゆるプラーナと呼ばれるようなエネルギーである。そのため食べたものから使える栄養を吸収して、それ以外のものは排泄しなければならない。このような作業にも実はエネルギーが必要だ。よく病気をしたときに食欲がなくなるのは、消化したり排泄することに使用されるエネルギーを少しでも温存し、効率よく吸収する方法に機能が切り替わるためである。いうなれば労力のかかる手動発電機から、自動的に供給される便利なフリーエネルギーに切り替えるようなものだ。

   おいしいと感じられるものを食べることは、物理的次元を経験している人間にとっては大切な感覚であり、豊かさの一つでもあるので悪いことではない。しかし人を幸福にする行為であったものが今や臨界点に達しており、度を過ぎて食べることに依存してしまった結果、病気を作り出すまでになっており、ここで中立なポイントに戻さなければならない時にきている。まさにあなた方は食べるために働き、努力し、忍耐し、多くの労力と時間を注いできた。そして、人間は食べなければ死ぬと教えられ、実際に大飢饉や餓死した人の話も聞いてきた。しかし今のあなた方には信じ難いことであるとは思うが、これらはすべて作られたプログラムである。

   「プラシーボ効果」というものを知っていると思うが、それは非常によく効く薬だとして医者から偽薬を渡されると、それを信じて服用した人の症状が実際に改善されるというものである。実際には偽薬なのであり得ないことなのに、人間の思い込みが効果を作り出し、つまり人間の思い込みという思考が、効果という現実をつくっていることを現している。このように人間は食べなければ栄養失調で死ぬと思い込んでいるので、実際に死んでしまうのだ。

   そしてこれから起きる食糧難は、一つのイニシエーション(秘儀・通過儀礼)となるだろう。つまり、食べられない恐怖に打ち勝って、自分自身の中にあるプログラムを書き換えるための大切なプロセスとなるのだ。

   今はまだ十分に食料もあり、冷静さを保っていられるときにこそ、これらのことについてよく考え、覚えておいてほしい。人間は食べなくても健康に生きることができる。それどころか脳は活性化し、感覚は冴えわたり、今まで発揮したことのない能力が覚醒するのである。

真の満足を得る決意をするとき道は開ける

   これから先に待ち構えている数々の困難についての話に、ここまで勇気を持って目を通し心を傾けてもらったことに、まずは心から感謝したい。あなた方がこれから直面する出来事は、決して悲惨なことでも残酷なことでもない。ただ、平和な状態の中には決して出現することのない偉大さのために、あなた方が勇敢にも選択した現実であることをここで再びお伝えしておこう。今回の次元上昇(アセンション)について深く理解するためには、もう少し全体のことを知っておく必要がある。

   私がようやく自分自身の幻想ゲームに夢中になっていたことに気づき、エゴを返上し、内なる神とともに生きようと決心した後のある日、宇宙のセントラル・マスターであるメータックスは突然私の前に現れた。宇宙神であるセントラル・マスターたちは女性でも男性でもない。しかしそれぞれの個性とも言える意図を持っている。とりあえずマスター・メータックスを彼と呼ぶことにして話を進める。そして彼は私に、「あなたは今までゲームに夢中になり過ぎて、すべてを忘れてしまった。一度還って来るように」と言った。そして、かなり刺激的な体験をして宇宙のセントラルに召還された私は、多くの教えを受け、たくさんの訓練を受けた。それらの一部を、この章であなた方にお伝えしておこう。

   「神は、初めに自分自身をふたつに分け、それを自分と、自分以外のものと定義した。」この言葉は「聖なる二分法」と呼ばれていて、それは同じように(神から出た)「空(くう)」がゼロポイントを創造したことを意味している。そしてゼロポイントとは「空」の重複、つまりコピーであるので、「空」と同様に自分自身を知ろうと思いつき、「反射ポイント」を創造した。(図を参照)これが三位一体の原理である。

   そしてこの三位一体は「空」から次々と新しい可能性を創造し、第2章で述べた7つのフィールドを展開してきた。ここで重要なポイントは、はじめ「空」は何もないように見える闇の広がりであるが、何もないと説くのはそこが4次元の物理的な次元であるからだ。そして実は、そこはすべてを顕在化させる可能性を持った「空」である素粒子で無限に埋め尽くされている世界なのだ。「空」なる素粒子は、地球の科学ではまだ発見されていないので定義することはできないが、「無の素粒子」として存在することが仮定されているので、CERN(セルン)の巨大な加速機で見つけようとしている(ヒッグスと名付けられた)素粒子と同一と考えてよいかもしれない。

   マスターたちによると、この宇宙は「ドロドロのスープ状」であるという。 つまりそれは「空」なる素粒子が埋め尽くしている状態であり、それは質量を持たない状態にある「無」という素粒子で、ご主人がランプをすって呼び出すのを、暗闇でじっと待っている壷の中の魔法使いなのだ。そしてあなた方はその「空」のコピーとして顕在化した形で壷の外ともいうべきセントラルの外に主人として存在している。そしてこの素粒子は特定された誰かのものではなく、すべての存在たちが自由に使うことができるものだ。つまり地球にいるあなた方だけでなく、他のどんな存在や意識存在であっても、すべてを叶えてくれる魔法のランプを持っているというわけである。

   すべてのものはどこに存在していても、どんな形態を持っていても、それは(神から出た)「空」でしかあり得ないので、必然的に自分自身を知ろうとする衝動と、そのための創造性を持っている。つまりこの宇宙のすべての意図は例外なく、「空である自分のすべての可能性を知りたい!」のである。そしてポジティヴやネガティブな可能性の両方を知るために、二元的な二極の世界が創られてゲームが行なわれてきた。しかし(神から出た)「空」はこれまでのゲームを終わりにして、まったく新しい可能性を創るために新しい宇宙を展開しようとしている。そのために7つのフィールドを畳み込んですべてを収束させ、新たなフィールドを1から展開させる意志を決定している。

   これからあなた方が経験するプロセスは、最大の加速期ともいうべき最も混乱した苦難に満ちたプロセスでもある。しかしどんな場合であっても、偉大さとは混沌の中からしか生まれないのだ。今回の地球を含む宇宙の次元上昇は、ひとつの意識や、ひとつの魂のグループが次元上昇したりするようなものとはまったく異なる。今回起きることは、7つのすべてのフィールドが宇宙の中心を通過するものである。これは宇宙的には12のエリアをもつ12の銀河連邦すべてが次元上昇することであり、言い換えると、3~8個くらいの銀河を含むエリアが144個集まった巨大宇宙が、すべて一瞬のうちに宇宙の中心であるセントラルに吸い込まれ、一瞬のうちにまったく異なる7つのフィールドを展開し始めるということなのだ。これは、宇宙創成以来初めてのことであり、この宇宙が一度も経験したことのない、宇宙全体のチャレンジなのだ。

   宇宙がかつて、まるで爆発したかのように猛烈なスピードで7つのフィールドを展開しながら広がっていったのとは、全く逆の現象がすでに始まっている。そのために地球や太陽系や天の川銀河だけでなく、他のすべての星や銀河などの意識存在たちも大きな影響を受けている。その中で地球人だけが蚊帳(かや)の外のような状態にあり、これらの真相をまったく知らされていないのである。そのために当然地球人は、そのような宇宙の中で不調和に存在している。他の宇宙文明の存在たちのほとんどは、すでに準備万端の状態にあって地球を見守っている。しかしすでに地球には、4次元的な権力ゲームを継続することを望む宇宙存在がいるので、彼らは何とかして地球の次元上昇(アセンション)を阻止しようと必死である。

   地球ではフリーエネルギーに関する発明や技術、癌やHIVなどの病気を治療する画期的な方法など、副作用のない医療や、ストレスを削減するためのシステムなどさまざまなものがすでに優秀な学者や研究者によって発見されているにもかかわらず、そのどれもが人々に使われることなくほとんど消えてしまうが、それはなぜだろうか。

   あなた方が何とかしなければと考えるようなもののほとんどは、つまり環境問題やエネルギー問題、医療、経済の問題などの対策はすでに発見され、発明され、開発されている。商品化する準備がすべて整っていたものが多くある。しかしそれらがあなた方の社会に現れることがないのは、権力を握り続けることを望む、コントロールゲームを非常に好む宇宙からきた存在たちと地球人たちが、これらの開発を必死で食い止めているからである。彼らのその手段を選ばないやり方を見れば、彼らがいかに死に物狂いであるかを物語っている。

   しかし、実は彼らに限らず、あなた方自身もこのゲームを終わらせたくないと思っているのだ。あなた方が持つ潜在的なプログラムである相対的な価値感、たとえば優劣の概念や競争意識やプライドなどは、ゲームには非常に重要な要素である。しかしプライドがなければ向上心は培(つちか)われず、優劣の概念なければさまざまな感情を経験したり学ぶことも難しい。これらの利点があることは確かであるが、その反面これらの経験の継続は、社会的、個人的にさまざまなストレスを生み、不調和を生んでいる。

   ここで少し自分自身の日常を振り返ってみてほしい。 あなたは自分の仕事や、人間関係や住環境などに満足しているだろうか。なんらかのストレスを抱えていないだろうか。たとえば将来の収入に対する不安や、自分の肉体的、精神的な健康に関する漠然とした不安などのことである。これらのストレスが継続的、あるいは断続的に続くと、あなたの脳は常に副腎皮質ホルモンの一種であるグルココルチコイドを分泌するように指令を出す。そしてこのホルモンが出ると、気持ちが落ち着き気分がよくなる。それだけならよいがあなたはいつしかこのホルモンに依存し始め、グルココルチコイドが欲しいがために、ストレスを生むような現実を潜在意識が創造し始めるのである。だからそのために、あなたはストレスの多いその現実に見切りをつけることを望まず、新しい現実を創り出すチャレンジをする気にはまったくならないのだ。

   このようにして、人間の社会はいつまでも真の平和というものを遠ざけるので、不均衡で不調和な状態が延々と続いてきたのだ。このように実は、他の誰でもないあなた方地球人の大半が、まだこのゲームを「終わらせたくない派」なのだ。毎日が心配だ、不安だといいつつも、グルココルチコイドの中毒から抜け出すこともできず、また多くのちょっとした優越感はあなた方にとっていまだに心地よいものなのである。

   このような状態が続く限り、他の宇宙の仲間を待たせ続けることになるだろう。

   しかし誰も、迷惑に思ったり残念がったりしてはいない。すでに次元上昇の準備を整えた宇宙文明の多くの存在たちは、すでに新しい世界を知っている。そしてマスターたちのいう「進化は必然である」ことをよく理解しているので、何も心配することはないことも知っている。彼らは、すべてが完璧であるという宇宙の「愛」を経験した存在たちなのだ。

   そしてこれからあなた方が経験していく試練をとおして多くの執着を捨て、新しいビジョンを持てるようになることも彼らは知っている。この愛にあふれる仲間とともに新しい次元に移行できることは、あなた方にとって本当の意味での誇りであるといえるだろう。これらのことを理解し、自分や他人を評価する相対的な価値判断を捨て、強い意志を持って真の満足を得る決意をするとき、地球人の意識をこの次元に閉じ込めようとする干渉は起きなくなるのである。

新たな地球へ次元上昇する決意をしよう

   エジプトの壁画の中には「死と再生」「復活」の磔(はりつけ)の儀式が残されているが、これはイエシュア(イエス)の復活までのプロセスと酷似(こくじ)している。これは同じ意味を持つ儀式のプロセスをシンボル化した物語なので当然である。ではなぜイエスゴルゴダ(髑髏どくろ)の丘の上で公然と磔(はりつけ)になったのだろうか。本当にすべての人の罪を担うためだったのだろうか。しかし、それが事実であるとする根拠になるものはただの一つも残ってはいない。

   この儀式は、まず7つのフィールドを降りて地上へやってきた者が行なう儀式であり、、降下するごとに身につけた法則や概念を手放して、何にも定義されない「空」、あるいは「神」そのものに戻るところから始まる。そのためにイエスは磔になる7日前にエルサレムに入り、7つのフィールドを象徴するそれぞれの門の場所で、適切なシンボルを使った儀式を行なっている。このことは聖書には書かれていないが、この「死と再生」のイニシエーション(儀式)はマスターになるための重要な儀式であり、それは今でも世界中の神秘学の学校や宗教における重要な秘儀となっている。

   私が古代エジプトに転生していた当時から、この儀式は行なわれていた。 当時のエジプトの神秘学校は、イシスとその息子ホルスによって主宰(しゅさい)されていたが、その厳しい修行の行程は絶えず死と隣り合わせのものであったので、私自身もその修行中に何度も死んでおり、実に38回もこの学校の修行者として同じ家系に転生している。おそらくいまだに私を超える劣等性はいないだろう。私はイシスから、「あなたは最初の弟子であり、最後の弟子でもある」といわれたほどであった。そんなに短い間にどうやって繰り返し転生することができたのかと疑問に思うかもしれないが、今から1億3000年前にすでにクローニングの技術があった。肉体をつくることは簡単であるが、難しいのはそこに魂を宿らせることなのだ。私の場合、魂はすでにあるので、私の両親は秘儀者として訓練を積んだ神秘学校の教師であったので、戻ってくる私の魂を宿らせるために、当然科学的な技術を駆使して母たちは何度も私を産んでくれた。

   あなた方は当時のエジプトやシュメールに対して、今よりずっと原始的な生活をしていたようなイメージを持っているかもしれないが、壁画やパピルスに残されているように、外科技術はもちろん、電気やコンピューター、核兵器生物兵器などもあったし、UFOも造っていた。話を元に戻すと、エジプトの神秘学校では「死と再生」の儀式をするくらいのレベルになると、魂は自分の肉体を抜けて自由にどこへでも行くことができるので、あなた方が知っているイエスのように、奇跡といわれるような行為を行なうことができた。よってこの儀式において実際に殺されるようなことはなく、ただ肉体を構成している素粒子の振動数を上昇させることで、肉体ではなくカー・ボディと呼ばれる半肉体のような状態に移行する。

   一部の人々はすでに知っているようだが、イエスマグダラのマリアはともに、この神秘学校の秘儀者であった。だからイエスが「死と再生」の儀式で何をしたかも私はよく理解している。つまりこのプロセスでは、地上に転生するにあたり「神」の意識から離れて7つのフィールドを下降しながら、それぞれのフィールドにおいて必要だと思われる概念を身につけてきた秘儀者が、今度は逆にそれらの地上の概念やプログラムなど、自分を守ってきたものや自分の権威を示してきたものなど身につけてきたものを捨てていく。

   次に磔(はりつけ)であるが、これは、出てきた初めの「ゼロポイント」に戻るために、次元上昇のトンネルを通過することを意味している。それは物理的次元における、魂の乗り物である肉体を脱ぎ捨てるという証しでもある。シュメールの神話でも同様のプロセスを、イナンナという天界の女神と、その姉のエレキシュガルという冥界の女神の話として残している。その中でも磔(はりつけ)の儀式が行なわれるが、エジプトでは特に肉体を切り刻むような行為をする。それは実際に切り刻むわけではなく、肉体を構成している素粒子のレベルが上昇して、物理的な肉体ではなくなることを意味する。

   ここで特に注意しなければならないことは、「死ぬ」ということは自分の肉体から魂が抜けて肉体を朽(く)ちさせることであり、すべてを忘却することである。しかしこれは次元上昇(アセンション)ではない。キリストは磔(はりつけ)にはされたが、実際には死んではいない。彼の魂は一度肉体を抜け出したが、魂不在の肉体が維持できるぎりぎりの期間肉体を去り、3日後には再びその肉体に還(かえ)ってきたのだ。物理的次元においては、肉体を持った者が次元上昇(アセンション)するためには、肉体を維持しながらライトボディーに変容しなければならない。それはたとえ一時的に肉体を離れたとしても、肉体を維持し、自在に乗りこなすことが重要な要素なのだ。つまり、次元上昇(アセンション)するためには、肉体を構成する素粒子の振動速度を上昇させて、変容させる必要があるのだ。

   そして先に述べた経済不安や食糧難や天変地異などは、これまでのあなたを形作り守ってきた力の象徴を一つずつ剥(は)ぎ取り、捨てていくプロセスそのものなのだ。東洋には次元上昇(アセンション)のシンボルとなる陰陽統合というものがあるが、この言葉が示しているのは、二極が統合したポイントに立つことによりこの世界、次元が終わることを意味している。終わらせなければ、始まらないのだ。イエシュア(イエス)は自分のことを「始まり(A(アルファ))であり、終わり(Ω(オメガ))である」と言っているが、それは「次元上昇(アセンション)を成し遂げた者」、「二極を統合した者」の意味であり、中立・統合はイエスの説く「愛」でもある。

   終わらせて、始めるためには、勇気を持って真実に向き合わねばならない。 そして始めるための崩壊を受け入れることが非常に重要なことである。私たちは便利な生活を手に入れたために、自分自身の能力を使えなくしてしまうリスクを負ってしまい、小さな世界に閉じ込められてしまった。私たちはこの生活を捨てることができるだろうか。快適に温度調整された家の中で暑くも寒くもなく、夜になっても明るく、食糧はどこででも手に入り、歩かずにどこへでも移動できるような生活を送りながら、寒くても暑くてもまったく不快になることなく、食べなくても十分なスタミナを持ち、暗闇でもよく見通せるような人にあなたはなれるだろうか。いや、なろうともしないだろう。なぜならその必要性を感じるチャンスさえなかったのだから。

   しかし、一見このハイテクな暮らしの便利さは、実は恐ろしく不便な人間を作り上げてしまった。私たちは本来持っている宝の持ち腐れをしているのだ。仏陀にあってあなたにないものは何か。イエシュア(イエス)にあってあなたにないものは何なのだろうか。彼らマスターは、物理的にはあなた方と何も変わらない。ただ彼らは、自分の脳を100%使う方法を知っていた。そしてこれから起きる大崩壊は、あなた方の脳を訓練するために欠かせない必要不可欠なプロセスである。

   しかし心配する必要はない。 サポートは常にあなた方に与えられているので、人間一人ひとりがすべてを自力で超える必要はない。ほんのしばらくの苦しさを通過すれば、あなた方の意識は宇宙へと引き上げられていくので、圧倒的な変化とともに忘却の彼方にあったさまざまな情報とつながるようになる。そうなれば肉体的な苦痛から解放されるだろう。そしてあなた方の仲間である宇宙文明の人々とも交信し合うことができるようになる。このときのために宇宙からは、地球に向けて多くのエールが送られ続けている。

   平行現実という言葉はあなた方がよく使う言葉であるが、そのようにこれまで限りなく何度も何度も、この地球が次元上昇(アセンション)しない現実を創造してきたのもあなた方であり、それはまるでオートリバース(自動再生)のCDから流れる音楽のように、何度も何度も同じところを行ったり来たりしているのだ。先に述べたとおり、宇宙の仲間の中で真実を知らないのは地球人だけなので、あなた方が気づくまで、他のすべての星や宇宙文明に住む住民たちは待っている。しかしマスターたちは、他の存在たちは待っている間に、待たされていることもすべては必然であることを学んだといっている。このまま何も起きなければ、人間は変化することはできない。変化しないということは、これまでのように自分自身の恐怖という怪物から逃げ続け、従属的で隷属的な生涯の経験の転生サイクルから抜け出ることができないことを意味する。

   転生と聞くと大抵の人が、今度は2060年くらいに生まれて来ると思うのではないだろうか。しかしながら、転生は未来になるとは限らない。たとえば今回1970年代の地球に生まれてきて、今回の計画を終了することができなかった場合には再びチャンスを待ち、同じく1970年代と同じような状況に生まれてくる。そして、「あー、これどこかで見た気がする」、「この人、知ってるような気がする」「これからきっと、こうなっていく気がする」などというのだ。今までにもデジャヴがあったり、これから何となく大変なことが起きる気がする、など思ったりしたことがある人は、当然、今回のこの時代の地球はもうすでに何度目かのチャレンジなのだ。記憶がないことが、せめてもの救いである。

   どうぞ勇気を持って自分の恐怖と向き合ってほしい。 そしてあなたの魂が同意したこの筋書きをクリアしていこう。そのために必要なすべてはあなたの中に準備されている。恐怖とは不思議なもので、現実に起きる前のぼんやりとして予測できない状態にあるときが一番恐怖なのだ。しかし実際に起きてしまえば対応に追われて怖れている暇はない。このようにして、これまで地球を支配し、神々と呼ばれてきた存在たちは、人間の恐怖を使うことで人々をコントロールしてきた。その結果、人間は実際には怖くないことでも怖いと感じるようにプログラムされてしまった。そしてこのプログラムこそが、今、人間の進化を遅らせる最大の足枷(あしかせ)になっている。なぜなら恐怖という意識の状態は非常に低いエネルギーのレベルにあり、よってこの恐怖心がある以上、人間はいつまでもコントロールされることから逃れられず、支配され続けることになるからである。

   抜け出ることのできない輪廻転生とは、川の流れの中にできる淀(よど)みのように、流れから逸れてくるくると渦を巻き、いつ出られるともわからない状態のことである。そしてこのまま寿命が尽きて死ぬか、あるいはカタストロフィーが起きて死ぬ現実を創造すれば、再び記憶は失われて川の流れの淀(よど)みに閉じ込められたまま、抜け出せない輪廻転生のサイクルに飲まれていくことになる。しかし勇気を出して川の本流へ合流するために厳しい現実を経験することが、転生のサイクルから解放されたときの考えられない至福を得るためであれば、大したことではないと思えるだろう。

   どうか、あなた自身が出てきた源である宇宙の中心の計画を信頼してほしい。 そしてあなた方を待つ宇宙の仲間たちも、地球人の決断を待っている。なぜならあなた方の自由意志は守られているので、あなた方が決断するとき初めて援助し始めることができるからである。決断するためには、まず人の意見に左右されることなく、自分自身の内部において選択しなければならない。一人でも多くの人が勇気を持ち、地球が新しく生まれ変わるために清算しようと決意し、第3章で挙げたような筋書きに従い7つの扉を通過していくことは、多くの人に影響を与え、やがて同じように何人もの人々が決意していくことになるだろう。このようにして、それぞれの魂が本来の計画に沿って変化していくことで、新しい地球に移行していけるだろう。

三次元的地球の20121222日には何も起きない

   あなた方が、2012年12月22日に何かイベントが起きるかもしれないとして待っているとしたら少しがっかりするかもしれない。実は、物理的次元においては何も起きないのである。今すでに始まっている天変地異の現象は、その日に突然エスカレートするわけではない。ただこのあたりから、確実に宇宙の中央へ向けた新しい次元への扉が開き、誰もが気がつかない瞬間に吸い込まれ、新しい次元の扉から吐き出されるのだ。そして人間はそこを通過したことを認識できない。しかしながら、脳が高次の意識の指示のもとに機能できなければ、そこを通過することは不可能である。

   ある朝目覚めて起きると、いつもと変わらない一日が始まる人と、夢で見たような、あるいはイメージ通りの世界に移行している人とに分かれるだろう。いつもの朝と変わらない前者の場合はそのまま寿命が尽きるのを待って死を迎え、再び輪廻転生のサイクルに戻ることになる。そして後者の場合は、次元間の巨大なポータルを何重にも通過している。その間肉体は深く眠り、魂の体であるカー・ボディが肉体を高い周波数に引き上げる。

   よってこの先、どんなカタストロフィーが起きたとしても地球が破壊されることはあり得ない。そして一連の大変動を通過した後には、地球においては考えられないほどの穏やかで静かな夜明けを迎えるだろう。そしてあなたが目覚めたとき、今まで見たこともない美しい地球の姿を見ることができるように願っている。あなたはそこで、今までみたこともない生き物や植物に出会い、何よりも、息を呑むほどに美しい光景の中にいる自分の姿に驚くだろう。実際の次元上昇(アセンション)の瞬間は、瞬(またた)きするほどの時もないほどに短い。あなたがある朝目覚めたら、すべてが変化していた。そしてそれが夢なのか現実なのかよくわからないうちに、初めの何日かを過ごすことになるだろう。

   さて、私たちの脳はどのように機能しているのだろうか。 あなた方が脳を使うときに「私の脳よ、このように考えなさい」と指示することはないはずだ。つまり、脳は勝手に考えたり想像したりしているような状態にあるが、しかし脳は勝手に考えたり想像してはいない。

   もしあなた方の脳が、あなたの「感情体」とのつながりが強ければ、あなたの脳は絶えずその感情を刺激するホルモンを分泌するので、喜怒哀楽といった感情全般に振り回される現実をあなたのために創造するだろう。そしてもしあなたの脳が、「高次の自我」とのつながりが強ければ、あなたの人生は「すべての必然」のうえに営まれ、愛に溢れた経験をすることになるだろう。このように脳は、あなたが持つすべての意識に作用されて機能している。もしあなたの大脳に、「人からの評価を得なければならない」「人から愛されなくてはならない」というプログラムがあれば、あなたの脳は絶えず他人の意識の影響下で機能することになり、そばにいる人によって考えや思いが絶えずころころと変化するようなことが起きるだろう。つまり、脳はあなたの意識が送り出す信号によって機能を変化させているのである。

   1997年に、ロシア連邦南部にあるカルムイキア共和国の大統領が国営放送のトークショーに出演中、宇宙人が彼の自宅を訪問したと語ったことで話題になった。ロシアでは以前から、わりと公的な場においてもそのような発言はあったようで、宇宙文明との交流をかなりオープンにしている。今までの地球がまるで鎖国のように、閉ざされ続けてきたことのほうが、むしろ異常でもあり奇跡でもある。2012年12月22日の件も、実はマヤ暦やホピ族の暦が元になっているので、彼らの持っていた高度な知識や文明は明らかに、進化した宇宙文明との交流が生み出したものと捉えるべきものだ。

   しかしこれまで、宇宙の高等科学や先進文明は地球人たちに何をもたらしてきたのだろうか。それは残念ながら一部の特権階級の人々に、莫大な富と際限のない強欲さを満たすためだけの、科学技術と社会の仕組みをもたらしたに過ぎない。しかしそのことから眼を逸らし続けてきたのはあなた方自身でもあるので、誰一人被害者はいないのも事実だ。地球の鎖国を終わらせるためには、地球人たちが「公平さ」ということに目覚める必要がある。そしてそのためには、一人ひとりが自分の劣等感を手放さなければならない。なぜならコンプレックスこそが不公平を作り出し、互いに傷つけあう結果をもたらすからである。

   人間の意識が現実世界に捉(とら)われているあいだは、劣等感を拭い去ることはできない。私が2歳の頃、輝く姿で毎日現れて、人間の情動について講義してくれた観音(かんのん)は、「地球の人たちは、決して終わることのない劣等感のキャッチボールをしている」といっていた。この世界に公平で平和な社会を創造するためには、根深いコンプレックスを手放し、現実世界を超えた超意識の世界に焦点を合わせるしか方法はない。

   今後、E.Tに関するニュースはどんどん増えてくるだろう。 それは2010年後半からは、今まで地球人に気づかれないように進めてきた準備も、本格的なテストをスタートしなけらばならない段階に入り、あなた方の認知が必要になってきているからだ。そして最近では、地球人にまぎれていたウォーク・インや、私のようなワンダラーの記憶が覚醒し始めている。これはさまざまな形で宇宙から地球にやってきた人々が、自分の役割を果たし、準備を始める時期に近づいていることを示している。場合によっては地球人を無事保護するためのテストとして、巨大なシップなどに連れて行かれる人もいるだろう。しかし脅威を感じる必要はない。先に述べたように、ある日を境に新しい世界に移行する人とそうでない人に分かれるのと同じく、必要ない人はUFOを見ることも、宇宙人と接触することもないからだ。

   宇宙文明の科学技術はほとんどの場合、地球のそれよりかなり進んでいる。 このような技術を目(ま)の当たりにすると、大抵の地球人は圧倒されて、宇宙人が自分たちよりも優れているかのような気になるものだが、技術は単なる技術である。中には中立な愛を知っている精神性の高い存在たちもいるがそうでない人々もおり、すべての存在はあなた方と同じように学びと成長のプロセスにあることに違いはない。また私のようなワンダラーやウォーク・インたちも、地球に来たのはそれぞれの学びのためであって、決してあなた方よりも優れているからではない。ぜひこのことを忘れず、あなた方自身の尊厳を安売りしたり、劣等感を持つことのないように十分注意してほしい。このような思考の繰り返しは誰も望んではいないはずなのだ。

   さあ、今まで地球にしっくり馴染むことができずに、強いホームシック状態に陥っていたワンダラーたち、いよいよあなた方の時代がやって来た。この期に及んで、今さら自分のコンプレックスに悩んでいる場合ではない。あなた方には、やがて仲間を引き寄せ合い今までの学びや経験を分かち合いながら、自分たちが本来持っている計画を実践し始める「必然」が用意されている。また自分がワンダラーであることに気づかずに、ただ皆と共感できない自分に劣等感を感じて悩んだり、わけのわからないパニック症状に悩まされてきたりした人たちは、今、自分自身の真実を知るときが来ている。そして心を大きく開いて、自分の意識をどんどん拡大させて上昇させることによって、あなたの中に深く眠っていた記憶の扉が開かれるだろう。そして他のワンダラーやウォーク・インと同じく、自分の仲間を引き寄せて行動を始めるときが来ている。

   今、私はこうした仲間たちの覚醒を助けるための活動をしている。 彼らの中には、宇宙からきた存在として遺伝子が目覚め人格が変化する人や、声や歩き方、趣味や嗜好、そして髪の色や肌の色、骨格まで突然に変化する人がいる。こうした変化や変容にも対応していけるように混乱を最小限にとどめ、自分らしさを受け入れていけるようにサポートし、自分の持ってきた計画が何であったのかを思い出すためのサポートもしている。

   すでに地球での経験が終わり、本来なら肉体を去ることで肉体を朽ちさせるはずの人が、新しく地球へやってくるE.Tのために肉体を提供するケースが増えてくるだろう。なぜなら人間の肉体は、生まれてから大人の肉体に成長し順調に機能するようになるまでに非常に時間がかかるし、訓練もしなければならない。しかし今からやって来る宇宙の存在たちにはそのような時間がないからだ。これまでもあなた方の周りには宇宙から来た多くの存在たちがおり、彼らはできるだけ地球人に気づかれないように息を潜めて生活していた。しかしこれからは、地球も宇宙へ向かって大きく門戸を開放していくことで、閉ざされていた時代が終わる。

地球内部に広がる「宇宙」

   宇宙と聞くと、あなた方はどうしても空のほうを連想すると思うが、ここでは地球の内部に住む人々についてお話しよう。今から1億年以上前のことであるが、あなた方に聞きなじみのあるプレアデス人の原型に当たる「小さな神々」はこの地球に住んでいた。彼らはレムリア人の祖先と言ってもいい人々である。この「小さな神々」も地球で生命の実験を展開していたが、彼らは生命を創り出すことよりも、すでにそこに存在していた者たちへ教育を施したり、種の繁栄のための研究などをしていた。彼らは当時、やがて地球にやって来るとわかっていた大災害を地球人類に乗り越えさせるために、知恵を与えたり訓練させたりしていた。また人類との間に子孫をもうけ、長い時をかけて地底の世界に移住していった。そしてそのお陰で、その後の2回のカタストロフィーを人類は無事乗り越えている。

   これらの大きな天変地異を乗り越えた後、一部の人々が地上に出て生活し始めた。 これが、いわゆるレムリア人である。彼らがいた時代は、地球全体が非常に冷えていた。一方、内部の地底世界ではすでに気候を完全にコントロールすることができていたが、地上に出た人々は大変な試練を経験することになった。来る日も来る日も太陽は厚い雲に覆われて強風が吹き荒れ、小柄なレムリア人にはなおのこと困難な生活を余儀なくされた。しかし彼らは祖先である「小さな神々」から受け継いだ高い霊性や精神性と根気強さなどの、地上での生活を乗り越えるために必要なすべての性質を持っていたので、風の当らない静かな地下洞窟などで非常に知性的で平和な生活を送っていた。

   地上で暮らすようになった彼らの肉体は、もともとの地球人の要素であった大きな手足や大きな体の遺伝子が活性化した結果、地上の環境に適応できる大きな体に変化し、内部世界にいる仲間とはすっかり違った風貌になっていった。実はレムリア人は、日本人と非常に縁が深く、現在でもレムリア人のDNAを受け継ぐ日本人はたくさんいる。そして彼らと同様に精神性が高く根気強く勤勉であり、平和で穏やかな暮らしを求めている人が多い。

   地球空洞説を知っている人も多いと思うが、内部の地底世界のことを「シャンバラ」や「シャングリラ」、「アガルタ」などと呼んでいるが、これらシャンバラの話はおとぎ話でも作り話でもない。実際に地球の内部には大きな空洞があり、現在でもそこには多くの都市が存在している。それぞれの都市は非常に進んだ科学技術を持ち、地上よりも進んだ文明として発展しており、自然環境とも非常によく調和している。しかし、特に人にとって刺激的なデザインの建物や金属を使った乗り物などは見当たらない。どちらかというと少し懐かしい感じのするような、地上の人間をホッとさせる安心感のある光景が広がっている。

   このレムリア人の祖先が作った地底都市とはどんなところだろうか。 そこには空もあり、太陽もある。もちろんこれらは初めからあったわけではなく、地球内部に入った神々が創造した世界である。大地は肥沃(ひよく)で多くの植物が生い茂り、人々に多くの収穫を与えてくれる。しかし、これらの植物にはまったく人の手が加えられておらず、ただ自然にそこに育っている。そして地上ほど多くの動物はいないが、牛や馬、羊や山羊、豚、ゴリラ、オランウータンなどの猿類、美しい羽と声を持った鳥たち、昆虫やカエルに似た生き物もいる。また美しい河や海もあり、水中にもたくさんの生き物が生息している。しかしこれらもまた人工的に飼育されているわけではなく、それぞれの生き物たちは自分たちの種を繁栄させる知恵を持っているので、それぞれが豊かに生活している。

   このように内部の地底世界は、今の地上の世界を理想郷に作り上げたような世界である。彼らはわりと小柄であり150センチくらいの身長であるが、しかしその眼差しの奥には老成した知恵がたたえられ、優しさの中にもどこかに厳粛さや威厳を感じる。彼らの意識は地上の人々よりも一足(ひとあし)先に次元上昇しており、すでに5次元に入っている。よってそこにある地上そっくりな世界は、地上の人間であるあなた方が夢見る世界そのままなのだ。先にどこか懐かしい感じを受けると言ったが、実はあなた方は夢の中で何度も内部世界に招かれている。それは、今後そこに招き入れられることになった場合に、違和感なくなじめるようにとの配慮からである。

   このレムリア人たちのつくる街は、誰もが心豊かに暮らせるようにさまざまな工夫がある。特に彼らの祖先である「小さな神々」は、教育を大切にする神々であったので、教育に関してはとてもよく考えられている。たとえば生まれた子どもは皆の子どもとして、誰からも愛され大切に育てられる。だから特定の親によって育てられることで、親の価値観を強引にプログラムされることはない。また親だけに育児の責任を負わされ、自由な時間も持てず、自己犠牲で成り立つストレスの多い育児を強いられることもない。ここに転生してくる子どもたちは、産みの親が誰であっても、皆兄弟のような存在であることを初めから知っている。それだけでなく、子どもは自分自身の魂の計画もすでに知っているのだ。だから彼らは年齢や個性に合わせて自由に学び、競争させられたり比較されることなく、どの子も愛に溢(あふ)れた存在としてそこにいる。

   内部世界の人々は食事をする必要はないが、食べることもできる。 彼らは地上の人間たちのように食べることに依存した生活ではないので、ただ食べることを楽しみたいときにだけ新鮮な食材を皆が持ち寄り、一緒に調理して食卓を囲み、ゆっくり時間をかけて食べる。彼らには所有という概念がないので、当然「マネーフリー」である。人々は心身ともに豊かで健康で力強く、創造性に富んでいるので、そこに貧しさや殺風景な単純さなどはまったく感じることはない。そこはまさに地上の人間にとっての理想郷である。

   さて、今度は大きな神々の内部世界についてお話しよう。 ニビル星からやってきたアヌンナキ、アヌの子どもたちのエンキやエンリルなどに対しては、現在に至るまで地上の人間たちをコントロールし、奴隷化して搾取し続ける悪者という印象を拭えない人も多いだろう。確かに彼らはそのような側面を持っており、今でもその子孫たちは残酷で、野蛮なゲームをしている。しかし、地球内部に降りたニビル星人たちは、そのような仲間たちとは真っ向から意見が対立して決別した人々であり、血の滲(にじ)むような努力を惜しまずに彼らの楽園を造り上げた人たちである。

   ニビル星人はもともと体が非常に大きく、エジプトに残された巨人像を見てもわかるように、初めて地球に来たニビル星人のエンキやエンリルは、身長が7メートルから8メートルもあった。彼らは初めから奴隷を必要としていたわけではなく、巨大な体を満足させる食べ物を得るためには苦労があった。またニビル星の1日の長さは地球時間にすると約80時間にもなるので、このためにゆっくりと休息することができず疲労が蓄積しがちであった。

   このように彼らにとって地球で暮らすことは非常にストレスの多いもので、次第に精神や神経を病むようになった。そこでひとつの対策として、自分たちの代わりに労働してくれる、地球環境によく適応できる人間を遺伝子操作することで創り出した。また自分たちの子どもや孫たちは体が小型化するように遺伝子操作をしたが、それでも3~4メートルの身長だった。彼らのストレスはなかなか軽減することができなかった。しかも王様であるアヌはニビル星にいて、その場にいないのをいいことに無理難題を押し付けた。

   ニビル星人はもともと生命力が強かったので、このような状況下においても次々に子孫を増やしていった。地球人との間に子孫を残すものもいた。そして彼らの中には平和を求め、穏やかな生活を取り戻したいと願うニビル星人もいたのだ。彼らはなんども話し合い、議論し、考えを戦わせたが、二つの主張が理解し合うことはなく、このままでは肉親同士の殺戮を繰り返すことになると悟った彼らは、そうなる前に分かれることを決意したのだった。しかしもはやニビル星に還ることは不可能だったので、そこで大きな決断をした。

   彼らが地球に来た当初から、地球の構造や地質などについては非常によく調べていたので、地球の内部の空洞のことはよく知っていた。しかしそこが生活に適した空間とはほど遠いこともよく知っていたが、それでも彼らは平和を求めて地底に降りていった。彼らが最初に到達したところは、沼のような湿地帯だった。もちろん太陽の光もなく、まったくの暗闇の世界であった。大気中の湿度は高く、苦しい日々を過ごしながら未知の世界を旅するうちに、ついに心地よい風が吹く大地を見つけた。そして彼らも自らの創造行為を思い出し、そしてそれ以後、何世代にも続く大いなる創造が始まった。まず彼らは大地に生命の息吹を注いでくれる太陽と月を創造し、連れてきた家畜や植物の種を次々と増やしていった。

