神なるあなたの意識は時空を超越し、宇宙全域に遍在しているので、「何時でも今、何処でも此処」なのです。何処に行く必要もないのです。「神(意識)は、握れば一点、開けば無限」といわれるのはこの為です。「肉体が自分だ」と思うと、次元上昇(アセンション)と聞いただけで、どこかに移動しなければならないという衝動に駆られます。宇宙を包み込んでいる意識(神)が人間の本質であれば、何処に行く必要もありません。肉体は、今、ここに居ながら、意識を高次元に向ければいいだけです。今いる場所にシッカリ居る方法として、臍下(せいか)丹田(たんでん)に意識(氣)を降ろして腹式呼吸を心がけることです。あるいは、地球の中心と銀河の中心の間を流れているエネルギ-の柱が自分の体を上下に貫いている状態をイメ-ジします。特に、エネルギ-の柱によって、自己と地球の中心がシッカリ結びついているイメ-ジです。体に一本筋金が通った感じになり、心身が安定し、リラックスできます。リラックスした状態とは、心身ともに無駄な力が抜け、「脱力」した状態です。スポ-ツ選手や武道家が目指す、体を一番効率よく動かすことができる状態です。体のエネルギ-フィ-ルドの中心(丹田)に重心を感じている状態です。世間で言うところの「腹が据わった」状態です。臍下丹田で重心を感じることが出来る姿勢を保って、体を動かす習慣を身に付けると、自然と腹式呼吸になり、背骨や骨盤の歪みが矯正され姿勢が良くなり、氣(生命エネルギ-)の流れが良くなります。気の流れが良くなると、眠っている脳細胞が刺激され覚醒します。そういうわけで、宮本武蔵などの武道家は悟りを成就しやすいのです。