『下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし』

(下にあるすべてのものは、上にあるものに似ており、上にあるすべてのものは、下にあるものに似ている)

宇宙の法則を表した「究極的原理」とも呼べるもので、私たちはこの教えを元に、あらゆる意識というものが持つ性質について、より明確な理解を深めたいのです。それはあなた方の科学では最微小の物質とされる素粒子や細胞、生命体、地球、宇宙、さらにより高度な領域と、それを超えて無限に広がる空間、さらにはその空間さえ超越した世界、海のようにあらゆる存在が漂う空間、唯一の存在の世界。

マクロコスモスとミクロコスモス(大宇宙と小宇宙)の相似ないし照応(フラクタル構造・一即多(いっしょくた)多(た)即一(すなわちいち))について述べたものである。

ヘルメスの秘密の言葉Verba Secretorum Hermetis.

 次のことは真実であり、偽りは含まれていない。すなわち、下にあるすべてのものは、上にあるものに似ており、上にあるすべてのものは、下にあるものに似ている。それは、ひとつの偉大な仕事をなし遂げるためである。すべてのものは、〈唯一であるある物〉から生じるが、それは、〈唯一であるある物〉を〈自身の精神〉の中に作った〈唯一なる者〉の意志と言葉による。それと同様に、あらゆる物が存在するのは、この〈統一性〉のおかげであるが、このことは〈自然界〉の秩序による。そして、その〈精神〉に自身を適合させることによって、あらゆる物は進歩することができる。

 その父は太陽である。その母は月である。風はそれを子宮の中に入れて運び、がそれを育む。このは、この世界の完璧な物すべての父である。それが再び土に変わるとき、その力は最も完璧である。土から火を分離し、粗雑なものから微細なものを分離しなさい。しかしこのことは、注意深く、優れた判断と優れた技巧をもって行ないなさい。

 それは、大地から天上へと上昇し、ふたたび下降し、大地に新たに生まれる。そのようになされるのは、〈上〉と〈下〉の力によってである。それゆえに、全世界の栄光はあなたのものになり、あらゆる暗黒はあなたから逃げ去るであろう。

これは、あらゆる能力の中でも最も強力な能力である。あらゆる力の中の力である。というのもそれは、形のないあらゆる物に打ち勝ち、形のあるあらゆる物を突き通すことができるからである。このようにして、世界は創造され、珍しいさまざまな組み合わせと、多くの種類の驚異(きょうい)がもたらされた。

 それゆえに、私は「ヘルメス・トリスメギストス」と呼ばれる。世界中の3種の英知に習熟した者である。「太陽の作業」とも呼ばれる錬金術という最高の技術に関して、私が述べなければならないことは以上で全てである。

エメラルッド・タブレット前文

最高の知識は言葉では言い表せない。というのは、それはあらゆる物質的なコトバや象徴を超越した、諸世界の実体として存在するからである。

 すべての象徴(シンボル)は、真理へと導く扉の鍵に過ぎないのである。

その鍵となるシンボルがあまりにも偉大なので、それをさらに越えたものは見ることができないのだ。だから、多くの場合、真理の扉は開かれないのである。

 もしわれわれが、あらゆるシンボルは偉大な法則と真理の延長に過ぎないと知ることが出来ると、ベールを越えた向こうを見通すことのできる洞察力を発達させることができるだろう。

あらゆる宇宙法則の中で最大のものの一つは、物質的存在としての人間の形成には、その人の責任があるという法則である。(佛:カルマの法則)

光、生命、愛に対する偉大な探求は、物質界で始まり、その究極目的まで続けられる。

その最終目標は、宇宙意識との完全一体性(佛:我は大日如来なり)である。

物質界での基礎が第一歩であり、それから霊的発達のより高級な目標がやってくる。

タブレット

我、アトランティス人トートは、諸神秘の精通者、諸記録の管理者、力ある王、魔術師にして代々生き続けるものなるが、いまやアメンティーのホールに去り行かんとするにあたり、後世の人の手引きとするためにアトランティス智慧を記録に書き止めんとす。

注:アメンティーのホール(聖なる場所:中有)への退去とは、われわれが死と呼んでいるものとは違う。彼の肉体がエーテル体の中で休んでいる時、彼の意識は多くの肉体に入り、多くの人生を生きたのである。エジプトではトートは智慧、学問、魔法の神で神々の書記役とされ、朱鷺(トキ)または狒々(ヒヒ)の顔として描かれている。トートの偉大な魂は、衆生済度(佛:菩薩行)のために、形を変え姿を変え、化身(佛:輪廻転生)しているのである。それは社会的指導者としてだけでなく、一生を無名で終わるということも少なくないのである。

我、遠きいにしえウンダル島の大都市ケオルにてこの化身を受けたり。

アトランティスの偉大なる方々は、永遠に流れる命の川の有るアメンティーのホールにて、自己の生命を永劫より永劫にと、新生せしめるなり。

注:かってあった大陸、アトランティスについてはプラトンが語っている。彼の多くの智慧アトランティスの古代からの叡智による。アトランティスは13人のアデプト(大聖者)からなり、アメンティのホールにはフラワー・オブ・ライフ(生命の花)があり、ここで身を横たえてその肉体を若返らせたのである。アデプトとは第一イルミネーション(魂の光輝)を得たものに与えられる名称である。(佛:チベットでは、集会図=曼荼羅に描かれる世界観である。多くの霊的存在が語られる。)アトランティスの指導者は肉体のままシャンバラへ行けるのである。

私たちが神と呼び、そして共鳴する「絶対的創造主」という存在について、あなた方が持っている認識とは、創造主とは意識を持った存在であり、あらゆる存在の元祖(がんそ)であると同時に、思考を宇宙において実体に変化させ、なおかつ「それ自身」は時間の概念を持たず、始まりもなければ終わりもないΑ(アルファ)でありΩ(オメガ)・ウロボロスメビウス帯)永遠の存在、と認識しているはずです。ですからこのような完全無欠の存在にとって出発点はなく、常に偏在する、あらゆる存在にとって絶対的な位置づけにある「存在」でもあります。つまり宇宙と統一宇宙の意識そのもの。

「死と再生」「不老不死」。ヘビがみずからの尾を食べることで、始まりも終わりも無い完全なもの。阿吽(あうん)

世界創造が全であり一である、完全性、世界の霊。相反するもの(陰陽など)の統一。人間精神(プシケ)の元型を象徴。

循環性(悪循環・永劫回帰)、永続性(永遠・円運動・死と再生・破壊と創造)、始原性(宇宙の根源)、無限性(不老不死)、完全性(全知全能)

母親が味わう産みの苦しみと同じく、現在自分が抱えている問題も、新たな現実を生み出すためである

生物の細胞と同じように、すべての「微生物のサンプル」と観察者の間には相互に影響し合うという現象が働き、その結果「微生物」は変異します。つまりそこにはエネルギー交換が行なわれるのです。ある現象をどこで観察したとしても、それを観察した人から発生した意識の波長は常にその現象に相互作用として働き、その進化に影響を及ぼすのです。