   こうして彼らも「小さい神々」である地底人たちと同じように、地球内部に広大な楽園を創造した。しかし大きい地底人たちの社会は、小さい地底人たちの社会とは異なっていた。それは彼らがもともとニビル星の王族という立場にあったことや、所有という概念を残していたことからきている。大きい人たちの生活も穏やかで、平和で自然との調和のとれた素晴らしい社会であった。しかしそこに住む人たちの気質は小さい地底人たちとは違っていた。彼らは美しい絹織物の衣服を着て優雅な人たちであった。彼らは誰に対しても親切で優しく、純粋でよく学び、良く働き、公平な感覚をとても大切にしていた。またよく話し、よく笑い、よく食べ、よくお酒も飲んだ。彼らは大抵1日1食で、その時間を友人や家族たちと楽しく過ごした。

   彼らは小さい地底人とは違い、家畜を飼育し、植物を栽培した。 美しい農園はどこまでも続き、人々は汗を流して働いていたが決して強制されることはなく、彼らにとって高度な技術でよく整備された農園での作業は決して辛い労働ではなく、むしろ清々(すがすが)しい気分にさせるレクリエーションと捉えられていた。野菜や家畜などの世話は職業ではなくすべての人が交代で携(たずさ)わっており、自分が食べるものに感謝の気持ちを持っていた。

   彼らの社会では女性も男性も専門的な知識を持って働いているが、基本的に「マネーフリー」であった。一つ大きな特徴は、彼らの社会にはルールがあるということであり、ルールを破る人がいると、裁きや罰ではなく良く話し合い、必要であれば教育や援助を行なった。もともと彼らの遺伝子の中にはプライドや権威を重んじる欲求があったので、あまりに公平な生活は物足りなく、刺激が足りないと感じることからくる葛藤があった。このような場合のために、一人で熟考する神聖な場所があり、ここで物事を深く考えたり、霊的な指導者と交流したり瞑想することができた。

   このように内部地球には、地上社会の手本となるような都市生活が形成されており、そこでは知的で中立な人々が生活している。『地球内部を旅した男』(徳間書店5次元文庫)という本がある。この本は100年ほど前に出版されたもので、オラフ・ヤンセンというノルウェー人が父親とともに体験したことで、そこで「大きい地底人」の住む世界での不思議な体験が語られている。そして、実は自分も行った経験があるという体験をカミングアウトし始めた人もいるようである。

太平洋沖の「海底都市」

   地上の人間から見ると、内部世界は閉ざされた世界で外界とは隔絶された世界のように思うかもしれないが、実際にはまったく逆であり、彼らは天の川銀河だけでなく外側の世界ともコミュニケーションを持っている。現在の地球内部の人々は高い意識や精神性を持っており、自分たちのスーパーコンピューターである「脳」を私たちの数十倍は使いこなしているので、テレパシー交信やリモートビューイング(遠隔透視)、物質化、テレポーテーション(瞬間移動)などは彼らにとって特別なことではない。

   地上で生活している人類も、本来すべての人が同じ「脳」という素晴らしいコンピューターを搭載しているので、一人の例外もなくそれを使うことができる。しかしほとんどの人がそのことを知らないし、信じてもいない。また興味があったとしても、現実的な生活の対応に追われてそのような能力を開発する暇がない。

   しかしかつて、日の当る大地から太陽も月もない内部世界に降りていった当時の彼らにとっては、今後私たちが迎えることになるプロセスと同じく、これらの能力を目覚めさせることは切実な問題であったし、それに対する強い希望と信念があった。彼らはそのために多くのマスターたちから導かれ、見る夢を通して、あるいはクレアオーディエンス(霊的聴覚)やクレアコグニザンス(知っている感覚)といわれるような感覚を目覚めさせるために遠隔教育を受けてきた。そして今では多くの内部世界の人々は、これらの能力を使って宇宙連合などの仲間たちとコンタクトし、協力体制をとっている。

   宇宙連合では、今太陽の活動が活発化して地球のマントルが滑り始め、地上の地殻が大きく変動し始めていることを知っている。そしてその結果行き場を失うことになる仲間の地上の人類を、どのように援助救出するかについても十分に考えている。その一つの方法として、内部世界に受け入れ態勢を作るという方法が進められている。そして地球内部世界では、そこに住むすべての人々の意識をしっかりと5次元に安定させる「時」を迎えている。その意識的取り組みとして「小さい人々」は、すべては完璧であることをより深く理解するレベルを目指している。一方、「大きい人々」は、今は一人ひとりが自分と向き合う時間を大切にし、自分自身の深い意識とつながることに焦点を合わせる取り組みをしている。

   さて、どのようにして地上の人々が救出されるのかという点は、あなた方が一番関心を持っていることだろう。地球内部への入り口は、ヒマラヤ、ゴビ砂漠、インド、北米、北極、南極などがあるが、実はもう少したくさんあって現在建設中のポータルもある。残念ながらあまり詳しいことはここに書くことはできないが、実は日本にもあり、しかも一つではない。そしてこのことは私が知る限りでは異例のことなのだ。たとえばゴビ砂漠にある内部世界へのポータルは、あのような広大な砂漠であるところにもかかわらず、大きなものが今は一つしか残っていない。だからこの狭い日本の土地に、いくつかのポータルがあるということは驚くべきことなのだ。

   日本にはやはり、地球内部の人々の魂の家族がたくさんいる。 もしあなたがそこに招き入れられる約束をした魂であれば、近い将来必ず、その近くを通るかあるいは必然で引っ越すことになるかもしれない。内部世界の「小さい人々」は日本人ととても近い種なので、援助されるために何かを特別に頑張る必要はない。ただすべてを必然にゆだねて心安らかに毎日を過ごし、そして今という瞬間を高潔に生きるしかできることはない。

   また瞑想や眠っている間や、白昼夢のような形でキャッチした情報は大切にしてほしい。たとえそれが人の言っていることや本に書かれていることと違っていても、それはあなたにとっての大切な情報なので、「まさか、」「ただの夢だ」といって無視しないでほしい。これを通してぜひあなた自身の魂を信頼することにチャレンジしてみよう。あなた方は自分にできる最善を尽くすしかない。自分は非力で何も準備することができないと感じている人も落胆する必要はない。ただ自分のゲームを無事終わらせるために、一つ一つの経験を大切にして片づけていけばよいのだ。

   さてこれまでは、有史以前から存在していた古い内部世界について述べてきたが、今度はまったく新しい地底の施設をご紹介しよう。太平洋の沖には、宇宙連合が協力して建設した新しい地底施設がある。ここには非常に優秀な科学者や生物学者などが集まっており、新しい技術を提供し合っている。その中には地球人もいれば、他の宇宙文明の人々もおり、協力して高度な研究の成果をあげつつある。しばしば優秀な研究者や科学者たちが突然姿を消してしまう話を耳にするが、実はそれら全部が陰謀的な理由によるものとは限らない。

   このように宇宙連合から指示を受けて、本人の了承のうえで、超次元的な方法でシップに連れてこられ、その後海の底にある広大な施設に連れて行かれる。シップの中の彼らは夢見の状態にあり、あまりはっきりした意識状態ではないが、施設内に入ると、自分が人間である以上に宇宙の一部であり、そこに共にいるメンバーとは本来仲間であることも思い出し、彼らと一緒に自分の役割を果たすことが自分自身との約束であることを思い出す。

   ここは、これから先の大きな天変地異を地球の生命体が乗り越えるための施設であり、ここには自動的に次元を移行させる装置もついている。あなたはメラメラと燃え盛る炎の中に神聖なるマスターの姿をイメージすることができるだろうか。おそらく、マスターや仙人、聖人たちであればそういうことも可能だろうというイメージがあるだろう。まったくその通りなのだ。この次元を移行させる装置があれば、そこにどんな事態が起きようとも施設全体が影響を受けることはまったくない。このようにして、現代版の「ノアの箱舟」は完成している。

   施設内では現在、数億種にのぼる植物の種や菌などが保管され、動物や昆虫や魚類などほとんどの生き物のDNAが保管されている。それだけでなく、実際に生きている動物たちもその中で生活している。施設の中には太陽と同じような人工太陽が作られ、動物や植物や人間などが暮らしていける環境があり、動物を飼育し、植物を育てる実験もしている。この光のおかげで動物や植物は非常にパワフルな波動を持って育ち、病気になることはない。中でも驚く光景は広い田んぼがあり、そこに青々とした稲苗が見事に植えられていることである。それは実に、ここが海の底の地底深くにある施設の中であるとは到底思えない光景なのだ。

   そのような中で、救出された人間はそこでどのように過ごすのだろうか。

   ここで過ごす人間たちは実は、地球内部の楽園で過ごす人々とは根本的に異なる。ここに来る人たちもまた、生まれて来る以前からこの施設に来ることを計画してきた人たちなのだ。だから当然、誘拐されてくるわけではない。

魂には必要な全情報が収められている

   すべての地球人がそれぞれに、何らかの魂のグループに属しているので仲間の魂を持っている。そしてこれらの魂のグループは、それぞれ共通の目的とするテーマを持っている。また共通の意識や習性というものもある。あなた方はそれぞれ、どんなグループとつながっているのだろうか。このために魂についての理解を深めておこう。

   魂とは、いわば人生の攻略本のようなものである。 なぜなら魂には、過去も未来も含めてあなたに必要なすべての情報が収められているからだ。それはあなた方が過去と呼んでいる時間の中で経験した、あらゆる情報や知恵、また今回人生のテーマとして持ってきた目的や経験のために必要な性質などがある。一つの魂は多くの魂を創り出すことが可能である。あなたが一つの人生を終えると、宇宙のセントラル内の仲間の部屋に還る。そこであなたが持ち帰った多くの情報は収集され、情報交換が行なわれる。

   一つの時代を作ったような偉大な経験をした人物や、大きな変革を行い偉業を成し遂げた人物などの魂の情報は複数の魂に分けられたりもする。そして神々やマスターたちの情報も、同時に多くの魂の存在に組み込まれる。日本ではこのことを、「分(わ)け御(み)霊(たま)」と呼ぶこともある。日本の神話に登場する神々は大きい霊で、非常に多くの情報を持っていたのでたくさんの魂に分け与えるのが通常のあり方である。よってすでに多くの情報を得ているイエシュア(イエス)や仏陀のように、自ら肉体を持って現れるのは異例のことといえる。

   あなたが人生を終えて持ち帰ったデータは情報交換される。 そして魂のグループをまとめる存在がおり、彼らは仲間のすべての情報を管理する魂である。グループの魂がそれぞれ自分のテーマを持ちながら転生先で経験をしている間、彼らはそれをとおして情報収集や編集などをしている。これがいわゆる「ガイド」と呼ばれるような存在だ。さらにこのガイドたちはガイド同士の仲間がおり、彼らは彼らで多くのグループを形成している。ガイドのグループには同じくガイドたちの状態を管理する魂がいる。このように延々とつながりがつくられており、これらは単なるシステムに過ぎない。

   なぜならいつかはすべての存在は、自らが出てきた「無」でもあり「空」でもある状態に戻るので、人間の現実社会のように上を目指さなければならないとか、進化しなければいけないなどと考える必要はないと宇宙セントラルのマスターは言っている。つまりすべては必然なのだ。

   ではこの地球という星を選んで転生してきた魂のグループにはどんな魂があるのだろうか。まず、科学者や建築家などのグループがある。彼らはもともと宇宙的な科学者や建築家で、高等数学や高等科学を駆使してさまざまなシステムを構築している魂のグループである。地球上で科学や数学と関わる研究や仕事をしている人たちのほとんどが、何らかの形でこれらの魂のグループと関わっている。ただ科学や数学に関わる魂のグループにはそれぞれ少しづつ特徴の異なるグループがあり、工学的、生命科学、医療、また霊的な側面などとつながる多くのものがある。地球に転生することで大抵の人は宇宙レベルの高度なことはほとんど忘れてしまうが、その後タイミングの到来で、夢を見たり閃(ひらめ)いたりしてそれを少しづつ思いだす。

   そして1980年代以降には、生まれながらに卓越した能力を持つ科学者などが多数地球に転生して来ている。彼らは忘却というプロセスを経験せずに生まれてくるので、言葉を話せるようになるとすぐに両親に自己紹介したりする子どももいる。「私は00という星から来た科学者です。将来この星で、××の開発に関わります」と言ったりする。そして宇宙レベルの科学や数学は非常に霊的側面が高い。私のところに教えに来てくれるセントラルマスター・ルーノや彼のグループのマスターたちは、すべての科学者グループに情報を提供している。彼らによると、すべては「空」の資質によって成立しており、そこには非常にシンプルで神秘的な法則があると言っている。

   次に挙げるのは、王侯貴族や特定の宗教と関わる魂グループである。 地球には神々に関する多くの神話が残されている。これらの神話は本当に、単なる地球人によるたくましい想像力によって作られたおとぎ話なのかどうかについて疑問を持っている人も多いようだ。それらの神話が事実であったことを裏付ける根拠をここで挙げていくつもりはないが、一部捏造(ねつぞう)された部分があったことは確かだとしても、たくさんの地球外から来た存在たちがこの豊かな地球で生命の実験をしていたことはまぎれもない事実である。

   そして地球に降りてくる権利を得ることができたのは、彼らの星の科学者たちを伴った最高権力者とその息子たちであった。彼らは自分たちのDNAを用いて人間を創り出したり、人間型ではない彼らは他の生物も創った。そして彼らの創造した人間との交配で生まれた生命もいる。このようにして彼らは、自分たちの血流による家族を地球上に増やしていった。そして地球には今現在も、彼らの血流を受け継ぐ王侯貴族と呼ばれる人々が特別な権利を持って存在している。彼らの魂グループの持つテーマは、「権力」や「統治」、「調和」についての探求である。

   この魂グループの人は必ずしもそうではないが、しかしほとんどの場合、地球独特の不均衡な社会が生み出す権力や、地球を支配している人々と関わる環境に生まれて来る。そして自らの内に深く根ざす「権力欲」や「支配欲」に気づくことで多くの葛藤に苦しみ、さまざまな経験を通して、最後には、他人を支配しコントロールする必要はなく、「一人ひとりの自立こそが、最善の統治である」ということが、彼ら自身の真実となるまでこのゲームは続けられるのだ。

   ここでいう真実とは、自分自身の経験を通して学んだ疑う余地のない知恵ということである。なぜなら他人から学んだり聞いたりしたことというのは、未だその人にとっての真実とはなっておらず、いうなれば未だ単なる仮定であり、哲学といえるものであるかもしれず、疑う余地があるかもしれないのだ。そのゆえにすべての魂はこの物理的次元において、自分の持っている仮説を疑う余地のない真実にするための経験を求めて来ているのだ。

   さて、この王侯貴族の魂グループは、宗教とも深く関わる魂グループである。 宗教については後ほど述べるが、本来宗教はすべての営みと関わるので、すべての魂グループと関係しているともいえる。地球において創作された宗教の中には支配者階級の存在たちが、増加していく人々を統治する目的で作られたものが多くある。それが「アブラハムの宗教」といわれるユダヤ教キリスト教イスラム教であり、これらはもともと宇宙からやってきた王族によってもたらされたものであり、戒律を重んじる特徴を持った宗教はその代表的なものである。

   このように宇宙からやって来た王族は自らを神とすることで、人間たちに対して強固でゆるぎない支配権力を手に入れた。その結果彼らの中の「闇」は一層深く大きくなり、ヒトラーのような経験をする魂が多く現れることになった。しかしながらすべては反面教師の役割を持っているので、彼のような魂の存在は、多くの人々や多くの魂のグループに莫大な気づきとチャンスを与えたのも事実である。そして絶対君主を求める彼らは、そうなってもまだ満たされることのない怪物のような欲望に絶えず苦しめられている。しかし最後には、私たちと何も変わらない彼らも、そこから自分自身を救い出すことを探し求めるようになり、このようにしてこの魂グループも大きな進化を遂げる。

   そのほかのグループには芸術家の魂グループや、戦う人たちのグループ、地球の自然霊と深く関わるグループなど多数ある。意外に思うかもしれないが、日本人の魂には「戦う人のグループ」がよく見られる。このグループの人たちは、平行現実において今でも戦い続けている人が多く見られる。その人々の特徴は大雑把(おおざっぱ)に述べると、我慢強く、勤勉で、どちらかというと無口で、大勢(おおぜい)には逆らえない人、また逆に威勢がよく、よくしゃべり、声が大きく、誰が何と言おうと自分の信念のために戦う将軍タイプに分かれる。

   また目的を持って勝ちにこだわる人と、結果さえ出れば勝敗にはこだわらないタイプにも分かれる。いずれも心優しく、シンプルで繊細な部分も持ち合わせている。この魂グループは、地球だけでなくオリオン系の星や火星にもよく転生している。火星はとても攻撃的だと思われている星であるが、火星人も私たちと同じく進化し続けている。彼らは非常に頭脳明晰で完璧主義的な面がある。

   火星は少し前までは、「目的を確実に具現化する」というテーマを持った人が転生して訓練をするような場所であった。しかし彼らの弱点は、完璧を追及するあまり突然のアクシデントには非常に弱く、また自らの計画外に起きる意外性などを楽しむ余裕がまったくないことである。そのよう彼らが地球に転生してくると、劣等感を強く持つような経験を幼児期にするので、そこから立ち直るのにずい分時間がかかることがある。また、自分を過小評価する傾向もあるので、素晴らしい自分の能力にまったく気づくことなく人生を終わってしまうこともある。

   一方、オリオン星から地球に転生して来た人々は、頑固で一本気でありながら優柔不断なところがあり、相(あい)反する性質を持っている。彼らは正義が好きで、正義のためなら非常に情熱的で労をいとわず行動するタイプだ。彼らはさまざまな価値感が共存する地球に生まれることで、正義が正義でなくなるパラドックス(矛盾)を何度も経験する。そしてこれらの経験を通してやがて、実は「正義というものは存在しないことに気づき、何も評価せずありのままをを受け入れる世界にこそ心の平安があり、真の平和や調和が成立する」ことを知るようになる。

   このようにすべての人が何らかの魂のグループに属しており、グループ全体でテーマを追求している。だからあなた方が就寝中のときでさえも、あなたのガイドや仲間たちは地球に生まれてきているあなたのサポートをしてくれているのである。こうしてどのグループに属していても、すべての魂はいずれは必ず霊的な道を歩むようになり、初めの一歩を踏み出した時と同じようにすべてを知っている状態に帰ることになる。ただ最初と違う点は、豊かで膨大な経験という宝を伴っていることである。

この世のすべては必然で完璧に起きている

   すべての人々はそれぞれの魂のグループに属しているので、宇宙には自分の仲間を持っているということである。そして内部地球世界や海底にある新しい施設などからの援助に次いで、もう一つ協力な援助隊がある。それが、それぞれの魂のグループや家族などが出すマザーシップである。実は昨年の初めに、私のところに日本武尊(やまとたけるのみこと)が巨大なシップでやって来た。そして彼は船の中を案内してくれた。内部は、心優しく叡智を備えた彼自身のあり方を物語るように、地球人にとって生活しやすいようにさまざまな工夫が施されていた。

   たとえば、閉ざされた感覚を持たずにすむように窓からは太陽光が差し込み、その光は人間や動植物のエネルギーを活性化する作用のある本物の光であった。また船内のインテリアは、ホテルか高級マンションにいるような造りであり、それぞれのグループに適当な広さの個室とリビングやキッチンがあり、お茶を飲んだり、軽食を作ることができる。基本的に食事は船内に準備されたいくつかの食堂でするが、そこはホテルのラウンジのような雰囲気の落ち着いた空間で、カフェのような感じの食堂や、大勢で一緒に食事できる賑やかな楽しい雰囲気の食堂もある。メニューはいくつかあり、どの食堂でも選べるようになっていた。

   また地球でいうようなコンビニエンスストアのようなところもあり、すべてのものは無料で提供される。そこには私たちが使うようなトイレット・ペーパーやティッシュ類もあり、化粧品のようなクリームや筆記用具などもあった。これは「地球人はコンビニが大好きで、コンビニを見つけるとホッとするらしい」という情報に基づいて用意されたらしい。

   トイレの造りは地球にあるものと同じようであるが水は流れず、使用後はフタを閉じると自動的に特殊な風が便座を流し、汚物は汚物処理場で危険なウイルスや細菌などがチェックされ、地球にはない技術で原子レベルまで分解され、あらゆるものに再生されるそうである。たとえばそれらは、植物や紙、布などに再生され、衣類や草花などになると説明された。考えてみると、人間の食べているものは植物や、植物から作られたものが多いので、それらが植物に戻るのはそんなに驚くような話ではない。

   また船内には病院や保育施設や美容院などもあり、そこでは船内に収容された人々にも自由に手伝ってもらうようになるということだった。特に病院のあり方は地球とはまったく異なっているので、地球人の医者たちには参考になるだろう。そして、私が一番関心を持ったのは、船内にある教育施設であった。船内の生活ではすべてのことは自由で、何一つ強制されることはないが、船内にいる限りにおいてはこの学校で教育を受けることが必修である。ここで学習する内容は、私たちが今まで知らされてこなかった地球の本当の歴史や、人類の起源について、そして宇宙と地球のつながりや、他の宇宙文明についてなどである。

   中でも一番おもしろい内容は、人間について知るという授業だった。 それは地球の医学や生物学ではまだ解明されていないことで、脳や細胞、DNAなど臓器や内分泌、神経とエネルギーのかかわり、脳内ケミカルや臓器が分泌する未知のケミカル、分子生物学的内容やバイオフィードと意識の関わりなどが講義される。そして人間が、自分の乗り物である肉体を完全に乗りこなす訓練をするためのプログラムも用意されてあった。

   こんなに至せり尽くせりのマザーシップに救われたら幸せだろう。 このシップにはおよそ6万人の人を収容できるそうである。これ以外にも、今地球の周りにはたくさんのマザーシップが待機しており、中には数十万人という人々を収容することのできる、かなり巨大なマザーシップもあるようだ。このようにあなた方の宇宙的な家族は何とかあなた方を援助し、自力で新しい次元の扉を開くことができるようにサポートの機会をつくろうとしている。あなた方がこれらのどこに招かれるのかはわからないが、覚えておかねばならないことは、彼らは、無意識な人や恐怖心を抱いている人を一方的に強引に救助することはないということである。つまり、ただボンヤリ待っていても誰も助けてはくれないということだ。そして、どこに救助されたとしても、それなりの覚悟をする必要が伴うので、最終的にはすべてを選択する自分にかかっているということである。

   地球には、有史以前から今に至るまで途絶えることなく、多くの宗教や神秘学校が存在し続けている。なぜこのように長い間これらの教えが受け継がれているのだろうか。その理由はそれらの中に、人間の本質である「知ろうとする欲求」を満たすものがあると同時に、次元上昇の鍵となる、人間の脳を完全に機能させるための情報があるからである。しかし実際には、すべての人々にこれらが明かされることはなく、それらは一部の特別な人たちの秘儀として隠されてきた。

   最近、人間の「脳」には隠されている何かがあるのではないかと気づき始めた人々が、脳の機能性や人間の心理、精神、意識との相関性についてあらゆる角度から研究をしている。しかしそうした研究結果でさえが、その知識を人間に知らせることを望まない勢力によって抑圧する動きが現れている。また、ある意味従来の宗教に代わってスピリチュアルブームが起きているが、これも最近ではかなり核心に触れる内容を提供するものが現れており、一般の人々にも受け入れられるようになっているが、ここでも人々に真実を知らせることを阻止する勢力がこのブームを終わらせようとしている。

   今では宗教に対してかなり否定的な概念を持っている人も多いと思う。 世界3大宗教と呼ばれるものを例に挙げると、キリスト教信者は約20億人で、イスラム教徒が13億人、仏教徒が3億6000万人という驚くべき数の人が今なお信仰している。これ以外にも新興宗教も含めて世界中に多くの宗教が存在するが、その中には日本の神道のように人々の生活文化と結びついて存続しているものもある。

   しかし、このような信仰心の厚い信者たちは宗教に一体何を求めているのだろうか。心の平安、救い、それとも死んだ後の保障だろうか。多くの信者がささやかな幸福と安らかに生きることを願い、あるいは死んだ後の平安を求めているに過ぎないにもかかわらず、実際にはそれらでさえが叶うことのない夢でしかない。しかも彼らはある状況では宗教のために戦い、傷つけ合い、殺しあうのだ。また、大多数のほとんどの信者は、自分が信じている宗教の持つ奥義に決して触れることなく、ただ表面的な儀式に参加することで満足し、献金し、維持費を納め、奉仕を強要されているだけなのだ。

   そのようにして、宗教の中に隠された次元上昇(アセンション)の鍵は、これからも秘密の内に封じられたまま明かされることはない。いかなる宗教的なドグマ(教義)も人を救うことはない。ましてや「裁(さば)き」や「罰(ばつ)」「罪(つみ)」などに何の意味があるのだろうか。あらゆる宗教が教えてきた善悪の概念は、人間の持つ残酷性を正当化させるために役立ってきたことは確かである。つまり、人間の神聖な領域を追求するはずの宗教が、実は最も残忍な人間の性質を引き出しているのだ。この逆説と混沌に気づく人は、やがて偉大な「叡智(えいち)」を見出すだろう。

   セントラル・マスターは次のように言う。『人間のする、思いつく行為の中に霊的でない行為は一つもない。

   たとえその行為が邪悪で残酷な行為であっても、人間が(すべてである)「空(くう)」という自らの本質から外れることは不可能である。すべての行為は、創造の源(みなもと)である「空」において了解された行為なのだ。

   しかし、コントロールされた社会意識という錯覚の中に落ち込み、ひとたびこの意識の網の目が創りだす虚構の世界に入ると、そうたやすくは正常な意識に戻ることはできなくなる。「コントロールされた社会意識」はあなたの意識に寄生してエネルギーを吸い取り、恐怖や怒り、劣等感や喪失感などをあなたの内に作り出し、それらを怪物や魔物に成長させていく。

   あなたが、自分が創りだした魔物の幻影に取り付かれていることに気づき、「コントロールされた社会意識」から目覚めたとき、この世に生きるすべての人々のどんな行ないもすべては必然で、完璧に起きていることを理解するだろう。そのとき、あなたの中に限りない愛が生まれる。』

宇宙には「善悪」は存在せず、すべてが許されている

   人間の祖先にあたる他の宇宙文明の存在たちは、自分の持っている脳と同じように何でもできるスパーコンピューターとしての脳を人間に与えた。しかしこのコンピューターは多次元的に働く超高性能多機能コンピューターであるだけに、これを使いこなすためにはそれについて学習し、訓練する必要がある。またそれ以上にこのようなコンピューターを使いこなすための人格的バランスや高い精神性も要求される。よってこの奥義は、しかるべきイニシエーション(秘儀)を通過することができたもののみが習得できる知恵であり、その意識においてのみ脳を機能させることで開かれる能力である。それならばその奥義を秘儀にする必要はないように思われるが、秘儀とされたその理由は何なのかと疑問を抱くことだろう。

   高等科学を携(たずさ)えて地球にやってきた宇宙文明の存在たちは地球人を創った後、地球人がうまく自分たちのサポート役を果たしてくれるように、また、うまく共存できるようにと一つの教育手段として原初的な宗教をつくった。これらはアニミズムシャーマニズムに近いもので、その内容は道徳的、精神的なものというよりはむしろ宇宙構造やシステムについて、量子学やエネルギーと人間の意識及び脳との関係性といった、科学的な内容を比喩(ひゆ)的な表現を使った教育であった。

   また原初的な宗教は太陽信仰であるが、太陽を中心として行なわれている太陽系の営みと、地上の植物や生物たちの生態系や人間の意識活動との関係、地球という惑星の意識について、また月の重要性などについて、たくさんの神話の物語をとおして理解させようとした。

   そして宇宙から来た彼らは、地球で自分たちの家族を持った。 それは彼ら同士だけで構成される場合と、地球人との間に作られた場合もあった。そしてこのような家族や子孫たちには特別な地位が与えられるようになり、やがてこの立場を守るために重要な情報は他の地球人たちには隠されるようになり、これらの秘儀を自分たちだけの間で守るようになっていった。その時代に「神官」という立場が、王以上に高い位であったのはそのためである。宇宙から来た家族としてさまざまな権利を得た人々は、残念ながらだんだん自分たちの貪欲(どんよく)さを制御することが困難になり、権力を好み、自分たちの支配欲を満たすために野蛮で残酷な行為を好むようになっていった。

   さらに地球のこのような状態を目にした、残酷(ざんこく)で権力欲の強い別の宇宙存在たちが地球にくるようになり、人類に干渉するようになった。そしてあなた方がよく知っている「神話」はこの存在たちによって都合よく書き換えられ、人間にとって大切な教えは秘儀として決して開くことのないように、扉の向こう側に埋められてしまった。このようにして人間の持つ自然な欲求や活動までが抑圧(よくあつ)されるようになっていった。

   彼らが人類を支配するために最大の目的としたことは、人間の意識を最も低い領域に閉じ込めることであった。それについては3章ですでにお話したが、人間の脳に「コントロールされた社会意識」をプログラムし、お互いを監視し合い、その領域から人間の意識が抜け出せないような社会を構築していった。

   しかしこれらのことも高い視点から見るならば、多くの魂がこの「秘儀」を解き明かすゲームを楽しむことができたわけで、大切な情報が「秘儀」として隠されてきたことは必ずしも悪いとは言い切れない面がある。なぜなら今まで多くの人間たちが搾取(さくしゅ)され、虐(しいた)げられ、悲しみと屈辱感と痛みを経験してきたおかげで、平等であるとはどういうことか、また平和で安心していられること、心穏やかでいられることの重要性を学ぶことができたからである。そしてこのような人々が自分自身の能力を引き出し、奇跡的な力を発揮することができれば、それは非常に素晴らしいことだ。

   一方で未(いま)だに、苦痛という経験をしても平和や調和という知恵を学ぶことができていない人や、苦痛や困難という過程のなかで、劣等感や被害者意識を克服することができていない人がこのような力を持つようになると、それは単なる恐ろしい武器になってしまう可能性がある。そして実際に、宇宙からやってきた存在たちや彼らの家族たちは、それらのサイキックな能力を軍事的な目的などに利用したのだ。

   しかし、私たちの住む宇宙のすべての混沌の裏には、必ず美しい法則がある。 これを私たちは「アトラクター・パターン」(注意を引く一つの形)と呼んでいる。それは地球を含め宇宙においてはすべてのことが許されており、この「一つの形」でさえも批判されたり裁かれたりすることはなく、すべてはあるがままに科学的な法則の上に成り立っているのだ。つまり、サイキック能力が人間を苦しめるために彼らによって利用されたとしても、それが誰かから裁かれるわけでもなければ、許される必要もないということである。この法則さえもが、これまで明かされることなく「秘儀」とされてきた。

   「秘儀」の中には、サイキック能力を覚醒させる赤外線領域だけでなく、紫外線のように高い次元の領域において初めて機能させることができる能力も含まれている。インドやヒマラヤなどの人里離れた秘教に住んでいる聖者たちのように、この脳というスーパーコンピューターを完璧に使いこなすマスターたちは、このレベルに到達することによって宇宙のあらゆる情報をダウンロードできる。そのようにしてすべての「叡智(えいち)」とつながり、宇宙の果てに存在する最新の科学や人間の脳機能についても情報としてキャッチできるようになるのだ。

   さて、次元上昇(アセンション)に向けたプロセスの中で、すでに地球自身は徐々に周波数を上昇させてきており、この現象はさらに加速していくが、地球のグリッドにつながって生きている人間は多分にこの影響を受けている。たとえば10年前のほとんどの書店には、精神世界について書かれた本はほとんど置かれていなかった。そしてオーラやチャクラなどという言葉は聞きなれないものであったはずだ。しかしこのような世界に関心を持つようになった人々の意識の変化は一気にブレイクしたというよりは、ジワジワ浸透していく感じで広がっている。

   この現象について考えるとき、これらが単なる流行やブームではない現象であると感じられると同時に、地球の変化と地球人の意識の変化が互いに相関関係を持っていることが理解できると思う。これまでの長い間、抑圧されてきた地球社会の中で真実を探求し、それを語ることは誰にとっても少々勇気が必要なことである。しかし今、地球意識の変化とともに人々の意識は確実に変化し始めており、そのことに気づいた人々の誠実で勇敢な行動が今最も促されている時でもある。

   これが、古代の神々が「地母神(じぼしん)」というシンボルによって示したマザーアースの力強い姿なのだ。母である地球はどんな子どもにも等しく愛を注ぐ。そして受け取らない者を追いかけてまで押し付けるような過保護な母でもない。次には、この母なる地球や太陽の恩恵について、また銀河全体や宇宙全体の恩恵をより確実に受け取るために、次元上昇(アセンション)に向けた準備としてできるだけ詳細にお伝えすることにしよう。

奴隷(どれい)脳(のう)

   あなた方が日常の生活において営んでいる意識活動の領域は、顕在意識、潜在意識、そして社会意識の3つであり、これらをエゴ意識(偏在意識)と呼んでいるが、これはあなた方の意識のほんの一部でしかない。意識の領域は大きく7つに分けることができて、夢を見ている状態や深くリラックスしている状態では、別の領域に橋がかかった状態の架橋意識と呼ばれる領域で意識が働いている。それ以上の意識になると、自分や個という制限を越えたレベルで働く超意識、ハイパー意識、ウルトラ意識などすごい名前の意識の層が続いている。

   ではこの不思議な意識活動はどのように行なわれているのだろうか。 おそらく多くの人は「脳」が作り出していると予想するだろう。現在の脳科学などの分野ではそのことを必死に解明しようとしているが、実は安直(あんちょく)な言い方をすれば、意識はオーラというエネルギー・フィールドが作り出していると言えるのだ。それは決して「脳」ではなく、脳はむしろ意識レベルによってその機能を変化させているのである。

   たとえば脳死と呼ばれる状態の人でも、実際には付き添いの家族や看護師の声を記憶しているし、ベッドの横の窓から見えた木々の緑や小鳥などを覚えていたりする。これは意識が脳にこれらの情報をインプットしたのだ。また頻繁に体外離脱の体験を持つ人たちは、体から抜け出ている間に行ったり見たりした経験を記憶しているが、これも意識が脳に量子的な働きかけをしているからである。

   意識は量子的な働きかけをすることができる。 その自覚はないかもしれないがあなた方も実は、意識の指示によって自分の脳を機能させており、考えたり、感じたりして肉体を機能させている。そしてこの指示は、遠隔で行なうこともできるのである。なぜなら量子の世界には時間や場所の束縛はないので、肉体から意識が離れていたとしても指示によって遠隔で機能させることが可能なのだ。

   あなた方は今は肉体を持っているが、あなたが肉体を持つ以前の状態はエネルギーのボールであり、オーブの状態である。最近の高性能カメラで捉えられることがあるが、オーブとは魂のことであり、意識体である。そして、魂であり意識体であるエネルギーボールが肉体の中に入ると、意識を形成しているそれぞれ異なる周波数帯域の層は、肉体の外側でオーラを形成する。よってオーラがあなたの意識の源なわけである。

   残念ながらあなた方は自分の脳を3%から6%しか機能させていない。 その原因は、あなた方が高いレベルの意識をほとんど使っていないためである。脳科学はやっと今開拓される時代に入ったが、地球の一般認識のレベルにおいてはほとんどのことが知られていない。特に脳幹の中脳領域や小脳についてがそうであり、これらの脳を完全に機能させるほど高い意識に目覚めた人々がまだほんの少数に過ぎないので、その機能は知られていなくて当然かもしれない。

   しかしこれから地球上で展開される非常事態にあなた方が対応するためには、意識レベルを変化させて脳機能を高めるための訓練が必要になってくる。高次の意識に焦点を合わせることができるようになると、次第に遠隔透視や念動力、空中浮遊、テレパシー交信はもちろんあらゆるサイキック能力が目覚め、また肉体的にも免疫力や抵抗力が高くなり、身体能力も上がり、さまざまな環境や状況における適応能力が高くなる。

   そして宇宙のマスターたちは、これらの能力は誰にも備わっているものなので、訓練しさえすれば誰でもできるようになることを承知の上で、次のように教えている。

   『最初に現れることになる、潜在的な能力である超能力に足留(あしど)めされることなく、それらをすべて無視して先へ進みなさい』

   これは意識が最初に述べた「架橋(かきょう)意識レベル」に焦点が合うことで、サイキック能力と密接な関わりがある中脳が目覚め、架橋意識の領域で機能し始めることを言っている。しかしふさわしい知恵のない者が、むやみに中脳エリアを開発してサイキック能力を使っても、それは子供がやたらに刃物を振り回すような結果になりかねないことから、彼らはこのように教えている。

   そこで私たちが目指すべきもっとも大切なことは、「神なる脳」「叡智の脳」と呼ばれる「小脳」の扉を開いて神聖なる叡智とつながることである。そうでないときあなたは単なるマジシャンになり、その能力はやがて自分の根深いコンプレックスを満足させるために乱用されることになるだろう。それは自分や他人を深く傷つけることになる。

   ではなぜ「小脳」は「神なる脳」「叡智の脳」なのだろうか。

   あなた方も知っているように、小脳は大脳と比較すると3分の1程度の大きさしかない。しかし小脳には、小脳を除くすべての脳内の神経細胞を合わせたよりも多くの神経細胞を持っており、大脳以上に複雑で入り組んだ皮質を持っている。また脳幹の中脳や橋、延髄などを経由して大脳のあらゆるところに神経系を張り巡らせている。しかし小脳についてはこれまで主に、運動機能の制御や空間認識などの役割においてしか知られていなかった。

   最近になってようやく、小脳は知覚した情報の統合や情動の制御、記憶、注意力などの機能も持ち、すべての脳の機能を制御する司令塔、あるいは管制塔のような役割をしていることがわかってきた。しかし小脳はあなた方のもっとも高い意識活動と対応する脳なので、マスター以外の人々は大抵が眠ったままの状態で扉が固く閉じられているために、小脳が本来持つ機能についてはまったくの未知の世界であるだろう。

