「獅子とは、眠らないものの象徴であることは知っているだろう。常に目覚めた意識でいる者のことを、われわれは獅子と呼んでいるのだ。

意識というものが主であり、肉体は意識に従うもの(霊主体従)であると知りなさい。現在の地球人類は、意識が眠ったまま、肉体が主(体主霊従)になって生きている。本当は自分が誰なのか、なぜ、地球に来たのかさえ、思い出せないありさまだ。なんと嘆かわしいことか。

自分が誰なのか思い出すためには、夢のなかにおいても、客観的に自分を観察し、360度の球体の視点を持って、多角的に物事をとらえてゆくことだ。それが夢を見る者と見られる者を統合し、目覚めた意識を継続させる秘訣でもあるのだよ。

さらに、夢見の状態において、意識を明晰に保つことによって、3次元の現実世界でも意識を明晰にすることができるだろう。夢の領域を探索することは、3次元を明晰に生きることにもつながっているのだ。夢の世界は『まぼろし』などと思って排除しているうちは、自分の意識の半分しか見ていない状態であり、3次元の世界で目覚めた意識に到達することなど、しょせん不可能というものだ。

つまり、夢とは、進化への鍵を握っていると言っても過言ではない。夢の世界において、今まで存在しなかった発想や新しいビジョンを体験し、その後、3次元に現象化される。夢の世界と現実の世界が両輪になって、人類は進化してゆくのだ」