大ピラミッドは石造の聖書であります。それは神の選民(せんみん)達の業績と流浪とを描いている不壊(ふえ)の記録であります。これは只ユダヤ人達が自称するように、ユダヤ民族という特定の民(たみ)をいうのではなく、キリスト(実相・神我)の光を受けるすべての民を意味する。それは又、人々にキリスト(神我)以下の者であってもよい、それ以下の行いをしてもよいという譲歩を決してしない。それは人類やその一人一人の成員がこの真の光よりさ迷い離れ、それを忘れ晦(くら)ますことのないように、又、彼らの中からこそキリスト(神我)を完全に現(あら)わす決意をなし、赫々(かくかく)〔光り輝き〕と燃える炬火(きょか)〔たいまつ〕を高くかかげて、内在のキリスト(神我)にふさわしく世を導くものが出るという事実の証人として、聳(そび)え立っているのである。