   たまにその「扉」が開かれることがあるのは、交通事故にあったのになぜか無傷だったとか、子どもが高い所から落ちたのに傷一つなく助かったというような、命の危険に遭遇しながら無事だったような場合であり、その魂にはまだやり残したことがあるのでそこで死ぬ計画にはなっていないというような場合である。このように小脳は、本来魂や霊性の指示に従って機能する脳である。このようにあなた方すべての地球人に「小脳」というものが標準装備されてはいても、普段はあなた方のためには手ぬるい働きしかしてはくれない。なぜなら「小脳」は、あなた方の意識レベルが高まり、精神性が高まったときに初めてそれに応じた機能が目覚める仕組みになっているからである。

   魂と霊性との違いであるが、「霊性」とは、あなたの本質である「空」であり「至高の創造主」であり「すべての源」とつながっている。霊性とは本来、一つ二つと数えられるようなものではなく、それは量子的なものであり、すべての存在や意識体に共通の認識を与えているものでもある。よってそれは個人的なものではない。これに対し「魂」とは、もう少し個人的な要素を含んでいる。魂とは個人的な情報を含んだ量子的ディスクであり、このディスクはいつでも情報を更新したりダウンロードすることが可能で、肉体を離れたいわゆる死後の世界では、魂同士のデータミックスも行なわれることはすでに述べた。

   すでに地球はどんどん変化してきているが、このような時代を魂が選択して転生してきているということは、あなた方一人一人の魂の計画には、大きな意識レベルへの上昇という課題が含まれているはずである。しかしあなた方が、どのような奇跡を起こすことも可能で、すべてを知っている「神なる脳」である小脳の扉をこじあけることもせず、相変わらずの生活に甘んじる人生を送っているのは、高い視点から見るときそれは必然ともいえる。実際には誰もが意識の変化を強く望みながら、新たな可能性を創造したいと思っているにもかかわらず、それがなかなか実現しないのには理由がある。

   それをひと言で表現すると、あなた方は自分のエゴ意識(偏在意識)が作り出す幻想の世界を体験することで、分泌される薬物であるホルモンやペプチドの中毒になっているからである。今現在、あなた方の脳を機能させている意識のほとんどはコントロールされた社会意識であるかもしれない。また、仮にその社会意識に毒されずに自分の信念を貫くような生き方をしているとしても、ほとんどの場合は、ただ自分のエゴを貫き通しているだけに過ぎないのである。

   このような意識のもとで機能する脳は、主に知的活動のために使われる「大脳」である。あなた方もよく知るようにこの大脳という大きな脳は、知覚や記憶、記憶された情報を元に推理したり、論理的に思考したりすることに関わる脳なので、毎日休むことなく酷使されている。そして大脳は後天的な経験を通して情報をインプットすることが得意なので、コントロールされた社会意識を確実に脳にプログラムすることで、あなた方が社会からはみ出すことなく毎日同じことを繰り返すことで優秀な奴隷であり続けさせるのだ。

   もちろん大脳は悪気があってそのような活動をしているわけではない。 大脳は、本来はサバイバル脳と呼ばれており、できるだけ効率よく生命を維持することを使命としている。大脳がこのような責任を果たしてくれなかったなら、たとえば隣人が毒キノコを食べて死んだにもかかわらず、あなたはそこから何も学習できず、同じものを食べて死んでしまう可能性が高くなる。しかし大脳は「恐怖ホルモン」を出して、隣人が死んだという経験をあなたに「怖い」と感じさせ、隣人の食べたキノコの種類を記憶してそれを食べると死ぬのだと理解させ、同じキノコを見たときには「怖い」と思うホルモンが分泌されて、その情報を大脳から取り出して思い出すという状況をつくる。そして、食べるべきでないことを判断させるのである。

   この一連の作業がより円滑に起きるように、脳内の同じニューロネットが繰り返し発火することによってつながりやすく、より発火しやすくなる。その一方で、あまり使われないニューロネットは次第につながり方が弱くなり、発火しにくくなる。だからあなた方が自分の保身のために長年の社会意識に基づいて、善良な社会人であろうとしたり、人からの評価を重要視するような生き方を続けていれば、そのニューロネットという配線は繰り返しによってより確実なものになっているはずなので、より発火しやすくなっているはずだ。これはもう立派な「奴隷脳」なのである。

迷いや混乱、恐れ、葛藤(かっとう)が自分のカルマである

   あなた方のほとんどはエゴ意識を生きているので、それによって脳から分泌される薬物であるホルモンやペプチドの中毒になっている。それだけでなく、中脳皮質系のドーパミン神経から放出されるドーパミンという神経伝達物質は、運動調節や意欲、学習などに関与していることはよく知られているが、このドーパミンは「快」の感覚を与えてくれる物質なので簡単に中毒になる。

   この中でも特に前頭葉に分布しているものは報酬系に関与しているので、向上心や意欲などと関わっており、誰かにほめられたり認められたときや、期待されている以上の結果や功績を挙げたときには一気にドーパミンが分泌され、得もいわれぬ快感を味わうことになる。その結果、またこの快感を味わいたいという欲求が無意識のうちにあるので、人々は嫌だと言いながらも善良な社会人として功績を挙げるための努力を止められず、そして他人からの評価を常に気にしながら生きるようになる。

   しかし反対に、あなた方が何か新しいことにチャレンジし始めたときには、新しいニューロネットという配線を脳内に形成しなければならない。新しいニューロネットは早ければ2ヶ月ほどで完成されるが、使われ始めたばかりのニューロネットは不安定で発火しにくく、つまり新しく始めたことはまだできたりできなかったりして結果がはっきりせず、そのたびに一喜一憂して動揺させられるので、多くの人はこの間にやめてしまったり、諦めてしまうのである。

   人間が新しいことにチャレンジするときに、勇気が必要だったり上手くいかないと簡単に諦めてしまう理由は、チャレンジではなくサバイバル脳としての使命を持っている大脳の働きによる。大脳は新しいことが嫌いで、今までやってきた実績と、より安全で確実性の高いことを続けることが安全の確保につながると思っているからである。「前例がない」ということが理由で多くの試みが却下されたり、「人がやっていない」という理由で新しいことを始めることに躊躇(ちゅうちょ)するのもそうである。

   しかしあなた方が、意識状態をエゴ意識の領域からより高い領域の意識に変化させることによって、始めは反発していた大脳も深いリラックス状態になり、あれこれ判断して考え、より「効率的に」現実生活をさせようとすることをやめてくれるようになる。そうすることによって、直接量子場に働きかけることのできる「中脳」が本来の機能を果たすので、もっとも有効な形でドーパミンを利用できるようになる。そうなると、奇跡はもう奇跡ではなくなる。

   では、あなた方がもしこのような奇跡的な能力を使えるようになったら、あなたはそれをどう使うだろうか? これがもっとも重要な問題であることは、先に述べたマスターたちのアドバイスから理解できると思う。もしこれらの能力を、自分の満たされない劣等感の解消のために使うのであれば、それははまだエゴ意識の克服ができていないということなので、あなた自身がその学びのために何度も転生を繰り返すことになる。これが仏陀の言った「終わらない輪廻転生」である。

   ゆえに、単にこの能力を開発することを勧めるつもりはない。しかし、本来のあなたの神聖な意識に寄生するようにくっついている「コントロールされた社会意識」から解放されて、それが生み出している幻想の世界であるエゴ意識から覚醒し、自分の尊厳を取り戻すことは、実はあなたの魂が深く望んでいることでもあるのだ。

   さて、あなた方が何よりも大きな影響を受けて優先せずにはいられない現実世界とは、実は、今すでに科学者たちが唱えているように、あなたがた自身の思考・感情が作り出す投影に他ならない。その思考・感情を生み出すのは自分の意識なので、これまでのようにただ起きてくる現実に反応し対応するのではなく、もしあなた方が高い意識を持つことで現実を創造することに焦点を合わせるように切り替えるならば、現実的なすべての苦痛を回避することが可能になることが理解できるだろう。

   しかし実際には口で言うほど簡単なことではなく、目の前の山積みになった現実的な仕事を無視して自分の思考を監督することなどできない。しかも私たちは、あらゆる感情刺激物質ホルモンの慢性中毒者である。だからといって現状を続ける限り何も変化を起こすことはできない。ではどうしたらいいのだろうか。まずは、あなたが向かおうとしている「意識の世界」をあなたの中で明確にしていくことから始まる。

   いつもの意識を超えて超意識で生きるとは、どんな状態なのだろうか。 それは「ハイアーセルフ」「高次の自我」という自分自身に備わる高い意識が、人生のすべてを営んでいる状態のことである。この意識においては「小脳」は開かれている状態にあるので、宇宙に共存するすべてのものとつながることができて、同時に自分はその全体の一部であるとともに全体でもあることを認識している。

   つまり、「すべては共時性と必然性のもとで展開しており、すべてが完璧である」ことを経験を通して知っている状態である。よって一切の不安や恐怖からも解放され、分離感や孤独感を感じることも、不信感を抱くこともない。この感覚こそが、あなた方が「ふるさと」と感じ、「至福」と感じるものである。あなたがたはあまりにも長い間「故郷」を離れて以来、魂という形で旅を続けながら、経験を通して新しい課題を創造し、そしてまた答えを求めては再び旅に出るという、数え切れないほどの輪廻転生を繰り返す中に生きてきたので、「故郷」の感覚がどんなものであったかをすっかり忘れ去ってしまった。

   しかしこの感覚は本来あなた方が慣れ親しんでいた自然なものであるので、あなた方にとって決して未知の世界ではない。あなた方は本来の自分自身である、「すべての源」と分離したことなどこれまで一度もない。そして今、あなた方が「すべての源」である「故郷」に帰るための準備が着々と進められている状態にある。これはごく自然なことで、何も抵抗がないはずである。にもかかわらず、超意識のレベルに自分の意識の焦点をうまく合わせることができないのは、この次元においてやり残していることがあるからに他ならない。

   仏陀の本名はゴータマ・シッダルタで、それは「成し遂げた者」という意味である。 その名のとおり、彼のこの物質的次元での目的はそれを悟って超えることであり、それ以外には何もなく、そして彼は確実にそれを成し遂げた。あなた方にとっても今のこの地球に生まれてきたからには、それ相応の目的があるはずだ。そしてそれを達成しない限り、次の次元には進めないことは誰でも理解している。

   かつて私たちの魂が、何も物質化していない「空」「すべての源」という故郷を出てくるとき、物質化を通してあらゆる可能性を知りたいという思いがあった。だからこの次元においてもまだ知らない何かが残っているとすれば、それはやり残したことなのでそれをカルマとして取り組まなければならない。「魂の目的を見出せない」という悩みを抱えた人々がたくさんいるが、そのような人たちの話を聞いていると、「魂の目的」という一般的に捉(とら)える定義というものが何かまちがっているように思える。誰にとっても魂の目的は、地球での生活における経験や人との関わりなどがきっかけとなって生じた自分の内面的な歪(ゆが)みや悩み、不安、恐れなどの、自分の葛藤を癒(いや)すための「叡智」を得ることにあり、つまりこれがカルマの清算と言われるものである。

   そのために、深い内省と洞察力、人格的な調和を得るためにさらなる経験が必要なのだ。しかしながら必要な経験が必ずしも社会的なことであるか、犯罪であるか、平凡なことであるか、そこは問題ではない。しかしながら多くの人の悩みは、結婚すべきか、医者になるべきか、カウンセラーになるべきか、転職すべきか、自分の才能は何なのか・・・、それが本当に自分のやりたいことなのか、一体自分は何を望んでいるのか・・・。これらの葛藤や混乱も、実はあなたの魂が持ち越した課題であり、カルマに他ならない。

   迷いや混乱、葛藤は、あなたの魂が持ち越した未解決の課題を明らかに示してくれるサインである。つまり、どのような経験もすべては「知恵」を得るためのものだと理解していれば、何をするべきかについてそんなに悩みはしないはずなのだ。ただ与えられたチャンスを受け入れ、実行していけばよいだけなのだ。もしあなたのところに何らかのチャンスがやって来ても、あなたの魂がその経験を必要としないのであれば、何かが起きてそれは実現しなくなるだろう。

   人は好き嫌いで自分の行動や人間関係を決めたり、失敗しないとわかっていることしか取り組もうとしないというのが、習慣化された一般的なパターンである。しかしこれでは、叡智を得るために必要な経験をすることはできない。あなた方には少し残念な話かもしれないが、魂は、失敗や苦しい経験を通してしか偉大さを発揮しようとしない。つまり失敗や苦しい経験をするときにこそ、人間はその経験を通して新たな現実を創造する偉大さを発揮するからである。つまり逆の捉え方をすると、学びの経験のために失敗や未熟さは許されていることなのだ。 時間が迫っていることでもあるので、どうかあらゆる疑念を捨て、いついかなるときにも勇気を持って行動し、経験を創造してもらいたい。このような経験のプロセスなしには超意識のレベルに達することは不可能なのである。

   そしてある程度カルマが清算されていくにつれて、心の中にいつしか穏やかさと平和が蘇(よみがえ)り、ごく自然に意識レベルを上げていくための時間が与えられるだろう。これが仏教でいう「菩薩の道」、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」である。あなたの中にある深い疑念が「叡智」によって取り払われるにつれて、あなたの内の「高次の自我」が目覚めてくる。そして必然的に、あくせく働かなくても生活できる豊かさと、謙虚に学ぶ姿勢、自分を高めるための方法、そしてじっくりと瞑想することのできる時間や、思考によるものではない「叡智」が与えられるようになる。

   これは現実をしのぐ世界であり、あなたを長い間縛り付けてきたエゴ意識が創造する幻想から解放されることを意味している。そしてあなたはすべてに対する評価や判断、批判を手放し、すべてのあるがままを受け入れるようになり、すべては必然とともにあることを理解し、愛そのものになっていくのである。

「いやし」とは、「理解すること」

   これまで酷使されてきたあなた方の大脳に代わり、中脳や小脳が働き始め、現実をつくっている素粒子たちの振動レベルを自在に操作することが可能になると、あなたは肉体的な制限からも完全に解放されることになる。暑さや寒さだけでなく、病気になることも老いることもなくなり、食べる必要も眠る必要もなくなる。よって、インドの酷暑が49.3度を記録し、300人の死者が出たというようなニュースはもう恐怖ではなくなる。そしてこの意識レベルまで上がる覚醒に向けた歩みは十人十色で、それぞれにユニークな経験の場が与えられているが、通過すべきイニシエーション(儀式)という点においてはみな同じである。

   仏陀の生涯の中にはさまざまな逸話があり、それぞれが、多くの気づきを与えてくれる深い慈悲と叡智に満ちたものである。彼のたどった簡潔な人生からはすべての人々がたどるべき、エゴ意識を超えて高次の意識に至るポイントを学ぶことができる。

   まず仏陀は人々の苦しみや悲しみを見て、不老不死の世界はないのだろうかと考え、それを追求することを始めた。この誰もが認識していることを実際に深く考え、探求しようとする人は実はほとんどいない。そしてこの純粋な疑問が大きな動機となって、それが彼の悟り(アセンション)への道へとつながっていった。マスター・メータックスは「癒しとは、理解することにほかならない」と言っており、人間に与えられるあらゆる苦痛は、それがあなた方の中の叡智を引き出し、その光を灯すためには必要不可欠な「闇」といえるものなのだ。

   仏陀は出家するタイミングをじっと待っていた。 このことは、私たちに「必然を待つ」ということを教えてくれる。あなたの望むことがあなたのエゴの望みではなく、あなたの魂の望みであれば、必ずそれが実現するタイミングが与えられる。それまではじっと待つという忍耐力も必要である。出家とは仏教的には煩悩(ぼんのう)を捨てていくプロセスであるが、それは必ずしも俗世を離れることを意味してはいない。

   それは自己探求の旅を始めることであり、中には今までの社会的な地位や財産のすべてを捨てて、自らの魂の声に従い、その意志に従う人生に変える人もいる。それが今までの楽な生き方とは異なり、苦難の道を選ぶことであるのには違いない。このプロセスを通して架橋意識を少しずつ経験し始め、自分自身の内なる声を聞き始める。そして、共時性シンクロニシティ)によって新たな道が開かれることがある。

   マスター・メータックスは、「偉大なる学びは、受難の意味を知ることにある」と言っている。キリスト教のシンボルである磔(はりつけ)になったイエシュア(イエス)は、まさにその「象徴」である。それはさまざまな形で経験されるものであり、修行僧のように、仏陀の行なった過激な苦行をする場合もある。また現実に虐待を受けたり、多くの不幸や困難が現実に降りかかってくるような場合は、その人の魂が自ら計画した受難である。受難の意味を理解するようになれば、新しい意識の世界に生きるチャンスが与えられていることに気づくだろう。

   このプロセスを通して神聖なる「闇」を経験した人たちは、次に、自分の奥深くに眠る偉大なる叡智の光に向かって突き進むプロセスに向かう。ここでは架橋意識に焦点が合わされて中脳領域の機能が開かれ、さまざまな潜在能力が目覚めるが、仏陀が言ったように未だ根本的な解決には至らず、叡智の扉が開かれることはない。

   仏陀菩提樹の木の下で、49日の観想の後に大悟(だいご)し、イエシュア(イエス)は十字架上で苦痛を超えて肉体から離れ、3日後によみがえった。ここまできて初めて超意識の世界に目覚めることで小脳が開かれ、偉大なる叡智とつながるこができる。そしてすべての苦から解放され、すべては必然の中にあって完璧な宇宙の営みとして存在することを理解するようになる。そして、仏陀は入滅の道ではなく伝道の道を進み、イエシュア(イエス)は昇天した。

   彼らのように、この一連のプロセスを1回の人生で一気に成し遂げることは稀(まれ)なことである。大抵は前世の続きを現世に持ち越しているので、今回の人生が「コントロールされた社会意識」を捨てる段階であったり、人生に疑問ばかりを抱く哲学的な最初の段階を繰り返していたりする。もしあなたの人生が、神や仏を信じることができなくなるくらい始めから困難と苦痛に満ちているのであれば、あなたは今回の人生において、受難のプロセスの続きからスタートしているのかもしれない。今回地球が迎える大変動においては、ある意味現在の地球に生を受けているすべての人に、超意識に向かうための受難のプロセスのチャンスが公平に与えられているともいえる。そのようなこころ積もりで「受けて立つ」のもよい。

   カルマ解消のための積極的な経験と、高次意識に焦点を合わせるための取り組みと、もうひとつ重要な要素は「知識を持つ」ということである。私たちは常に学ぶ必要があり、知識は経験を「叡智」に変えていくうえで重要な役割を果たし、困難や苦痛を乗り越えていく上で大きな力となるものだ。ことに仏陀やそれ以外の多くのマスターたちが説いた、宇宙の法則や最新の科学について学ぶことはとても重要である。幸いに、一般に認知される範囲の研究でもかなりのスピードで進歩している。すべての知識は相互にかかわりあっており、単独で切り離されて存在するものなどはない。そのゆえに、人間の意識がどのように量子場に働きかけて変化させるのか、現実といわれているものは科学的にどのように成立しているのかなどについて、誰にでも理解できるように説明することが可能になっている。これは素晴らしいことだ。

   このような知識を得ることによって、自分の意識状態や取り組みについて客観的に認識することができるので、より効率的に、あなた方が向かう方向に進む方法を見つけることができる。このような学びと実践方法を提供するために、私サアラは、「ゼロ・ポイントスクール」

という学校を主宰している。ここではマスターたちが説いた教えや量子論、人間が持つシステム、それはたとえば脳や細胞、DNA、人間エネルギーフィールド(オーラ)について誰にでもわかりやすく解説し、あなた方がこの人生を通して自分自身に取り組む方法を提案している。

   仏陀やイエシュアの時代であれば、人々は最先端の科学を理解するためには、完全に「小脳」を開いて使えるようになる必要があった。しかし現代のあなた方は、書店に並ぶいくつかの初心者向けの物理学の本や、DNAについての本を読んでみるだけでも、とりあえずは理論としては理解できるのである。これはまさしく多くの偉大なる先人たちの功績に他ならない。そのことに感謝して、理解しようと努めることは非常に大切なプロセスであるので、ぜひトライしてみてほしい。

相手を変えるのでなく、自分を変える

   2012年12月22日に、何か大きな変化や出来事が現実レベルで起きるわけではないことはすでにお話ししたが、実際にはもう少し先になると予想されるが、地球は宇宙のセントラルを抜けて新しい地球に生まれ変わる。しかしこのことに気づく人は当然、セントラルを無事通過することができた人たちのみで、それ以外の人々は昨日と同じ朝を迎えることになる。これまで地球は何度もこのプロセスを繰り返してきたが、この先どうしたらこのプロセスをクリアすることができるのだろうか。

   その答えは、今この惑星に存在している地球人とワンダラー、ウォーク・イン、あるいは地球人に変身した宇宙人などのすべての存在のうちで、「約3分の1以上の人々が地球とともに向こう側の世界にアセンションすれば成功とする」、という宇宙の中での目標である。私たち人類は今まで1度もこの目標を達成していないために、このプロセスを再び繰り返しているが、おそらく今回も今のままではこの数字を達成することにはならないと思われる。ただ、3分の1というのは目安であって、この数字の達成よりも全体のトータル的な意識レベルの状態を引き上げることのほうが重要なことである。

   なぜなら地球の次元上昇のためには、新しいグリッドを形成させる必要があるのだ。このグリッドをわかりやすくイメージするためには、地球の周りに網の目状に張り巡らされた情報網に無数に点在するコンセントがあり、それに個人個人が自分のプラグを差し込むことによって、誰でもが新しい次元の情報が得られるシステムのようなものである。あなた方の目には見えないが、しかしあなた方の意識は必ずどこかのグリッドにつながっている。それは地球意識のグリッドや民族的なグリッド、あるいは社会に適合するための社会意識のグリッドであったりする。

   これまでの地球上で覚醒したマスターたちは、地球には高次意識のグリッドがない状態で、未知の領域に自力でアクセスする必要があり、そのために大きなエネルギーと高い意識が必要であった。もう1度繰り返すが、意識とはエネルギーであり、意識レベルの上昇に比例してエネルギー量は増加する。目的が次元上昇となると、人間の意識レベルは超意識以上の領域に達する必要がある。なぜならそうなって初めて人間の「叡智」の扉である「小脳」から、本来の機能をし始めるために必要なエネルギーを供給されるようになるからである。

   あなた方は「百匹目のさる現象」という話を耳にしたことがあるかもしれない。 (この話は、一匹から始まったさつま芋を洗って食べる猿の行為が幸島のすべての猿に伝播したとき、突然何キロも離れている他の島々の猿にも同じ行為をする猿が出てきた話が元になっている。ある行為をする人々の数が一定の数に達すると、突然他の集団にも伝播して人々がその行為をすることを指していう。) 

   この実験は根拠がないということになっているが、ユングの述べた共時性シンクロニシティ)も同様のことを示しており、そのような現象に科学的根拠がないとする主張は不自然である。実際に私たちの存在するすべてのフィールドは互いにつながり、共振し合っている。そして量子物理学の世界では、すでに量子の非局在性は周知の事実なのだ。(量子の非局在性とは、分裂した量子はその片割れがたとえ何万光年離れていようとも、一方が変化するとその情報は瞬時に伝わって片方も変化するという性質を持つことをいう。)

   これらは、先に述べた「地球人の3分の1」というのと同じことを言っている。 宇宙では、意識をエネルギー出力などに置き換えるのではなく、「クリオ」という単位の意識の重さで測られる。そのためには地球の意識の重さは軽量化されなくてはならない。その目安として、これから宇宙のセントラルを通過する前に、地球にいる人々の約3分の1の意識が超意識に達することができれば、その瞬間に地球は高次の意識領域を確定する新しいグリッドを形成することができるので、もし仮に残りのすべての人々がエゴ意識に捉われていたとしても、地球の次元上昇は成功なのだ。

   そしてもし、この割合が達成できなかったとしても、多くの人々が架橋意識(「奴隷脳」を参照)に至っていれば成功は夢ではない。なぜならすべての意識は共鳴し、影響し合っているので、それまでに超意識に到達しなかった残りの人々も、新しいグリッドの影響を受けて次回必ず覚醒に成功するだろう。私たちはこの目標に向けて、すべての宇宙のために何度でもトライするしかないのだ。

   そのために、新しい意識を持った魂が今続々と地球に誕生している。 そして、寿命で去っていく魂の肉体に、新しい意識の魂ががウォーク・インするようなことも起きており、これらも何とかしてこの目標を達成させるための計画の一部でもある。よってあなた方が前に述べた3つの取り組みをとおして「架橋意識にチャレンジ」することは、地球の進化にとって大きな貢献となる重要なことであると、改めて認識する必要がある。

   あなた方は新しい地球の様子をイメージすることができるだろうか。 時間を超越した次元の世界では、もうすでに新しい地球は宇宙のセントラルを通過して反対側に存在していると述べたが、そこにいる自分の姿をイメージしてみることは非常に大切なことである。なぜならそうすることによって向こう側にいるあなたと共振することになるので、そこに自分自身をしっかりと実在させる可能性が高まるからである。

   そのために、新しい地球社会をイメージするために最低限知っておくとよいと思われる情報をお伝えしていこう。まず第1章で、地球は生命の実験室として、宇宙の多くの存在たちに提供されてきた「場」であったことを述べた。次元上昇(アセンション)後の地球も、豊かで美しく、生命エネルギーに満ち溢れた魅力的な惑星であり、やはり宇宙の宝であることに変わりはない。だからごく自然に、異なる種の宇宙の生命たちが地球を生活の場とするようになる。

   これまでの地球では、すでに述べたように先にやって来た宇宙人種族に対し、後からやって来た種族が権利を奪い、地球の豊かな資源を独占するために戦いが繰り広げられて、地球人たちはその都度彼らの争いに巻き込まれて苦しめられてきた。そして現在では地球のほぼすべての権利と支配を、後からやって来た宇宙人種族による勢力が手中に収めようとしている。こうした支配する者とされる者の二極化に終止符が打たれようとしている今、この状態の地球に起きようとしている天変地異は必然と納得するしかない。

   しかし彼ら独裁者たちは、すでに安全な場所に自分たちの地下都市を作り、UFOも持っているので彼らを絶滅させることはできない。しかも、そもそもが宇宙には彼らを絶滅させたり裁くための計画が存在しないので、そこはあなた方に期待しないでほしいのだ。つまり私たちは、彼らの支配下に入る必要のない地球人になることを目指さなければならないということで、そのためには神聖な自己に目覚め、愛と知恵と強さを復活させる必要がある。

   彼らは権力と暴力が大好きなので、あなた方にとっては考えられないほど邪悪で残酷なことが平気でできる連中である。だから彼らにとって人間を大量虐殺することも大したことではなく、あなた方が蚊をパシッと潰す程度のことでしかない。しかし、私たちがもっとも注意して認識しなければならないことは彼らの残虐性ではない。それどころか彼らには後ろめたさや咎めなどは微塵もなく、自分たちのしていることやこれまで創造してきた現実や行為に自信と尊厳すら持っている。それだけに、私たちは覚醒して自己の尊厳に目覚め、叡智を持つことで彼らの支配下から抜け出し、自立しなければならないのだ。つまり、自分を苦しめる相手を変えることで状況を変えるのではなく、自分の尊厳に目覚め自立して、自分が変わることでその状況から抜け出すことが必要なのだ。

人間は成長すると搾取(さくしゅ)や支配を許さなくなる

   すべての宇宙において、あらゆるどんな存在にも無限の可能性を引き出す「自由」が与えられている。そして今、私たちが経験しようとしているのは、地球という素晴らしい資質を持つ星の上で、異質な者同士がお互いに調和し合うことで創造の可能性を表現していくということである。私たち人類はすでにこれまで、さまざまな種の宇宙存在たちと共存し、新しい文明を創り上げる経験をしてきた。そして地球のような星は、この広い宇宙にはすでにたくさん存在している。

   新しい地球に集まってくる存在たちは高い意識を持っており、すべては必然で完璧であるということを知っている。よって、それぞれが全く異なった外見の肉体を持ち、違った価値感や感性を持っていても、比較したりする相対的な概念を持つことはない。それは優劣や、多い少ないや、正しいか間違っているかといった価値感のない絶対的な世界感であり、それぞれの存在が自然に調和を保ち、創造を営む美しい世界である。

   このような感覚を持った存在たちは、1980年以降この地球にも少しずつ生まれて来ている。彼らは中立な愛を知っているので、誰のことも批判したり裁いたりしない。ただ、彼らを理解できる人が非常に少ないので、多くの場合彼らの意識は他の世界を行ったり来たりして、地球外の存在たちや地球に来ている仲間たちとコミュニケートしたりして過ごしている。

   最近、非常に自閉症児が増加しており、彼らのすべてがそうだとは言えないが、その中の多くの子どもたちがそのような存在であったり、もしくは、新しい地球に向けて進化するプロセスにある、大人たちの意識革命をサポートする魂である可能性がある。それは、ここに一つしか椅子がなかったら、座りたい人か座る必要のある人は一人しかいないということを知っている人である。そのような意識レベルにいる人々は絶対的な調和の中に生きているので、他人と比較したり、争ったりすることはあり得ないことである。

   しかしこれまでの地球レベルでは、比較することで価値を見出す相対的概念が行動の基本になっていた。その結果、人類の生き方は宇宙の中では完全に秩序を乱したものとなっており、人類の環境は常に足りない現実を創造する世界であった。子どもたちをめぐる教育環境は大きく改善しなくてはならない時期にあるが、同時に大人たちも多くのことを学ばなければならならい時期を迎えているので、大人の教育環境も考えていかなくてはならない。

   今もし、地球外文明の人々が地球に姿を現し彼らのことを知ると、地球人は自分たちの文明をはるかにしのぐ科学技術や文化に圧倒されるかもしれない。しかしこれまでの地球文明を築いてきた祖先たちのように、宇宙からやってきた他の存在たちに搾取させたり支配の権限を与えたりするのではなく、異質の文化や資質を持つ彼らと対等に公平に交流し分かち合うためには、地球人は霊的な知恵と中立な愛を持っている必要がある。よって、大人たちはこれから急速にそれらについて学んでいかなくてはならない。

   あなた方はこれまで、学校やどこかでこのような知恵を学んだことがあるだろうか。 つまり、すべての人が公平に分かち合うことや、自分自身が支配される必要のない偉大な存在であることを教えられたことがあるだろうか。また、自分自身をあらゆる無常という変化の中で解放させる方法を学び、経験したことがあるだろうか。他人との間に完璧な調和を保つために、こころを静め頭を空にし、ただじっと自分自身の内側を見つめ続けることだと教えられていたら、そうすることであなた自身の純粋な欲求に耳を傾けることを知っていたはずである。そして自分と人を比較したり、人から影響を受けたりすることもなく、自分自身の魂の衝動に従った人生を選択することができたはずなのだ。そして、すべては必然であることを経験から学び、自分に対する不信感や不安感を拭うために無駄な行動をする必要もなかったはずなのだ。

   新しい地球では、誰かが皆の前で一方的に何かを教えるようなことはない。 つまり、すべての人が自分自身の純粋な経験から叡智を得ていく歩みであり、大人も子どもも、地球人だけでなくそれ以外の種族の人々もそれぞれが自立している状態にあるので、すべてを公平に分かち合う力を持つ社会を形成していくことになる。

   そしてここから先は、あなた方のイマジネーションを自由に働かせてみよう。 そしてできるなら勝手な主観を除いた客観性の中で、あなたが捉えた中立な情報を画像化できるように訓練してみるとよい。そこに驚くべき情報が見えてくるかもしれない。さらにそこにいる自分を探してみよう。その自分により明らかな実在性を持たせるように、できるだけ詳細まで観察する練習をするといい。

   ワンダラー、ウォーク・イン、へのメッセージ      これは地球に続々とやって来る仲間のワンダラーや、ウォーク・インの人々へのメッセージである。すでに人間についてしっかり学習して人間社会に難なく溶け込んでおり、そして自分が宇宙からの情報を持ってきていることや、何らかの役割を自ら引き受けてきたことなどをすっかり忘れて、地球人社会のゲームに没頭している人々が多く見受けられる。そのような状態で特に不自由に感じることもなく過ごしているかもしれないが、こころの隅では常に「このままでいいのか?」という疑問があり、それは拭うことができず、最近では特に、その脅迫観念的な疑問はいっそう強くついて回っているのではないだろうか。

   また一方で地球人社会に適応できずに、疎外感や居場所がない感覚、孤独感やホームシック的なよそ者の感覚にいつまでも捉われている人もいるかもしれない。そういう人々も、そろそろやるべきことを果たさなければ還れないと感じ始めているかもしれない。

   いずれにしても、そういうあなた方はより早くこれまでの社会的な概念を捨てて、自分の中のパラダイムシフト(枠組みの変化)を起こさなければならない。自分はまったく社会に馴染(なじ)んでいないと感じている人であっても、「自信がない」「私なんか」としり込みして臆病になっているのであれば、その自覚がないままに「コントロールされた社会意識」に浸かって毒されている可能性がある。私たちは、「自分はこれでいいのか?」「私が間違っているのではないか?」「私がおかしいのではないか?」、と自分を疑う癖がある。これまでは地球社会に何とか適応しようと無意識のうちに必死に頑張ってきたので、急に180度の方向転換は混乱するのは当然である。

   まず自分が何者であったかを思い出すために、誰よりも先にエゴへの執着を捨て、より高い意識に焦点を合わせることが必要である。また一方で、自分が何者であるかを十分に知っており、うまく人間社会に適応してきた人々もいると思う。このような人々はあなた方よりも多くの情報を持っており、自分をコントロールする方法に上達している。しかし地球環境に適応しにくいDNAが動き出していることで、常に肉体的なストレスを抱えている人もいるだろう。また肉体的、精神的にかなりタフであるがそれがかえって妨げとなって、自分自身の克服すべき課題に取り組めずにいる人々もいる。

   私たちもそれぞれがこの地球と関わりを持った魂であり、自分の課題であるカルマを抱えている。その点においては私たちも地球人たちと何も変わりはない。そしてこれは私も含めての話だが、それぞれが自分を奮い立たせ自分に真剣に取り組まなければ、クリアされなかった課題のために次もまたこの星にやってくることになるだろう。あなた方も知っているように、宇宙は大きな受容性を持っているので、何度でも忍耐強くチャンスを与えてくれる。

   私たち地球外生命にはそれぞれのルーツとなるDNA情報によって、地球において表現される特徴的な性質がある。少し具体的なことでは、あなた方の中には地球において宇宙人同士の覇権(はけん)争いをした種族の遺伝子を持っている人々がおり、潜在的にはまだコントロールゲームを好み、つい人々をコントロールしようとしたり、自分の優位性を誇示するような習性が残っている人々がいる。また周囲のことを省みずに成果や成功だけを追い求め、その結果多くの人々を巻き込んで、自分も人々も深く傷つけてしまうパターンを繰り返している人もいる。

   また正義を盾にこぶしを挙げ、あらゆる優柔不断さや柔軟性を認めることなく、不条理を許さず、他人を一気に論破してねじ伏せることにすこぶる快感を覚えるような習性を持った人々もいる。あるいはすべてが面倒だと感じ、何をすることも生きることもすべてが嫌だと感じ、人生に希望を持てないのはもちろんで、目的意識も向上心も一切に無関心で、どうしてよいかわからずに傍観者のような日々を送っている人たちや、幼い子供のように好奇心はあっても、それが向上心にはつながっていかない人々もいる。

   これらの性質はあなた方にとって、葛藤を引き起こす要素となってはいないだろうか。そしてこれらの性質はそれぞれにとって大切な課題となるものである。これらの性質を通して自分のうちで対立する要素を統合し叡智に変えていくことこそが、一人ひとりの重要な取り組みであることを忘れないでほしい。その取り組みの中でこそ、あなた自身の神聖さや偉大さが目覚め、本来の魂の目的に変化していくのである。いつのときも私に勇気と学びを与えてくれる敬愛するあなた方に、ともにここに存在していることを喜び、これから先のそれぞれの活躍にエールを送ろう。

闇の行為は宇宙において許されている

   「チップ」と聞くと、悪い宇宙人が人間をコントロールするために埋め込むイメージがあると思うが、それだけではない。実は人間が生まれてくるとき、自分の魂に関係のある宇宙のエリアによって、すべての人々にそれぞれチップが入れられている。そしてこの人生で何をするかといった魂の計画を立てて、それを始めるのにふさわしい日時を選んで誕生する。日時を選ぶのは、その時に大きな影響力を持っている天体の力が加わるためである。西洋占星術でもホロスコープを使うが、占星術とは地球外生命の宇宙人がもたらしたものである。

   地球に住んでいる限りではあまり意識することがないと思うが、宇宙においてはそれぞれの天体の配置がどこにあるかによって直接的に生活に大きな影響を受ける。惑星は常に動いていることから、他の天体との交信がスムーズにいくこともあれば妨害されることもあり、惑星間移動も配置によっては大きな影響を受けることになる。たとえていえば、動線の悪いキッチンでは料理が手際よくできないようなものである。そして宇宙では天体の配置によってすべてが変わってくるのである。

   自分の目的を実現するためには、どのような配置が必要で望ましいかを示してくれるのがホロスコープ(出生天球図)である。宇宙にあるホロスコープは、地球人が占星術で使っているホロスコープより、もっと多くの惑星が書き込まれている。

   チップは全人類の人間に入っている。 DNAにも同様の情報が含まれているが、DNAは損傷を受けやすいのでチップを使う。それは決して人格を無視してコントロールするということではない。人間は地球生活においては近視眼的になりがちであり、それを過去と現在を見通せるシップ(宇宙船)から誤まらないようにコントロールしているが、間違えるという計画のもとに生まれたのであれば間違えるるだろうが、その間違いは人間の考える「間違い」ではない。つまりは、全人類がお釈迦様の手の上で好きなようにやっている状態なのだ。

   チップは一般的には3個から4個で、多い人で50数個だが、中には100個以上入っている人もいる。20個から30個程度の人はけっこうおり、チップの数が多いほど周波数帯域が広く、たくさんのチャンネルを持っている。複数のチャンネルを持っているのですごいことをやっているかというと、そうでもないケースもあり、これから活躍する可能性は秘めている。そして、チップは時々入れ替えられる。一定のレベルになったら取り替えるというのが一般的であり、睡眠中に入れ替えられることが多いようである。 肉体に負荷をかけないように調整するチップもある。それは入ってくる情報量が大きいと、負荷が強くなって脳内ホルモンの調整がうまくいかなくなり、内分泌系に障害が出るからである。

   「魂の目的」とは、「これをやらずには死ねない」と思えるものである。 つまり、それを気づかせる出来事を起こすためにチップが入っている。しかしながら、チップにコントロールされているわけではなく、人間には自由意志がある。ただ人間は自由だと魂の目的を選択しないことがある。つまり本来魂は、あれこれ判断せず素直にそのままを選択するが、社会的に生きる人間は他人からの評価や価値というモチベーションなしには選択できないのだ。

   たとえば魂の目的が、「病気の人を世話して健康になる手伝いをする」ということであった場合、あなたは看護士になって病院で働き、患者が元気になっていくのを見るたびにワクワクするはずである。つまり自分のことのように喜べるのであるが、一方、看護士を選んだ理由が、「安定しているから」「国家資格だから」というようなことで選択した人は、こうしたワクワクする気持ちを感じることはない。このように、ある特定の出来事に反応する自分に気づくようにと「チップ」が入っている。

   人間一人に対して、シップ(宇宙船)にはその人を担当するクルーがおり、2~3人であったり、12人ついている場合もある。クルーの数が多ければいいというものでもなく、多すぎても意思統一が取れずバランスがよくなかったり、2人しかいなくてもすべてが順調という人もいる。シップのクルー以外のガイドは、あなた方からは守護霊や守護天使、守護神と呼ばれているようだ。それは先祖の霊であったり、宇宙的な家族がガイドを務めたりもする。

   地球は再び、何度目かの大きな変革の時期を迎えており、これまでの多くの預言に記されている道を進んでいくだろう。全人類にチップが入れられているのも、地球とともに最良の選択をして欲しいと願っているからにほかならない。しかしあくまでも選択は自由なので、強制されているわけではない。食糧危機や地球の大変動、あるいは核戦争や生物兵器で多くの人々が命を落とすので、「魂の整理」が始まるだろう。魂の整理が始まるとそれぞれの魂の経験値というデータはミックスされるので、「私」はなくなるともいえるし、「私」はいつまでも残るともいえる。また一から経験を積み直す魂もいるが、それは経験値の少ない魂がまだ成熟していないというだけで、決して劣っているわけではない。

   地球を支配しようとする闇の権力者はこれから思う存分力をふるうだろうが、それは同時に楽で安穏とした生活からは、決して気がつかなかったことに目覚めさせてくれるという側面もある。米や野菜の不作が続くと実際に飢えているわけではないのに、不安感に圧倒されて人間性が破壊されてしまう人々が続出する。買占めが起きるとあっという間に食糧難となり、本当に飢えることになる。全員に行きわたるだけの食糧があってもみんなが備蓄しようとすれば、足りなくなるのだ。そんなパニック状態の中で生物兵器による伝染病が起こり、そのとどめは天変地異、というのが一つのシナリオである。

   このシナリオが成立するのは、騙(だま)される人がいるからである。 つまりゲームの世界であることに気づいて、「一抜けた」という人がどんどん出てくればこれらのシナリオは成立しないので、ゲームに参加しないという選択は可能である。それぞれの人に運命というものがあるが、運命は変えることができる。運命とは関係のない思い通りの未来を創ることは可能であるが、運命に素直に従うのも選択の一つである。2011年から、人間の意識の層がはっきり二つに分かれてきている。それは運命に従うか、それとも新しい地球を創るかということで、どちらかを選ぶしか道はない。選びきれない人はこの世を離れていくので、理由もなく突然死する人が増えてくるだろう。

   たとえば次の二つの生き方のうち、どちらがあなたにとってワクワクすることだろうか。

  ① 会社の中で部長になり、社長になって年収が急カーブで上がっていく。

  ② これから先、まったく老いることなく肉体を自由に操れる。

   バイロケーション(瞬間移動)が可能になり、タヒチに行きたいと思えば一瞬にしてタヒチにいる。

   後者を選択すれば、あなたにとってお金はあまり意味のないものになるだろう。

   そうすればお金によって世界を支配している闇の権力者もあなたに手を出すことができず、天変地異も怖いものではなくなる。宇宙からきた地球を支配する闇の権力者である彼らは、究極までゲームを楽しみたいだけなのに、人間たちの対抗勢力のパワーが今一つなので、つまらないと感じているかもしれない。彼らのしていることは、至高の神に逆らうというゲームなのだ。彼らは人間たちを奴隷化するためにどんどんエスカレートしているが、どこかで自分たちを止めてほしいと望んでいる可能性もある。

   しかし、「善悪」という「二元性の概念」を持っているなら、あなた方は闇の権力に対抗することはできない。彼らは何の咎めも葛藤もなく自分たちの望みをやり尽くしており、そこまで追及している彼らをむしろ尊敬するくらいの気持ちを持つ必要がある。純粋にワクワクすることを追求している彼らに対し、「あんな悪いことをしているくらいだから必ず地獄に落ちるだろう」と思っているとしたら、期待は裏切られる。自分のやりたいことを追求し切れないあなた方は、彼らの姿勢から学ぶことがたくさんあるのではないか。天は、宇宙は、彼ら闇の権力者に加担してはいない。しかし彼らは運命に劣らない強いパワーを持っているのだ。

習慣をやめて変化するには意識的な生活が必要

   人類には3つの選択肢がある。

 ①無に還(かえ)る。地球上に混乱が始まる前に、この世界を去(さ)っていく。つまり、セントラルに吸い込まれ、そのまま吐(は)き出されない。

 ②別の場所に移り、進化のプロセスをやり直す。 次元上昇のプロセスを最後まで経験する人もいるが、途中でギブアップする場合もある。地球が少しずつ崩壊していくのを最後まで経験し尽くして、寿命のような形で死を迎える。そして再び、また物理的次元に転生することで計画をスタートさせる。一からやり直す人もいったんセントラルを通過し、その後3次元からやり直す。

 ③5次元に次元上昇して、新しい現実を創る。 巨大なシップ(宇宙船)で、自分が本来所属していた星へ行く。宇宙船は惑星の何十倍のサイズの巨大なものがかなり存在しており、その中で生まれる子どももいる。また宇宙船には乗らず、地球の内部世界へ行く人もいる。

   肉体や精神体、エーテル体はすべてつながっているので、肉体だけが次元上昇するわけではない。それと同じく、宇宙においても切り離された世界というものはなく、互いに関わり合っている。地球上は大変動に襲われ、普通の人間が生き続けることは困難になるだろう。しかしマスターになっている人は地球に残ることができる。マスターになった人とは、すでに次元上昇を終えている人のことで、肉体を自在に変化させることができるので、たとえ地上が水に覆われてしまっても地球にいることができる。そして彼らには、地球が再び緑豊かな星に生まれ変わるように整える使命がある。

   新しい地球は、そこに住む人類全体の意識と地球との同調によって創られる。 太陽は新しくなるかもしれない。もともと木星が太陽であったので、今の太陽も役割を終えて別の星になる可能性もある。そしてシュメール神話には複数の太陽がある。太陽が消えてしまうことはないが、太陽エネルギーが地球に届かない日が3日間続く。天王星土星が向かい合う座相で180度正反対の位置にあることから、何が起きても不思議ではない状況にある。新しい宇宙を創ることは、この銀河ができたときから決まっていたことである。それは三面鏡をのぞいたときの自分の姿が永遠に続いていくかのように、宇宙もまた延々と続く途方もない世界なのだ。

   次元上昇後に、2000年の自分を見つけようと思えば見つけられる。 その時間はいつも存在しているからである。また次元上昇(アセンション)し損なって再び転生すると1960年ということもあり得るし、こんどこそとチャレンジして何十回も繰り返すこともあり得る。「今」は無限にあり、「時」とは今の積み重なったものである。しかし次元上昇(アセンション)前に亡くなった人が、次に転生して2030年にいるということはなく、アセンションしなければ次の段階には進めない。

   多くの人がアセンションという言葉を使わなくても、何かが起きることを予感しているが、それは過去に2012年を経験しているからである。ムーやアトランティス古代文明とされているが、それは2050年の可能性もあり、そうであってもおかしくない。断言できることは、未来を経験するためには次元上昇するしかなく、アセンションという壁を越えなければ未来はないのである。そしてこれまでに何度も同じ経験をしながら、魂の計画を終わらせようとしているところなのだ。霊的な意識が高いということだけで次元上昇できるわけではなく、宗教家ができなくて、闇の権力の上層部ができるということもあり得る。

   今の子どもたちは海王星水瓶座にあり、冥王星天王星山羊座の位置で地球に転生してくる。彼らは生まれながらに知恵を持った子どもたちであり、普通で当たり前のことから霊的な学びを引き出すことができる。このような子どもとコミュニケーションができる大人たちは生き残っていくだろう。そしてこのような子どもたちは生まれてまもなくしてアセンションを迎える運命を持った、高い次元から来ている人々である。彼らは不安定な状態から安定した高い次元を創り出す役割を持っている。

   過去の影響によって「今」を選ぶと、可能性というものは限定される。 昨日できなかったから今日できないとすることは、まさにそうである。せっかく朝を迎えたのなら、昨日のことは忘れよう。眠っている間に私たちの魂は別次元に飛んでいる。そこから戻ってきたのに、わざわざ昨日のことを思い出す必要はない。そうでないと、昨日から今日へという時間の帯にまた乗ってしまうことになる。古い時間の帯に乗る必要はない。今日から私は変われると信じることである。今から私にはすべてのことが可能なんだと、脳にインプットするのだ。何も意識しないで暮らしていると、過去のパターンを繰り返すだけである。大脳は新しいことを好まず、同じ決まったパターンを繰り返す習性があるからだ。

   そこから抜け出すためには習慣からではなく、意識的に生活する必要がある。 目につくところに「印」を貼るのも効果的であり、心配性の癖をやめたいのであれば家中に安心マークを貼ったり、そのマークを見るたびに安心している自分を創り出すことができる。そうした訓練を何度も反復することによって脳が変わっていく。重要なことは昨日までの流れを全部OFFにすることだ。昨日までお金に困っていたのなら、朝起きた瞬間に豊かな中にある自分にスイッチONを入れる。ほとんどの人は、朝起きたときに思い出すことが間違っている。つまり、昨日までの自分の姿ではなく、「どんな自分になろうとしていたか」を思い出すべきなのである。

   「感情」は人間にとって一番の快楽である。 だから悲劇とわかっていて、むしろ涙を流したいために、映画や小説、テレビドラマを楽しむ。それはまさに薬中毒のようなものであり、脳内の薬物は感情によってつくり出される。また、ありもしない起きてもいない先のことを心配するのが大好きな人は、確実にステロイド中毒である。落ち込むのが好きな人、怒るのが好きな人なども特定の感情の中毒になっており、いつもの同じパターンの感情を味わうのが習慣になってしまい、そうしないと落ち着かないのである。同じ中毒になるのであれば、創造性の中毒になろうではないか。

   経済のゲームをクリアしたら、次は肉体的限界への挑戦である。 経済は今に始まったことではなく、1億3000万年前には紙幣こそなかったが、それに近いものは存在した。それは一種のパスポートのようなもので、地球に降りることのできる権利を表していた。宇宙人たちはこぞってそれを欲しがり、それがあればエリアを越えてさまざまな所に行くことができたので、多様な経験をすることができた。それを欲しがる人が多かったので争奪戦が起き、人のものを盗むものもいた。地球人はそのカルマを持って転生し、それと同じことを紙幣でやっている。それぞれの人間のカルマはグループのカルマとなり、地球では経済という形をとった。人間は遺伝子操作されたことで肉体的・精神的な限界を持つようになったが、その限界を超えるためには、これまで多くの人生を無駄にしてきたカルマをなくすことが必要である。

魂の目的は自分の評価・批判をやめたところに

   人類は最終的には、肉体だけではなく精神的な限界も突破しなければならない。 人間はエゴだけが目的で生きているわけではないと悟らないなら、気が変になるほど追い詰められることになる。そうならないためには、何でもすべてをあるがままに受け止めることが大切である。たとえ巨大シップ(宇宙船)が出現しても、自分は気が変になったのではないかとパニックにならないような心の持ち方を、普段から養うことが大切である。

   最初に起きるのは経済の崩壊であるが、思ったより早く社会システムは崩(くず)れることになる。人間は飢えるとモラルがなくなるようだが、お金がいくらあってもお金を食べることはできないので、その対策として農業に目覚め、自分が食べるぐらいは何とかできるようにしておく必要がある。「不食」にチャレンジすることもできるが、「食べなければ生きられない」という固定観念があるとそれはかなり苦しいことになる。しかし、あるプロセスを通過することができれば食べないでいることができる。

   私を導いてくれたいわゆる「魔女」は完全な「不食」であった。 彼女は固形物は摂らず、お茶やコーヒー、アルコールは飲むが、アルコールはその場で分解するので酔わない。結局、「不食」に移行しない限りは、いつまでたっても食料でコントロールされることになる。経済のコントロールを抜け出すことができたら、次は食料のコントロールを抜け出そう。人間には実は、これまで気がつかなかった新しい力や能力が備わっており、それを発見し、気づいていくことで、今までできなかったことができるようになる喜びを味わおう。そもそも空腹でもないのに、「食事の時間だから」「栄養を摂(と)らなくてはいけない」「口寂(くちさみ)しい」というような理由で食べている人がほとんどである。本来の人間にとって、お金のゲームも食事も一種の「娯楽」に過ぎないのでなくても済むのである。

   2020年、2030年の地球はどんな姿になっているのか、それがイメージできる人であれば次元上昇(アセンション)できる可能性は大である。今はできなくてもそれについて想像しているうちにイメージが湧いてくるだろう。アセンションに向けて今からできるワークについて説明していこう。

〇 イメージする。   人間はこれまでの長い歴史をとおしてさまざまな限界を設定してきて、その限界を当たり前のものとして疑うことなく受け入れてきた。「食べなくては生きていけない」「飲まなければ生きられない」というのも人間が作り出した限界であり、これもイメージが作り出した限界に過ぎない。たとえば太陽光をまったく浴びることのできない地下シェルターで暮らしていても、「今私はさんさんと降り注ぐ太陽光を浴びている。体がポカポカしてきた」という想像に焦点を合わせることができれば、実際に太陽光を浴びたのと同じ効果を生み出す。

   また暑くてたまらない状況になったら大きな氷の塊りをイメージし、そこに当たった風が冷風になって吹いてくる想像に焦点を合わせればよい。肉や野菜を食べるのはそのエネルギーを取り込むためであるが、そのエネルギーの元であるプラーナエネルギーで当然人間は十分に生きることができる。

   人間同士の交信にしても、お互い同士が同じチャンネルに合わせてイメージを共有すれば、電話やパソコンは必要ないものになる。古代の人々のようにマスターたちは、実際に会って話し合ったりはしない。彼らはすべてをテレパシーによる交信でコミュニケーションしている。インディゴ・チルドレンやクリスタル・チルドレンなどと呼ばれる子どもたちの中には、パソコンやゲーム機がなくても脳内のコンピューターでゲームのシナリオをつくり、友達と共有して遊んでいたりする。

〇 超感覚、今まであまり使わなかった感覚を磨(みが)く。   左右の手をこすり合わせることで右脳と左脳のバランスを取り、超感覚を磨く効果がある。瞑想も超感覚的視力である内的視野を高めてくれる。つまり頭の中でイメージするだけでなく、五感のすべてを使って変性意識に入っていく。たとえば目隠しをして、目の前にある物を当てるゲームだ。その場合、その物に触れた感じや匂(にお)いなども感じ取るとよい。これらのことはいつもの現実的な意識では対応できないことであるので、そのとき変性意識にスイッチが入る。うまく変性意識が働けばそれを当てることができる。

   現実的な意識では私たちは自動的に判断してしまうが、現実ではとても無理だと思うようなことをやることで判断できなくなり、普段使っていない脳の部分が働き出してイメージが広がっていく。たとえばブランコに乗ってこいで、だんだん自分の体が高くなって軽くなっていく感覚を味わう。それが空中浮遊につながっていく。最初はブランコに乗った勢いに手伝ってもらい、途中から自分の力で飛ぶのだ。そんなイメージを展開した後に椅子に座り、「私の右足は軽い」と念じると本当に右足だけ軽くなる。そうやって「上半身は軽い」「肩が軽い」など、自在に自分の体をイメージどおりに操作することができるようになる。

   また、腕がどんどん伸びて、高い木になっているリンゴをもぎ取るイメージをする。 もぎ取ったときのリンゴの重さ、鮮(あざ)やかな赤い色、かぐわしい香り、つやつやと光るリンゴの感触などをイメージする。このようなワークのためには、リンゴが実際にどんなものであるかを知っておく必要がある。それは普段何げなく触っているものも意識してキチンと触ることでデータを蓄積しておけるので、再現しやすくなる。それらは真面目に構えずに楽しみながらやることが大切なポイントで、4次元世界で楽しむためにその感覚を魂に入れておいてほしい。

〇 ローソクの炎の凝視   炎をじっと見つめるというシンプルな行為でありながら、至難の業でもあるワークである。なるべく暗い部屋で、ひたすらローソクの炎を凝視(ぎょうし)する。時間を計る必要はないが、本当に集中して見つめるなら最初のうちは3分も続けることができないだろう。たちまち雑念がよぎるので、炎だけに焦点を合わせて無心でいられるのは至難の業である。またローソクの炎をイメージして見つめるという方法もある。これも本当に集中していないと、炎はすぐに消えてしまう。本当のローソクの炎とイメージのロウソクの炎を、10分ごとに交互に見つめるという組み合わせもある。

   このようなローソクのワークを続けていると超感覚が磨(みが)かれるので、「なんとなくこうなるような気がする」と思ったら、本当に実現化して、思ったとおりに物事が進むようになる。そのレベルまで到達すると、一種のサイキックなパワーが使える状態になる。トランプのゲームでも、「この人は次にあのカードを出す」ということが見通せたり、初対面の人でもどんな人かも大体わかるようになる。

〇 優先順位を見極める   この現実社会に生きる人々のもっとも不幸なことの一つは、「自分が何を求めているのか」わからない状態である。「自分がどうなりたいのか」考えてはいても、その理由は客観的な他人から見た大義名分ばかりで、本当に自分の魂が欲しがっているものがわからないのである。そんな状況から抜け出すのがこのワークである。

   自分は魔法が使えると想像する。 どこへ行くのも、何をするのも自由自在にできる魔法使いになって、今自分はどこに行って何をしたいのかの「リスト」を作る。考えているだけでなく、それを紙に書き出す。それを毎日新しい紙に書き出すことを続ける。毎日書き出しているうちに、外していくものがあれば、残るものが出てくる。そうして書き続けているうちにずっと残るものは、自分の魂の深い部分から経験したいと望んでいるものなので、あなたの人生の優先順位の上位にあるものだ。

   しかし「出世したい」「仕事で成果を上げたい」といった、「こうでなければ」系の望みは後回しにする。そうした望み」は今の社会が崩壊したらどうでもいいことばかりなのだ。大地震が起きてパニック状態のときに、「昨日の仕事をちゃんと片づけておけばよかった」とは思わないものだが、実はほとんどの人がどうでもいいことを最優先しているのである。自分の魂の目的を知るためには、自分自身を評価したり批判する「評価癖」を手放さなければならない。そして自分に正直になり、自分の魂がやりたいことを自由にやらせてあげるのだ。

   あなた方の行動にブレーキがかかるのは、「こんなのは恥ずかしい」、「かっこ悪い」という評価を続けているからである。「人からどう評価されるか」が気になる限り夢中にはなれない。夢中とは人の目を気にしないことで、成功するとは夢中になるプロセスの先にある。」 自分が夢中になれる何かを探そう。夢中になって取り組んでその世界で頭角を現した人は、精神性も高いのである。

   思いどおりにいっていない現実のように見えていて、実はすべてがうまくいっている。

   「まったく駄目でめちゃくちゃだ」と思うのは自分のエゴがそう思っているだけであり、自分の思いどおりにいかないことが必ずしも不完全なことでもない。それぞれの人の魂には内なる神が存在しているので、自分に信頼して自分のやり方を見つけることである。次元上昇(アセンション)をどう迎えるかも、答えはあなたの中にある。

自分の望みの実現を阻(はば)むもの

   私たち人間はとかくお尻に火がつかない限りは、現状維持に「嵌(は)まったまま」何もせずに終わってしまう傾向があるので、何か問題が起きて追い込まれることは考えようによっては、進化の方向に強烈に後押しする力が働いてくれているということもできる。ただこれは霊的な視点から見た場合であって、肉体を持った人格部分にとっては非常に厳しい状況で、あるいは恐怖や不安にさいなまれてバランスを失い、希望も目標も見失ってしまうかもしれない。

   多くの人々が、「今回地球に来た自分の役割は何なのでしょう?」 と私に質問する。 あなた方の役割はこれまで述べてきたように、自分の魂に刻まれた記憶の中にあり、あるいは現在の生活に現れた「未解決の問題を解決するために知恵を得る」ということであり、それらを通して新しい可能性を創造していくこと以外にはない。それはすべての人が同じなのだ。私自身もまったく同じであり、私が昨年から取り組んでいた一つの課題は、「イエスと深く関わる家族の苦悩」である。それはどうも「喪失」というキーワードと関わりがあることが自分にわかっている。

   すでに述べたように魂という合理的な仕組みは、かつて何らかの課題を残したままこの次元での人生を終えた、自分の魂のグループに属する存在たちの課題を引き継いでより多くの可能性とともに取り組めるようになっている。これを自分の過去世と捉えるほうが理解しやすく、より真剣に取り組めるかもしれない。しかしそう捉えることが自分を責めたり、自己不信になるのであれば、これは現人生においてあなたの魂が担った役目であり、あるいは任務に過ぎないのだと捉えてもよい。いずれにしてもあなたの魂には、その問題を解決するための十分な能力が与えられており、そのためにその役目を担っているということである。

   宇宙に生きる私たちに宇宙の采配は完璧である。 その必然の世界にすべてを委ね、ニュートラルであるゼロポイントに意識の焦点を合わせて深くリラックスするとき、あなたのエゴや人間的な力ではなく、魂が備えている本来の能力が目覚める。しかしながら課題を見つけて取り組み始めると、自分には荷が重過ぎて解決できないのではないかと思い、あるいは自分の勘違いではないかと思うようになったりする。しかしこの取り組みは、あなた方が地球とともに進化の道を歩むうえで最も重要な取り組みなのである。

   今回の人生の中ではほとんど出会うことがなく、たとえ出会ったとしてもお互いに気づかない場合が多いかもしれないが、しかしどこかであなたと同じ課題を抱えて、懸命に取り組むあなたの仲間たちが必ずいるのである。その仲間たちは違う年齢、違う生い立ち、違う地域、そして違った経験を持っており、それによってあなたの属する魂グループの可能性はより広がるのである。お互いに一生出会うことがなくてもあなた方はそうした魂の仲間と、別の次元のどこかで助け合いながら情報を交換し合っているのだ。

   先に述べた私の「喪失感」であるが、イエスの家族の女性の記憶を魂に持っている私は、潜在意識に深い喪失感の傷を持っていた。ここで少し解説しておくと、イエスキリスト教で言われているような存在ではない。もちろん彼は白人ではなく、厳しい性格でもなく、むしろ楽天的な部分を持ったよく笑う人で、また感情的に激しく抗議する人でもあった。そして、彼は十字架にかけられてはいない。こういうと混乱を引き起こすことになるかもしれないが、一部ではイエスの弟が身代わりになったとも言われているが、私の記憶ではそのどちらでもない。

   彼は罪人扱いされ、磔(はりつけ)にされるところであったのは事実であるが、その後は無事に逃れている。しかし彼は常に追われる身で、逃げ続けねばならない状況にあったが、彼は死ぬことを怖れたことはなかった。なぜなら彼にはどうしても果たさなければならないことがあったからである。そして私たち家族は彼をかばい、同じように追われる身であり、そのゆえにともに過ごしたことはほとんどなく、いつもばらばらで、彼がどこにいるのかさえ知ることはなかった。

   しかし時折、彼は私たち家族の前に突然姿を現した。 その時には何とも言えない安堵を感じ、もう二度と離れ離れに暮らすことはないだろうと浅はかな夢を抱いた。しかしその夢は生涯叶うことはなく、私たちはイエスのいない間いつも大勢の大人たちに追われ、私たちの仲間は次々と命を落としていった。その時の私は、繰り返し喪失する経験が大きなトラウマとなり、無気力と深い悲しみと失望感で満たされていた。そしてそのことに気づかないほど、それは深刻な傷になっていたのだ。

   私を導いてくれる新しいマスターは、その傷を私の潜在意識から浮上させ、私は再びその時の思いをリアルに体験した。私は小さな子供のように泣くじゃくり、彼への恨みとその奥にある愛情があふれた。しかしすぐには許す気にはならなかった。だが私はこの問題を解決することによってたくさんの可能性があることに気づいた。そして私は晴れてイエスを受け入れて許し、これまでの長い喪失感からようやく解放されたのだった。

   私は昨年の後半から、自分の魂の記憶として抱える4つの問題を解決させることができた。これは現在、地球に流れるエネルギーの振動数が高く強くなっているためで、それが私たちの意識をクリアにしてくれるようになってきたためである。私たちの魂の課題ともいうべきカルマともいうべき問題や傷は、自分が本来持っている無限の可能性を実現させることの大きな妨げとなっている。よってあなた方が次々と魂の浄化を進めることで多くの不可能が可能になり、気がつくと目の前には思い通りの現実が現れるようになるだろう。

   そのためにはまず、あなたが日常不自由だと感じていることを探すことから始めよう。それは「自分の夢を実現化することを阻害している何か」であるかもしれず、あなたの「精神的な充足感を得ることを阻害している何か」であるかもしれない。しかしながら自分が特に望んでいることがはっきりしていなければ不自由さも感じることはないので、この作業は難しいかもしれない。その場合は、自分が望んでいることを探すとよい。それはどんなことでも構わず、自分の純粋な欲求を批判することなく受け止めることである。たとえばお金が欲しい、パートナーが欲しい、優秀な人材が欲しい、チャンスが欲しい、やりがいのある仕事をしてもっと満足できる生活を送りたい、フリーエネルギーを開発したいなどなんでもよい。

   そして、それを手に入れることや実現化することを阻むような考え方、価値感などがないかを探してみる。あなたが思い通りに進むことにブレーキをかける何かは、あなたが意図的にしているわけではなく、多くの場合ほとんど無意識にそうしてしまっているパターンなので、簡単には思いつかないかもしれない。まず「自分の可能性を抑圧している問題を明確にする」と決心し、その目的に焦点を合わせる。そして、その問題が明確になって、あなたが望むことを受け取る瞬間をイメージするとよい。

   その後は何かヒントになる出来事が起きたり、キーワードとなる言葉を何度も見たり聞いたりするかもしれないので、意識的に生活するとよい。不思議なことに何か手がかりになることが必ず現れるので、それを辛抱強く待つことである。あなた方の問題や課題の多くは、必ず過去世や未来や別次元での平行現実との関わりがあって起きているものである。むしろそこに原因があると言ってもいい。よって普通の意識のレベルで考えても難しいことがあり、そんなときは夢を意識して夢日記をつけることが役に立つ。ただしあなたの意識に従って脳が活動し始めてくれるまで、最低でも2ヶ月はかかるので、少し気長に脳の作業を待つとよい。

   霊的な探求において時間は、瞬間に焦点を合わせられる力によって短くも長くもなる。初めは何よりもジッと待つという訓練が必要である。しかし現代の人々は迅速な行動や判断などを求められることが多いので、「ジッと待つ」という力が弱くなってしまったように見える。「待つ」ことのできる力は非常に重要で、特に霊的なワークにおいては欠かせない基礎的な力である。なぜならそれは時間ではなく意識に集中することであり、そのためには時間という概念の枠を超えて自分の焦点に集中し、ただ「無」というニュートラルの状態であり続けるために「待つ」力が必要だからである。そして何よりも「決して諦めないこと」で、これだけが結果を出す秘訣なのだ。

   あなたの魂の浄化が次々と進むことにより、あなたはより明確に自分の魂の計画の道へと移行するようになる。そうして次々と見えない糸が手(た)繰(ぐ)り寄せられるように、共時性によって新たなチャンスや人とめぐり合い、気がつくと、あなたの人生はまったく変化しているだろう。 

霊的世界とは科学の世界である

   地球に異常なほどに多くの地震が起きたり、太陽が頻繁に大きなフレアバーストやCMEを起こしたりするのは、地球を含む太陽系全体が活動期に入ってきているからである。地球の地震や火山の噴火は太陽フレアの発生と同じように、地球内部に溜まったエネルギーを放出しようとする活動である。そして太陽や地球を含む太陽系のすべての星が徐々に極移動を起こしており、これは銀河系全体や銀河群全体にも同様に起きていることで、すべての宇宙がセントラルに向けて方向を転回しようとしているために起きている。

   これからこの宇宙に起きるさまざまな現象について、人類に危機的状況が訪れる運命にあることを確認せざるを得ない。しかしこのような不安が社会に蔓延することはもっと恐ろしい現実を生み出すと誰もが思っているために、どの国の政府も正面からこの事実に向き合おうとすることができないでいる。では我々は何もできないままにその時を待つしかないのだろうか。この点に関して、あなた方はもっと積極的に考える必要があるのではないか。

   私は2011年の4月から2ヶ月ほどアメリカの田舎に滞在していた。 その間にアメリカ政府は、2014年までに巨大な太陽フレアが地球を襲うことは避けられない事態だと発表し、国民は自己責任において以下のものを揃えておくようにと、ご丁寧にも緊急時に備えるべきもののリストまでが提示されていた。さらにもしそのような事態になれば人類が地上で生きることは不可能だとも言っている。

   さらに驚いたのは、アメリカ政府所有の地下にある核ミサイルを一般企業に売却し、その格納庫を居住するための場所に改築中であるという発表もされた。地下13層の構造になった格納庫の図と一戸当りの価格までが記載されており、一番安い価格は日本円で約80万円であった。もちろんこのニュースはアメリカ国内に向けてのものなので、日本では知られていない。それに対し、「日本はいったいどうなっているのだろうか」と叫ばなければならない状況がすでに来ている。

   すでに述べたように、宇宙連盟の中立な機関ではこのような事態に備えてすでに積極的にこの状況に干渉し始めており、地球に進化したテクノロジーを広げる活動をしている。しかし私たち自身がこれらを積極的に受け止めようとせずに、むしろ鎮圧したりしている状況では何にもならず意味がない。このような先進的テクノロジーを地上に展開させるためには、それなりの私たちの意識の変化や、マネー経済への依存による洗脳を断ち切ることなしには実現しないのである。

   さてこのように大きく運命を二分する岐路に立った状態でスタートした2012年であるが、宇宙は常に進化を望んでいる。そのために、過去という古い殻を脱皮して成熟した人類へと大きく飛躍するために、それを促すたくさんの出来事が起きるだろう。それらの出来事をあなた方が自身の進化のためのチャンスとして活用し、自分の運命を自分の意志で決定しなければならない。そのためにはまず「タイムライン」という、あなた方には聞きなれない言葉の意味を理解する必要がある。

   おそらくパラレルワールドやパラレルリアリティといった言葉のほうが馴染みやすいかもしれないが、「タイムライン」という言葉の示す意味を理解すると、なぜパラレルワールドやパラレルリアリティが存在するかを理解することが容易(たやす)くなる。私たちの持っている時間の概念は、過去から現在そして未来へと続く直線的なものであるが、実際には時間とは連続するものではなく、瞬間瞬間が今ここに存在している。その中で「タイムライン」という意味をもっとも単純に説明すると、このように個々が連続せず、バラバラに「瞬間」として存在している状態の中で、次の「瞬間」を選び取って未来へとつなぎ合わせて作られる時間のことを言う。

   人類のほとんどは無意識の状態の中で次の瞬間を生きており、過去から未来へとつながる直線的に連続する時間を体験し、時間は勝手に流れてゆくものと捉えてきた私たち人間にとっては、これは非常に理解しにくい話であるに違いない。そもそも私たちは、次の瞬間を選び取っているなどという自覚も意識もないのであるから無理もない。このことを理解するためには、量子論について語らなければならない。しかし多くの人々は「科学や物理は難しい」という概念を持っているので、尻込みする気持ちも理解できなくはない。しかしそれらを、「非常に難しいことを理解しなければならない」ように感じるとすれば、それは「間違った概念」であることをぜひ知っていただきたい。

   現在、世界中で注目されている理論物理学者のリサ・ランドール博士は、「普通の人々は、今科学の世界で何が起きているかを理解することさえ難しい。すべての人が科学をもっと身近に知るチャンスを今もっとも必要としている」と言っている。私もまったく同感である。彼女は自分でも言っているように、『ワープする宇宙-5次元時空の謎を解く』という著書において専門用語を使わずに、挿絵や図解などを多く利用して、難解な次元の話をわくわくする新しい理論として伝えてくれる。

   最近では、霊的な内容の本やセミナーでも量子について語られることが多くなっている。なぜなら量子の世界を理解することはつまりは自分自身を知ることなのであり、私たちが経験するこの現実世界を理解し、この現実を変化させるためにはその知識が必須事項なのである。よって時間についての理解も同じである。

   量子論とは、すべてのもの、つまりこの宇宙のすべてを構成している私たちを含めたすべて、大きなものでは地球やその他の天体、惑星や恒星などすべてを成している最小単位の極小の世界について論じられる知識である。私たち人間の視覚は決まったものしか見ることができないが、実は何もないように思っているこの空間には、非常に濃厚なポタージュスープのように「ぎっしりと」小さな光子がひしめいて詰まっている。

   もしあなた方が自分の現実や状況、環境に不満を持っていて、その現実を変えたいと思っていれば、また自分自身の性格や考え方、健康状態などを変えたいと思っているとすれば、光子ともいうべき素粒子について知りたいと思うのはごく自然なことである。なぜならあなた方を取り巻く物質を構成しているのが素粒子という原材料であり、あなた方の現実を形作っているのが正確には光子だからである。

   よって仏陀の説いた教えの中には、この光子たちがどのような性質を持っていてどのように振舞うのか、それがどのように物質や現実を構成しているかについての内容が網羅されていた。今でこそ光学顕微鏡が発達して、分子、原子、電子、素粒子というような用語があるが、仏陀の時代にはそのような言葉は存在しなかったので、彼は何とかしてそれを表現して理解を促そうとした。そして彼はそれを非常に美しくわかりやすい言葉で表現している。仏陀だけでなく、ヒマラヤの聖者やバイカル湖の聖者、インドや南米の奥地に潜むマスターたちはこれらの極小の世界、つまり量子場がどのような法則を持って成立しているかをすべて知っていた。そしてこの量子場に意識を同調させることによって、周囲の現実を瞬時に変化させることができる。

   しかし目に見える世界だけの概念に捉われて生きている私たちにとって、量子場の法則を理解することは少々困難かもしれない。だが今はそれを説明するための言語やツールがたくさんあり、特に映画やCGなどの映像による理解は非常に大きいものがある。この時代に生まれていることに本当に感謝したいと思う。次回は素粒子について述べる。

時間は継続するものでなく、「瞬間」の堆積である

   今から少し前の話だがが、ある日の早朝4時ごろに、「さあ、それでは授業を始めよう」という声で目が覚めた。その時はまだ猛烈な眠気の中にあったので、空耳だと思い再び眠ってしまった。次の日もまた同じように、「さあ、それでは授業を始めよう」と言われて目が覚め、時計を見ると午前4時20分だった。しかしまたしても私はその声を無視して眠ってしまった。そして、まさかの3日目である。その声は懲りることなく最初の日と同じ調子の声で、「さあ、授業を始めよう」と声がしたのは、やはり4時20分であった。さすがの私も、今日こそは無視するわけにはいかないだろうと覚悟を決め、重厚感のある男性の声が話し始めようとするのを押しとめ、「ちょっと待ってください、今筆記用具を用意しますから」と言って、メモとペンを取りにいき、ベッドの中で話の続きを聞くことにした。

   その内容は、まさに量子論脳科学、脳神経学であり、さらに人間の感覚や想像力と創造行為の相関関係、意識とエネルギー、肉体について、現実との関わりについて、経験とは何か、宇宙のフィールドとはどんなところか、などの範囲に至るものであった。そしてその日から、2ヶ月にわたる早朝講義が展開されたのである。後になって、その授業を担当してくれたのはDr(ドクター)マーリンと呼ばれている、宇宙の高等数学や高等科学の専門家のマスターであることがわかった。タイトルだけ聞くと非常に難しい科学や心理学や哲学の授業のようであるが、彼の講義はとてもおもしろく、どの話も私たちが幼いころから当たり前のように認識していたことを、大人の言葉で論理的に説明されたような感覚を持った。あなた方もそうだと思うが、感覚的にはよくわかっていることでも、いざそれを論理的に説明するとなるとできないという歯がゆさがあると思うが、彼の説明はそのようなストレスが吹き飛ぶような快感さえあった。

  一般の人々の持つ「科学は難しい」という概念のせいで、そのために無理にほかの言葉で説明しようとするためにかえって人々に伝わらないということが、私たちの思考やコミュニケーションの中には多くある。そして科学に対して、非常に難しいことを理解しなければならないように感じるのは、実は間違った考えであり概念であることをぜひ知ってほしい。

   私たちの世界や現実のすべてを構成している、原材料である極小の小さな「粒」は素粒子と呼ばれ、彼らの習性は「振る舞い」という言葉で表現されており、彼らの「振る舞い」は私たちの知っている物質世界の現象とはまったく異なっている。それは私たちを、またすべてを構成する彼らの極小の世界では、物質的には起きるはずのない矛盾というものが満載された世界なのである。まず簡単に、この世界について表現される代表的な特徴を述べよう。

  極小の世界は、「粒」であり「波」である。(物質は波動という波と粒子という粒でできている) これはダブルスリット(二つの隙間)実験による有名な現象である。そしてそれらの中から一つが現実として現れるのは、観察者が観察したときである、ということだ。(つまり実験結果には観察者が影響するのだ) また、「ここ」という一つの位置が確定される前には、実は一つしかないはずの電子がまるで靄(もや)のような状態で何ヵ所にも同時に存在するのである。

  非局在性  このことについてはよく霊的な世界でも語られるが、それは一度関係性を持った分子や原子、素粒子同士というのは、どんなに離れていようが距離には関わりなく、片方に変化が起きればほぼ同時にもう片方にも変化が起きるという性質のことである。

  不確定性原理  これは方向性を確定しようとすると位置が定まらず、位置を確定しようとすると、方向性が定まらなくなるという性質である。

 ④ スーパーポジション  これも霊的な世界では普通に扱われる話であるが、人間においてこれが起きることを「バイ・ロケーション」という。つまり同時に何ヶ所にも存在するということであるが、現在分子は、同時に3000ヶ所までは存在することができることが証明されている。

   この中では特に時間のパラドックス(矛盾しているようで正しいこと)と関係している。では量子場において時間はどのようになっているのだろうか。あなた方はおそらく科学の授業で原子について学んだと思うが、「原子核の周りを電子が飛んでいる、あるいは電子が回っている」というような表現を聞いたと思う。その時に黒板に書かれた図は間違ってはいないが、実際とは少し違っている。

   たとえば原子は、原子核の周りに電子が一つある。 その電子の状態は、原子核の周りにまるで靄がかかったような状態で無数に広がっている。つまり1個しかない電子のはずが、分身の術でも使っているかのように無数に広がった状態でそこにあるのだ。科学の世界においては最近になってこのことがわかってきた。だが、この無数にあるように見えるものは実は1個しかない。またそれまでは霧の中にあるような状態でどこにあるか確定されなかったものが、「誰かが観察することによって」、どこかに現れて結果が確定する。このことを「観察者効果」と読んでいる。

   これを時間という枠組みの中で考えると、私たちにとって時間は過去から未来に向けて直線的に継続して流れるものという概念がある。だからそこでは1つしかないものが、ここにもあそこにも同時に存在することはあり得ないことで、ここにあったものが次の瞬間に別の場所に移動することなら可能である。しかし量子場においては、Aという位置の瞬間とBという位置の瞬間が同時に現れるということであって、言い換えるとABだけでなく一つしかないものがあらゆるところにあり、それぞれの持つ可能性がすべて、今という瞬間にあるということになる。

   霊的な世界において時間を語るとき、「今という瞬間しかない」と言うが、物理学的説明ではこのように誰かが観察して電子の位置を確定しない状態においては、すべての位置にある可能性が同時にここにある状態になっていることを指している。つまり、「全ての時間がこの瞬間にある」ということなのだ。

   これまでの話は見えない極小の世界のことであるが、それでは現実や物質といった目に見える世界ではどうなっているのだろうか。実は同じことが言えるのである。私たちは意識してはいないかもしれないが観察者として目の前の現実を見るとき、実験をしている観察者同様に、ある一つの可能性を見ているにすぎない。つまりほかにも無数に存在する可能性を見ることはできず、それを見るためにはかなりの訓練が必要である。

   「キャンドル・フォーカス」(ろうそく集中法)という非常に古くからある意識の訓練方法がある。これは単純に目の前のろうそくの炎に集中して見続けるものだが、これをやることによって量子場に意識を合わせ、瞬間瞬間を確実につかむことができるようになる。始めはろうそくを見ていても何の変化も感じられないので次第に眠気が襲い、続けるのが困難になる人が多い。そして一点に集中し続ける集中力は持続できないことに気がつく。実は人間の集中力と焦点を合わせる力は非常に弱く、始めのうちは1分ともたないものである。

   1、2、3、4と数える間にも視点はサッとどこかに飛んでしまう。最初はそれさえ気づかなかったものが、自分を観察する能力が次第に養われていくと、短い瞬間ではあるが、そのサッと視点が定まらなくなった瞬間は、まるで気絶しているかのように目の前が暗くなっていることに気づくだろう。この状態を体験すると、私たちの意識は瞬間と瞬間の間に空白の時の部分があり、それはほとんど気絶しているかのような無意識の時間という空白があることに気づくのである。この現象は、つまり時間というものは継続しているものではなく、時間は瞬間瞬間が堆積したものでしかないことを示している。しかしマスターたちは、ここにあるすべての瞬間に意識を集中し続けているために、気絶状態という時間がないのである。

   サブリミナル効果というものを知っていると思う。 これはテレビや映画などで広告のために普通に使われているものであるが、たとえば映画のスクリーンの下のほうに「あなたはのどが渇いてジュースが飲みたい」というような文字が入れられたりする。人間が認識できる瞬間の長さは人にもよるが、たとえば1秒間の20分の1くらいの長さで画面に映し出されても、人々は映像に夢中になっているのでその文字を見つけることはできない。しかしすべての瞬間に焦点を合わせることのできるマスターのレベルでは、その瞬間的に映し出されたすべての文字を視覚で捉えることができる。

   このような集中力があれば、電子が雲のようにあらゆる可能性を示してここにある状態を見ることができるので、現実レベルにおける可能性を見ることもできる。そして、ある瞬間の可能性を意識的に選ぶことで次の瞬間の可能性が現れ、そして次の可能性の中からまた一つの可能性を・・・というように作業を続けることができるのだ。

   このような状態を作り出すには、理屈っぽい左脳を深くリラックスさせて何も考えず、ただこの瞬間の一点に意識を集中し続ける。すると突然意識は別の領域へと変化し、その領域では特に頑張ることもなく、ただ心地よく感じている状態でもあなた方のフィールドは強く活性化する。この状態にあるとき、あなた方のフィールドにおける超意識場は、あなたに本来内在する霊的な力、時にサイキックな力を発揮させることになる。

脳は現実と想像を同じ体験として記憶する

   先に述べたリサ・ランドール博士は、私たちが生活しているこの3次元空間のすぐそばに5次元があるのではないかという仮説を立てている。それは彼女がマサチューセッツ工科大学で量子物理学の共同研究を行なっていた時に、突然消えてしまう素粒子があるという理論的矛盾に突き当たったことによる。そして、もし私たちが生活している3次元的現実のすぐそばに、薄い膜で隔てるような形で別の次元が存在しているとすれば、この現象は説明できるのではないかと考えたのである。

   彼女のアイディアはまだ証明されてはいないが、来年からこの実験が始まる予定である。それは3500億円を投じてスイスに建築中の地下100メートル、1周27Kmの加速器を使った実験で、陽子の衝突時に、もしどこかに消えてしまう素粒子を発見することができれば、別の次元が存在することを証明したことになるというものである。この実験が成功すれば、人類に大いなる飛躍をもたらしてくれることになるだろう。それは霊的な意識の世界ではすでに当然の認識であるが、これが科学によってすべての人が知る事実になることは、世界を変える大きなきっかけになるものである。

   彼女が提唱しているように実際に、私たちが生活する次元の隣り合わせにいくつもの別の次元が存在している。そして人の意識とは、この次元を自由に行き来できる「素粒子の流れ」なのである。そして実際に私たちのフィールドは、大きく分けると3つの次元を抱えている。それは彼女が言うとおり、ごく薄い目に見えない膜を隔てて存在している次元なのである。このように、霊的な世界感と科学が私たちの中で融合していくことによって、地球文明のレベルや地球人の意識のレベルは少しづつ、本来の宇宙の標準レベルへと近づいていくだろう。

   再び時間の話に戻るが、タイムラインとは私たちの意識がつなぎ合わせている時間の帯だということができる。しかし私たちの多くは意識的に瞬間瞬間を選んでいる自覚がないのであるが、それではいったい誰がどのようにして自分のタイムラインを作っているのだろうか。端的に言うなら、今という瞬間に何を思い、何を考え、どんな感情を抱き、どんな態度でどんなことをしているかが、次の瞬間を選んでいる。

   時間があたかも連続しているかのような錯覚を起こさせるのは脳の働きによる。 しかし「ろうそく集中法」によって私たちの意識のあいまいな部分に気づくと、誰が私の代わりに次の瞬間を決定しているのだろうかと心配になる。ろうそくに焦点を合わせようとして意識を集中させているときでさえ、私たちは頻繁に気絶状態になるのであるから、日常生活ではかなりの頻度で自分の意識がどこに行っているのやらわからない状態であると予測できる。そのスカスカで、途切れ途切れの無意識の間は、一体誰があなた方の未来を決定しているのだろうか。

   その答えの一つは、あなたの脳の癖である。 なぜならあなたは、日頃こういうふうに物事を考えようとかと事前に計画して考えたり感じたりしているわけではなく、ほとんどがいつもの自分の決まった思考パターンで考えたり感じたり、思ったりしているはずなのだ。つまりこれは、脳内のニューロネットの出来上がる段階で作られた「癖」であり、「習慣」なのである。

   たとえばあなたが非常に心配性であれば、まだ起きてもいないことをあれこれ考えて心配するだろう。その時あなたは、自分の思考を観察しているだろうか。そんなことはないはずだ。あなたは自分が想像する心配の世界に「心地よく入り込み」、まるで「Go Found The  Concern !」「心配を見つけろ!」というシリーズものの映画を、臨場感たっぷりに感情移入しながら見ている状態にあるのだ。その時のあなたは、まさに客観性を失った状態にある。

   しかしそれが問題なのは、脳の中では現実と想像の世界は同じことであるので違いがないということである。たとえば映画鑑賞をしている時のあなたの脳内では、現実において実際に体験するのとまったく同じ反応が起きている。それは脳内だけではなく、体の心拍数や呼吸、血圧といった全身的な機能にまで影響を与えている。そしてこれらの状況は脳内においては、実際にあなたが体験したこととして記憶されていく。つまり心配性の人は、このような「心配記憶」ともいうべき「心配情報」がぎっしり脳に詰まっているので、繰り返しそれを想像して心配することで、脳内に同じような想像回路が頻繁に発火してそれを強めていくことになる。

   ニューロネットの発火には「ヘッブの法則」というものがある。 これは心理学者のドナルド・ヘッブが提唱したもので、「Wire Together Fire Together」という言葉で表現されているように、「発火させればさせるほどネットワークのつながりは強くなり、より発火しやすくなる」という法則である。このように考え方の癖は無意識のうちに繰り返されているので、たとえ1秒間の何分の1の間に気絶した意識不明の状態であったとしても、あなたの脳はちゃんと心配しなければならない次の瞬間を選び取り、「心配」に相応しい見事に適応した困った出来事を創造してくれる。

   答えの一つは脳の癖であるが、もう一つの答えは、あなたの人間環境である。 あなたの周囲には、あなたと似た要素、傾向を持った人々がいるはずなので、それらの人々の持つ想像力が、あなたの次の瞬間の現実を選んでくれている場合もある。実際に私たちの量子場には、自分だけでなくさまざまな意識が同時に働きかけている。そこにはあなたの家族やあなたが関わるすべての人々が含まれているのである。

   それだけでなく、あなたに直接的な関わりがなくとも意識は同じような意識を引き寄せるので、たとえば同じように心配性の人や、同じような価値感を持っている人、考え方が似ているような人たちからも影響を受ける。また同じ大学に通っているとか同じ職場、同じ地域に住んでいるといったことからも同じ量子場に互いの意識が作用して影響している。そのようにして無意識の間に影響されたあなたの意識は、多くの可能性の中から現実を選択しているのだ。

   このようにして、あなたが意識不明の失神状態にあっても、たくさんの他人の意識があなたの未来を決定していても、心配性のあなたが毎日飽くことなくネガティブな想像に意識を集中し続けても、今まで命を落とすような最悪の事態を選択することなく生きてこれたのは、あなたがまったく気づいていないところであなたの高次の意識が量子場に働きかけて、そのような危険な瞬間をその都度修正してきたおかげでもある。よって三つ目の答えは、あなた自身の決して失神することなく常に目覚めている高次の意識が、あなたの未来を選択しているということもできる。

   しかしあなたがこのような状態では、どっちみちあなたが満足するような人生のストーリーの展開になるには、かなり困難であることも理解できるだろう。そして、あなたが意識不明な状態を極力なくし出来るだけ明確な意識を保ちながら、ここに存在するあらゆる可能性の中からベストな未来を選び続けるなら、人生は喜びに満ちたものへと大きく変化することも想像できるだろう。

   次の話は、時間が連続しているものでないこと、また多くの可能性が瞬間として存在していることを示す一つの例となる話である。1931年にニコラ・テスラが発足させた「レインボープロジェクト」の一環で、1943年の第二次世界大戦中に行なった「フィラデルフィア実験」というものがあった。知っている人も多いと思うが、これはフィラデルフィア海上に浮かぶエルドリッジ号という船に船員を乗せて行なった大規模な実験であったが、目的は敵のレーダーから姿を消す方法を探ることであった。結果は、レーダーから船は姿を消したばかりではなく、実際に人々の見ている目の前からも姿を消し、2500km以上も離れた場所のノーフォークに船ごと瞬間移動したのであった。その後このプロジェクトは中断したかのように隠されつつも、名前を変えて残っていった。それが引き継がれたのがプロジェクト・ペガサスと言われるものである。

   これはタイムトラベルの実験を目的としたプロジェクトで、この実験において劇的に技術の進化を遂げた裏には、宇宙人との提携と言う理由があったようである。この実験では当時は6~7歳くらいの子どもを被験者として使い、過去や未来に行かせていた。その当時の被験者であったアンドリュー・D・バシアーゴとローラ・マグダリン・アイゼンハワーの二人は、2010年になって彼らが体験した当時のさまざまな実験内容を人々に公開した。

   その中におもしろい話がある。 これはバシアーゴの話であるが、もっとも短い演説で有名な「リンカーン大統領のゲティスバーグ演説を聞きに行く」という指示に従って、彼は何度もその当時のゲティスバーグに行った。あなた方が思っているように時間は直線で過去は一つしかないのであれば、彼がそこで見る光景や出来事は常に同じであるはずだが、行くたびに少しづつ違う点があったという。それは天気が違っていたり、隣にいる人が女性であったり男性であったり、会場入り口にいる係りが違ったり、子どもである自分に誰かが話しかけたり、あるときは話しかけられなかったりということであった。このバシアーゴの経験は、多くの経験が、今まさにいつでもここにあるという状態を証明するものなのだ。

人間は意識体であり魂である

   時間というものは継続するものではないが、優秀な脳の血の滲むような作業のゆえに、時間はあたかも連続しているかのように私たちは錯覚させられている。その結果、すべてを過去の延長線上における瞬間と捉えるために、常に過去の持つ可能性というものに縛られ、あらゆる可能性の中から自由に選択することを阻まれてきた。あなたの脳は常にバラバラな可能性の「かけら」を、一つの起承転結しているストーリーとして組み立てようと必死で働いてくれているのだ。

   「あっ、この光景見た気がする」という瞬間があるのは、あなたの脳がすでに記憶している光景だからそう思うのだ。つまりあなたはその日のその瞬間を、すでに何度も経験しているので「デジャヴュ」が起きるのだ。この話をすると寒気がするとか、ゾクッとするという人が結構いるが、あなたは同じ時間をぐるぐると循環することができる。そしてこれから先、あなたはまたその瞬間を通過するかもしれない。

   実際にあなたが生まれたのが1959年だとすると、2012年までの時間をあなたは実は何度も経験しているがほとんど記憶していない。もしこれまでの記憶をすべて明確に顕在化して捉えることができれば、あなたはいやになってしまい、もうこの人生にうんざりしてしまうだろう。それだけでなく、過去に囚われやすい大脳は、何もしたがらなくなってしまうだろう。

   記憶がないことは大きな救いである。 そして現在は、ヒプノセラピーという過去世回帰などで過去世を堀り返すことが可能でありそういう人が多いが、それも結局、同じ時代を何度も循環することで、迷路から抜けられなくなって救いを求めた結果のヒプノかもしれないのだ。人間はどこかで自分の状態をちゃんと感じる能力を持っているようである。

   その「どこか」というのは、実は「超意識」といわれる部分であり、緊急事態に陥った時にはこの意識が全権限を指揮して、脳のすべての機能をコントロールすることができる。それはたとえば、心配することを生き甲斐のようにして心配の種を決して見逃さない人が、その日頃の訓練の成果が実現して「おれおれ詐欺」にだまされ、そのショックのあまり茫然自失で赤信号の横断歩道を渡ろうとしたとき、目の前を突然カラスが横切ったせいでハッと気がつき車にはねられずにすんだ、というようなことを起こしたりして命を助けたりするのだ。

   またその人の選択が、大きく魂の道を外れてしまうような危険性を持つ時には、人生の大改革をするなどして気づかせてくれるが、それ以外の普段の生活ではほとんどの人が「超意識」の存在を忘れているものである。もし私たちが「超意識」と人格としての「エゴ意識」の間に常にコミュニケーションがとれる状態であれば、これほど同じような瞬間を何度も繰り返すことはないかもしれない。そしてこれが、仏陀が非常に嘆いたことなのである。人間はクリアされることのない同じような課題を持って、同じ時代の同じところを何度も何度も繰り返し転生していることを仏陀は知っていた。だからこそ意識を拡大して、超意識のままに生きることを説いたのであった。

   私は例の早朝特訓の中で、意識の層と時間の関係についても学んだ。 私たちの意識には、潜在意識、社会意識、顕在意識、アストラル意識、超意識、スーパー意識、そしてウルトラ意識という7つの違う領域での意識活動が可能であり、それぞれの意識の時間の感覚は異なっている。ではそれに共通する「意識」とは何だろうか。またあなたの意識はどこにあって、どこから発しているのだろうか? 意識については分子生物学や脳神経学、脳科学といった分野の専門家がさまざまな見解を持ちながらも、なかなか真実に到達できずにいる部分である。

   「意識」とは、あなたがここに転生する際に魂が持ち込んだ重要なシステムである。あなたは自分の属する魂のグループから出て次に転生するときに、あなたがクリアするべき魂の課題と、それを成し遂げるために必要な経験を創造する「記憶」や「知恵」「知識」という情報や、その経験を通してあなたが新しい人格や性質や体質を形成するのに必要な情報のすべてが、魂という「意識」にインプットされる。それらを考慮したうえで、あなたを子どもとして引き受けてくれる両親役の魂たちとの契約が成立すると、あなたは自分の肉体を形成するために、自分の魂が宿るべきお母さんの胎内と生まれる前の中間生を行ったり来たりして忙しくする。

   そのときのあなたは、意識体と呼ばれる「エネルギーの球」の状態である。 あなたの肉体が無事に母親の胎内で成長していく間、魂という意識体であるあなたは母親の胎内を出たり入ったしながら生まれ出る環境をリサーチし、家族や家や近所の様子などを観察したりしている。たまに、生まれる前の出来事なので知っているはずがないのに、家族に起きた出来事の記憶を覚えている人がいるのはそういう理由による。

   小脳については医学や脳科学の分野ではまだほとんど解明されていないが、この小さな脳の神経細胞の数は大脳よりもはるかに多く、しかもすべての神経系に直接つながるバイパスのような機能を持っているので、何かただならぬ役割があるのではないかと最近注目されている。その予測は正解である。小脳は「神である脳」であり、ここには超意識場のあなたの魂グループに関する情報や、宇宙全体の情報など霊的な意識活動に関わる膨大な情報をダウンロードする機能があり、常に新しい情報に更新されている。またここには、叡智と呼ばれる神聖な知恵も詰まっているのだ。

   このように述べると脳がすべての指揮をとっているように思うかもしれないが、そうではなく、脳は意識に従い機能させられているに過ぎない。つまり意識とは多くの情報を含むエネルギーであり、あなたの魂でもあるのだ。私たちは7つの意識の層とつながることができるが、しかしあなたの焦点が常に社会意識や顕在意識に囚われている状態では、他の意識につながることはない。よって超意識や潜在意識に焦点を合わせる訓練をするなら、誰であってもそのための脳内神経網(ニューロネット)を発達させることができるので、それらの意識状態でいることができる。

   そうしたアストラル意識においては時間の制限から外れることができるので、私たちは夢を見ているときの状態や深い瞑想時のような状態になる。特別な訓練をしていない限りこのような意識状態の経験は、通常眠っている状態で起きるものだ。一般的に夢は、レム睡眠と呼ばれる状態で見ているが、レム睡眠とは肉体は眠っている状態にありながらも、脳は起きている時と同じような活動をしているので眼球運動も盛んに行なわれている。

   その反対が「ノンレム睡眠」と言われるもので、脳の活動も眼球運動もほとんど行なわれない。一般的に眠り始めて約1~2時間がノンレム睡眠で、その後「レム睡眠」が20分~30分続き、またノンレム睡眠になり、以後約90分おきにやってくるノンとノンレム状態が交互に繰り返されると言われている。これは非常に理想的な睡眠であるが、残念ながらこのように安定した良い睡眠がとれている人はほとんどいないと考えられる。なぜなら現代社会においては、安定した状態でメラトニンが分泌される状態を阻害するような要素が多くあるからである。

   たとえばテレビや携帯、パソコンなどその他さまざまな電磁波を発する家電製品の影響や、食物の中に含まれるさまざまな科学物質による影響、そして特に都会では一晩中どこかで照明がついているために暗闇というものがない。しかし人間の脳は暗闇の中でのみ機能させる特殊な部分を持っている。このような状況の中で、人間の持つ非常に繊細な内分泌システムはバランスを崩している。

   そして実際に睡眠障害といわれるような症状に苦しむ人々も多く、朝起きても疲れがとれていないという状態の人は非常に多い。疲れが残ってしまうのは、先に述べた潜在意識場の機能が十分に働いていない状態にあるからだ。もしあなた方の潜在意識場が十分なエネルギーとともに機能していれば、毎日生まれたばかりのように活力と希望であふれて目覚めることができる。

自分を変えるメカニズム

   眠りの状態は些細(ささい)なことに影響を受けるので、簡単にはコントロールできないものである。なぜならすべての場である量子場は些細(ささい)なことに影響を受けて常に変化しているからである。眠りの状態とは、純粋な「意識の状態」である。そのゆえにこの状態は、量子場のような繊細でかつダイナミックな変化をいとも簡単に起こしてしまう。すべての人が毎日違った眠りを経験している。たとえば心配やプレッシャーの多い状態が続いているときには非常に多くの夢を見るものだが、安心しているときには、夢を見ても記憶に残らないことが多く、夢の印象も薄いものになることが多い。

   それは個人的なことだけではなく、たとえば2011年3月11日(福島大震災)の明け方、あるいはその1週間前には、何かただならぬ予感を感じさせる夢を見ていた人も多かったはずである。これも量子場に起きている変化が、多くの人々の意識に影響を与えたのである。このように夢は、私たちの起きている時の活動や精神状態と大きく関係している。また私たちの社会や地球に変化が起きようとしているときにも影響する。

   もしあなたが非常に良い状態の眠りにあり、アストラルレベルの意識からうまく超意識、スーパー意識の状態に入っていくことができれば、翌日起きることをすべて見通すことができる。つまりそれは、ここにあるすべての可能性を見ている状態であるからだ。

   しかし逆に悪夢にうなされたり、迷子になる夢を見ている時には、まさにあなたの意識も迷子になっていて、選択しなかった別の可能性の現実を見ている場合もある。目覚めてからもその意識を引きずってしまうと、その日1日はまるで不協和音の中にあるようにすべてがぼんやりとして、ピントが合っていないような感覚になる。そしていつも通っているはずの道を間違えたり、忘れ物をしたり、時間通りにことが運ばなかったり、人から誤解されたりして、スムーズにいかない1日を過ごすことになる。

   この状態は、あなたの意識が自分の選択した現実にチャンネルが合っていない状態であり、ラジオのチューニングがずれた結果雑音が入ったり、よく聞き取れない状態とまったく同じである。これが極端にずれてしまうと、起きているにもかかわらず別のラジオ放送が聞こえるので意識が極端に違ってしまい、それがアストラルレベルであったりすると別の現実を見ることになる。

   私は子供のころ、度々このような自分の意識の焦点が現実から外れてしまうことが起きて、多くの奇妙な現実を体験した。私は子供のころ何度も、「狐(きつね)の嫁入り」や「狐(きつね)の葬式」に遭遇したことがある。その時の私は確かに母親のそばにいたし、そこから一歩も離れた記憶がなかったのに、気がつくと私は深い森の中や林の中におり、しかも真っ暗な夜中であった。時代は江戸時代の頃で、女性は髪を結っており、男性はちょんまげ頭であった。全員が和服であり、厳かな雰囲気の中、提灯を持った行列が暗い森や林の中を歩いていくのだが、よく見ると全員が狐(きつね)のような顔をしている。私は自分の存在を知られてはならないと直観的に感じ、暗闇の中でじっと息を凝(こ)らしてその様子を見ていた。帰る道も方向もまったくわからないのでなす術(すべ)がない。

   そして決まって、母親やたまに一緒にそこにいた大人の人の声が聞こえると、突然辺りがぱっと明るくなり、まるで夢からさめたかのように現実の世界に戻るのだった。私にとっては、息を凝(こ)らして狐(きつね)の行列を見ていたのはせいぜい5分くらいの感覚であるが、いつも非常に心配して驚いた様子をする大人たちは、実は私を2時間くらい探していたのである。

   この状態はまさに意識と時間の関係を示しており、私が狐の行列を見ていた意識の領域はアストラル意識の領域である。ここでは時間というものは帯状(おびじょう)に連続して流れているわけではない。ゆえに私は突如森の中に出現し、そしてかなり遠くから行列を見ていたのに、何だろうと意識をそちらに向けた瞬間にいつの間にか、行列のすぐ横の木の後ろに隠れて息を凝らさなければ見つかってしまうほど近くにいたりする。あなた方の夢も突然場面が変わったりすることがあると思うが、これも時間というものが連続していないために起きるのである。

   そのほかにも1時間20分かかる距離をたった20分で到着してしまったり、絶対間に合わないはずのものがなぜか間に合ってしまったりしたことは多いが、あなた方にもそういう経験はあるだろう。このときの意識状態は、偏性意識と呼ばれる通常の意識状態ではないトランス状態である。その時のあなた方の意識は突然偏性意識状態になり、時間の「ねじれ」を経験したのである。

   このように時間というものは連続性を持たず、不規則にあらゆる可能性がここに存在しているものである。そしてその可能性の中から、次の瞬間を選び続けて1本の糸のようにつなげているのはあなた方の意識であることがわかっただろうか。しかし日常の生活の中では、自分の意識について客観的に観察することは少ないので、「この瞬間の可能性を選択した」と認識することもない。しかしそれは、実は非常にもったいないことだと気づいただろうか。

   あなた方が今この瞬間に考えていることやイメージしていることが、あなたの未来を決定している。だから自分自身の思考や想像を徹底的に管理し、普段自分がよく使う思考の形を知っておくことは大切である。しかしそれを実際にやって挑戦してみると、自分の考え方のパターンを変えることはそう簡単ではないことに気づくだろう。自分の考え方が明らかに前向きな現実を遠ざけていることに気づくだろうし、より前向きな物事の捉え方や考え方を意図的に行なっても、現実に直面すれば相も代わらずいつもと同じような反応をしてしまい、気がつくと相変わらずのパターンに戻っているのだ。

   なぜ思考はこのように特定のパターンを形成し、それを繰り返そうとするのか、その考え方を決定しているシステムについてお話しよう。アメリカの神経科学者で神経物理学者、脳科学者であるキャンディス・パート博士は、人間の複雑な情動とそれを伝達する神経伝達物質であるペプチドについて研究している第一人者である。彼女の発見したこれらのシステムは、まさになぜ私たちが同じような思考パターンを繰り返すのかを説明する。

   あなたが現実的な何らかの出来事に対しある感情を抱いたとき、それは脳内の視床下部からその感情を特定するペプチドが分泌されることによって起きている。ペプチドとは、アミノ酸がいくつか連鎖してできたものであり、さらにこのペプチドがいくつか連なるとタンパク質になる。だから細胞にとってペプチドは新しい細胞を作る上で必要な材料になるので常に欲しがっている。このペプチドには連結の型があり、それぞれの型はそれぞれの感情に適応している。つまり何か出来事があって反応したり、頭の中で空想したりすると、その結果湧いてきた感情に対応するために視床下部からペプチドが一斉に放出される。

   たとえば心配型ペプチド、恐怖型ペプチド、イライラ型ペプチド、怒り型ペプチド、喜び型ペプチドがある。ある人はとても心配性でいつもイライラしている。その結果その人の視床下部からはいつも心配型ペプチドとイライラ型ペプチドが大量に放出されており、ときどきは怒ったり、喜んだりもするのでたまに怒り型ペプチドや喜び型ペプチドも出るが、それはとても少ない。

   細胞には細胞膜があり、細胞膜の表面にはペプチドを取り込むためのレセプターがある。レセプターは感情と関わるものだけではないが、感情的な人間は特に感情に関わるペプチドを取り込むレセプターが増えるようになり、その中でもしょっちゅう放出されるある感情型ペプチドのレセプターを増やしていくようになる。あまり放出されない型のレセプターは2ヶ月ほどでぐっと減り、こうして効率よくペプチドを取り込むようにできている。

   そしてあなたが、好ましくない思考パターンや感情パターンを持っていることに気づき、これからは常に喜びと期待にあふれた前向きな感情になるように努めたとしよう。すると細胞たちは、普段使われていないために喜び型ペプチドのレセプターが非常に少ないためにひもじい思いをすることになり、脳に抗議することになる。その結果あなたに何が起きるかというと、気分が悪くなり、倦怠感や疲労感、だるさや吐き気、腹痛や頭痛など、場合によっては発熱したり嘔吐(おうと)したりする。つまり全身のおよそ70億兆個の細胞が「死活問題だ!」と一斉に反乱を起こしてやめさせようとするので、非常に気分が悪くなるのも当然なのである。

   その結果あなたはすぐに不安になり、せっかく前向きな考えを持っていたのに一気に考えが変わり、この状態は、何か自分によくないことが起きているのではないかという考えが浮かぶ。そして原因不明の気分の悪さに少しイライラしたりすれば、もう細胞の勝利である。こうしてあなたの細胞はこれまでのようにイライラ型や不安型のペプチドを要求するので、そのほかのペプチド、たとえば喜び型のペプチドを放出することを許さないのである。

   しかし勝負は2ヶ月である。 細胞からどんなにイライラ型不安型ペプチドを要求されてもそれに応じることなく、痛みや気分の悪さに耐えながら、素晴らしい未来の多くの可能性を思って喜びペプチドを出し続けると、あなたの細胞膜は変化を起こし、いつのまにか喜び型ペプチド対応のレセプターの数が圧倒的に増えているだろう。その時には今までにない爽快感を味わうだろう。

戦うことから学ぶ「第8世界」

   私たちは複数の分身を持つ存在なので、一つの魂にはたくさんの存在の記憶が刻まれている。それらが残した問題を解決して知恵を得ることが、魂が持ってきたカルマの浄化である。2012年は地球レベルの浄化が進む中で、私たちの魂の浄化は自分にとってもっとも大切な役割である。魂にはそれぞれに属するグループがあるので、個人で解決するカルマのほかに、もっと大きな魂グループに関わることで、グループ全体で解決しなければならないグループカルマというものがある。グループカルマはより大きく社会問題を起こして、多くの人が巻き込まれることになる。そして解決すべきタイミングが迫ると、自然に引き寄せ合って集まって来たりする。

   自分の魂が記憶している人物は地球だけではなく、他の星やエリアにいた場合もある。よってそれらの存在の現実から影響を受けることになる。私には「戦士」であった時の記憶があるが、この戦士とは宇宙戦士である。宇宙の中には「第8世界」というエリアがあり、そこでは常に戦争をしている。そのエリアは、戦うということがどんなことかを経験する必要のある魂が転生する場所であり、そこで何かを得て学び卒業するまで何度でも、その世界に転生して戦い続けることになる。

   私の記憶の中の存在はルイイという名の女性戦士であり、数十万という非常に大きな軍隊を率いている女性将軍であった。彼女は長い間勝利することしか考えずに生きてきたので、そのためには非情になることも冷酷になることもできる面を持っていた。同じ仲間の軍隊を率いるもう一人の将軍は男性で、この将軍はルイイとまったく違った面を持ち、勝つためには部下を大切にすることが大事だと考える人であり、勝つことに集中し切っていないその態度と考え方を私は軽視していた。

   私の部下には彼を慕う者も多く、私に相談できないことでも彼には相談することも多かった。しかしそんなことを意に介することなく、勝つことにのみ集中してきた彼女であったが、長い戦いの間には戦う目的を見失う瞬間が出てくるようになった。つまり勝っても勝っても、休む間もなく態勢を整えてすぐ次の戦いに挑まなくてはならない。こんなことをいつまで繰り返すのかと思うたびに一瞬の隙を突かれるようになり、男性将軍に何度も助けらながらも異常なまでにプライドの高いそのときのルイイは、彼の厚意に対しても侮辱した態度を返してきた。

   そんな中、あるとき本当にピンチに陥ることになった。 彼女は部隊を置き去りにして一人で相手の拠点に乗り込もうとした。部下を連れていては目立つし、足手まといになるといううぬぼれもあったのだ。しかし一番集中を要する場面で、戦う意味がないことに一瞬意識がぶれてしまい、姿のない敵からその隙を見事に突かれて攻撃され始めた。彼女は完全に敵に監視されていて逃げ場を失ってしまった。それはまさにあなた方がよく知っているアニメやアメリカ映画の世界であるが、宇宙戦士たちは地球におけるものとはだいぶ違い、肉体も脳も戦う次元も異なる。彼らは自分の肉体を完全に理解し機能させるための特訓を受けているので、肉体のダメージやパワーダウンについて、それを再起させるために必要な時間を理解している。自分に必要な情報は、ちょうど額の位置から15センチほど右斜め上あたりにホログラムの画面が現れて、それを自動的に脳が読み込み認識することができる。

   彼女の記憶は、「あ~、あと3分時間があれば・・・」で途切れてしまった。 その後は彼女は完全に脳機能をコントロールされ、操り人形になってしまった。彼女はその状態で自分の部隊に返されたが、一瞬正気に戻ると自殺しようとする状態であった。そして仲間が報復している間に自殺してしまった。そして彼女の魂は、二度と戦わないと決意して第8世界を卒業したのだった。これらのすべての状況を、私はある時完全に記憶として甦らせたが、昨年になって、死なずに同じ時間を繰り返す、次元の歪みの中に閉じ込められている、未だに逃げ続けているもう一人のルイイがいることに気づいた。そしてようやく、もう一人のルイイも救うことができたのである。

   私のそれらの記憶は今の地球や日本の状況とはまったく異なっているので、その記憶からは何も影響を受けるはずがないように思うのだが、実は決してそんなことはなかった。私は今回の人生でもずい分と追われたり、尾行されたり攻撃されてきた。にわかには信じられないかもしれないが、リサ・ランドール博士の提言のように隣り合わせにいくつもの次元が存在している。よって、これらの別次元にもし自分の分身がいれば、お互いに影響を与え合うのである。実は実際にこの現実には、あなた方が想像できないような奇異なことがたくさん起きているということを、あなた方にも知っていただきたいのであえて挙げておく。

   私が初めて、いつも誰かに見られていると感じたのは14歳の時であった。それは遠いところから、何か地球上にはないようなテクノロジーや感覚を用いて見られているような感覚であった。しかし少し大人になると、私ごときをそんなに観察する必要などあるわけがないと思うようになった。しかしその一方で、現実として見られているだけでなく、確実に後をつけられていると感じることが頻繁にあり、何度も交通事故に遭ったり、不意の事故に巻き込まれたりしたが、楽天的な私はまさか自分がターゲットになっているとは思いもしなかった。

   その後もこのような状態は続き、さらにエスカレートしていった。 特に何か原因があるわけでもないのに、突然の激痛に襲われて気絶することもあり、そのために臨死体験も何度かしたことがある。そして2010年11月16日深夜に、眠っている最中に何者かが突然私のフィールドに侵入してきて、ベッドに体が沈みこむほどの強い力で激しくみぞおちを掴まれた。声を上げることも息をすることもできない痛みで失神しそうになり、意識をこの次元に叩きつけられるように、痛みと苦しみに意識を集中させられる感覚が2時間続けられた。

   しかし、あるマスターに助けられた。 そうでなかったら私はあの時殺されていただろう。マスターからは、「あなたは自分のセキュリティが甘すぎる。まだ自分のことを疑うのか?」と注意された。それ以来私は自分に対する認識を変えることになり、自分の安全に注意を払うようになった。私の魂の記憶にはルイイ以外にも追われる存在が何人かあることに気づき、その後それらの問題も解決してきた。

   このようにこの次元に生きるあなた方は、目に見える世界と隣り合わせるようにいくつもの時間の帯が流れている中にあり、いくつもの異なった次元の現実が、まるで『マトリックス』という映画の世界のように同時進行しているのである。私のように極端ではないとしても、あなた方にもお互いに影響し合う異次元の平行現実がある。

   私は戦いの世界である「第8世界」を卒業したはずなのに、なぜまだこういうことが起きるのだろうと真剣に考えた。もう金輪際こんな目に合いたくないという切実な思いがあったからである。私は何が原因なのかについて熟考を繰り返し、瞑想し、内観し、リモートビューイングし、できることはすべてやった後、「自分はいったいどうしたいのだろうか」と自分の本心を確認したとき、迷うことなく、「戦いたくない」「戦いは終わりにしたい」と心から思った。そこで戦いを終わりにするために必要なことは何だろうと思ったとき、「愛と慈悲」という言葉が上から転がり落ちてきたのだった。

   そうだ、これに尽きる。 すべての批判や判断を捨て、すべてのエゴイズムを捨て、ここにあるすべての状態を受け入れ、宇宙に包まれるすべての営みは完璧で必然であることを理解するには、「愛と慈悲」を生きるしかできることはないことに気づいたのだ。

すべての宇宙人が1度はなりたいホモ・サピエンス

   私たちの魂はそれぞれに転生先を見つけて生まれてくるが、最近アルクトゥルスや金星に転生したいという人によく会う。また「私は金星から来ました」とか、「アルクトゥルスから来ました」という人もいる。彼らの中にこれらの星に対する憧憬(どうけい)を強く感じるが、私はとても不思議に思うのだ。なぜなら私の分身も金星にいたことがあり、金星は私にとってあまり面白いところではなかったからである。もちろん金星は平和でとても美しいところであるが、何もかもがシンプルで時間の感覚は地球とは全く異なり、すでに瞬間を捉(とら)える感覚の世界なので物事の変化のプロセスが薄く、結果だけが唐突に現れるような世界なのだ。よって感情的情緒(じょうちょ)的な変化もあまりなく、淡々としたシンプルな生活になる。

   しかし地球は何よりも大きな進化に向けて、ばらばらなものが力強く統合されていくような力強く変化と創造に富んだ場所なので、そのパワーを体験してしまうと、あなた方にとって金星は単調で変化の乏(とぼ)しいところと思うだろう。ただ地球にいるものにしてみれば、金星では全員が魔法使いのようなものなので、好きなように現実を創造することができるので楽しい場所には違いない。しかしそう感じられるのは、地球の重くて遅い時間の中でたくさんの感情を抱えながら、力強く前進しなければならない歩みを経験したからなのだ。そうでなかったならばあなたも多くの金星人のように、地球に憧(あこが)れて、何とか地球へ降りるチャンスはないものかと探すことだろう。

   金星に何度も転生を繰り返すと、どうしても停滞感を覚えるようになる。 なぜなら金星では、地球のようにさまざまな異なった要素と触れ合うことがないので刺激に乏しく、また問題が生ずることもめったになく、そのゆえに物事を深く考えるほど真剣になる必要性がないからである。もちろんそれはそれで素晴らしいことには違いないが、金星での飛躍のチャンスは実に希少(きしょう)である。

   アルクトゥルスともなるともっと単調である。 そこの生命体はふわふわと漂うようにして遊んでおり、地球のクラゲのような存在である。アルクトゥルスは春の夜空に現れる牛飼い座の中の一つで、地球から見て4番目に明るい恒星である。言うまでもなく恒星なので、太陽と同じように地殻がない。アルクトゥルスの次元は地球とはかなり違っており、時間の帯そのものがないので大きな変化はまったくない。

   地球は非常にバラエティーに富んだ神秘的な星である。 多くの植物や動物たちがおり、自然界も複雑な部分を持ち、それらが本当に調和のとれた状態を保つことができればこれほど素晴らしいことはない。このように地球はたくさんの存在たちが生命活動を営み、人類の価値感や文明もさまざまであるが、良い悪いは別として、これは多くの宇宙からの来訪者が自分たちの持っているものを与えていってくれたからである。しかし他の星ではこのような多くの来訪者はないのだ。宇宙から見ると地球はそれだけ魅力的なところであり、母なる地球は誰もが憧れる、強くて美しい、意識を持った惑星なのである。

   今まで何度も地球に転生し続けていると、他の星での経験を覚えていないこともあり、しかも地球では多くのアンバランスを経験しなければならない苦しみがあるので、他の星に憧憬(どうけい)を感じたり、早く帰りたいといった感覚を持ったりすることに共感できなくはない。しかし地球ほど多くの飛躍のチャンスが転がっている星は他にないのである。ましてやホモ・サピエンスは、すべての宇宙人が一度はなってみたい「憧れの生命体」なのだ。

   一度手放してしまうと、次はいつ私たちにホモ・サピエンスになるチャンスが巡ってくるかわからない。少なくとも私は、今の人間としての「私」ではなくなるのだ。この特別な時期に人間としてここに存在できることの価値に十分気づき、地球の進化のためにもぜひ魂の浄化を進め、常に新たな可能性を選択し続けられることは実に素晴らしいことなのである。

   地球には、「12柱のロゴス」という意識の集合体が地球の運営を助けるために降りてくるということをすでに述べたが、そのそれぞれに12使徒と呼ばれる人々がおり、彼らは「叡智の伝承者」と呼ばれている。その中には地球人や、他の星から来た地球と深く関わる宇宙存在たちもいる。それぞれのロゴスの役割が異なるように、12使徒のグループもそれぞれ違った役割を持っている。私の大切な友人であるキーシャ・クローサーも「Wisdom Keeper」(叡智の伝承者)という12使徒グループの一員であり、リトル・グランドマザーと呼ばれている。

   このグループは、地球の意識や磁場の状態や、エネルギーの変化などについての知恵を持っており、今後起きてくる地球の急速な変化に対応するために地球の浄化を手伝い、また地球が今後大きなエネルギーを放出するときに、地球の助けとなる活動をするだろう。特に彼女は幼い時から母なる地球と会話をする中で成長し、彼女が学んだ地球の素晴らしさについてあなた方に伝える役割を持っている。今後地球がどのように進化のプロセスをたどろうとしているのか、また私たちはその変化を助けるために何ができるのかについて彼女は世界中に向けて発信しているが、中でも日本の占める役割は大きいと言っている。

   今地球には今までにないほどのエネルギーが宇宙から注がれており、この状態は3年ほど前から強くなってきている。その影響で始めのうちは、地球人類に混乱が生じ、否定的な感情や感覚が引き出されるような出来事が促されて、多くの葛藤や迷いや混乱、不安を抱えることが多くなってきていた。しかし今現在は、新しいグリッドによってある程度バランスが保たれるようになったので、かなり落ちついてきたと感じる人が多いのではないだろうか。

つまり感情的になることが少なくなり、なったとしてもすぐに客観的に自分を見つめ直すことができるはずなのだ。そして今までのように感情的になる代わりに、新たな目的に向かおうという意欲を持っている人もいるだろう。

   これは人間だけでなく、地球にも起きているのだ。 これまで地球上では多くの異質な宇宙存在が共存してきたリスクとして、大きな不調和とたくさんの争いが繰り返されてきた。これらのカルマ(課題)は、すべてが人類や地球外からやって来た存在たちのものではなく、地球自身の課題でもあるのだ。そして今、地球が抱えてきた多くのカルマが浮上しており、それを浄化する時が来ている。地球の周囲には多くの武装シップが集結しているという話をしたが、これも見方を変えると、地球のカルマを浄化するために起きているということもできる。その後の経緯をここでお話しておこう。

   これまで地球の権利を巡って勝手に戦ってきた宇宙人の種族はたくさんいるが、その中にはすでに多くの気づきと学びを得て、このレベルから次のステージへと去っていった種族も多い。しかし最後まで粘り強く残っている宇宙人種族が6つあり、そのうちの一つが「エホバ」率いるもっとも大きなグループであった。当然エホバであるからイスラエルの民を率いていたが、今日のキリスト教を見るとわかるように、途中でたくさんのグループを吸収して巨大な組織になっていった。しかし先に述べたように、現在のエホバは過ちを改めて進化への道を選択しており、今や完全に中立なエネルギーとして存在している。

   そしてこれまで、エホバの巨大なグループに抑圧されて動きを阻害されてきた残りの5つのグループはタガが外れた状態にあり、今や歯止めが利かない状態になっている。それはまさに無法地帯のようなやりたい放題の状態であるが、2012年1月21日を境に徐々に変化してきている。そしてさまざまな闇が明らかになり、善良な顔の裏で不正を働き、弱者を締め上げるような陰謀が明るみに出ている。また人口削減を図る数々の恐ろしい陰謀や、個人情報の管理の目的が明らかになり、私たちの人権が尊重されていないことや、経済的制裁や食糧のコントロールによって私たちを締め上げる計画も、また意図的に地球を侵害することでこの星が持つ偉大な生命の豊かさを封じ込めようとしていたことも、すべてが公けになってくるだろう。

   なぜならこれは私たちのカルマなのであり、地球とともにこの課題に取り組む必要があるからなのだ。大宇宙中央評議会で話し合いが行なわれた結果、私たち人類に十分な気づきがもたらされた後は、彼ら(ニビルのイルミナティやグレイなど5つのグループ)にも順番にエホバと同様に、進化のチャンスに気づく措置が投じられることになっている。それまでは、特に日本や中近東の国々ではもっとも地球上のエネルギーが不安定であり、意識や意見の食い違いなどが蔓延してそれが政治や経済にも投影されるので、混乱や恐怖の中に生きる人も多いだろう。

   エネルギー的にもここは不安定になるので、姿を持たない存在がこの磁場に入り込み攻撃を仕掛けてくることもあるだろう。私の周囲でもしばしば変な怪奇現象が起きている。無人の車が突然動き出したり、無人の場所で突然警報機が鳴ってブレーカーが落ちたり、充電したばかりの携帯が大事な電話の最中に突然充電切れになって切れたり、落ちるはずのない物が唐突に落ちてきたり、使っていない電気器具が突然始動したりするが、あなた方の周囲ではそのようなことは起きていないだろうか。

宇宙における正義には制裁と罰(ばつ)はない

   災害についてであるが、以前から中立な立場でずっと地球をサポートしてくれていた存在がいる。日本では「月読命」(つきよみのみこと)の名で知られているが、彼を祭った神社は非常に少なく、あっても人里離れた所や険しい山を登らないと行き着けないようなところにある。この存在は非常にユニークで、女性性と男性性を両立させた神秘的な存在であり、常に冷静で淡々と仕事をこなし、全く評価のない世界に身を置き、いつも中立な愛と慈悲に満ち溢れた存在で、内面に深く強い情熱を隠し持っている。彼はスサノオのミコトの兄であるが、この二人は兄弟だけあって容姿も、愛妻家であるところもよく似ている。

   これまでにも「日本危うし」というXデーが何日かあり、最近では2012年3月9日であった。この日はおそらく関東より上の地域で再び大きな地震となる可能性が大きかったのだが、この「月読命(つきよみのみこと)」が水のエネルギーを注いだためにそのエネルギーは中和されたのであった。このように危うい日になると雨や雪を降らせて何とか救ってくれている。これからももちろんXデーはあるが、しかし今このように「月読命」に限らずたくさんの存在たちが、地球のエネルギーを上手に放出させるように助けてくれているのだ。この先もそうあるように私は切に願っている。

   「月読命(つきよみのみこと)」は目立つ神ではないので、日本ではあまり知られていないが、彼は非常に強い浄化を促す力を持っている。彼が集中的に浄化を促す時には雪を使う。この冬、世界中で例年をはるかに上回る豪雪となったのは、彼が地球の浄化を手伝っているという印なのである。

   今まさに、地球の浄化は進行中だが、地球内部世界でも同様に浄化のプロセスが進行している。その様子は You Tube の「Filmed Hollow Eaeth」というタイトルを検索すると面白い画像が見られる。ポールシフトが起きるということで、内部社会でも大きな混乱が起きている。私たちの住む地上の世界も隣り合わせにあらゆる次元が共存しているように、地球内部世界にも幾つもの次元が別の社会を展開している。

   その中にはシャンバラと呼ばれる調和のとれた美しい世界もあるが、そうではなく地上の社会と同じように二元的両極がバランスを失い、支配や権力で成り立つ社会もあるのだ。またそのようなところには悪い寄生虫もつくもので、地上の支配者層にさまざまな宇宙人が巣食っているのとまったく同じことが、内部世界にも起きている。地球や地球ロゴスたちは、そこにも浄化が必要なことを知らせて気づきを促し、そこに寄生している宇宙人たちにも進化の道があることを気づかせようとしている。

   先に述べたエホバとリリトの時もそうだった。(バックナンバー5月 憎しみと復讐の神エホバの改心を参照) 彼らは自分の心に住み着いた野獣ともいうべき化け物に自分を占領されてしまった。しかし大宇宙中央評議会では彼らのためにも必要なすべてを準備した。そして彼らの望みは叶えられ、すっかり改心したエホバは地球ロゴスとともに地球社会の浄化に努めており、リリトは特に女性性の資質を生かした奉仕の訓練を始めている。

   このように宇宙では、どんな悪行と言われるようなことをしてきた存在であっても、制裁を加えたり、罰せられるようなことはまったくない。なぜなら、正義とは罰して懲らしめることではないからである。それは、それぞれの魂が抱えるカルマをクリアするために必要な経験を全うしたということであり、そのゆえに祝福の限りを尽くした扱いを受け、彼らが必要とするすべてが与えられるのである。それを見ると本当にそこには批判や評価がなく、すべては必然で、すべては完璧な営みの中にあり、すべての存在が宇宙の一部として祝福を受けていることを理解させられる。

   そして実は、私たちの世界にはすべてが有り余るほどにあり、必要ならいつでも創造することができるにもかかわらず、常に「足りない」という共通の認識のもとに、椅子取りゲームの世界を楽しんできたに過ぎないことも実感させられる。地球内部世界に寄生する寄生虫たちも同じゲームをやってきており、私たちをコントロールし、自分の尊厳と権威を必死に見出そうとする人たちのゲームと同じことを行なってきたが、そのゲームも終わる時がきた。内部世界は太陽からの直接的な影響は受けないかもしれないが、電磁気的な混乱やさまざまな光線の混乱などの影響はある。そのために新しいテクノロジーの開発を急いでいるようである。

   私たちや、私たちをコントロールしてきた彼らのゲームが終わりに向けてクライマックスを迎えつつある状況で、彼らはどんな手段を使ってでも人間の意識をコントロールしようと必死になっている。その方法の中で非常にポピュラーなものは、特に人間が恐怖や不安と直面したときに大きな効果を発揮する「方法」である。そういう不安と恐怖の状況はそれを予測できるだけに、すでに不安でいたたまれない人がいるかもしれない。しかしそうであっても不安を抱えて恐怖することは、何よりももっとも大きなリスクを背負うことになることを改めて確認しなければならない。

   去年の3月11日の震災の後、私は被災地出身のある人から非常に衝撃的な話を聞かせてもらった。彼の友人の多くは亡くなり、彼は自分が行ったところで何の役にも立てないことを知りながらも、すぐに行かずにはいられなかった。被災地の様子はまさに惨憺たるむごいもので、それよりもその後の人間関係や、二次的災害のほうがはるかに恐ろしいもので、それらが被災者に鋭い爪あとを残したという。そこに繰り広げられたのは、親密な人間関係の中で起きる盗みであり、外部からやってきてどさくさに行なわれたレイプ殺人、強盗、そして津波でぶよぶよになった死体の指や耳を切り落としてまで行なわれる貴金属の盗みであった。

   人間は危機に直面すると、自分でも予想のつかない動きをする可能性があるものなので、被災者の間で盗みが起きるのはまだ理解できる範囲であった。しかしわざわざ外部から行って、全てを失った絶望と悲しみの中にいる人々の間で、遺体を切断してまで行なわれたことは想像できないことであった。このような行動は、私たちの中に巣食っている、支配と欲望によって損なわれた「意識の損傷」(オブジェクト)によるものだと私は感じる。

   オブジェクトとは、主に宇宙人や黒魔術師などが人間のフィールド内にある領域に挿入する非物質的な「杭・くい」のようなもので、これを使って相手の意識や活動をコントロールすることができる。オブジェクトの中には、物質的なものもあり、その場合には、人間のフィールドではなくターゲットの人物の生活範囲のどこかに設置されるものだ。

   自分という存在の霊性に気づかず、知らずにそれを抑圧し、不安や恐怖に向き合うことを回避することだけで日常を送っていると、無意識の状態が多くなるので、その間にこのような「オブジェクト」を挿入される危険が多くなる。オブジェクトは(何らかのメッセージに刺激されて始動するので)何も起きていないときには気づかないものだが、実際に多くの人々にそうしたオブジェクトが見られる。しかしたいていの場合のオブジェクトは、実は自分自身の想念や思考や感情のパターンが引き起こしている場合が多いのだ。

   そのような人の思考や感情のパターンを見てみると、本質的に真面目で心優しく繊細で、あのエホバとよく似た部分がある。しかしそのような性質が裏目に出る経験が多いと、多くの不安と恐怖を抱え、疎外感や劣等感など被害者意識から無気力に陥り、うつ病のような状態になり、そして自分を正当化するためのオブジェクトを自ら引き寄せるのである。

   外部からオーラというフィールドにオブジェクトを挿入された人々は、管のような挿入物を通して意識場のエネルギーを吸い取られるので意識場に損傷が見られ、穴が開いたりしている。しかも外部からコントロールされているので、これまでは自分自身でオブジェクトからの影響を断ち切るにはかなりの訓練が必要で、非常に困難であった。しかし現在は宇宙連合からの介入があり、多くの中立な存在たちが私たちを観察して、そのような人々の低い意識が形成する思考や感情に気づくと、直ぐにオブジェクトを取り除く作業をしてくれている。

   自分自身が作り出す場合には、意識場には損傷は見られない。 しかし自分で作り出したものに関しては、逆に他人がそれを取り除くことはできず、本人が自分の思考や感情を形成している大きな概念に気づくことで、それを手放すことによってのみ、自動的にオブジェクトは消えていく。

   日常の波風のない生活の中では気づくことはないが、災害時のような危機的状況になると、オブジェクトによってコントロールされている人の意識は(メッセージを得て)、意識の拡大が露わになり、凶暴性を発揮したりするようになる。私たちの多くは隷属的な立場にいるので、自分が尊厳を持つ存在として自由に物事を考え、洞察し、何がベストであるのかを判断する必要がなく、いつもの習慣化した決まりきった、折り詰め弁当のような生活の繰り返しを強いられていることに気づくことがない。

   しかしながらある時、いつもの繰り返しのルーチンワークから大きく外れるような非常事態が起きると、私たちの意志とは裏腹に脳は恐怖を拡大し、完全なるサバイバル状態にスイッチが入る。そして脳内では逃げるべきか戦うべきかの迅速な判断が必要になり、その時、外部から挿入されたオブジェクトはその人を凶暴性へと駆り立て、その力を発揮するのである。

   このような状態は未来にある多くの素晴らしい可能性を、私たちから遠ざけてしまうことは言うまでもない。私たちにはまだ多くの未開発の素晴らしい能力があり、この能力を発揮して新たな可能性のタイムラインへつなぐためにも、自分の抱える不安や恐怖を生み出す思考パターンを吟味し、気づき、そのオブジェクトを取り除いておかなければならないのだ。

日本の国土は高い波動を持ったレムリアの一部

   2011年の3.11以来、あなた方は隠蔽されていた多くの事実に気づくきっかけを得たことだろう。本書の最初にお話したように3.11以前にすでに危機的状況は始まっており、宇宙では日本に地震が起きることもわかっていて、原発が大きな事故となって多くの被害者を出すこともわかっていた。そして彼らはこの事態を止められなかったわけではなかった。しかしそうしなかったのは、あなた方の気づきと意識の変化を起こすことで、これ以上の惨事が繰り返されることを防ぐためであった。

   この状況には多くの犠牲が払われた。 宇宙からの干渉がなかったことに関しては、「なんて非情な」と思う気持ちは私も同じであるが、今後次々と起こりうる大激変を乗り越えていくに際し、すべてを彼らに助けてもらうわけにはいかないのだ。私たちは学習し、知恵をつけ、そして強くなる必要がある。なぜなら私たちは本来、彼らよりも優れた能力と肉体を持っているのだ。だからこそ今回の惨事を無駄にすることなく、本来の私たちの能力が抑圧されずに、自由に発揮できる新しい社会を構築しなければならない。

   よって、現実的な取り組みは今非常に重要なのである。 3.11の起きる直前から、地球の周囲には宇宙の武装勢力が結集しており、まさに緊迫した状態は今にも決戦かという状況であった。このような状況下で銀河連合や宇宙連合のとった決断や態度は、未来を見通してのことであったと今になるとよくわかる。

   日本は特別な、国だと言う人がよくいる。 確かに日本はあらゆる意味において非常に特別だと思う。伊勢や出雲の神々は魂のレベルで見ると、今地球に転生している私たちの仲間ともいえる宇宙人である。伊勢神宮には「ダビデ紋」と言われる六芒(ろくぼう)星(せい)が多く見られることをあなた方も知っていると思うが、ではこのダビデ紋は何を意味しているのだろうか?現在多くの人がユダヤ、あるいは権力の象徴といった印象を持っているようだが、それらには関係なく、本当の意味は「知恵の象徴」であるはずなのだ。

   宇宙的に見ると、本来地球という小さな惑星にはさまざまな宇宙人たちが訪れ、それぞれが生命や科学、技術や知恵をもたらした。その当時の地球にはまだ国という境は存在しなかったので、もたらされたそれらの知恵や技術は地球全体に波及していった。これが六芒星の意味するところで、実はこれは宇宙連合と深く関わるシンボルであることを教えられた。六芒星は神聖幾何学と言われる形であり、それ自体に宇宙的な知恵とパワーが込められており、霊的な知恵とエネルギーを安定した形で発する「エネルギー調整機能」さえ持っているそうである。

   しかし、なぜ、いつから六芒星が、ユダヤや権力の象徴といったような印象を与えるようになっていったのだろうか。なぜ伊勢は、出雲から覇権を奪ったのだろうか。神々の世界にも私たちの世界と同じように多くの謎があり、不可解な点が多い。つまり、上(うえ)如(ごと)く、下(した)然(しか)り(り)という言葉があるように、神々はまさに私たちの原型なのである。

   私たちが考えるように彼らも考えており、私たちが搾取されるように彼らもまた搾取されており、私たちの社会の権力者たちがさらにその上で権力を握る者たちにコントロールされているように、権威ある立場の神々も、さらにその上で大きな権勢を誇る神々にコントロールされているのだ。またそこには一つの権力的な地位を巡って血で血を洗う戦いがあり、さらにその地位を得た者を思いのままに動かそうとする取り巻きがある。

   このようなすべての連鎖を断ち切り、それぞれが自由に自分の創造的な生命の可能性を引き出すことができれば、これまでの過去のすべてのタイムラインを書き換えることができるだろう。

   現在の日本の国土がある位置は、レムリアの文明が展開される以前から非常にパワフルな大地が広がっていた。当時の地球のロゴスたちは、この地でさまざまな霊的な営みを展開しており、やがてこの地に現れる生命たちを受け入れる準備をしていた。植物たちの成長に必要な環境を作り出すグリッドをつくり、土や空気、水や風を清浄に整え、海中はまるで生命たちの揺りかごのように、力強く優しいエネルギーに満ち溢れ、そこにはたくさんの生命たちが放たれた。陸だけでなく海中にも、あらゆる生命の間に調和のとれた共存が展開されるようにグリッドが整えられた。

   そしてその後、ここに降りてきた知恵ある宇宙人たちによって、さまざまな種類の生命の種や遺伝子が持ち込まれ、この世界は新しい時代を迎えて、新たな美しい生命の繁栄が始まることになった。このように私たちが住んでいる日本の辺りの、現在は海の底深くに沈んでいる大地は、少なくとも100万年くらい前から繁栄する神聖な地であったのだ。

   レムリアの時代には、日本のあたりにはいくつもの神殿が建てられていた。 現在の出雲の西のはずれにある日御碕(ひのみさき)から日本海を見下ろすと、その沖には巨大な神殿があった。その巨大な神殿の中には学校や研究室がいくつも備えられており、幼い子どもの頃から生涯にわたり、さまざまな分野において教育を受ける機会が与えられていた。

   そして、当時の教育に携わった教師たちが、再び地球ロゴスとして降り立つのである。 日本と同じような頻度で地震の起きるニュージーランドも、日本と同じように非常にエネルギーの高い神聖なエリアであった。この近くにおいても、当時のロゴスたちが目覚める準備をしている。

   日本という地は、このように非常に高いバイブレーションが降り注いでおり、生命を支える大地の豊かなパワーと、まさに六芒星に示されているような知的レベルの高い波動が溢れている広大な地の一部である。確かに日本の地は特別な意味を持つ美しい聖地であることに間違いはないが、だからといってこの地に住む私たち日本人を、特別な存在だと思うのは行き過ぎた考えである。

   しかしながら私たち日本人にはユダヤ人の意識の根底にある、すべてのモチベーションである「選民意識」という遺伝子情報を受け継いでいる人が多いことを思うと、なるほど、と納得がいくことではある。

   選民という意味ではなく、私たちの魂はこの地の特殊なエネルギーを受け、知恵を持つべき種である日本人として生まれることを選択したのは確かなことである。そして今後日本人が、多くの可能性を抑圧してきた社会意識という見えない檻から脱出し、本来の知恵を取り戻すことで世界を変えることにつなげていくのは確かであろう。

   レムリア文明を支えてきた偉大な土地が海中に没し、さまざまな場所にその片鱗が残されてきた。そしてこのような地はこれまでにも絶えず抗争の種になってきた。これらの地を巡る歴史は、多くの血が流された惨事と悲劇の歴史なのである。そしてこの歴史は、今現在にいたるまで途切れることなく続いているのだ。そのような地に生きる私たちがこのことについてどう捉え、どう考えるかが私たちの未来の可能性を創造していくうえでの重要なポイントになるだろう。

   私たち日本人は、過去の真実から学ぶことがたくさんある。 同時に、(現在を変えることで)過去を書き換える勇気を持った、素晴らしい魂を持つ国民であることも事実なのだ。 

手を合わせて拝むものの実態を知らねばならない

   天孫降臨した天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、天から降りてきたのであるからE.T、つまり宇宙人である。その時代から神武天皇が即位するまでに、すでに179万2470年が経っていると記述されている。この話をそのまま受け取るならば、レムリア時代よりもさらに前のことである。

   その間に何があったかを明らかにすることは非常に困難なことである。 よって今の天皇家の方々は、当時の天(あま)照(てらす)の子孫ではないと考えるのが自然である。なぜなら「当時の」天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)というのは、個人名ではなく、「一つの称号」であったからである。

   「天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)」は、日本の天皇やヨーロッパ諸国の国王、また女王のように絶対的権限を持つ「地位に対する称号」である。したがってこの地位には、常に同じ血族の者が立つわけではないのである。ゆえにこれまでにもこの地位を巡り、さまざまな抗争が繰り返されてきたことも容易に想像がつくと思う。

   初代天皇である神武天皇が、東方征伐において覇権を奪った相手である饒速日命(にぎはやひのみこと)も同じく、降臨した宇宙人である。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が「三種の神器」を受けて降りてきたのと同じく、饒速日命(にぎはやひのみこと)は天照大神から「十種(とくさ)の神宝」を受けて、天磐船(あめのいわふね)に乗って現在の大阪辺りに降りて来て、その後奈良に移って都を造ったとされている。またそれ以前には、天(あま)照(てらす)の弟である建速須佐之男命(たてはやすさのおのみこと)の子孫たちが、大和(やまと)を治めていたのではないかという説もある。

   このように同じ血筋同士が争ったり、同じ主人に仕える者同士が戦わされたりする様子は今もまったく変わっていない。これだけの話からだけでも、あなた方日本人が祭っている神々とはどういうものであるかがわかり、その印象は大分違ってくるだろう。神々として祭られているE.Tである宇宙人たちの行為も、私たちとそれほど変わらない。

   すべてはそれぞれの立場においてベストを尽くした結果であって、すべては彼らの魂の気づきに必要な経験であったのだ。そして今も、「上にある如く下にある」そのままに、彼らと同じことを繰り返している私たちは、もうそろそろそのような経験から卒業してもいいのではないだろうか。そうした意味でも私たちは自分たちが拝んでいるものの実態を悟り、真実を探求しなければならないのである。

   ここ最近天皇家の方々はすっかり人間そっくりになられたが、それでも一般の人間よりは確かに彼らは生命力が強く、強靭な肉体を持っておられる。なぜなら「いついかなる時にも、王に選ばれる者の必須条件として生命力の強さが上げられるからだ」と、突然の発病で亡くなられた高円宮(たかまどのみや)様は言っておられた。「我々と皆さんの違いはそこだけです」とも。そう言われた当のご本人が、あんなに丈夫でおられたのに、なぜ突然亡くなられたのだろうか? 私にはその明確な理由が見えている。

   その隠された事実について囁かれてきたが、いつものように単なるゴシップとして消えてしまった。生前の高円宮様は非常に気さくで、一般の人々に対しても誠実な人間関係をつくられる方であった。また皇室のあり方を時代とともに変える必要を述べるなど、ご自分の役割を生きられたと思う。

   私にとって印象深かったのは、高円宮様の皇太子殿下夫妻に対する熱意であった。宮様は皇室の中でももっとも、皇太子夫妻と親密な関係を持たれていたようだ。宮様は、皇太子殿下がいかに完璧な人物でおられるか、またいかに世界中の王侯貴族の人々から信望が厚いかなどについて数々の話をしておられた。縁あって、私も皇太子ご夫妻のご成婚以前の様子などを知っているが、高円宮様が語られたことに偽りがないことをよく理解している。

   皇太子殿下は、私に対しても誠実で実直なご意見を伝えてくださり、何度も感激する機会があった。私は皇太子殿下が、日本国民に対する責任ということ以上に、もっと大きな地球という次元でご自分の使命を自覚されていることに驚きと感銘を受けた。

   皇族の方々のDNAの中には、物事を非常に広い視点で捉えることのできる宇宙人的視点が組み込まれているようである。肉体的な臓器の大きさも機能も全く違うということも聞いている。その中でも特に皇太子殿下の肉体は完璧であり、さらに精神的な強さや人格的なバランスも完璧であると、世界中の王様や女王様による「宝」のお墨付きがあるそうだ。

   また彼らには彼らの世界でしか通用しない何か特別な概念があるようだ。 つまり普通なら求められないような身体的機能や能力の基準であり、そのような基準を完璧に満たす者は彼らの中からもなかなか出てこないのだということが徐々にわかってきた。

   ちなみにその中からいくつかを上げると、何日食べなくても大丈夫、どんなにアルコールを飲んでも酔わないばかりか、姿勢も言葉もまったく乱れず、トイレにもいかない、一度聞いた話は忘れない素晴らしい記憶力、また他にもメンタル面でのとんでもない能力などについて聞いた。そして特に重要なことは、皇太子殿下が本来天皇が受け継がれるはずの「非常に強いサイキック能力」と「叡智」を持っておられるということである。

   一時、私をさまざまな形でサポートしてくれていた「エホバ」によると、「ユダヤ教を作ったヤハウェを妬んだエホバは、より強大な支配体制を世界中に広げるためにキリスト教を作った。しかし東洋へと勢力を広める際に仏教という関があり、中国思想という関があったので、我々は柔軟な対応をする必要があった」と言ってる。

   そして東の端の最後の日本に関しては、「天皇という地位に関わり、干渉し、支配しようとしてきたE.Tである宇宙人たちは、数知れないほどのその都度違った遺伝子情報をインプラントされてきた種族であり、天皇家はもっとも複雑な血脈を持っている」、また、「天皇家とは、それらの際限のない支配欲を満たすために利用されてきた地位である」とも言っている。

   それは天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)という地位も同様であり、「神とその御子という形を作ることで世界を支配しようとしたキリスト教だけでなく、イスラム教もユダヤ教もまったく同じ構図である」とも言っている。そして、この地位に祭り上げられた者を支配し、コントロールしようとする多くの取り巻きたちによる凄まじい争いがあり、このような家系を巡って、常に魑魅(ちみ)魍魎(もうりょう)とした世界が展開されてきたことも事実である。

   エホバの話から理解できることは、日本の神道を現在のように体系化し組織化した経緯は、キリスト教を世界中に広げて支配体制を構築してきた様子とまったく同じ要素が見られることである。エホバによると、「現在の神道に残されている教えなどは、キリスト教ユダヤ教が自分たちの都合に合わせて、聖書を次々と書き換えていったのと同じことが神道でも起きたのである。神道の本来のものはアニムズム的で、中立な宇宙観を持った古神道以前のより以前の、いわゆるカタカムナ文字などで綴られた原初的なもので、貨幣システムのない文明に多く見られる宇宙との交信や外交などの様子が、そのまま書かれた内容であった」と言っている。

天皇というポストを操作する宇宙人

   まず、天皇家がもっとも畏敬(いけい)の念を持っているのは稲荷(いなり)である。 なぜなら稲荷はすでに述べているように、いわゆる日本の神社に祭られている神々とはまったく違う系統のパワフルな意識体であるからだ。そして彼らは、誰に対してもどんなことに対しても価値判断のような評価をせず、ただ黙って、彼らが経験と叡智への道を歩むのを見守るのである。

   「麻や稲は、非常に重要な力の象徴」だとエホバが教えてくれた。 麻はあなた方もよく知っているように非常に利用価値の高い貴重な資源であり、食用や油、繊維などに用いられ、非常に早く育成して強く、また二酸化炭素をよく吸うので、現在では環境改善のためにも重要で役立つ植物として注目されている。しかしある時期から、なぜか麻の陶酔作用の部分だけが取り上げられて規制の対象とされた結果、麻を栽培することに厳しい制限が課されるようになって現在に至る。

   つまり、麻という植物は「神通力」を持っており、次元を行き来する霊的なワークには麻は欠かせない重要な役割を持っていた。大麻は人間の意識を拡大し、量子場にその意識をつなげることのできる不思議なフィールドを持っている。また、イネ科の植物である麦や米は「縛(しば)る」という作用を持っており、それは無限に広がる可能性を意のままに止めるという意味で、「自在に扱う」という意味でもある。つまり麻と稲を合わせて、「神通力を自在に操る」ということである。

   これは余談だが、私たちの社会では、私たちが知らないうちにいつのまにか、あらゆるものに権利が生まれていてそれぞれの所有者がいる。麦や米のような貴重な資源もやはり権利を持っているグループがおり、麦はユダヤ系のグループが、そして米は天皇が持っている。

   さて、初代神武天皇から数えて、約2720年続く天皇家の血脈は、エホバが述べたように単一ではないことがわかったと思うが、この長い間にはいろんな方法でさまざまな種族がこの血脈に入り込んだのであった。実際に、生まれてきた皇子と入れ替えられたこともあり、聖母マリア処女懐胎のようなことも多くあった。天皇という地位を操ってきたグループは、このポストを継続して使い続ける計画を持ち、家系的につながっているように操作してきたのである。よって、彼らの肉体に入る魂も次々と入れ替わっており、つまり生きている間にも肉体を乗っ取られてウォーク・インされているのである。

   私たちの存在の本質は魂であるので、肉体に入っている魂が誰かの魂と入れ替われば、入れ物である外見はそのままでも実はまったく別の人格である。そして誰もそのことに気がつかない。これが、天皇家に起きている状態なのである。このようなことが長い間天皇家に起きてきており、かつて天皇が現人神(あらひとがみ)として畏(おそ)れられていた時代とは違い、現在の人々にとって天皇家はあまり関心の対象にはならないこともあって、天皇家をこれまでコントロールしてきた宇宙人たちが何をやろうが、ほとんど不審に思われることのない状態にある。

   あなた方も気づいているように、日本の歴史の多くは捏造されている。 それほど過去のことでなくても、現在の状況でさえ、水面下で何が仕組まれているのかの予測はできても事実を知るのは困難である。そして天皇という地位を巡ってここまで起きてきた抗争を考えると、これから述べてゆくことも一概に嘘とも言い切れないと思うはずである。戦国時代に入ると天皇は影を薄くしていくが、そのポストがなくなることは決してなかった。むしろこのポストを支える体制を世界中に作ってゆく準備のために、あえてこのような時代を仕組んだのであった。この時代に信長が武器を輸入し、造船を行ない、世界戦争へのデビューのために準備を始めたのである。

   そして南北朝、足利、鎌倉幕府へと移行していくこの流れも、すべてが何者かに仕組まれていることであるとしたら、その延長にある現在起きていることも納得できるかもしれない。このように権力を推移させているように見せながら、天皇の座であるその拠点を東の外海には面していない江戸に移し、日本列島すべてを統治する体制が欲しかったのである。しかし当時の戦争で敗北し、みじめな思いをした人々はもちろん、自分たちが一つの大きな宇宙勢力にコントロールされていることなど気づく由もない。

   徳川家康は、その執念深く、思慮深い性質を認められ、この時のために最後まで守られてきた。なぜなら徳川は、かつて苦湯(にがゆ)を飲まされたアイヌの末裔だからである。彼が再び日本の天下を取ることにどれほど執念を燃やしていたかを宇宙人勢力は見逃すことなく、彼に唾(つば)をつけておき、その役目を担わせたのである。そしてその計画は見事に成功した。

   260年の長きにわたって江戸幕府が作り上げた絶対君主制は、まさにユダヤ人たちが絶対君主に従う体制と同様であった。逆らえば命がないだけでなく、自分達一族郎党が子々孫々にいたるまで代々仕打ちを受けることを恐れて、家族や仲間同士が互いを監督し合う体制がきっちり出来上がったところで、権力の座を天皇に戻したのであった。そして一気に待ち望んでいた戦争を仕掛け、最後には「負ける」という筋書きまで決めてあったのだ。その理由は天皇のポストを守るためであり、負けておくことで彼らにとってのさらなる可能性を残すためであった。

   第二次世界大戦の最後には日本の国力も尽き、国民は食べるものを食べずに「お国」のために戦わされ、最後には自分の体を武器として戦った特攻隊のことなどは周知の事実である。そしてそのときまでに日清、日露、第一次世界大戦と続けられた戦争により、暴力団組織を使ってまで相手国から奪い取った財宝は、すでに天文学的な量になっていたのだ。その時の状況は表現することさえはばかられるような、日本国民として目をそむけずにはいられない状況であることは察しの通りである。

   この筋書きは、天皇というポストを操作する宇宙人勢力が仕組んだものであり、彼らは手に入れたこれらの財宝と金塊を守るために、さらに多くの人々の命を奪っていった。驚くことにその戦争中であっても天皇ファンド(資金)は通常通りに機能しており、しかも相手国の戦争費用は天皇が賄っていたのである。なぜなら「敵」の連合軍を支配しているのも、同じE.Tである宇宙人グループであったからだ。

   そして今、地球ロゴスの交代が行なわれて以降、これまで天皇という地位を使ってすべてをコントロールしようとしてきた宇宙人たちのゲームも最終ラウンドに入っており、次のステージに向かうように急き立てられている状態にある。現在の今生天皇は今非常に危険な状態であること、そして今彼が崩御されれば日本は非常に危険な状況になることを、新しく降りたロゴスが夢の中で私に伝えてきた。ロゴスから、「あなたも天皇に対して最大限できることをしなさい」とも言われた。天皇陛下は今、非常に強い霊的な攻撃を受けておられる状態にあり、肉体的にもかなり容態が悪いようである。だいぶ快方に向かいつつあるが、予断を許さない状況であるだろう。

   現在、天皇の威光はすっかりなくなって、影の薄い存在のように思う人々もいるかもしれないが、この状況もこれまで天皇をコントロールしてきた宇宙人存在たちの計画に他ならない。日本の政治力のなさも、アメリカにコントロールされているかのように見せてきたのもすべては、天皇家のバックにいる存在が計画している作戦なのである。天皇は数々の戦争で手に入れた莫大な財宝を持っており、しかも天文学的ともいえる途方もないお金を常に生み出す仕組みを持っている。これは(イルミナティという)銀行家でさえ舌を巻くような事実なのだ。詳細は、高橋五郎著『天皇の金塊』学習研究社 を参考にするとよい。

   したがって、世の中を一挙にひっくり返し、独裁者になることも可能なのである。 しかし私としては、それをすることなく、逆に世界中の多くの人々に豊かさを分配できる社会の仕組みや科学技術の発展のために、この資金を使っていただけることを切に願うものである。実はこの資金は、現在進行形ですでに社会に流出している。もしこの途方もないお金が、国民の知らないところで次々と放出されるようになれば、「天皇のポスト」は再び沈黙のうちに陰の力を持つようになり、独裁体制を復活させることなど簡単にできるのである。

   なぜならあなた方もよく知っているように、日本政府はお金を持っていない。 というより、政府の力が天皇の「金力」を上回ることのないように、アメリカやその他の国を使い、日本は常に余剰金を搾取されてきたからである。そして今、震災復興や原発の処理などでさらにお金を使い果たし、さらに国民から徴収しなければならない状況なのである。そしてもし、大企業や社会的に影響力を持つ団体などに大きなお金が一気に放出されるようなことになれば、それは大きな新しい権力を作ることになりかねないのである。そしてこれは、非常に恐ろしいことでもあるのだ。

3119.11同様イルミナティを動かす宇宙人のしわざ

   天皇家の内部は一枚岩ではない。 皇太子と雅子妃は一般庶民の我々から見ても、明らかに肩身の狭い立場に追い込まれておられるように思われる、暗に彼らを中傷したような記事や、いかにもそれらしいことが世間の噂になっているかのように、情報操作された週刊誌を利用して誹謗中傷が行なわれており、彼らに対して国民の非難を煽ろうとする意図が見え透いてわかる。お二人は宮中ではさぞ過ごしにくい日々であろうと思われ、あのご成婚の日以来、お二人が安眠できた日はなかろうと思われる。

   ごく普通に我々が学生時代に学んだ歴史を見るだけでも、天皇家や戦国武将、そして鎌倉時代の幕府内においても、それが絶えず恐ろしい陰謀と野望、そして残虐さの中にある世界であることがわかる。まして今現在、皇室の中では皇太子だけが全く違ったグループ出身の魂を持っておられる。

   そして、あのご成婚の直前まで、多くの葛藤を抱えながらご自分の選択を悩まれ、ついに、これまで天皇家を長きにわたって支配してきた宇宙勢力と決別する意志として雅子様をお妃に選ばれた。あの記者会見で、「何があってもお守りします」という表明は、まさに宣戦布告のような発言であった。

   一方で、これに対し支配者である宇宙勢力は、マスコミを利用して、皇太子より秋篠宮を優遇するような記事を書き立て、結局、秋篠宮男児を与えてまで継承権を優位に立たせようとしている。皇太子は、これまで天皇家を操ってきたE.Tたちが畏れる、「新たに降りたロゴスたちの叡智のグループ」に属する魂の持ち主である。そして彼は世界中の王族たちが完璧だと評価されるに相応しい叡智を持っている。つまり彼が天皇という地位に立つと、宇宙勢力にとってはこれまでのように天皇家を支配するようなわけにはいかないことがわかっているのだ。

   今現在、地球ロゴスたちは、これまでのエホバに代わり次に地球の覇権を狙う存在たちに対して進化のチャンスが来ていることに気づかせ、彼らが完全に中立な意識を取り戻せるように活動している。この作業が進めば結果として、天皇家の方々は長い魂の苦しみからようやく解放され、ご自身の健全な霊性を取り戻し、本来の役割を全うされるだろう。皇太子殿下はこの時が来て、新しい社会の仕組みを人々とともに作っていく時期を待っている状態である。

   ここでこのように思い切ったことを書かせてもらったのは、こんなにも特別な日本という国を選んだ日本人であるあなた方には、すべてを知る権利と、すべてを自由に探求する権利を持っていることに気づいてほしいからである。しかし今や時代は、戦争の話も聞いたことのない世代に移行しつつあり、捏造されてきた歴史しか知らない私たち日本人は、知らないゆえに世界に対して恥をかくこともなく、あるいは心痛を感じることもなくいられるのは、何とも皮肉なことではないだろうか。

   しかしこれらは過去のことなので、今からどんな可能性を選択するかによってはいくらでも書き換えることができる。だからこそ新しい可能性に向けてタイムラインを書き換えるために、日本人としてこの過去の事実を私たち全員が引き受けるべきではないかと思う。そして私たちの魂はそれを引き受けるべく、この特別な地である日本に転生することを選んだ高潔な魂であると確信している。

   過去に何があったかを知る必要性やタイミングは、それぞれ個人によって違うと思われるが、私たちが今やらなければならないことは、知ろうとする態度と、知ったことをそれで終わりにさせることなく、新しい社会が展開していくために自分に何ができるのかを真剣に考えることで、何よりもそれを実践することであると思う。もし日本が持つ強大な力を未来と地球の進化のために使うことができれば、一気に世界を変えることができるのである。

   さて、もっともネガティブな状態はもうじき終息していくが、今しばらくはもっとも混乱した状態が続くだろう。震災からもう1年以上が経った。そしてこのような事態にあっても、いまだに原発を止めることができない。しかし政府ばかりを責めても何の解決にもならない。

   この国の土中にはうなるような「金」が眠っているにもかかわらず、政府はその金には一切手をつけることができず、何の権限も与えられていないために、常に私たち国民から過剰徴収することしかできない。しかも政府は、お金を握っている「陰の力」と対決しなければならない状態なのである。日本国民として本当に残念であるが、ここはまさに悪の巣窟のような状態なのだ。

   3.11は一部自然災害の部分もあるが、それに少し人工的な力を加えれば、あり得ない力となって大災害が起きることが陰謀者たちにはわかっていた。そしてそれを仕組んだのは、天皇家を含む世界の王侯貴族やイルミナティを陰で操作する「E.Tグループ」であった。

   3.11は9.11同様に自作自演であり、イルミナティがしきりと謳(うた)っている「新世界秩序」の頂点に立つのは日本の天皇という可能性が浮上するのである。しかしこれはあくまでも「天皇の地位」という意味であり、天皇自らは決して望まれてはいないはずだ。

   つまり、このような画策を練っているのは、これまで天皇という「権力の象徴としての地位」を支配し、利用してきたE.Tたちと、彼らに洗脳されて同じように天皇を利用してきた財閥や特権が許されている人たちである。しかし私自身は、このようなことは決して実現するとは思っていない。

日本人はどの国の人々よりも強く洗脳された国民

   私たちは今、山積みの問題を目の前にして、弱い立場に置かれている日本政府を当てにしている時間はない。まずはそれぞれが思ったことを実行に移していくことしかない。そしてただ情報を発信するだけでは力を生み出さないことを理解した人も多いだろう。

   日本が統治国家になってこれまで、いまだに一度も民主主義が実践されたことはない。敗戦後、一応表向きには民主主義のような体制をとってはいるが、私たち日本人の精神は完全にコントロールされた中にあり、自分の意見を述べることも、新しいアイディアを発信することも法律で許可されていたとしても、事実上は許されていない状態にある。しかも宇宙には地球に狙いをつけた存在たちが、そのために人間の意識をコントロールすることに何億年の昔から研究開発を行なってきた。それは緻密で複雑な脳を持つ人類を、長い間にわたってコントロールする技術である。

   そうやっていつの時代にも真実は容易に隠されてきた。しかも私たちは事実を事実として認識することを拒否する、自分の思考や行動にも気づかないほどコントロールされてきている。私たちは自分の国がもっとも平和で、もっとも理性的で精神性が高い民族で、世界の模範的国民であると思わされてきているが、日本という国には我々国民が知らないだけでなく、政治家や財閥や大企業のエリートたちですら知らない顔があるのだ。私たち日本人は世界中のどの国々の人々よりも強く洗脳を受けており、そのように教育され、「模範となる優良な奴隷」として従順かつ勤勉に働いてきた。その結果が3.11の大惨事であるが、その他に何かよいことがあったのだろうか?

   このような土壌には、日本の優れた学者たちがどんなに素晴らしいテクノロジーを発明開発したとしても、それが人々のために役立てられるために世に出ることはない。つまりお金で権利を買われて終わるか、または身ぐるみ剥がれるような目にあうか、あるいは投獄されたり消息を絶たれてしまう。私たちはこのような現実に立ち向かう力を持っていないのだろうか。私は決してそうは思わない。未だに収束できないこの惨劇から私たちは最大限のことを学ばなければならず、自分たちにとって安心して生きられる環境を、自分たちの手で創造しなければならない。この災害は今となっては、それを計画した者たちにとっては誤算であったと言えるかもしれない。なぜならすでに、彼らが思い描いたタイムラインは崩れ始めているからである。そしてこの災害によって、世界中の多くの人々が陰謀に気づき、新しい社会の創造のために立ち上がったからである。

   ここでもう一つご紹介しておこう。 すでに日本でも各地のグループが自主上映会を開いているが、これは『THRIVE』というアメリカのドキュメンタリー映画である。この映画は、日本では上映禁止になっているが、アメリカではかなり大きなムーブメントになっている。内容は、世界中のあらゆることが「ある一部の人々」によって支配されているために、地球が平和で豊かな世界になることはないという事実を、非常に分かりやすく解説してくれる映画である。 thrivemovment.com で検索すると、25ドルで購入できる上に、日本語の吹き替えがついている。

   今後日本に起きることが予測される災害についてであるが、東海地震や南海地震も危惧されているが、それ以上にまことしやかに、パニックを煽ろうとするかのように言われるのが、関東に大地震の起きる可能性や特に東京が機能しなくなる可能性と、富士山の噴火についてである。確かに東京の過密ぶりは恐ろしいほどで、ここに大地震が発生すれば多くの人々は逃げ場を失うだろう。そして実際に東京都の災害対策マニュアルでは、災害時に環状7号線以内にいる人はその外に一歩も出ることができなくなる。それが交通状況の混乱を回避する対策であるとしても、しかしあえてここから出てはいけないと言われると、かえって不信感を抱くものでパニックになるのは自然な心理だと思われる。しかも今世界には、「人口増加が問題だ」ということを平気で言う人たちがいるので、「もしかしてこれは間引き政策ではないか?」と疑いを持つ人がいるのも理解できないことではない。

   東京がやられれば都市機能が果たせなくなり、即座に地方にも大打撃を与える。 こうなれば完全に日本の経済は終わるはずであるが、しかし考えようによって私たちの意識いかんでは、これがまったく新しい社会を構築するチャンスになるかもしれない。すでに今ある便利な経済の仕組みを手放せというのは非常に困難なことで、それは何の保証もない未来に向かってすべてを捨てろというのと同じである。しかしそういう破綻状態に陥った時には誰もが必死で解決策を考えるものであり、そのような状況におかれた時、人類は常に新しい可能性に挑戦し、人間の偉大さを発揮させてきた。

   富士山についてはどうだろうか。 前回の1707年に起きた宝永の大噴火から300年以上が経った今、富士山が危険な状態にあることは確かである。昨年、東日本大震災の直後に静岡県で震度5強の地震があったが、それ以来、富士宮浅間神社付近からは大量の地下水が噴出し続けている。私は以前、「富士山は山ではなく存在である」、と市杵嶋媛(いちきしまひめ)から聞いたことがあり、確かに富士山はそんな高い山ではなく、シャスタ山やレーニエ山などの世界中の神聖な美しい山の中で、最も存在感の強い特別な山であると感じさせられる。

   これまでの長い間、静かに日本を見守ってくれていた富士山は、私たちにとって単なる風景の一部でしかなかったかもしれないが、実は地球のエネルギーを循環させる生き生きした活火山であることを忘れていた人も多いだろう。富士山は、木花之佐久夜毘売(このはなさくやひめ)の御霊が宿る大切な山である。以下、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)とする。実は雅子様はサクヤヒメの分霊を持っている方であるが、今彼女が周囲からひどく傷つけられている状態なので富士山は活力を失っている。

   したがって、すぐには富士山の噴火はないだろう。 私たちにとってそれは幸いといえるかもしれないが、富士山に活力が戻らないと、日本の浄化と二極性のバランスは完全に回復することができない。そこで今、富士山は新しいロゴスたちによって守られ始めている。そうなると今度は噴火の心配をしなければならないが、これに関しては避ける方法があるので、それについては後にお伝えしよう。しかしこのような天変地異の出来事は、何が起きたとしてもそれなりの混乱と困難を余儀なくされるので、それぞれが準備をして備えることが非常に重要である。特に今は、関東近郊の千葉や茨城、埼玉、群馬、そして静岡や山梨あたりの人は十分に防災対策を考えておかれるようにお勧めする。

なぜ日本人は英語が話せないのか

   日本人は意図的に、外国語を話せないように教育された人々である。 その理由は聖書に登場する「バベルの塔」の話にも出てくるとおりである。私はこのように原稿を書いていて思うのだが、日本語は繊細な感情的動きや感覚的なことについてはとても表現しやすい言語だが、論理的に語るにはむしろ英語のほうが明確に表現できる。

   霊的な分野においては特にそうで、本来霊的分野とは科学であるので当然である。 日本語はそのような言語であるにもかかわらず、日本人は決して感情的に見える国民ではない。日本人から見ると、ラテン系の人や韓国人の情熱的な表現には圧倒される部分が多いだろう。

   これは日本語という言語の特徴と関係があるように思う。 その理由の一つは、感情的なことを言葉にして表現しやすい上に、主語がなくても通じることや動詞が最後に来る、また情緒的表現をいくらでも羅列できて、その部分が充実すると肝心の最後の動詞がなくても何とか話が通じるなどの理由である。そのために露骨な表現をしなくても済み、話すほうも聞くほうもお互い興奮状態に陥りにくいと考えられる。

   しかしその反面私たち日本人は、実はどの国の人々よりも粘着質のしつこい感情をいつまでも引きずるタイプの人が多く、その理由の一つはこの言語に起因しているようにも思う。もちろんこれはすべての人々に該当するわけではなく、自分の感情を冷静に表現しようとすると、とりあえずそれが自分の使える言語であるゆえに、感情的なエネルギーが蓄積され、発散されないこともあるだろう。このような言語の弊害によって、日本人は意識を停滞させられる要素がある。

   また形容詞や副詞を次々に並べて、自分の感想や意見について述べているうちに、肝心の自分が伝えたいことが何だったのか忘れてしまうことがある。実際にセッションなどで個人的に話を聞いていて、自分が思っていることをうまくまとめられなくて何がしたいのかわからなかったり、どうしてほしいのかを相手に的確に伝えられないために、欲求不満を抱えている人が非常に多いのも気になるところである。

   確かに曖昧な表現が許される言語なので、何となくニュアンスだけで通じ合っているような気がしていても、いざグループで活動しようとすると、実はまったく理解されていないために、コミュニケーションが躓きとなって作業効率が下がることもある。

   また日本語の曖昧な表現は、私たちの脳内の想像力も曖昧なものにするので実現化の力も弱くなる。たとえば、「こんな素敵な家に住めたらいいなぁ~」という表現ではその人の想いは伝わっても、一つの明確で具体的な可能性として脳が示すことはできない。もしそれを望むのであれば、住めたらどうなるのか、住む意志が本当にあるのかどうかなどが明確でなければ現実にはならないのである。日本語の文型の最後に来る部分は結果と意志を表す重要な部分なので、自分が思ったことを実現化につなげるためにも、最後まで確実に言い表す習慣を身につけることが必要である。

   日本語は世界中の言語の中でおそらくもっとも難しい言語かもしれず、それだけもっとも繊細なことを詳細に表現できる言語であり、「言霊(ことだま)」という言葉が示すとおりに叡智の詰まった特別な言語であると私は確信している。またこの難しい言葉を使える日本人として生まれてきたことを本当に誇りに思っている。

   また毎日の生活は言葉によって表現されているものなので、もし考え方や生き方が混沌としてくると言葉も混沌として乱れてくるものである。現在多くの日本人が先を明確に見通すことができないでいる今、当然私たちが日常的に使う日本語も不明瞭になっているはずである。つまり日本語の弱点である語尾が消えて曖昧になったり、明確な意見のないいい加減な表現になっていることが考えられる。

   実際にほとんどの日本人は、美しく正しい日本語を話していない。 そうであれば、自分の考えを的確にまとめて具体化し、それを現実的に実践していく力が養えるはずがない。言葉は、その人の考え方や意識に深く影響を与えるものである。そして日本語のような特殊な言語を持つ私たちの精神性や意識にも、特別な部分があるかもしれない。

   特に几帳面で正確な作業や、サービス精神は世界でも類を見ない素晴らしい特徴だと思われるが、しかし言葉が乱れてくると、まずそういった素晴らしい特質は失われるのである。私たちは日本語の素晴らしさをもっと理解する必要があるのかもしれない。そのためにも、もう一つ別の言語を改めて学んでみることは有益である。

   昨年、私はエジプトに行き、世界中の人々の集まりに参加した時、一度日本に行ったことがあるというアメリカ人が、「先進国の日本はみんな高学歴なのに、なぜあんなにみんな英語が話せないのか不思議で仕方がない」と言っていた。その通りである。私たち日本人は文科省の制定で、中学高校と実に6年間の英語教育を受けているにもかかわらず、それはなぜかまったく役に立っていない。6年間といえば短くはない期間である。その根底には英語を必要としない生活スタイルがあることは理解できる。

   日本語は文法も特殊なだけに、ほとんどの日本人の脳は外国語を受け付けず、最初に大きな壁にぶち当たることも多く、しかもシャイな性格のゆえに上達が難しい。しかしそうであっても、私たち日本人が別の言語をマスターすることは今とても重要である。なぜなら今後は日本人が世界に向けて発信していくことが多くなると予測できるので、新しい可能性に向けた活動のためにはとても重要なことなのだ。

   より多くの日本人が、世界の人々と直接交流する機会を作らなければ、地球レベルの大きな飛躍にはつながることができない。せっかくパソコンがあっても、日本語サイトのかなり狭い範囲の限られた情報しか検索できない。しかし外国語ができるとかなり情報網は広がり、私たち日本人が、かなり偏った狭い角度からしか物事を見られないように操作されていることに気づくだろう。

   今どこの国を見ても、国民の生活や安全、幸福のために国家政策が行なわれていない状況であり、つまりはもう私たちにとって国境というボーダーラインは必要ないものであり、むしろ国家というラインがあるために、地球人類の危機を救うための動きが妨げられているのは日本以外の国でも同じである。もちろん、それがいきなり外国人に選挙権を与えるというような愚かな話になるわけではない。しかし国と国という関係においては上手くいっていない部分があっても、個人と個人という関係では非常に素晴らしい関係を築けることはよくある。

   日本には素晴らしい文化があるが、この文化の継承が危ぶまれているのも元をたどると、実は日本人自身が自国の素晴らしさを知る機会がないことに行き着くように思われる。そして日本の文化や財産を守ろうとする知識人の多くが、外からの侵害を避けるために国を閉ざすことを考えていることも事実である。しかしそれでは何の進歩も進化も起こらない。世界中の人たちが肩書きも学歴も身分も関係なく、一人の人間として心を開いてお互いに協力しあうことこそが、むしろそれぞれの良さを守ることになるのだ。

かつて地球は「ワンワールド」だった

   世界を一つにするワンワールド化という課題は、もしその頂点にすべてをコントロールしようとする一握りの権力者たちが立つならば、それはとてつもなく恐ろしい構図となり展開となるだろう。しかしその反面、地球が宇宙の中の一部として進化していくプロセスにおいては、どうしても必要な推進されるべき事項なのである。私たちはそのマイナスな面だけに注目するあまりに、反対意見が多いことも承知している。しかしどんなことにも必ずリスクが伴うものであり、リスクヘッジに囚われるあまりに前進できないとすれば、それは本末転倒と言わねばならない。

   現在の地球社会は、経済だけが価値基準の中心になっており、その考え方に私たちはすっかり慣らされてしまった。その例として今回の原発事故が上げられるだろう。原子力発電が人間の生命にどのような危機をもたらす可能性があるかといった、安全に対する明確な保証が得られていないままに原子力発電所が作られ、今回のように事故が起きても、経済の混乱を生む可能性が少しでもあれば原発の稼動を止めることに躊躇し、しり込みしてなかなか前に進めないのが実情である。

   しかし宇宙の先進的な文明を持っている星の中でも、地球のように地域ごとに分かれた国や都市や町のように、それぞれが異なった自治体制が敷かれているようなところは存在しない。この制度は著しく不均衡を生むものであり、それぞれが利害関係を作ることになるので力関係が生じる。その結果、ごく一部の人だけに富を集中させるためには合理的なものであるが、多くの人々にとっては地球の豊かさに触れることは決してなく、人類にとっては決して得策ではないのだ。

   実際にあなた方は、自分が暮らす社会についてどれほどのことを知っているだろうか。日本の国を運営しているのは日本政府であるが、国民がどんなに政府の政治政策に関心があったとしても、政治家たちの職務のすべてを監視することは不可能であり、彼らがどのような外交を行なっているかについても、その全貌を知ることはできない。これは政治の世界だけのことではなく、会社においても同じである。

   あなたが勤めている会社のそれぞれの部署で何が起きているのか、取締役会議でどのような話し合いがあったかについてあなたに知らされることはない。それについてあなた方は何の問題も感じていないかもしれないが、このような仕組みは実は計画的に作られたものであり、この仕組みを上手く利用してきた人たちがあなた方を全体から引き離し、目先のことにしか関心が持てないように人々の意識をコントロールしてきたのである。

   そしてこの仕組みこそが、私たち人類が国境を越えて人々と心でつながり、助け合うことさえできない困難な状況を作っている。今回の震災の時にも、実は全世界から多くの医師たちが救済活動に参加するために日本の被災地を訪れたのであった。しかしこれらの医者たちは、一人の患者を診ることもなく自国に送り返されたのである。その理由は、日本の医師免許を持っていないからというものであった。

   私たちは日本という豊かな国にいて、遠く離れた貧しい国で生きる力を失っている多くの子どもたちに、自分たちに何かできることがないだろうかと思ったことが一度もない人はいないだろう。このように私たちは、同じ地球人として助け合おうとする自然な気持ちを持っていても、国というボーダーラインがあるために簡単にはできないのが実情なのだ。それもせいぜい募金活動に参加するのが関の山といったところで、まるでブラックジョークのような現実なのだ。国連という機関は人類のために作られたものではなく、一握りの人々がコントロールする金融システムのためにある。

   しかし、もし地球がワンワールドであったらどうだろうか。 それぞれの地域の立地条件や政治的政策、科学技術などの違いが、こんなにも大きな今ある貧富の差を作り出すことは考えられないはずである。地球にはそれぞれの地域によって気候や気象条件による差があり、生まれた場所や環境によっては生まれながらに貧富の差があるので、どこに生まれたかによって最初から不公平な条件のもとに、厳しい人生を突きつけられることになる。

   貨幣というものは、このような状況を改善するためにあるべきものである。しかし地球の現在の貨幣の在り方は、むしろこの状況をさらに悪化させるだけであり、このようなことは宇宙の先進文明においては考えられないことである。もし貨幣経済システムというものが、始めからすべての人類の平和と公平な分かち合いのために作られたものであったなら、地球に国境を設けバラバラに管理する必要はなかったはずなのだ。

   つまり、あなた方が何よりも知っておくべきことは、地球はもともと「ワンワールド」であったということである。そして先にも述べたが、そもそもここ地球に最初からいたのは地球人類ではなく、地球外生命たちであった。彼らははるか数百万光年も離れたところからやってきており、しかも自分たちの星と交信する技術も持っていた。そのような彼らがこの小さな地球上で、地球の裏側にいる自分たちの仲間との情報のやり取りに不便を感じたはずがない。そのゆえに、世界中のにある遺跡からは同じような土器や石器、文様や言語、また巨大なピラミッドのような建造物が存在するのは当然なのである。

   そしてこのような地球に後からやって来た地球外生命がおり、彼らはこの星の一部の支配権を握ることを計画した。彼らにとってワンワールドにいる人類が協力し合うことによって進化することは、何としても避けたいことであった。そのために彼らが考えたことは、それぞれの地域を細分化することによって、そこに生きる人間たちの間でしか通じない暗号のような言語を使わせることで、協力せずむしろ対立し合う関係を作ることであった。そして彼ら自身を神として奉らせ、彼らの言うことに従わせながら教育していくことで、独自の文化や価値感が生まれるようになった。その経緯が「バベルの塔」の話なのである。これらのことは決して自然に発生したものではなく、計画通りに仕組まれたことなのである。

   カタカムナ文字という、非常に古い文字を石版に刻んで記録されたものが、日本のあちこちから見つかっている。もちろんこれは古事記や日本書記よりも古いもので、この文字をさまざまな人が研究している。また突然にこの文字を理解できるようになったという不思議な人の話も何度か聞いたことがある。このような古い記録によるとエホバが教えてくれたように、神々の世界は、現在の神道の中で伝えられている「神道の世界」とは違う世界観のようである。

   カタカムナによって記述されているものは、宇宙の根源である神「天御祖神」がいたことを記しているのである。つまりユダヤ教キリスト教イスラム教などのアブラハムの宗教の神である、ヤハウェやエホバやアッラーなどすべてを包み込む根源の存在のことである。かつて世界中の人々は同じ神を信仰し、同じ名でこの神を呼び、同じ言葉を使っていたのであった。

あり余る地球資源をコントロールする者たち

   私たち人類はかつてワンワールドの地球に生きていたが、故意に引き裂かれた結果、言語や文化、価値基準などそれぞれが異なる生活の中に生きてきた。そのような人類がいきなりすべてを同等に分配し、理解し合うのは難しいことであり、大きな混乱のもととなることは十分に予測できる。よってワンワールド化に向けて、私たちはまず何を目的にするべきかなどについて十分に理解し合い、できる部分から交流を始めることが段階的に必要である。

   ここで旧約聖書の「創世記」にある、「バベルの塔」について引用しておこう。

11:1 世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。

11:2 東の方から移動してきた人々はシンアルの地に平野を見つけ、そこに住み着いた。

11:3 彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。

11:4 彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。

11:5 主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、

11:6 言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることができない。

11:7 我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」

11:8 主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。

11:9 こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。

   これは新共同訳によるものだが、この時点でしばしば間違いがある。 11:4の「有名になろう」はおそらく誤訳だろう。前後の流れから考えると、「目印にしよう」あるいは「シンボルにしよう」が自然なものである。聖書の解釈は、例によってその解説は実にさまざまであるが、その理由は私が説明するまでもないだろう。聖書のこの場面は、人間の進化と向上心を抑圧し、主である神が、自分たちの支配力を固持しようとする場面として理解するのが自然である。

   しかしキリスト教の信者や神父、牧師にかかってしまうと、ここからもとんでもない解釈が飛び出すことになる。その中でもっとも多い解釈は、人間の驕(おご)りによって人類が神の領域を侵すことで、人間が過ちを犯すことのないように守ってくれたというものである。しかしその裏にあるものは、「神が行なうような科学技術の進化を、人間が行なうのは尊大で傲慢な行為である」とする意見であり、考えである。よって初めから、人間の「驕り」に焦点を合わせる意図のもとに、11:4の訳を「有名になろう」といった取って付けたような訳にしたのであろう。

   おまけとして、せっかくこのように神が人間たちを散らしてくれたにもかかわらず、携帯やインターネットなどの発達のせいで、再び人間は驕り、遺伝子組み換えや原子力発電などを考えるようになり、その結果、自分の首を絞めるようになったのはその報いだという意見も結構ある。しかし一方で同じ信者の中にも、「バベルの塔」の意図とは反対のことが起きるように、つまり「神が人類の進化を促進してくれるように」という考えを持つ人々もいるのだ。

   さて私たちは、人類の歴史を大きく変える時を迎えている。 地球の大いなる進化のために、地球人が自分たちの真の力に気づいて発揮できるように、今、地球自身も苦しいプロセスに耐えている。このような中で、私たちが国境を越えて手をつなぐためには、TPP自由貿易のような、支配体制に限界がなくなるような恐ろしいものではなく、私たちの知恵と心がつながり合うものでなければならない。

   地球上のすべての人が一人残らず満足に食べることができ、快適な環境で喜んで暮らすために必要なすべてのものを手に入れたとしても、それでも地球の資源は不足することなく豊かにある。つまり地球の資源である食糧や水、エネルギー、鉱物、植物などには、空気と同じくそれらに価値をつけることはできないものなのである。

   しかしながらその中で誰かが利益を得ようとすると、それらはコントロールされるようになり、それらが市場に出回る量をコントロールすることで価値が作られることになる。つまり経済社会における価値とは、少ないという「希少性」の上に成立しているものなので、少ないから価値がある、入手できない、特別なものという価値感を持たされてきた。そして実際にそのために、大量の石油が海に捨てられてきたのである。つまり一見非常に便利でよくできているように見える現在の貨幣経済は、地球本来の持つ豊かさが人類に反映されることではなく、それとはまったくかけ離れた世界に人類を追いやってきたのである。

   お金を必要としないマネーフリーは本来ごく自然なことであり、宇宙の先進文明においては当然のことである。しかし私たち人類はお金で生活することにすっかり慣らされた結果、多くの人がお金が便利なツールであることを体験したので、お金がいらないという概念に戸惑いを感じるだろう。多くの人がお金さえあれば、自分の必要はいつでも満たせると考えている。しかしそのお金の流れを作る金融の仕組みが、実は自分の生活を苦しめているのだということに気づくためには、社会全体を見渡す必要がある。

   実際にほとんどの人が一日中働き、住宅ローンを抱え、子どもには高学歴を与えねばならず、そのためには多くのお金が必要とされ、人並みの生活を何とか送るだけで精一杯の状態にある。よって、それ以外のことに意識を向ける余裕などないのである。それでも日本人は非常に恵まれているとしなければならないと皆が自覚しているので、誰も文句は言わないが、言おうものなら、「世の中そんなもんだろう」と諭されてしまう。

   現在、世界の人口の約50%が1日5ドル以下の生活を強いられている。 多くの人が毎日十分な食事を得られていないのが現状である。私たちは、そのような状況を作り出している、今の経済社会を成立させている根幹の金融の仕組みから脱却することが必要であり、世界中のすべての人が一斉にお金を捨てるためには、大きな意識革命と、科学技術を爆発的に進化させることが必要である。

   そして今、いくらお金を持っていても、必要なものが自由に手に入らない状況が来ようとしている。そしてそれを引き起こすのは異常気象や天変地異、環境汚染などであり、地球温暖化の原因も考えられるが、これらのほとんどは仕組まれた現象なのである。そしてこのような現象を起こすことで、人類の文明が自然界を破壊している元凶であるかのように思わせている。そうしてそれらを仕組む者たちは新たなエコ産業で収益を上げる一方で、彼らがコントロールしやすくするための人類の人口削減計画は着々を進んでいる。

   そのためにもうかなり前から、食糧はすでにコントロールされており、自由貿易によって植物の種は私有財産化されており、種のできないターミネーター型と呼ばれる品種が開発されている。また日本ではすでに減反政策や、今回の放射能汚染などによって、じわじわと世界的な大飢饉を演出する準備が進められてきた。

   ではどのようにしたら、これらの謀略の全体を眺めることができるのだろうか。

   社会のすべての活動の動機はお金である。つまり現代社会を動かす機動力はお金でしかなく、あなた方の行動の動機はすべて、このお金が得られなくなると生きられないという「恐怖」に起因している。金融の仕組みはどのようになっており、経済はどのように流れており、誰がそれをコントロールしているのかを調べることで全体を見通すことができる。

   日本ではお金がどのように作られ、どのようなルールで銀行に分配されているかについて国民は知っているだろうか。それよりもまず、自分の国を動かす仕組みについて興味を持っているのだろうか。多くののんきな日本人は、そんなところに問題があるはずがないと考えるので、その仕組みを知ろうとする人はまずいないだろう。そしてこのような多くの日本人の姿勢が、実は大きな問題を見逃してきたのである。

日銀(日本銀行)は株式会社である

   日本ではお金がどのように作られて、どのようなルールで分配されているかについて日本の国民は知っているのだろうか? 人のよい日本人はそんなところに問題があるなどとは考えるはずもなく、そのような思いが大きな問題を見逃してきたのだ。日本の場合、もちろんお金は日本銀行が印刷している。あなたが会社で働いて受け取った給料というお金は、日銀(日本銀行)が日本政府から要請を受けて金利をつけて民間銀行に貸し付けたお金である。つまりあなたが給料をもらうたびに、事実上間接的に日銀(日本銀行)に利息分の借金をすることになるのだ。

   さて、ここまでですでに何かが変である。 日銀はこのようにして、国内のあらゆる銀行に金利をつけてお金を貸し付けており、その利息分を日銀の利益として受け取っているが、その膨大な利益が誰によって何のために使われているかを国民は知る術はない。少なくともわかることは、それが決して国の政治のために使われるのでないことだけは確かである。そしてその利息は民間銀行が支払うために、銀行はさまざまな手数料を徴収することで回収し、貸付金利は当然日銀の金利に上乗せされる。つまり、その金利は私たちが払わされているのである。1994年以降、銀行の貸付金利公定歩合制度による決定であったものが廃止され、民間銀行の完全自由化になったので、銀行は競争社会に放り込まれることになった。これは危険だと直感しないだろうか?

   これが銀行のあるべき姿なのだろうか? 「日銀・日本銀行」とは何ものなのだろうか? 日銀は国の機関だと思っている人がほとんどであるが、そうではない。日銀は株式会社なのである。しかし確かに一般法人とは違う面があり、日銀銀行株の55%は日本国政府の所有であるが、残りの45%の内、平成22年3月の時点で、個人の所有が36.9%、金融機関が2.4%、公共機関は0.2%と公表されている。と、ここまではとりあえず、「米国のFRBのようでなくてよかった」と一安心かもしれない。

   しかしここからが問題である。 日本銀行の大株主は、実は日銀の経営に関して一切発言権を持っていないのである。つまり、最大の大株主であるはずの日本国政府がその経営に口を挟めないのだ。さらに日本銀行には政策委員会というものがある。この政策委員会とは日本銀行の最高意思決定機関であり、その権限は、通貨や金融の調節に関する方針決定や、幹事及び参与を除いた役員の職務の監督などの任務だそうで、それ以外にも多岐に及ぶ重要な決定権を握っている。

   さらにこの委員会には、政府の「財務大臣の出席は認められるが発言権はない」となっている。ということは、政府は資本金1億円のうちの5500万円を出していて55%の株を所有している大株主でありながら、何の発言権もなく、何の権限も持っていないということになる。日銀の総資産は112兆7409億円であるが、しかし資本金が1億円とはいったいどういうバランスなのだろうか? そして誰にもまったく知らされることなく、民間から選出される政策委員会のメンバーとはいったい何者なのだろうか?

   なぜこういうことになったかといえば、第二次世界大戦後にアメリカの指示で日本銀行役員の民主化を強いられ、事実上日銀は買収されたからである。日銀の資産112兆7409億円であるが、その株の大半は天皇が持ち、残りは銀行家グループが持っている。それはつまり、彼らを背後から支配するE.Tグループの存在と、その存在たちに使われる天皇や銀行家グループの取り巻きたちが日銀を思いのままに動かしているということであり、残念ながら、米国のFRBとの違いはないと言わねばならない。

   なぜなら天皇家の莫大な資金が実際に使われるときには、当然一度「表のお金」に衣替えしなければならず、その時には世界中の銀行家グループの機関が使われる。しかし「円」は日銀しか発行できず、巨額のお金を円に兌換(だかん)するために日銀を通しているはずである。ということは何らかの形で、日銀は天皇家と裏の関わりを持っているということに他ならない。

   世界中のどの国においてもこれらの仕組みは基本的に同じであり、国家とその国の中央銀行との関係は表向きは独立したものでありながら、その裏ではドロドロした癒着があるものである。しかし亡くなられた中川昭一財務大臣は、このような勢力に勇敢に立ち向かった人であった。若くしてあのように、軋轢に対峙して戦ってくれた議員はなかなかいないものである。彼の政治家としての考えや活動は、スペシャリストとして真っ当で高潔であった。彼はまさに陰謀に嵌(は)められたのであり、あのG7の時にも彼の功績は一切報道されることなく、彼を貶めるような報道に終始したことに彼らのやり方を見ることができる。政治を裏で操作する金融の仕組みを作った宇宙人グループとそれに従う人々が、どのような露骨な手段で私たちの世界を支配しており、中川氏のような勇者を見せしめのように暗殺するか、そのやり方の一端を見たのである。

      http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/13-7e34.html

      http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-93ee.html

   ほとんどの陰謀論は、欧米社会の裏側が日本に与えてきた影響という視点で語られることが多いが、日本という国の裏の顔は、決して被害者ではないということがわかってもらえただろうか。これまでこの地球を何らかの形で支配してきた勢力は、宇宙戦争をもくろんで戦闘態勢を整えてきた宇宙からきた6つのグループであり、天皇家も含めて世界に君臨する王侯貴族と言われる人々のすべては、その宇宙人グループの支配下に置かれてきたことは紛れもない事実である。

   しかしここで私たちが改めて知っておかなければならないことは、誰がどんな悪事を働いているかといった単発的なことではなく、すでにこの社会は多重構造になっており、表面からは見えないところで動いている社会は私たちの理解できない常識を覆した世界であり、水面下ではすでに世界中がつながっているという事実である。そして今、彼らはこのような支配体制を水面下から確実に表面化させようとしている。彼らのそのシナリオが「新世界秩序」というものであり、そのために地球を一つに統一する完全征服に向けて、シナリオは急速なスピードで進行中である。その一つの具体的なものが、もちろんTPPである。

「正義」のために人を傷つけるのは正当化される?

   現在、水面下でしっかりと手を組んで進められている「新世界秩序」であるが、私たちがその路線から離れ別の可能性を実現するためには、人間の意識と心の交流の基本の上に行なわれる科学技術の提携や、文化交流などによる世界的な分かち合いを始める必要がある。これによって偏って伝えられた情報が開示されることにより、お互いの弱点をカバーすることができる。こうした活動を阻み、妨げるような法律を乗り越えて、世界中が公平に分かち合いを行なうためには、国境をなくすることも必要である。

   しかし実は、それ以前にしなければならないことがある。 それはまず私たち一人一人が自分に対する認識を深め、目を見開いて現実を直視する必要がある。なぜなら人を監督しているのは法律ではなく、実は私たちを監視しているのは隣人であるからだ。つまり、少しでも今までの秩序とされてきたものが乱されることを許さず、排除しようとするのは私たちの隣人なのである。私たち自身が他人のこの優良な監視役を買って出ることのないように、まずは自分の心をチェックしてみなければならない。私たちには他人の生き方をチェックする責任はなく、人の生き方はいずれ本人が気づいた時に自分で行なうものだからだ。

   私たちが一番陥りやすい傾向は、何事に対しても常に批判や非難に走りやすいことである。それは「正義」のためには、人を傷つけることも正当化されるとする愚かで無知な発想なのだ。それは「背徳者とされる人」に対して、一斉にこぶしを振り上げて抗議するそのさまであり、それは人類を支配する彼らにコントロールされ、欺(あざむ)かれている地球人の姿そのものなのである。

   陰謀論者ではなく陰謀信者と言えるような人々がいるが、このような人々はそれなりに宇宙人たちが繰り広げる陰謀に心を奪われている部分があるのだ。確かに私たちの地球社会はあなた方が想像している以上に欺瞞に満ちている。よってこのような陰謀信者は本人が気づかずに、彼らの陰謀の片棒を担いでいる場合もみられる。なぜならそれによって人々は非日常的な興奮を与えられ、好奇心を掻き立てるこれらの話に心を奪われてしまうからだ。特にweb上で発信している人たちは、読者の反応にも影響されるので、脳内の興奮系ケミカルに中毒症を起こさぬように注意しなければならない。

   しかしながら、これまでに書籍などを通して語られてきたことがすべて事実であるとは言わないが、大体のストーリーはほとんどが事実であると言ってよい。このような書籍が世界中の人々に多くの気づきときっかけを与えてくれたのは確かである。しかしこれは楽しんでいるようなことではなく、このような体制を壊すために何ができるかをそれぞれが考え、実行に移すべきときである。単なる批判や評論が、現実世界を動かすために役に立つことは決してない。陰謀信者が感情的な発信をすることは、かえって多くの人に批判を募らせ、「自分には何もできない」と思っている人たちの怒りと恐怖と不安を煽るくらいにしか役に立ってはいない。彼ら支配する者たちの目的や方法は今や多くの人々が認めており、かなりの理解を促されているだろう。そして今私たちは、自分たちに何ができるのかを論じることが必要なのである。

   時代はすでに非常に早いスピードで移行している。 今や私たち人類は新しい展開の中にあり、残る2つの可能性の中で地球の進化と言う可能性に向けて果敢な挑戦が始まっている。つまり私たちは今、善や悪、光や闇といった2つのタイムラインの真ん中にすべての人が立っており、その中で多くの人が最後の挑戦をしている状態なのだ。それはこれから始まる宇宙の大きな活動期を乗り越え、進化の道をたどるために、まずは気づいた人が確固とした高い意識を持ち、過去に囚われることなく、過去を捨てる勇気を持たねばならない。私たちは決して非力なのではなく、私たちは自らの内に創造者としての力を持っていることを思い出してほしい。

   私たちが考えなければならない実践的な側面は、お金に代わって社会を健全に支えるものが何であるかということである。もちろんそれは、第一に私たちの「意識」であるが、意識というものは急に変わるものではない。そこで私たちが今優先的に、早急に着手しなければならないのは、高度な科学技術を社会において活用できるように実用化させること以外にはない。最初に設備を作るために費用がかかるとしても、フリーエネルギーが開発されて循環型のシステムが構築され、さらにエネルギー消費量の少ない技術がすべての面で導入されれば、ランニングコストは無料で、その分多くの物が生産でき、また生産過程でもオートメーション化が進めば人々の労働力や就労時間を短縮することができる。まず、フリーエネルギーが実用化されることである。

   そうなれば私たちの生活には余裕が生まれ、ゆったりした時間の中でじっくりと物事を考え、読書や研究や、趣味に費やす時間など、健康な肉体を維持するための時間をとることができる。このような生活の向上は否が応でも、あなた方の意識を変えてくれるだろう。これまでの人類の歴史における生活を振り返ってみても、何もかもが人間の労働に頼って行なわれてきた苦しみから人類を救い出したのは、政治でも経済でもなかった。それは科学と技術が便利な道具を開発したことによって成し遂げてきたのである。

   しかしこれらの技術が発展していく過程において、常に重大な間違いが行なわれてきた。それはそこに、「所有」という概念が持ち込まれたことによる。たとえば、ある人によって非常に便利なエアコンというものが開発されたとして、その技術をすべての電気メーカーに同じ金額で売った場合、それぞれの電気メーカーがその技術を基にさらに発展させたものを自由に作って売るだろう。しかし開発者がその技術に関する権利を主張すると、そこには「所有」という概念が持ち込まれ、その人のところには永久に権利収入が入ることになる。そして商品には必ずその分の価格が加算され、さらに自由に発展させることを抑圧する。

   よってこのようにしてできた権利は、そのものがより便利でクリーンで、よりコストを抑えた形に発展していくための障害となるのである。それだけでなく権利者がそれによる利益を多く望む場合には、製品を大量に生産して大量に販売しなければならないが、そうすると売るためには永久に故障しないような上質な品質を追求することはできなくなる。また生産効率を上げるための資金が必要になり、そのために設備投資の費用がエアコン1台に加算されることになる。

   そしてこれが当然の概念として社会に蔓延している状態であれば、すべてをコントロールされる要因となり、そして実際にそうなっている。このようにして今や私たちの社会は、経済をコントロールするためのあらゆる方法が編み出された状況である。その結果、これ以上科学技術が発達すると失業率がますます高くなると多くの人が考えるために、産業のオートメーション化を排除しようとし、企業は絶えず生産販売を促すために、デザイン性の向上は進めても、品質や製品のテクノロジーが向上することを好まないのである。その結果、頻繁にモデルチェンジが行なわれ、車も冷蔵庫も洗濯機もすべては故障し、それぞれが少しずつ変化するだけである。

   それはたとえば、ピラミッドの中のようなところに物を入れておけば、電気などを使わなくても、物の持つ磁場が活性化されることによっていつまでも新鮮さを保つことができるといった技術とは異なる。そしてもし石油やガスや石炭などが不必要になり、送電線も鉄塔も電柱も要らなくなれば、それらを所有している人たちばかりか、多くの企業が倒産することになり、たくさんの人々が職を失うことになる。そう考えると、実は長きにわたって慣れ親しんだ「所有」という概念の中で生きる私たち自身が、新しい技術開発を排除しようとしている可能性があるのだ。

   このように「所有」という概念は人が与えた「価値」というものと深く関わっており、権利を不動のものとする一方で、進化の自然な歩みだけでなく、物や技術の公平で均等な流れを阻害しているのである。

好きなように「お札」を印刷する人たち

   すでに述べたように、地球資源は無尽蔵にある。 それはお金もそうである。なぜなら今のお金は紙幣であり、つまり紙である。しかも何の保証もないところから好きなように生み出されている。本来無尽蔵にある地球の資源でありながら、なぜ現在のように制限が加えられているかというと、人類が持つ「所有」という概念が生み出した金融カルテルの仕組みに他ならない。

   もしあなたの目の前においしそうなマンゴーがあったら、あなた方はこのマンゴーにどんな価値をつけるだろうか。日本では高価なものになると1個5000円で売られている。しかし南国にに行けば、誰も食べない野生のマンゴーが地面に落ちて腐っている。つまり1個5000円の状況を生み出すのは、所有という概念とそれが作り上げた経済社会に他ならない。もし誰かがマンゴーで大きな利益を上げたいと考えるならば、マンゴーの価値を釣り上げるために南国へ行ってマンゴーの木を根こそぎ枯らし、ある特定の地域でのみ収穫できるようにする。そしてその地域のマンゴーの木をすべて所有するだろう。このようにしてマンゴーの生産量をコントロールし、安定した価値を維持することができるのだ。

   これが、金や銀、レアメタルや石油、ダイアモンドなどに行なわれてきたのである。 実際にはこれらの資源は地球に無限にあるものでありながら、あたかも特別なもので希少性があるかのように制限されコントロールされてきた。それによって権利を独占し、大きな利益を得てきた人々にとって、今あるエネルギーに替わるものが登場することは許せないことなので、これまでの長い間、さまざまな発明などは徹底的に抑圧し、弾圧してきた。しかしこのようなことを聞くと、彼らはあなた方よりも力を持った特別な人間のように思うかもしれないが、そんなことはなく、彼らは彼らなりに自分の望みに従って自分の立場でできることを実行してきただけなのである。それに、彼らに従わない者が全員殺されるわけでもない。

   しかも現在は状況が変わってきており、地球ロゴスが新しく入れ替わって地球を取り囲むグリッドが完成し、支配体制をとってきた宇宙人グループもそれぞれが浄化の道を進もうとしているので、これまでその支配下で権力をふるってきた人々も今までのようにはできなくなる。このように状況が変わっているにもかかわらず、新しいエネルギーを開発して世に出そうとする人はすべて抹殺されるかのように思うのは非常に残念である。私たちは恐怖心を刺激されると、頻繁にいつまでもこのような幻想を持ち続けるものであり、そうやって自分の可能性を自分自身で抑圧してしまうのである。

   しかもこのような恐怖は多くの人々を巻き込む力があるので、私たちは自分でも気づかないうちに、石油王やマンゴー王の一味となって忠実に働いていたりするのだ。そしてもしあなた方がマンゴー王に使われていたことに気づいたら、マンゴーが適正な価格で均等に流通されるように努力し、そうやってマンゴー王に恐れることなく立ち向かうだろう。しかもそれがマンゴーではなくエネルギー資源であれば、なおさら諦めることなく抗議しなければならない。しかしエネルギー資源は、マンゴーとは比較にならない市場の大きさと、多くの人々と大金が絡んでいる。

   このようにしてお金と権利を独占することによって新しい資源開発を抑圧し、科学技術の進化を食い止めてきた者たちは、毎日紙を用意して印刷するだけで新しい紙幣を作り、又新たな抑圧材料を作り出す。そして抑圧される者とは、彼らが印刷したお金によって利益を得てきたすべての人々のことであり、そのゆえにこの体制を崩すことを怖れる人々のことである。つまり、雇用されることで何とか生活を維持するお金を得てきた人々も、科学技術の発展が進むことで人員削減が行なわれ、雇用が減ることを怖れている。こうして結局あなたも、マンゴー王の一味となっているのである。

   金融カルテルに絡む人々はそれぞれに何らかの権利が与えられており、エネルギー資源においてもそれを独占するための強力な体制が作られている。これらの体制の中にいる人々は、当然、自分たちの権利を脅かすものをすべて摘み取ろうとする。こうしてあなた方の前に立ちはだかるのは、多くの人々を巻き込んでしっかりと組織化された頑丈な壁である。その中にはあなた方の身近な人々も入っている。

   どうだろうか、これが「所有」という概念に基づいた現代社会なのである。 こうして私たちはこれまで、いつでもお金によって脅迫され続けてきた。そして知らないとはいえ、自分が脅迫されているのと同じだけ無意識に他人を脅迫してきたのである。このような社会構造は欧米だけではなく、実は、日本はアメリカ以上に、このような構造を崩しにくい国であることを自覚しておく必要がある。

   だからといってお金を否定しても意味がなく、何の変化も起きない。 もしすべての人が所有という概念を手放し、公平な形で印刷され、流通するのであればお金は便利なツールである。しかし今や電子マネーの時代に入っており、お金はもはやアセンションして物質的な姿を消してしまった。そうであれば私たちもそろそろ、お金を基盤にした社会から卒業する時が来ているということだろう。

   私はここ1ヶ月にわたり、多くの経験をさせてもらったことで、ことに経済社会が人の判断や決断、実行力に至るまでの過程で、どのような心理的影響を与えてきたかを学ぶチャンスを得ることができた。すでに述べたように今ある金融の仕組みは、何の保証もないところで特定の誰かによって勝手に印刷された「お金という紙」が、地球社会のすべての原動力となっているという、まったく理解できない仕組みである。そして一番危険なことは、多くの人がそのことにほとんど気づくことなく、しっかりとその仕組みの中で、マンゴー王の一味となって役割を果たしているということである。しかも努力して、特に勤勉に働いている優良な社員であればあるほど、このようなシステムに疑問を持つことに抵抗を示すものであり、こういう人のこのような心理的精神的な「意識の危機」こそが、本当の危機を生み出すのである。

   すべての人が地球資源の有り余る豊かさを享受するのは、実にシンプルで簡単なことである。あなた方にとってもっとも必要なことは、安全な食べ物を得られることと、安全な環境で十分な睡眠や休息が得られることである。この二つの要素を満たすことは、今の科学の水準からすると決して難しいことではない。しかしその間に割って入り込んだ社会の構造が、極めて単純な人類の基本的欲求さえも入手困難にしているのは明らかである。

   そしてあなた方がこの2つの必要最低限のものを手に入れるために、つまりお金を手に入れるために、「人からの評価」や「社会的信頼」をいかに重視しているかということである。しかもあなた方が一番怖れているのは社長や署長や部長ではなく、実は家族や親戚や仲間、友人、近所の人といった一番身近な人たちからの評価なのである。こうして人々は、「社会意識」という目に見えない「檻」の中で互いに監視し合う優秀な奴隷として、会ったこともない地球を支配するご主人のために貢献し、互いに監督し合って生活しているのである。

   私たちはいつでもすべてのことを、定められた何らかの標準という基準に合わせて評価することに慣れており、そのゆえに「ただ在るありのまま」をそのままに認めるということはない。それはむしろ評価し合うことによって、作業効率を上げるような仕組みになっているのだ。このようにここ地球ではほぼすべての人が、幼い時から自覚がないままに評価し合い、監督し合う関係の中で育つ。その結果、人々は互いに真実を語り合ったり率直な意見を交わして、互いの個性や自由を尊重するような関係を築く経験をすることが難しく、本当の意味での仲間を持つチャンスを得ることはより難しい。

   私たちはこのような人間関係を変えて、評価のない「愛」の関係を学ぶために何度も地球に転生して来ているにもかかわらず、常に繰り広げられる社会意識にいつも洗脳されてしまい、結局、「愛」というものを学び、理解することなく、今回もここまで来てしまったのである。

すでに始まっている「未来社会プロジェクト」

   すでに現在の地球の科学や技術の進化レベルは、ほとんどの人々の認識を覆(くつがえ)すほどのレベルに達している。しかしそれにもにもかかわらず、それらは世に出ることなく潰されているのは、ごく一部の人たちの陰謀ももちろんあるが、それだけではなく、私たちの意識が非常に狭いコントロールされた社会意識に閉じ込められており、社会が直面している危機や、地球が直面しようとしている危機に気づかないことが上げられる。また気づいてはいても、多くの人が社会の変化を望んでいないということも上げられる。よってこの壁を突破するためには、抑圧されているこれらの非常にレベルの高い科学や技術を、スムーズに実用段階まで進めるような体制作りが必要である。

   これから地球に起きて来る大激変に対し、私たちはただ呆然と立ち尽くすしか方法がないわけではなく、すでに多くの科学者たちが、世界中に存在するピラミッドやオベリスクの意味などについて解明している。しかしこれらの事実が公けに知られるようになると、これまで長い間隠蔽されてきた世界の歴史的事実が顕(あら)わになることを恐れる人々が、しばしばこのような研究に圧力をかけて潰そうとしてきた。

   世界各地にあるピラミッドには役割があり、ピラミッドを地球が必要としている場所に確実に配置していくことにより、これから起きる地球上の災害のほとんどを回避できることがすでにわかっている。それには必ずしも新しいピラミッドが必要というわけではなく、すでにあるピラミッドの幾つかを修復して活性化するだけで十分なものもある。前に述べた12使徒のグループたちはすでにこのような活動を行なっているが、新しいピラミッド建設に関しては多くの問題がありなかなか前進していない。しかし私は、今に必ず、宇宙的なタイミングにこの動きがピタリと合った瞬間にこのことが大きく前進することを確信している。

   天才的な素晴らしい能力を持つ科学者や技術者たちの活動をサポートするための具体的方法としては、世界中の優れた科学者たちがそれぞれ単独で活動するのではなく、彼らを保護する団体とともに科学者グループを組織し、活動を促すことが提案できる。しかし自分の個人的な功績や権利に囚われてしまうと、このようなグループでの活動は難しいかもしれない。したがって、これらの作業を進める中で同時進行して行かなければならないのは、このような利益に囚われやすい概念を変えていくための「意識改革のためのプログラム」を展開することである。それは新しい社会のモデルをシュミレーションすることで、それぞれが新しい人生の在り方を体験的に習得していくことが中心になる。

   たとえばクリーンでランニングコストのかからないフリーエネルギーや、原材料を安定供給できる水質や土壌の改善、改良、またすべての生産のオートメーション化による労力の削減などによる衣食住の在り方の変化、そしてそうすることによって起きて来る人間や動植物の基本的生命活動と意識の変化についての理解が促されれば、私たちの生活に貨幣が必要ないことは自然に見えてくるだろう。そして、それとともに現状を手放すことに対する恐怖がなくなる。

   私たちの生活環境が向上すると、人間は気づきを失い、向上心を失うのではないかと心配する人がいる。しかしこの程度ではそうはならず、とりあえずは、まず私たちが見失ってきた自分自身の霊性に気づき、ようやく霊的な学習や探求にも時間をとることができるようになるといったレベルであり、まだまだ向上の余地は限りなく残されている。何よりも私たちが自分という存在に気づくようになることで、宇宙や母なる大地とのバランスのとれた共存が促されることになり、私たちは必要以上に物質や他者に依存するといった欲求がなくなっていく。

   たとえば自分の所有欲を満たすために、次々新しいものを手に入れるための労働も必要なくなり、また欲求不満を彼氏や彼女や夫や妻や子にぶつけ合うこともなくなり、穏やかな生活を取り戻すことができるようになる。またこのように感情の起伏が少なくなり、ストレスが軽減されることによって、サバイバル脳である大脳の働きもリスクを回避するためのあらゆる活動をやめ、違った意識領域で機能するようになるので、人間の本質である創造性が目覚めることでより多くの可能性が生まれるだろう。

   新しい設備やシステムを包括したプロジェクトを作るための初期投資は確かに必要である。これはやがて、みんなが公平に豊かさを分かち合うために必要な投資であり、特定の企業や団体に対するものではない。よってどんな技術やシステムに対してもそれを特定の誰かが所有することはなく、すべてがそこに参加する全員に同等に分かち合われるものである。これらのプロジェクトに賛同する企業、団体、個人は、このプロジェクトに必要なお金、技術、材料、人材、アイディアなど持てるものを提供し、それぞれができる部分の協力する。

   そして、このプロジェクトの基礎を成す部分が整いさえすれば、少しずつ必要なお金は軽減してゆき、ついには不要となり、誰かが特権的な立場に立つこともなくなる。このような技術の革新はすべての人の概念を変化させ、高い意識状態で生活するための余裕を与える。そして私たちは霊的な存在としての充足感を感じながら日々を生きるようになるので、人から奪ったり、支配したりする心境を持たなくなる。

   今後はこのような、新しいプロジェクトによる新しい社会モデルが世界中で次々と実験的に進行することになるだろう。そしてすでにアメリカにはVenus(ヴィーナス) Project(プロジェクト)という、未来社会のモデルを構築しようとするプロジェクトがある。これはジャック・フレスコという95歳になる天才的建築家が中心となって立ち上げたプロジェクトである。彼は独学で科学を勉強し、第二次世界大戦中にはアメリカ海軍の兵器開発技術者であった経歴もあり、多くの民間企業のコンサルタントとして技術開発や発明したものを残している。彼はこのモデルにおいて、「ボーダーラインのない世界とマネーフリーは可能である」ということを提案している。

   そのような動きはロシアにおいても始まっており、ジャック・フレスコとはまた違った視点で捉えたもので、地球と人間社会が調和のとれた形で共存するためのプロジェクトが始まっている。こちらのプロジェクトは、人間の意識場や自然界のフィールドを調整するピラミッド建設を中心としたプロジェクトである。このプロジェクトの中心となるヴァレリー・ウバロフ博士も専門はジャック・フレスコと同じ建築であり、しかも科学者であるという部分が二人に共通している点は非常に興味深いことである。ギリシャ古代ローマにおける天才たちは、科学者であり、建築家であり、芸術家であったことを考えると、彼らの魂が非常に深い知恵に満ちて成熟した魂であることをうかがい知ることができるだろう。

   確かに現段階ではまだこのプロジェクトは完成の途上にあるので、改善の余地のあるものである。しかしこれらのプロジェクトは、今までの社会とは比較にならない圧倒的な安全と平和を私たちにもたらしてくれるのは間違いない。それぞれのプロジェクトが互いに交流し合い、よりよいものを構築していけることを私は希望している。

   「バベルの塔」の記述にあるように、バラバラに散らされた私たちはあの時、ノアの箱舟にあるような大洪水を経験した後であった。そして私たちは二度とあのような恐ろしい思いをしなくても済むようにと、二度と大切な家族を失ったり、散りじりに離散することがないようにと、最高の技術を駆使して高い塔を建てよう、頑丈な塔を建てようと、人々は知恵を出し合い協力して造り上げたものであった。そしてあの時の大洪水も、現在の私たちが経験しようとしている地球の大変動と同じく、地球の大きなサイクルの中で地軸の変動によって起きたものであった。しかし、これまでの多くの困難から学んだ人類の知恵の結晶であった「バベルの塔プロジェクト」は、自らを神と名乗る宇宙人が「天から降りて」きたことで、彼らによって完全に阻止されたのであった。

   しかしあれから、私たち人類はあのときのままではなく、何も進歩もしていないわけではない。そして今は大きな飛躍を遂げる可能性がある。何よりも今の私たちがあの時と違う点は、神の力を当てにしていないと言う点ではないだろうか。なぜなら多くの人々がすでに、「自分の中にこそ神の意識と力が宿っている」ことに気づいているからである。このように科学技術の爆発的な進化は無条件に社会構造を変化させ、意識革命を起こすのである。その結果パラダイムシフト(固定概念の変化)が起き、私たちが長い間手放せず、執着してきた価値感が無意味になり、逆にこれまで価値がないと思っていた物事の重要性に気づく時がすでに来ているのである。

我々の友人のE.Tである宇宙人たち

   さてこれまで述べてきたことは、地球が今、運命を大きく分ける分岐点にあるということであった。そしてこれまで私たち人類が何度も繰り返してきた歴史的な事実について、その中で日本人はどのような選択をするべきなのか、また宇宙から見た地球の権力構造と今後の動きについて、現在の地球社会を変えるための方法など、できるだけ具体的でわかりやすく解説してきたつもりである。しかし人間の意識はその時々で刻々と変化するものなので、これまで読んできてもピンと来なかった部分が、別の時に読んでみると「なるほど」と合点(がてん)がいくこともあるだろう。

   本来ならば、実はここまでの内容はすべて序章とするべきかもしれず、ここから先のことこそが実は私たちの魂にとってもっとも重要な内容となるべきかもしれない。しかし何事にも神聖なるタイミングがあるとマスターたちは言っている。よって今回はそのすべてをここで述べることはできない。しかし私たちが本当に待ち望んできた心躍るような出来事が、実は次々に起きる「時」が近づいていることを感じていただければ幸いである。

   まずあなた方にお知らせしたいことは、はるか地球創世の時代から、ほかの星でさまざまな経験をしている私たちの仲間の宇宙人であるE.Tたちが、私たち人類の前に姿を現すそのタイミングを待っているということである。しかしこれまで、人間の生活を脅かして苦しみの原因を作ってきた宇宙人たちの話を散々聞かされてきたあなた方にとって、宇宙人やE.Tを受け入れるという話には抵抗を感じるかもしれない。しかしながら宇宙は本当に広く、そこはおそらくあなた方が想像するものとはかなり違っている可能性があり、そこには私たちの知らない多くの知的生命体が住んでいるのだ。そしてその中のごく一部の者たちが、健やかな地球を脅かしてきたに過ぎないのである。

   彼らのような者たちはその内のほんの一部であり、それ以外の仲間たちはかつての地球がそうであったように、地球に再び豊かな文明を築き上げるために私たち人類を援助したいと考えている。それはこれまで抑圧されてきた人類の進化を促し、高度な技術や叡智をもたらし、地球の主であるはずの人類にふさわしい意識を取り戻すことであり、そのためにたくさんの慈愛に満ちた高次元の教師たちが私たちをサポートしようとしているのだ。

   宇宙の私たちの仲間は多種多様であり、姿、形もそれぞれに異なるのは当然であり、中には人間に似たヒューマノイドもいるが、もちろんそうでない者たちもいる。しかしその姿、形がどうであれ、彼らは人類をサポートしたいという慈愛と熱意にあふれており、今地球が直面している大きな問題を解決するために、彼らは本当に素晴らしい働きをしてくれている。彼らはそれができるだけの大きなエネルギーを持つ存在たちであるが、あなたは彼らを受け入れることができるだろうか?

   実は今彼らは、どのようにして地球人たちに受け入れてもらえばよいか思案しているのである。なぜなら自分たち人間の姿に慣れている私たちが、それとは異なる姿を持つ彼らを見て当然困惑し、怖れたり、奇異の目で眺め、混乱するのではないかと危惧しているのだ。彼らはそのような混乱を避けるために、私たちに悟られないように身をひそめながら活動することしかできず、そのためにかなり不便な状況にいる。

   あなたはE.Tである宇宙人を受け入れることができるだろうか?

   あなたは彼らに好意を持つことができるだろうか?

   それとも気が動転してパニックになってしまうのだろうか?

   恐怖におののいてしまうだろうか?

   もちろん実際に会うまで想像できないのは当然であるが、しかし私が思っていたよりも多くの人々が「怖い」と言い、あるいは「すごく興味はあるがちょっと怖い」と言うことから、そのことを知っている彼らが心配している理由がよくわかった。

   そこで私は、地球人に「宇宙人に対する免疫力をつけるための作戦」を買って出ることにした。しかしこのことは笑っていられるようなことではなく、私たち人類にとっては実は深刻な問題なのである。すでに述べたように地球をサポートする使命を持った12使徒の中には、地球人だけでなくさまざまな地球外生命である存在がいるが、上に述べたような理由から混乱を避けるために人前で作業したり、メッセージを送ったりすることができずに困っているのである。

   しかし、今私にできることは、私が知っている彼らについての情報をあなた方にお伝えすることしかない。あなた方の中で、私のこの作戦に協力してくれる意志のある方はぜひ知らせてほしい。そしてE.Tに関して知りたと思っていることや、こんな交流がしてみたいなどのご意見を聞かせてほしい。

     連絡先 http://www.superlifegallery.com   FAX   03-6369-3287

   シリウス人、プレアデス人、ランギ星人、クラリオン星人などが、地球のために協力するために来ている。 まず、私と縁の深い宇宙の仲間たちの話をしよう。 それはロゴスの話にも出たシリウス人たちである。人間の祖先が猿に似た原人だといわれているように、彼らの祖先は四つ足の存在であったと言われている。彼らはそのように変容することもできるが、現在は彼らのほとんどが人間と同じようなヒューマノイドである。彼らと私たちとの大きな違いは、まずその大きさであるだろう。彼らは非常に背が高く、がっちりとして大きく、身長は女性でも190cm以上あり、男性でも210cm以上あると思われる。これは単なる私の印象であるが。

   彼らの髪はプラチナブロンドのように真っ白である。 青い瞳の人もいるが、私の良く知っている仲間たちのほとんどは、瞳の色がヘマタイトという鉱物にそっくりなブルーグレーである。そしてほとんど白目が見えない。彼らは言うまでもなく非常に知性的な人たちで、繊細な感覚を持っている。そのために彼らは特に、地球人を傷つけるかもしれないことに感じやすくなっているところがある。彼らは、新しい地球ロゴスとして降りてきた彼らの教師たちから、地球という惑星や彼女の意識について、また地球の自然界などについてきっちり教育を受けている。

   次にプレアデス人であるが、彼らは主にオーストラリアの先住民族や南米の住民たちと今でも深い交流を続けている。彼らプレアデス人は、シリウス人よりもさらに私たちに良く似たヒューマノイド型の肉体を持っている。体の大きさも人間たちとほとんど変わらず、独特の茶色っぽい黒い瞳や、緑がかった青や澄んだ青、澄んだ緑の瞳のタイプがいると言われている。彼らは一つの星だけでなく宇宙のかなり広いエリアに住んでいるので、その環境に合わせて変化していった部分があるようだ。プレアデス人も聡明であり、愛嬌があってとてもフレンドリーな感じの人が多いそうである。

   ランギ星人は翼を持った翼族の仲間で、非常に美しい肉体を持ち、彼らはしばしばいわゆる天使と間違えられている。その翼は人間の想像によって描かれた翼とは異なるかもしれないが、大きな羽とヒユーマノイド型の大きな肉体を持っている。彼らは主にポリネシアミクロネシアの文明にその痕跡を残しており、占星学の獄空間認識能力に非常に優れた存在である。ポリネシアミクロネシアにあるピラミッドなどの建造物の技術は彼らがもたらしたものである。

   また同じヒューマノイド型であるクラリオン星人や金星人、それに少し形態は異なるがオリオン星人や火星人など、上げていけばきりがないほど多くの宇宙人であるE.Tたちが、今地球のために協力するためにやってきている。彼らの伝えたいことが何であるかををまとめて、あなた方にお伝えできるようにしたいと考えている。

希望するならあなたには霊的ガイドが送られる

   地球はこれから、宇宙に向かって大きく門戸を開放していきながら、あり得ないほどに刺激的な出来事が始まろうとしている。このような劇的な変化をこの先多く経験してゆくことになる私たちは、この大きな混乱の只中でも自分をしっかり支え、かつ自分自身の意識を進化させていかなければならない。そのためには自分に備わっている「内なる神」の意識に気づくことが必要で、エゴ意識や人格の部分が統合されなければならない。

   私たちが「内なる神」の力を発揮するためには、ZERO(ゼロ) POINT(ポイント)という霊的な概念についてさらに深く理解し、活用する必要がある。なぜならすでに述べたように、このポイントがすべての始まりであり、私たちの根源的意識の在るべきポイントであるからだ。このZERO(ゼロ) POINT(ポイント)とは、すべての創造の根源である状態のことである。それは潜在的にあらゆる可能性をを持つ物理的には何もない暗闇の広がりであるが、それは当然物質でも場所でもない。それを「空(くう)」と表現することができるが、この「空」を擬人化して考えてみよう。

   「空(くう)」は無限の可能性と創造の力を持っている。 しかし「空」は未だ、物理的には何も存在しない広大な闇の広がりであり、何の動きもないが、しかしそこには爆発的な何かを潜在させている。「空」は自分自身について思う、「?」と。「空(くう)」は、内在している可能性について知りたくなったのだ。「わたしが持っている可能性とは何だろうか?」と。「空」が自分の内側に潜むその可能性を知ろうとしたことで初めて創造したのが、「ZERO POINT」であった。

   私たちの創造行為もすべてはここから始まっており、今もその瞬間もやり方はまったく同じである。ゆえに私たちがこの「ZERO POINT」に意識を重ね合わせる時、私たちの意識は完全にバランスを取り戻すので、すべては思いのままに創造することができる。このポイントを完全にマスターするためにはかなりの訓練が必要であるかもしれないが、しかしそうであっても、少なくとも自分自身の霊性につながることで、自分自身があり得ない可能性を秘めた「空」の一部分であることを知り、どんな時にも偉大なる自己という意識を取り戻すことができる。

   つまり時間というものや、量子という小さな光の不思議な世界の法則を知ったあなたは、昨日までのあなたとはすでに異なった可能性を秘めていると言えるのだ。そしてあなたが、この新しい可能性について「もっと知りたい」という欲求を持つとき、新しい可能性が開けてくる。あなた方は常に、いついかなる時でも神の意識とともにあり、その意識とは新しい可能性を創造する意識のことである。つまり、「ZERO POINT」に意識を合わせることは、自分自身のもっとも高い意識と、人格がもたらす低い次元の意識を統合させることなのである。また地球に作られた新たなグリッドに意識がつながり、本格的な魂の浄化が始まってさまざまな記憶を取り戻していく間は、意識が多次元的な状態になるので混乱するかもしれない。そのような中にあって明確な気づきや解決を得るためには、このポイントに意識を同調させておくことが非常に重要である。

   ではどのようにして、このポイントに自分の意識を同調させればいいのだろうか。 それにはまず、「社会意識」という「檻」から自分を解放することである。通常は自分の考え方や感じ方を深く検証したり観察したりする機会はないので、この機会にぜひ、自分が何を基準に物事を考え、感じ、反応し、判断しているかにについて、自分の思考体系をぜひ観察してみてほしい。

   たとえば、「これが普通」「これが常識」、あるいは「これは非常にいいこと」という基準を自分が持っていることに気づいたら、それらの考え方はどこから来たものか、また本当に自分はそのように思っているのかどうかについて考えてみるとよい。なぜならほとんどの場合、人はこれらの概念によって自分を判断し位置づけ、絶えず自分を評価しているからである。そしてほとんど習慣化したこれらの概念は「常識的な」人格をあなたの中に作り出し、その通りに生きられない自分に欲求不満を起こし、自分を嫌悪し批判し、抑圧し、劣等感を抱くのである。これではあなたの本質である意識と同調することはできない。

   あなたがまだ気づいていないかもしれない、歪んだ社会的概念に気づくための方法の一つは、これまでの私たちの「所有」や「支配」という概念から離れ、もしあなたが地球の豊かさを公平に分かち合う健全な社会で生活しているとしたら、あなたは何を求めて何をしているかを想像してみてほしい。そうなったときの自分に焦点を合わせシミュレーションすることで、今の自分の考え方に欠けているのが公平さであったり、多くの批判と裁きをしている自分に気づくだろう。このような作業は、あなたがこれまでの過去の繰り返しに戻ることを押しとどめてくれるものである。

   自分を静かに観察し続けるためには、少々の忍耐力と思いやりが必要である。 なぜならそのような作業はなかなか理想通りにはいかず、多くの場合あなたが望む理想の自分とそうでない自分に気づくとき、自分を責め、卑下し、落ち込み、悲しみ、不快感でいっぱいになってしまう。そのような感情や感覚はあなたのエネルギーを著しく消耗させ、意欲を阻害してしまう。重要なことは、普段からしょっちゅうそのような気分を感じていると、すでに述べたように、あなたの脳の細胞膜に、そのような感情に対応するホルモンのペプチドを取り込むレセプターが増加することである。そうなると、そのような感情から脱するのがより困難になる。

   自分を観察するときには、自分を強く批判したり、糾弾したりしないように、自分に対する思いやりを忘れないようにすることが大きなポイントである。その時々に感じた感情だけでなく、ただ事実を見出そうとすることが大切である。そして自分がどんな出来事や状況に反応し、人のどのような態度や言葉にどのように感じて反応するか、そのとき何を考え、自分がどう行動するかを観察する。またあなたにとって、もっとも大切で優先すべきだと考える物事は何か、あなたが大切だと考える信条や信念は何か、どんなときに自分を評価し、どのようなときに大きく感情が揺れ動くのかなどについて、静かな気持ちで自分を観察し続ける。

   まず、やってみようと試みることが重要である。 なぜならこのような試みによって感情の起伏や激しさが少なくなり、多くの混乱やトラブルが回避できるからである。あなたはいつもの考え方の習慣によって無意識に思考しており、決断し、行動し、発言している自分を意識的に捉えることで、いつもの混乱した感情と感覚の渦の中から自分を助け出すのである。このような意識の状態が習慣化すると、あなたの意識はより明晰で活動可能な状態になる。こうなると、かなり「ZERO POINT」の意識状態に入りやすくなる。また以前のようにすぐ感情的なったり目的を見失うことがなく、しかも閃(ひらめ)きや直感が冴えてくるので、目的を達成することや問題を解決に導くことが容易になるだろう。

   ハーバード大学の心理学教授であるエレン・ランガー博士は、「配慮する力が新しいことを知覚させる」と言っている。彼女の言う「配慮」とは、一瞬一瞬をボーッと無意識的に過ごすことをやめ、「すべての物事」を認識しようと努めることだと言う。彼女の提案は、毎日何気なく過ごしている家の中であってもすべてをきちんと意識することだと言う。それは外側に向けられた意識であるが、私はその意識の「配慮」を、自分自身の思考や感情などの心の状態に向けることを提案したい。しかし結果的にどちらにしても無意識の時間が少なくなるので、気がつくと人生は大きくポジティブな方向へと進路を変換することになるだろう。そしてあなたはいつでもより広くて高い明晰な意識と、今自分が焦点を合わせている2つの意識のポイントを掴めるように、自分で訓練をしていくことをお勧めしたい。

   この2つのポイントが明確になると、面白いことが起きるようになる。 それはあなたのより高い意識が、いつしかあなた専用の特別ガイドや教師としてあなたの役割を果たし、何でもしてくれるようになるのだ。私は、常にこのポイントに合わせてやって来る教師たちから多くの教えや訓練を受けている。その中には不思議な経験をすることも多くあり、この2つのポイントをつかむ訓練さえすれば、私だけでなく誰にでもできることである。このように「ZERO POINT」意識に自分の意識の焦点を合わせるだけで、本来の霊性が持つあり得ないような力を発揮させることができる。あなたの人格がより明晰さを持つことは大切なことであるがそれには限界があり、それよりもあなたの霊性と人格を統合させることで、霊的な力を発揮できる状態に常に備えておくことのほうが、これからの次元上昇のためには必要なことである。

   これから先、あなた方が進化することを希望するならば、一人ひとりにそれを導く教師やガイドがつけられて導きを受けられるようにと、宇宙連合中央評議会が決定している。このチャンスを無駄にしないように再三お伝えすることは、このような教師の導きを受け取るためには、できるだけ社会的な固定概念を手放し、自分自身に起きている出来事を疑わずに素直に受け入れてほしい。そしてあなたが受け取る感覚を、怖れず、気持ちよく分かち合うことにチャレンジしてほしい。

   すべての人一人ひとりに必ずガイドがつき、そのまたガイドを導く教師がつく。 すべての人間は、まだ本人さえ気づいていない偉大なる霊である意識の住まいであり、それはあなたが「ZERO POINT」意識の状態に入り、その自分の内なる偉大な霊性に気づくのをじっと待っているのだ。あなたが自分の霊性に気づいて人格に対する執着を手放しさえすれば、あなたを導く教師たちはこのポイントに意識を同調させて、自己統合が起きるのを促してくれるだろう。

   2012年の現在、今地球には高いエネルギーがたくさん流れ込んでおり、大きな変換期を迎えている。私たちは今たくさんのインスピレーションを受け、多くの気づきが起き、多くのアイディアに基づいて行動を起こしている。そして地球という豊かで力強い母なる大地と新たな関係を築く時が来ている。刻々と変化を続ける地球を常に意識しながら、地球とのつながりを強く求めてほしい。今年はあなたの低次のチャクラにも重要な変化が起きるだろう。これらのチャクラを大切にして、この世界の物理的次元に起きる現象を観察してほしい。あなたが見るものは刻々と変化し、浄化され、新しく生まれ変わってゆくだろう。

   あなたの「新しい意識」が作り出す「新しい次元」である現実に移行するにあたり、あなたは自分自身に辛抱強くあるべきであり、古い自分に囚われてはいけない。時に不安になるにしても、あなたは決して一人ではない。あなたの周りにはたくさんの仲間がおり、たくさんのガイドや教師が力強くあなたをサポートしている。あなたが自分自身の偉大さと大きな可能性に気づくまで、彼らは決してあなたのそばを離れることはないだろう。

   宇宙は人類の進化を切望している。 やがてやってくる素晴らしい光の束が私たちの脳を完全に活性化させると、それは私たちの肉体に変容をもたらし、圧倒的な光が私たちのフィールドを満たして活性化する。そしてこの新しい体と目覚めた新しい意識とともに、私たちは新しい次元の扉を開き、母なる地球という星の「新しい夜明け」を体験するのである。